あい、百鬼夜行です。
二次創作でも小説書いてます。
メモ板でちまちま書き溜めてたオリキャラの小説書いていきます！
不定期更新！
*ルール*
*荒らし、なりすまし、無意味なレス連投などはやめてください。
*アドバイスとかしてもらうと嬉しいです
*キャラなり等はお控えください。
*私以外の方が小説を書いても良いです。
ですが、私の小説の続きを勝手に書いたりしないで下さい
>>2
創作関連URL
>>2までレス禁
>>8
確かにそうですね。すみません
○●○●○●○●○●○●○●○●○
●ひゃっきーちゃん！ ●
○ここで小説書いてるって聞いたよ○
●面白い小説だね！二次創作板にも●
○書いてるね！今度見てみるよ！ ○●○●○●○●○●○●○●○●○●
>>10
ありがとう！続き書くね！
魔法少女育成ランド！
第2話 ｰ此処は何処！？ｰ
「ん〜…？」
いつの間にか眠っていたリアは眠気眼を擦りながら辺りを見回す。
「ここ、何処…？」
辺りには綺麗な草原が生い茂り、花も咲き、蝶が飛んでいる幻想的な場所だった。
奥を見ると小さな村らしき物もある。
「まさか此処って…」
ゲームの世界！？と考える。
この風景はリアが画面越しに見た、魔法少女育成ランドの風景だ。
自分の服を見ると、ハートの飾りが付いたリボンで飾られたティアードスカートのワンピースといい、白い髪といい、始める前に作ったアバターの容姿と一致している。
ぐるぐると思考を回していると、後ろから可愛い声が降りかかる。
「貴女がリルのパートナー？♪」
振り向くと、金髪をユリの花でサイドテールに纏めた体長30cmほどの少女が羽をパタパタと小刻みに動かせながら浮いていた。
「き、君は…？」
「あたしはリル。ナビゲーターの妖精だよ♪」
リルと名乗った少女はにっこりと笑う。
ふよふよとリアに近づくと、手を差しのべる。
「貴女、リルのパートナーになって！」
>>12
可愛い！リルちゃん！幻想って何か凄いね！魔法使いさん大好きかも！アニメ化して欲しいくらい好きになったよ！＼(^o^)／
>>13
本当！？ありがとう〜
僕もリルちゃんお気に入りだよ〜
魔法少女育成ランド！
第3話 ｰ魔法少女リアｰ
「ぱ、パートナー！？」
「そう、リルのパートナー♪
契約してくれたら一人前の魔法少女にしてあげる♪」
リルはふよふよと飛び回りながら歌うように話す。
「一人前の魔法少女…？」
「もぅ、さっきからアンタ、はてな浮かべてばっかり！」
ぷくっと頬を膨らませて怒る姿はかわいらしい。
リルは気を取り直すと
で、と話を続ける。
「契約する？しない？」
リアは頭を捻る。
契約すれば一人前の魔法少女になれる。
一人前の魔法少女になれば帰れる確率もアップするという事だ。
契約しなければ、魔法がろくに使えず帰れる確率も下がる。
リアは散々悩んだ末、
リルと契約することにした。
契約手続きが終わるとリルはスゥッと息を吸い、
「ほら、リルにだってパートナー出来たよ！ざまーみろお姉さまー！」
とかなり離れた村まで届きそうな声で叫んだ。
「さぁリア！魔法の訓練をするよ！」
突然振り返ったかと思うとリアを指差し、そう叫ぶ。
「は、はいっ！」
そして、長時間の訓練の末、リアは沢山の魔法を習得した。
「凄い凄い！
これでお姉さまを越えることが出来るよリアー！」
ぴょんぴょんと目を輝かせながら跳び跳ねるリルは正に子供のようだった。
そんな時、力強い声が聞こえた。
「妾の木に近づく無礼者は誰じゃ！」
>>14
可愛いね！キャラクター！リアちゃんって子も居るんだね！面白くて最高だよ！これからも頑張って(^○^)
魔法少女育成ランド！ 第4話
「妾の木に近づく無礼者は誰じゃ！」
声のする方へ振り返ると、姫カットのキリッとした美少女が仁王立ちしていた。
リアもリルもキョトンとするばかりだ。
「あ、あの」
「そこを退かぬか！妾の特等席じゃ！」
ビシィィ、と指差す威圧的な態度に
思わずその場を退いてしまう。
リルは悔しそうに少女を見ていた。
一方の少女は満足気に高笑いしている。
「ちょっとあんた！
そこ、リルたちが修行してたんだけど！？」
リルはついに抑えきれなくなったのか、少女に突っかかっていく。
それを止めるかのようにメイド服の妖精がフワリと降り立った。
「！お、お姉さま…？」
「こらリル、だめよ？
リファナに手を出したら。」
にっこりと優しげな笑顔。
けど、どこかに恐ろしさを秘めていた。
リアはますます混乱する。
リファナ？
お姉さま？
どういうこと？
と、脳内はパニック状態だ。
「ねぇリル！これ、どういうこと？」
「……行こうリア。」
さっきまでの威勢は何処へやら、リルは静かな声で言いながら羽を翻す。
「ねぇリル！待って！」
カツカツ、とヒールが地面を叩く。
魔法少女の姿はやっぱり走りづらい。
「今の妖精は誰？お姉さまって一体何？
ねぇリル！」
リルは暗い顔を上げない。
黒い靴を見つめてごにょごにょするばかりだ。
「…お姉さまは、あのツインハーフの妖精。
リサっていうの。
リルより先に魔法少女を育てて、
強力な魔法少女を産み出した
天才妖精。
リユお姉さまもその仲間なの。
…でも、リルだけできなかった。
パートナーも見つからないまま、
ずっとお姉さまの背中を見るしかなかったの。」
ぎゅ、と裾を掴んで話しだすリル。
ポツンポツンと話す声をリアは聞き逃さなかった。
魔法少女育成ランド！ 第5話
side？？
わたしは、独りぼっちだった。
本当に独りではないけれど。
周りの魔法少女や妖精たちはツクリモノ。
感情なんて、存在しないの。
わたしはマスター…もとい、このゲームを作った人に聞いた。
どうしてわたしにだけ感情というものをプログラムしたのか、と。
マスターは自分で答えを見つけろ、と言ったきり、姿が見えなくなった。
答えなんて見つからないままさまよっていると三人の妖精を見つけた。
みんなわたしと同じ、きれいな金髪の女の子。
聞くと彼女たちにはパートナーの魔法少女が居ないようなのだ。
わたしと、おんなじ。
わたしは普通の妖精とは違って大きくて、羽もない。
マスターはわたしを妖精のリーダーにプログラムした。
わたしは、この子たちのお姉ちゃん。
口元が緩む。
そうだ、この子たちを使って、魔法少女を育てよう。
その魔法少女をこのゲームの中でずっと保存するの。
“彼女たち„は感情があるから、きっと楽しい。
笑って、怒って、泣くんだよね。
あぁ、楽しみ。
あの子も仲間に入れよう。
この１つの世界に呼び込むの。
そしたら、みーんな友達。
ツクリモノでハリボテの他の魔法少女なんて要らない。
妖精も要らない。
必要なのは、あの子たちと、これから引き込む女の子たち。
感情を持った『人間』っていう不思議な生き物。
おちこぼれも、成績トップも関係無いの。
此処に来れば何でも叶う。
欲しかった魔法も手に入るの。
ねぇ、リアちゃん。
私は貴女が欲しいよ。
リファナちゃん、引っ込み思案な現実の自分なんか捨ててみてよ。
リアちゃん、わたしは貴女が欲しいよ。
貴女とお話したいの。
お茶もしようよ。
楽しいゲームもいっぱいあるよ。
だから、こっちにおいで。