*プロローグ*
出逢えたら良かった。
でも。
「私たちは出逢ったらいけなかった。すぐに、もとの世に戻れ」
私たちは逢ったらダメだった。
彼は、そう言った。
ご挨拶
リリカです。
掛け持ちけっこうしてます!
切り詰めて(そこは言わない!by七瀬)
はい、頑張ります。
荒らしは厳禁です。と言うより、基本的無視です。
かまちょさんでしたら、他の板に行くことをお勧めします。
ここは、小説を書くところですので。
コメント、感想等は、してくださったら泣いて(!)喜びます、はい。
今回のジャンルは、ファンタジーとタイムスリップ物です。
ニガテな方は、ブラウザバック!
ではスタート!
0,城里夏音からのご挨拶
初めまして。
城里夏音です!
ここで私のプロフを書きます。
好きな食べ物:ショートケーキ
嫌いな教科 :社会(日本史)
誕生日などは、別の所で紹介します。
とりあえず重要な所を切り抜きました!
そして問題なのが・・・。
お悩み:お母さんの実験のパートナーにされる
うちのお母さん、かなり有名な博士らしいそうです。
そのため、各地で実験するときパートナーにされるのだ!
これ以上嫌なこと、ないない!
物語は、またお母さんがヘンなモノを発明したところから始まります!
1,タイムスリップマシーン??
「できたーーーー!」
朝の4時。
うるさく叫ぶのは、私────城里夏音の母、城里茜です。
「お母さんうるさいっ!また、ご近所さんに苦情言われるじゃん!謝るのは、私なんだよ!」
私は、フライパンに卵を流し込みながら、発明室にいるお母さんに言う。
「だって、夏音!スッゴい発明なんだよ!?」
「だってもなにも、ありません!」
はぁぁ、どっちが母親だか・・・。
私は精神的に疲れを感じた。
こんなお母さんを好きになるなんて、お父さんってどんな人だったんだろう。
お母さんは鼻をクンクンと、
「今日、玉子焼!?」
不機嫌な私は答えない。
ただでさえ、自分のことで忙しいのに、お母さんの言うことに耳を貸せないからだ。
どうして私が家事をしてるか?
答えは簡単。
お母さんが家事に向いてないからだ。
「お母さん、洗濯機から洋服取っといて」
お母さんはうなずいて、リビングを出る。
でも私は心配でならない。
だって・・・。
「夏音〜!洗濯機が〜」
お母さんが究極のドジだから。
私は朝ご飯を盛り付けて、お母さんの所に行く。
「もうっ!なんにも触らなくていいの!」
「はぁい」
全然反省してなさそうなお母さんにイライラ!でもある意味感謝してるかも。
こんなしっかり者になれたから。
ご飯を食べていると、お母さんは目をキラキラさせて、
「夏音、タイムスリップマシーンができたの!」
私が率直に思ったのは。
「どんだけお金使ったのよーーーーーー!」
無駄なお金は使わないで!
家計簿は見たくないくらい、ヤバいんだから!
火の車とはこの事よ!
お母さんは臆することなく、言う。
「えっと1000万円程度だよ?」
あぁ、頭が痛い、倒れそう。
頭を抱えながら、
「誰から、そのお金を?」
「父さんと母さんから」
そうだった。
お祖父ちゃんとお祖母ちゃん家は、金持ちだった。
しかもお母さんに甘いという・・・。
なんで孫の私が苦労しなきゃいけないのよ!
「分かった。私、お金貯めて、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんにお金返すから」
「ええっ!?そんな事、しなくて・・・」
「誰かさんのお陰で、私は大変なの!お金返すの、当たり前!」
箱入りお母さんめ!
お父さん・・・私、泣きたくなってきた。
「タイムスリップマシーンはね・・・」
お母さんは勇者だ。
とっても怒ってる私相手に、話しかけるなんて。
仕方ない、聞いてあげよう。
そうじゃないと、しつこい攻撃にあうから。
「まあ、来て見てよ」
お母さんに招かれて、発明室へ。
発明室はいろんなモノが乱雑に置かれていて、超A型の私から見ると、許し難い状況。
そこにバーンと!
大きなカプセル型の乗り物らしきモノがあった。
「このボタンを押すと・・・」
カプセル型の屋根を開けて、お母さんは乗り込む。
そして私を見て、
「夏音も乗って!」
仕方ないけど・・・お母さんの発明品は、どこかぬけてる。
今回は無事だと良いけど・・・。
お母さんは、『幕末』のボタンを押した。
「ギャーーー!」
すんごい風圧。
ギュッと目を閉じると・・・。
2,鈴ちゃん
「夏音!タイムスリップ出来たよ〜」
お母さんの呑気な声にイラァッとして、拳を固める。
「はやく!」
ブチッ!
怒りをこらえて、カプセル型の乗り物から降りる。
そこに広がっていた風景。
丁髷のお侍さん、商人がたくさんいた。
The江戸時代!
「あなたは、だーれ?」
可愛い女の子が私にトコトコ近付いてくる。
「私は・・・「その着物、どこで手に入れたの?」
ああっ!
洋服の事!