*プロローグ*
出逢えたら良かった。
でも。
「私たちは出逢ったらいけなかった。すぐに、もとの世に戻れ」
私たちは逢ったらダメだった。
彼は、そう言った。
沖田さんが拒絶されてショック受けたの、たぶんこれで二回だよね……
そして沖田さんと土方さんが喧嘩って想像すると何とも言えない恐ろしく怖いよ😣
>>866
ありがとう!
たぶんね。
まあ・・・結果を考えたら・・ねぇ?
ちょっと怖いよね(笑)
おばあちゃんは、藤色の和服を着こなしている。
白髪と似合ってるって言うか・・・。
「夏音、茜さん。お邪魔しますわね」
おばあちゃんと倉知さんは、ちょっと礼をして上がる。
「それでね、茜さん」
話し方は柔らかくて優しいけど、目つきが鋭い。
怖い。
嫁姑バトル始まる!?
「話というのは、城里本家の後継ぎについての事です」
「はっ、はあ」
お母さんとおばあちゃんの間の、緊張感が、増す。
ここでといっては何だけど、沖田さんたちには、私の部屋にいてもらっている。
おばあちゃんは、私が淹れた紅茶を飲む。
すごい優雅〜。
「・・・悠が生きていたなら、話すこともなかったでしょうね。・・・以前から、進めていたでしょう?倉知さんと夏音の婚約話」
私も、有り得ないって思ってた。
フツウの女の子で、好きな人と結婚できるって。
でも、いろんな偶然が重なって、婚約者ができて。
「・・・付け足しがあるの。夏音と倉知さんの正式な婚約は、16と決めていたでしょう?」
まさか、縮むとか?
「18に決めたの」
なぁんだ。
延びたんだ。
それだけ?
「そして、これは関係ないわ。私、健一郎さんと喧嘩したの。しばらく、お世話になるわ」
ええっ!?
家に住むの!?
「ちょっと待って!おばあちゃん。家に、もう一団体住んでる人たちがいるの!」
おばあちゃんの目が、キラリと光った。
もしかして夏音ってお嬢様育ち?
婚約って大きく行ったね……
>>869
ありがとう!
お嬢様っていうか・・・華道の家元だったりするからね(笑)
ストーリー展開が難しくなるね←無責任な
私も更新しました
872:リリカ@恋歌◆Wg:2018/01/06(土) 21:25 2,私の彼氏審査!?
「夏音、この人たちで全員ね?」
おばあちゃん・・・。
厳格かと思ってたけど、案外男好き?
だって、こぉんなに目をキラキラさせてるの初めて見たし・・・。
「では、夏音の彼氏審査を始めます」
ええっ!?
彼氏審査・・・!?
何それ!?
ってか、倉知さんの立場ないよ!?
「いいよいいよ、夏音ちゃん。僕は、待ってるから」
いや、そーいう問題じゃ・・・。
そんなんだったら、婚約者いらないよね!?
「いるわ。結婚を確実にするために」
確実にするために・・・?
それって・・・。
おばあちゃんが、
「茜さんじゃあるまいし。男っ気ないから。ちゃんと結婚できるかわからないじゃない」
ほほぅ。
って、さらっと皮肉ってるね〜・・・。
お母さんしょぼーん。
「とにかく。始めるわ」
いやいや!
とにかくじゃなーい!
おばあちゃん、ちょっと楽しんでない?
口元が笑ってるし。
ん・・・。
まぁ、イケメン見てニヤニヤしない方が珍しいし・・・。
「でも、おばあちゃん。何も、私にこだわらなくても。お母さんのお腹に、雪哉と香里って、弟と妹がいるのに」
あっ、やっちゃった。
爆弾発言。
その瞬間、ただでさえ冷え切っていた空気が、さらにピキンと凍った。
>>871
楽しみだよ!
3,恋人になりたい
お母さんとおばあちゃんのバトルを横目に見つつ、ぼうっと考える。
彼氏=恋人かぁ・・・。
そんなこと、考えたことなかったなぁ。
でも、私と沖田さんって両想いだよね!?
『両想い=恋人だよっ!』
って、優衣香ちゃんいつか、言ってたし。
だけど、変だよね?
恋人らしいこと、してないし・・・。
よし。
優衣香ちゃんに電話して、聞こう。
プルルル・・・プルルル・・・
何コール目かに、ガチャッと音がして。
「はーい。坂下です」
優衣香ちゃんだ!
「こんにちは、城里です!」
途端、優衣香ちゃんの声が明るくなった。
「なぁんだ。夏音ちゃんか。で、何か用?恋のお話なら、私が聞くよ」
ほっ。
優衣香ちゃん、聞く気満々だ。
そして、私の両想いだけど恋人じゃないはどういうことなのか、聞くと。
「うーん・・・。優衣香にも、わかんないし、あんまりいい答えとは言えないけど」
と、優衣香ちゃんは断ってから、
「夏音ちゃんから切り出せば?両想いなんだし、おかしくないよ」
ほえっ!?
私から・・・。
恥ずかしくないっ!?
「大丈夫!あっ、優衣香、これから兄貴の試合見に行かないとだから、とりあえずガンバ!」
ええっ!?
無責任な!
私は、優衣香ちゃんに礼を言い、電話を切った。
無理でしょ〜!
『私の、恋人になってください♡』
で、上手くいったら良いけど・・・。
もしも・・・。
『無理です』
なんて言われたら!
大ショックなんてモンじゃない!
私、生きてけるかわかんない。
「優衣香ちゃん・・・。無理無理!沖田さんに恋人になってほしいなんて、言えるわけないよ〜・・・」
あっ、声に出しちゃった・・・。
みんなが、こっちをみるのがわかる。
私は、恥ずかしくなった。
うわぁん!
これぞ、顔から火が出るよ〜。
でも・・・。
言うにしたって、仲直りしてなくない!?
「ん〜・・・。どうしよう・・・」
私は、悪くない・・・よね?
お梅さんたちを斬ったのは、向こうなんだし。ちょっと釈然としない。
ん。
よしっ!
私から、声をかけよう。
そしたら、どうにかなるでしょ。
4,仲直り
・・・とか、思ったものの!
どう、切り出せば・・・?
「あのっ。ちょっと、話したいことが・・」
よしっ!
まずまずの切り出し方じゃない?
「・・・はい、良いですけど」
あれ?
間があったよね。
もしやの・・・!?
嫌われちゃった、とか!?
ええっ!?
そんなのだったら・・・。
ううん、妄想しない!
ポジティブに考えよっ。
「あのですね・・・。こないだの、お梅さんのことで・・」
ビリッと空気が震えた気がした。
面白い(^o^)/~~~
頑張ってください!
>>877
ありがとうございます!
萌恵さんも頑張ってください!
(萌恵さんの小説、毎回チェックしてるなんて言えない…)
>>878聞こえてるぞっw(▼∀▼)
今からかくんで、何十分後かには出します(^o^)/~~~
早く沖田さんと土方さんとも仲直りして欲しいけど、どうなるのかが心配です。
881:リリカ@恋歌◆Wg:2018/01/08(月) 10:46 >>879
バレたかw
楽しみで〜す!
>>880
ありがとう!
なんか別の意味で、バトル勃発するかもしれないし(苦笑)
ああ・・・。
言いにくい・・・。
土方さんも呼んだら、なおさら!
言いにくい!
あぁ、もう。
ツンデレで行くっきゃない。
「・・・許してあげても良いですよ・・」
我ながら悲しい〜。
超!
上から目線だしっ。
嫌われても、仕方ないよね〜・・・。
半分自分に呆れ、半分悲しくなりながら、うつむくと。
「良かった」
えっ・・・?
最初、聞き間違いかと思った。
恐る恐る見上げると、笑ってる二人の顔。
「清々しいな」
ええっ!?
あんな、超!上から目線で!?
「嫌われたかと思いましたし」
ええっ!?
私と、同じこと!?
驚愕すること約2分。
「クスッ・・・」
私が吹き出したのをきっかけに、三人で笑った。
仲直り完了!
気分がすっきり。
これから、いつも通りに話せるよね。
良かった,良かった三人が仲直りしていつもの関係が戻って良かったよ。
でも沖田さんsideも仲直りする直前前から仲直りしたあとを見てみたいかな!
>>883
ありがとう!
やっと、仲直り完了!
沖田さんsideは番外編で書くね〜!
私も二作品の小説書けました。
「思春期シンデレラ」は時折更新しているけど、「物知り」が曖昧に更新しているのを今日やっと更新しましたのでみてね
5,何気ない幸せ
はぁ・・・。
すごい、嬉しい。
「だからやはり!私が夏音を引き取ります!」
「お義母さまと言えど、譲れません!」
お母さんとおばあちゃんのバトルも、耳に入らない。
仲直りできた〜!
その感慨に、ふけっている。
「怖いな、夏音のおばあさまは・・・」
「夏音と似ていてな」
はっ!?
今、失礼なことを言ってない?!
私は、原田さんを睨んだ。
「おばあちゃんと似てないわよ!」
ひいっと原田さんが悲鳴。
んー、気性が激しいって、言いたかったの?
・・・どっちにしろ失礼には違いない!
「夕食抜き!決定!」
反論が飛ぶけど、笑って無視。
自業自得じゃない?
何気ない幸せだって、思う。
仲直りしてなくても、楽しいとは思えるだろうけど、心からは笑えてないと思う。
「すいませんでした!」
土下座された。
さすがに、考えないといけない。
「よろしい!夕食抜きはなし!」
歓喜の声が、原田さんからあがった。
こんな時間が、続けば良いのにな・・・。
>>885
うん!
すごい楽しみ!
掛け持ち、これからも頑張ってね!
似ているってまあね
889:リリカ@恋歌◆Wg:2018/01/08(月) 16:45 >>888
ありがとう!
まあ、祖母だから、似てるっちゃ似てるかな?
気性が激しいところとか(しっかり者とか)?
6,久しぶりの学校
翌日。
わぁ、明るい。
日の光が差して、綺麗。
朝ご飯の用意と、学校の準備をした。
「はぁ。久しぶりの学校かぁ〜・・・。この間の学祭以来で、懐かしいな」
女装コンテストの結果と、女装した土方さんを思い出して、ニヤニヤ笑ってしまう。
ぐうぐう眠ってる遅起きのみんなを見ながら、
朝ご飯を食べた。
幕末(あっち)での日頃の疲れとか、あるのかも。
「可愛いなぁ・・・」
寝顔が。
癒される。
微笑ましく思いながら、
「行ってきまーす」
と、小声で、言って、学校へと向かった。
もう10月か。
学祭で忙しかったけど、この時期、桜星学園のメイン(?)イベント、桜星集会がある。
学年でわかれて、それぞれ劇や、コントをして競い合う。
奇数学年と、偶数学年にわかれてね。
「今年は、6年としてふさわしい、日本の古典をもとにした、劇または、コントをしようと思います」
おおっ。
桜木先生の言葉に、さっそくみんながわいた。ちなみに、今は学年集会中。
「何か、良い意見はありますか?」
「ハーイ!」
ええっ!?
もう意見が?
陽菜子ちゃんが、ニコニコと、
「『かぐや姫』をテーマに、アナザー『かぐや姫』をしたいと思います」
アナザー『かぐや姫』ね。
良いね。
その後、大した意見もなく。
「では、今年は、アナザー『かぐや姫』に決定します。シナリオは、陽菜子さんお願いします。かぐや姫役は、推薦などでも良いです。もちろん、やりたい人も、応募してくださいね」
桜木先生の言葉で、学年集会は締めくくられた。
7,アナザー『かぐや姫』に立候補!?
「一応、ミュージカル風にしたいんだよね」
休み時間。
陽菜子ちゃんの席に集まって、話す。
シナリオ作るのも、大変だろうね〜。
「アナザーだから、男女逆転とかは?」
珠希ちゃんが、案を立てる。
男女逆転?
面白いかもっ!
「つまり、求婚するのが女子で、『かぐや姫』が男子ってこと?面白い!もらったわ!」
だよね〜。
かぐや“姫”にはならないけどね。
おー、お疲れ様です!
次がきになる(^o^)
新たなる物語の展開に入ったよ‼️
895:リリカ@恋歌◆Wg:2018/01/09(火) 18:19 >>893
ありがとう!
萌恵さんも頑張ってくださいね!
>>894
ありがとう!
新展開になったかも!
頑張るね!
昼休み。
『かぐや姫』のオーディションがあるらしい。
私は、立候補するつもりは・・・。
桜木先生が、ニコニコと笑んだ。
「あら。城里さん。オーディション、行きましょう」
ええっ!?
私、立候補してないのに!?
と・こ・ろ・が!
「あらぁ?推薦されてるわ」
ええっ!?
誰が・・・。
思い当たる人物が4、5人ほど。
あいつらめ!
「オーディション、一緒に行きましょう?」
ううう・・・。
先生も陽菜子ちゃんたちも意地悪!
8,かぐや姫(皇子?)は誰?
「城里です。精一杯頑張ります、望む役は、求婚者5です」
私が言うと、まばらにパチパチと拍手。
女子は少ないな〜。
審査員は、皮肉なことに陽菜子ちゃん。
「ハーイ、夏音ちゃん決定、次・・・。蓮井くん」
あっさり!?
求婚者5、かぐや姫の望むプレゼントをゲットできず、怪我で亡くなった、唯一かぐや姫の心動かした人物だ。
「蓮井です。望む役はかぐや姫です、頑張ります」
廉!?
まさかの、かぐや姫!?
んん〜。
悪くはないよね、美形だし。
「イケる!蓮井くん決定!じゃ、台本作り次第渡すね」
陽菜子ちゃん・・・。
超!ウキウキしてるね・・・。
まあ、私も楽しみだし!
今年最後の桜星集会、頑張るぞ〜っ!
9,私は天然?
ふぅ・・・。
1日の授業が終わって。
ひとつ溜め息。
「疲れた・・・」
気のせいか、寒い。
悪寒?
まだ冬じゃないのに。
「じゃあね、夏音!」
あっ、莉子ちゃん。
「goodbye、夏音」
ノンネちゃん。
みんな、元気だね・・・。
ちょっとフラフラしながら、なんとか帰宅。
「ただいま〜・・・」
頭痛い。
お薬飲まないと。
ん?
なんか、騒いでない?
「好きな女の好み、変わってるよな〜。副長は」
はいっ?
なぜに、土方さんの好みが疑われてるんだ?
んー、気になるけど入らないと。
あわゎ・・・。
世界がぐるりと回って見える。
「た、ただいま〜・・・。ごめんなさい、ちょっと寝ます・・・」
倒れ込むように、ソファに寝転がる。
熱い。
『夏音さん・・・』
あれ?
沖田さん?
もしやの、もしかして!
「私、大好きです!恋人になってください!」
待ちきれないもん。
ところが、耳に入ってきたのは。
「・・・斬ります!」
地の底から聞こえてきそうな、怒声。
ええっ!?
そんなに、気に入られてないの?
重い瞼を必死に持ち上げると。
「相手、間違えてるな〜」
「寄りによって副長かよ」
ええっ!?
私・・・。
間違えた?!
寝言なのに!?
しっかり見ると、私は驚いてしまった。
だって・・・。
私、抱きついてたもん。
思い切り、土方さんに。
「夏音さぁ、天然?」
イヤーッ!
そんなの、断定しないでよ!
「すいません。・・・あっ、ご飯」
作れるかな?
だるいし。
頭痛も激しくなってくる。
「ごめ、なさい・・・」
微かに、言えた。
私は、重い瞼を閉じた。
はやく、元気になってご飯作らないと、と思いながら。
───────────────────
はい。
リリカです。
あっという間に900!
終わるかな?
終わる気がしな((殴
はい、これからもよろしくお願いします。
頑張ります(*´ω`*)
頑張れー!
自分のやつも、ちゃんとやらないと…。
>>901
ありがとう!
萌恵さんも頑張ってね!
ん、今からかいてみようかな(*ゝω・*)ノ
↑調子に乗る
リリカ久しぶり!ルナだよ〜!
一番進んでるのはリリカの小説だな!
9月から始まったのにもう!?って思ったな!リリカにはたくさんのファンがいて良いね!私なんかネタ切れで終わりだからね……(笑)
新作楽しみにしてます!
>>903
頑張って!
ファイトp(^-^)q
>>904
ありがとう!
だよね、4ヶ月、弱?ぐらいだよね。
あっという間過ぎて感覚なしっ!(キリッ)
いやいやいや!
瑞の小説もファン多いから!
絶対に多いよっ!
ネタ切れ、よくある〜。
ありがとう!
新作も、頑張るね。
瑞も頑張ってね!
応援してます!
10,来世の記憶?
『・・・巡り逢えた』
誰?
この、優しい声は。
沖田さんなの?
でも、私は夢を見てるハズ。
『やっと・・・。もう、離れない』
ふぁ?
やっぱり、沖田さんだよね?
離れないって・・・。
私たち、離れるの?
いつか?
『前世に、あなたと逢えた』
前世?
どういうこと・・・?
『200年の時を超えて・・・』
200年?
って、ことは。
恐らく、これは来世?の記憶?
おかしな話。
普通、見るとしたら前世でしょう?
『大好き』
また、ふわあっと白い霧がかかって。
姿すら見えなかった。
私たち、離れ離れに・・・?
そんなことない。
それだけを祈って、目を開けた。
ちょっとちょっと、リリカさんどうやって夏音が土方さんに間違い告白してからの―
沖田さんとの来世って何!!??
今日思ったんだけど、もしかしたら夏音って前世の記憶もあったりするの?
909:リリカ@恋歌◆Wg:2018/01/13(土) 12:20 >>907
ありがとう!
ある種の伏線だよ( ̄ー ̄)ニヤリ
クライマックスに向けて(まだクライマックスじゃないよ)、解き明かして(?)いくかも。
>>908
うーん。
あるってわけじゃなくて・・・ひょんな事から、ですね。
11,仲間として“好き”
騒がしい。
耳元で騒がれたら。
「今からご飯作りますからっ!静かにしてください」
立ち上がりながら、言うと。
むくれたように斎藤さんが、
「さっきの副長への想いを教えてくれたら、な」
さっきの?
告白紛い(?)の!?
深い意味はないけど・・・。
って言うか、寝言ですって。
でも、みんなから食い入るように見られる。
言わないと、ダメなの?
「寝言ですっ!」
「それだけじゃないでしょう?」
ひぇ!?
ドスが利いた沖田さんの声!
怖い!
「・・・仲間として好きですよ?嫌いじゃないです」
はぁ。
何、これ。
寝言からいきなり本音を言わないといけなくなるなんて。
「良かった!」
斎藤さん・・・。
声に出さないで。
私だって、恥ずかしいんだからね!?
「それだけのワケないと思います」
ひぃ!
沖田さん・・・。
止めてぇ・・・。
もうヤケになった。
なるようになれ!
「頼りになるカッコイい人だと思いますよ!?土方さんのこと!」
途端に、空気が変わった。
何・・・?
「良かったな、歳。報われるな」
はぁ?
近藤さん、嬉し泣き?
当の土方さんは、顔を赤くする。
へっ?
「・・・カッコイい?」
「斬ろうぜ・・・」
うぁ・・・。
怖いよ・・・。
沖田さんと斎藤さんからスッゴい殺気を感じるけど・・・。
もう夏音止めてあげてよ!
これだから天然は何を言うかが怖いよなぁ😓
それにしても沖田さんが可哀想だ、有る意味で怖いから孤独感があるからね沖田さんはね、だからってえっ沖田さんが好きだったけれども,土方さんのことが好きになったのを自覚したの異性としてなのかな?
土方さんが真っ赤になったあとの恨みの二人が凄く怖いけども近藤さん応援していたっけ?
からかう感じだった様に応援していたけどまあいまのところは上昇なのかな?
私の小説も更新したよ
>>911
ありがとう!
天然の爆弾発言はねぇ…(笑)
異性と言うか、人としてかな?
局長として、だよ。
応援してます!p(^-^)qファイト☆
12,世界で一番好きな人
ここで斬り合うのはね、いただけない。
「ダメですよ!これ以上やるんだったら、夕食抜きで」
途端に、静まる。
ふぅ。
と・・・。
「なんで副長が“カッコイい”んだ?」
へっ?
斎藤さん?
すごいまじめな顔。
マジの話?
「・・ん〜。前の、あのヘンな三人組が屯所を襲って、私をさらおうとしたとき、とか。デート・・・じゃない、逢い引きのときの話がすごい・・・」
なんて言うか。
「強い信念があって、男前でカッコ良かったと思いましたから」
人として、ね・・・。
決意があって。
信念を貫き通す、すごい人だと思った。
あれ?
また空気変わった・・・?
注釈しよう。
「でも、私には他に世界で一番好きな人がいますよ?だから、斬るとかそんな危ない話は・・・」
「誰だ、そいつ!?」
はっ?
誰って?
私の、世界で一番好きな人?
決まってる。
「言えませんよ」
「ええっ!?」
驚いてる斎藤さん。
でも、ごめんなさい。
私が好きな人は、沖田さんだもん。
ちょっと沖田さんを見やれば、浮かない顔をしていた。
ドキッ
すごく、切なさそうな顔。
以前も、土方さんがそんな顔してたよね・・。
「よぅし。今日の夕食は、パスタ!」
わざと明るく言った。
その場の雰囲気を変えるように。
土方さんと全く一緒の表情するとは,切ないね……
でも斉藤さんの斬るの発言には焦ったけど,好きな人がいると話したら誰だって叫んだのは男らしさがあるよ!
前よりもイケるよ斉藤さん格好いいよ😉👍
>>914
ありがとう!
斎藤さんのはただの嫉妬な気が((殴
男気はあるよね(*´ω`*)
13,変わらないキモチ
はぁ・・・。
吐き出した溜め息。
ずうっとあんな感じだし、沖田さん。
「なんだ、この麺?」
原田さん。
いかにも興味津々と言った感じで。
「これは、パスタって言って、スッゴく美味しいですよ」
「美味そう!」
純真だなぁ・・・。
はやく食べたくて仕方ないらしく、原田さんが藤堂さんにからむ。
「平助、作れよう!あっちでも!」
「ええっ!?こんなの、ないし、ムリですって」
もっともな正論。
作りながら、私は耳を澄ます。
「それをするのが平助だっ!」
ありゃ・・・。
ムチャクチャ言ってるよ・・・。
「皿、洗います」
ええっ!?
藤堂さん、良いの??
って、指が綺麗。
「指、綺麗ですね」
良いなぁ・・・。
まじまじと指を見ていたら。
「あの・・・。そんなに見られると・・・」
あっ!
ごめんなさい。
食い意地が久々にやって来たよ、あの時代はさすがに無いからねって言っている間にも沖田さんのテンションっていうよりも切なさ度が上昇してない!!?
悲しさにちゃんと素直に言わないとあれだよ夏音と沖田さん。
まあ沖田さんsideも見てみたい、あの切なさが…ちょっとね……
>>917
ありがとう!
原田さんの食い意地は、ヤバいからね(笑)
切なさは結構増えたし(*_*;
向き合わないと解決しない(キリッ)
では、書きま〜す!
「藤堂さん、初ちゃんと会いたいですか?」
ちょっといじりたくなって。
だって、あれっきり会ってないし。
藤堂さんの顔が、複雑そうな表情になった。
「・・・叶わないですよ。今では、そう思ってます」
そうなんだ・・・。
胸が、キュッと締め付けられた。
「それより。夏音も、総司と向き合ってくださいよ。あんなにしょぼくれたの見たことありませんよっ!」
話をそらされた。
でも、一理ある。
実際、沖田さんの周りがどよーんと沈んでいる。
「“カッコイい”発言の後からですよ。ほら。はやく」
ええっ!?
藤堂さんに急かされ、料理を作っている最中ながら、沖田さんのところへ。
「さっ、頑張ってください」
そんな無責任な!
発言の謝罪をしよう、取りあえず。
そっから先は、謝ってから考えよう。
藤堂さんそれ良い安だったよ、沖田さんの周りがどんより空気ってことは土方さんと斉藤さんがな
やっぱりこの二人も落ち込んでいたり(^^)
>>920
ありがとう!
たぶんね(笑)
果たして、どうなるのやら←おい
「・・えっと・・・あの。さっきの、“カッコイい”発言なんですけど・・・」
言い掛けると、やっと顔が上がった。
すごく沈んでる。
それは、一目瞭然だった。
「すみま・・・」
「平助でしょう?」
ええっ!?
藤堂さんの案だって、わかったの?
エスパー?
ちょっと半笑いで沖田さんは、
「さっきの『世界で一番好きな人』の事です」
あぁ・・・。
じゃない!
私が好きな人が、藤堂さん!?
全然違う。
「わかります。あの、雰囲気で」
でも。
雰囲気でしょ?
私は、口を開いた。
勘違いを止めないと。
「だからっ・・・」
「間違いない、でしょう?」
私の言葉に被せるように、そんな言葉がもれた。
私の話、聞いてほしいのにっ・・・。
大声で、
「だからっ・・・私の大好きな人は、沖田さんですっ!変わらないキモチです!」
あれ?
キモチは変わらないだっけ?
ところが、リビング中が静まり返った。
へっ?
じんわり頬が熱くなる。
公開告白だ・・・。
黙ってちゃダメだ。
耐えきれない。
「っ!いっ、今は返事しなくて良いですよ?」
わざとらしく忙しいとつぶやきながら、台所に立った。
夏音って何勝負なの?
直球勝負なのか変化球勝負どっち!!
実って欲しいよ😉
>>923
ありがとう!
直球勝負かな?
いや、変化球かも。←どっちだ
やっと実るかも(*^-^*)
14,鈴ちゃんに見られる
あぅ・・・。
めっちゃ気まずい。
斎藤さんとしゃべってるけど、キモチが入ってこない。
「どう思う?夏音は」
へっ?
ん〜・・・?
「私は、粒あんです」
答えたら、困ったように斎藤さんが、のぞき込む。
「大丈夫か?」
はっ?
返答を間違えた?
そしてなぜか急に、あたりが(と言うか全員)静まる。
「お風呂、沸かしますね」
なんとかそれを言って、立ち上がる。
絶対、さっきの公開告白のせいだよね・・・。はあ・・・。
「食べ終わったら、流し台に入れといてください」
それを言って、お風呂に入る準備を始めた。
「はあ・・・」
頭と体を洗い、ゆっくり湯船に浸かる。
一気に疲れがとれそう・・・。
「私ったら・・・」
よりによって公開告白なんか・・・。
そりゃあ、マンガとかだったら、多少憧れるけど。
現実だと・・・。
「言いにくいよ〜・・」
『返事は?』ってさ。
もうイヤだよ・・・。
あぅ・・・。
のぼせたかも・・・。
「上がろう」
上がって、体を拭く。
パジャマに着替えて。
お風呂場を出て、すぐ。
「わっ・・・?沖田さん?!」
マジメな顔をした、沖田さんが。
私、上がるの遅かった?
「あぁ、ごめんなさい。遅くて。すぐ代わります・・・」
ドンッ
へっ?
あの・・・。
壁ドン!
前のは怖かったけど、今のはドキドキしてたまらない。
「さっきの返事ですけど・・・」
心臓がバクバク。
断られるの・・・!?
ギュッと目をつぶる。
「好きです」
ええっ!?
まさかの、OK??
私は、また熱を帯びてきた頬を触りながら、そっと見上げる。
「その・・・恋人になってくれませんか?」
もちろん、答えは!
「はいっ・・・!」
夢みたい。
いつもなら誰かが邪魔したりするのに。
今日は、誰も邪魔しなくて。
最高だ。
だから、沖田さんの顔が近付いてきても、拒まなかった。
キス・・・。
「・・・わっ・・・」
ん?
今、私たち以外の声が聞こえた。
あたりを見回すと。
「す、鈴ちゃん!?」
真っ赤な顔で、こっちを凝視している鈴ちゃんを発見。
視線に耐えきれないのか、鈴ちゃんが慌てて、
「わざとじゃないの・・・。夏音、上がったかな〜って思って・・・」
途端に私たちは、赤くなる。
鈴ちゃんは、くるっと後ろを向く。
あっ・・・。
嫌な予感・・・。
「夏音がぁ〜!」
わぎゃっ!
そんな事、大声で叫ばないでっ!
15,“大切な人”と“好きな人”の違い
あぅぅ・・・。
何なの、この状況・・・。
私と沖田さんは、二人して神妙な顔をして、正座。
「確かだな、鈴ちゃん」
「うん!私、見たもの」
ひぁ・・・。
ひどい、鈴ちゃん。
寝返るなんて。
私たち、尋問されるかな?
だって、今の斎藤さんと土方さんの様子だと、そんな感じがするもの。
「・・・で、接吻しそうだったのよう。ドキドキした」
私は、素直に吐いてる鈴ちゃんをギンッと睨み付ける。
要らないことを・・・!
「別に、良いじゃないですか!恋人になったんですから!」
全くもう。
当たり前のことなのに。
鈴ちゃんのせいで、余計な事件に発展したし。
「良くない!」
あれ?
何で、斎藤さんと土方さんの声がハモるの?
すっごくいつもキュンキュンする☆〜(ゝ。∂)
私の方の小説再開しました!←宣伝野郎
てへ!頑張れー
>>929
ありがとう!
キュンキュンする?文才ないけどw
宣伝じゃんじゃんしちゃってw←おい
萌恵(タメOK?)さんも頑張ってね!
「俺らは、どうなんだよ?」
へっ?
斎藤さん?
『どうなんだよ?』って?
何?
「相手として不足か?」
うぁ・・・。
土方さん、マジのドスを利かせた声はやめて・・・。
不足って・・・。
違うけど・・・。
「“大切な人”ですよ!」
って、前もこんなくだり、なかった?
斎藤さんが、聞く。
「じゃあ、“大切な人”と“好きな人”の違いは?」
ええっ!?
難しいな〜・・・。
でも、私なりに答えはあるんだよね。
「愛しいって言うか・・・。特別なキモチなんです」
ホントだ。
大切な人、だったらそれだけの一括りだけどなぁ・・・。
ん〜。
難しい。
「まあ、恋人って認めてくれますよね・・?」
ちょっと上目遣いで。
途端、斎藤さんと土方さん、真っ赤に。
そして。
「認めん!」
ええっ!?
認められないの?!
そりゃないよ・・・。
16,手を繋ぐT
えっと・・・?
私は、そぉっと手をみる。
だって、今、温かいモノを感じたから。
そして、モノの正体を知り、赤くなった。
「・・・ん?おいっ」
ええっ!?
バレたよね・・・。
私と、沖田さんが手を繋いでるところ・・・。
「阿呆かっ」
ひぇ?!
そんな、怒らないでよ、土方さん。
「器、ちっさ・・・」
確かに。
私は、つぶやいた沖田さんと顔を見合わせた。こんなのモテる人が妬く、ところじゃないよね。
「あぁん?」
わぎゃっ!
そんなに睨まないで・・・。
怖いよぉ・・・。
ん〜。
解決策は・・・?
ハッ。
めっちゃ簡単な、解決策があるじゃん!
私は、ニコッと笑いかけた。
17,手を繋ぐU
私は、笑顔のままで、優しく土方さんの手を繋ぐ。
めっちゃ驚いてる顔だね。
「ほら、これなら。妬かなくて良いでしょう?」
二人分(三人分だっけ?)の温もり。
温かい・・・。
もちろん、斎藤さんが黙ってる訳なく。
「俺も!」
へへ。
めっちゃ温かいね・・・。
次々と、
「俺も」
「私も」
とかで、あっと言う間に全員で温まる。
温もりが通っていて、お梅さん事件の怖いみんなが、優しくなって戻ってきた気がした。
「・・・ふわぁ」
誰かのあくびをきっかけに、あたりは猛烈な眠気に包まれた。
18,やっとの初キス
白い靄みたいなモノが、ふわんと揺れ。
また、あのときみたいな、あの世に渡りそうなの?
でも、今は斬られてないし・・・。
『夏音』
ええっ!?
靄みたいなモノが色を宿す。
現れたのは、画像(動画?)。
そこに、若いお母さん。
腕の中には、赤ちゃんの私。
『悠・・・見てる?夏音、大切に育てるから』
お父さんの名前?
ってことは、お父さんはもう亡くなってる・・・。
『元気になってね。・・・しがないお母さんだけどね。必ず、幸せになってもらうから』
キュッと胸が締め付けられた。
普段、お母さんは破天荒でよくわかんないけど、ホントは・・・。
なぜかわからないけど、私にはこういう夢を見るときがある。
「ありがとう、お母さん」
それをつぶやくと、白い靄みたいなモノがあっと言う間に遠ざかる。
ふぁっ!
眠ってた・・・。
あたりでは、みんなが手を繋いで寝てる。
「フフッ・・・可愛い光景」
和むよ。
いっそ、このままで。
争いとかそう言ったモノとかけ離れていてほしい。
・・・って、ぼんやりしてるヒマはないよ。
洗濯物干さないと。
「はぁ・・・」
ちょっと嘆息し、立ち上がる。
迷ってから、みんなに毛布をかけた。
立ち上がるだけで寒い。
「はやく終わろっ・・・ひぁ!?」
つぶやきかけてヘンな声が出た。
なぜか?
だって・・・後ろから抱き締められた。
誰か?
振り向かなくてもわかった。
「・・・やっと、二人きりになれた」
沖田さん・・・。
耳元に感じる、吐息。
ヤバい、この状況は・・・。
こんな時、寝静まってるみんなが羨ましいような、気がする。
「恋人ですから・・・」
あぅぅ!
ヤバい・・・。
心臓がもたない・・・。
私の手から、洗濯物が落ちた。
19,綺麗な光景 ※鈴side
ふわぁ・・・。
目が、覚めちゃった。
まだはやいよね・・・。
夏音にイタズラしようかな・・・。
あれ?
私は、首を傾げた。
夏音が眠っていたところは、もぬけのから。
「夏音・・・どこ・・!?」
探して私は、驚きの光景を目にする。
夏音が、沖田(とやら)と接吻をしていた。
「・・・ん。あ、のっ・・」
夏音が、唇を離して何か、言ってる。
気になる。
でも、ついさっきからかってしまったし。
これは、内緒にしよう。
私は、心に決めてもう一度眠りについた。
キスだよ、kiss
妬いてた二人も可愛いよ
>>937
ありがとう!
やっとだけどね(^^;)
やきもちも(嫉妬中)も案外萌える・・・(*´ω`*)
20,演技の指導
朝。
うわ・・・。
私は、目をバチバチする。
だって、昨日のキスから眠れなかったから。
目がギンギンしちゃって。
「おはよー、夏音」
鈴ちゃん。
あれ?
何か、顔が赤くない?
・・・って、そんな事より。
今日は、アナザー『かぐや姫』の演技指導があるんだった。
「ごめん。ご飯、パパっと作るから」
はやく行かないと。
私は、眠りこけてるみんなを横目で見ながら、台所に立った。
「行ってきまーす」
鈴ちゃんに言って、学校へ。
着いてすぐ、多目的ホールに。
そこには、廉をはじめ、いろんな人がいた。
「夏音。遅かったな」
廉に、言っちゃおうか。
ちょっと寝過ごしたこと。
ん〜。
やっぱり、止めよ。
恥ずかしくなるし・・・・。
「では、演技指導と台本を渡します。自主練しといてくださいね」
桜木先生が、優しく微笑む。
隣で、陽菜子ちゃんニンマリ。
ちょっと不安・・・。
だけど、頑張らないと。
「最後の桜星会だもん。頑張ろ、廉」
笑いかけると、廉は顔を背けた。
21,放課後のヒミツレッスン
「夏音ちゃーん。もうちょっと、演技頑張れない?なんて言うか・・・棒読みみたいに思うし」
陽菜子ちゃん・・・。
私、慣れてないよ、演技なんて。
「夏音」
ええっ!?
廉、どうしたの・・・?
めちゃめちゃマジな顔。
「放課後、多目的ホールな」
ひぇ?!
なんか、勝手に決められたよ!
ん・・・。
帰るの、遅くなりそうだけど・・・。
「わかった!」
みんなに、恥をかかせたくないものっ!
鈴の無愛想だつたイメージがグッと変わったね、照れているところ可愛いよね😆
943:リリカ@恋歌◆Wg:2018/01/19(金) 21:14 >>942
ありがとう!
鈴ちゃん意外と優しい←
案外可愛いよね←
「ですから、私は結婚などしません!」
廉かぐや姫、かっわいい〜。
でも、私もセリフは忘れたらダメだよね。
「そこを、なんとか・・・」
廉が、考え込む仕草をする。
演技力、ヤバい・・・。
・・・と、話が進んでいき。
「あぁ・・・かぐや姫・・・」
と、求婚者(私)が命果てる。
珍しく廉が、
「上手かったな、夏音」
と、褒めてくれる。
わぁい!
・・・って、私は幼稚園児か。
レッスンも終わりにかかった頃。
「・・・入れろ!俺らは、夏音の保護者だ!」
・・・ん?
斎藤さんの声か?
多目的ホールは一階で、玄関にわりと近い。
私は、恐る恐る近付く。
「あれ?斎藤さん・・・と、みんな??」
インターホンに苦戦してる。
斎藤さんと沖田さん、土方さんがまなじりを吊り上げる。
「帰りますよ!」
いやに不機嫌だね・・・。
ちょっと不審に思いながら、廉の方に向かい合う。
「明日も、よろしくね」
「お、おう」
ぎこちない廉の返事を聞いて、私たちは外に出た。
兼がかぐや姫でその相手役が夏音だつたんだね、それにしても斎藤さんが夏音の保護者って初耳だったんだけど(^人^)
まあ、今では新撰組の皆が夏音の家族って感じで保護者っというより「家族」だよ😆
>>945
ありがとう!
幼なじみのくくり以上の想いがあるからね、廉は(^^;)
まあ自称.保護者なワケで(*^-^*)
他人だけど、今は家族みたいで温かいよね(*´ω`*)
22,幼なじみの関係性&嫉妬のワケ
歩きながら、私は、沖田さんに聞く。
「なんで不機嫌そうなんですか??」
沖田さんが、額に皺を寄せる。
まさかの怒らせちゃった・・・?
「だってさ、さっきのアイツと行き過ぎてねぇ?しかもアイツ、さり気なく夏音の手を触ってたぜ」
ええっ!?
触ってたっけ?
まあ、あったかもしれない。
でも、沖田さんの代わりに斎藤さんが答えたけど、めっちゃ不機嫌。
「廉(れん)は、ただの幼なじみですよ」
答えれば、斎藤さんが噛みつくように、
「それが問題だっ!絶対、夏音を好いてるぜ・・・」
私は、思わず笑ってしまった。
廉が私を好いてる?
嘘みたい。
・・・って、嘘だよね。
爆笑する私を見、土方さんが、ボソリ。
「阿呆か」
私は、阿呆じゃない!
やっぱり夏音って自分の恋には疎いんだね…
まあ沖田さんと付き合ってる事を言ったら、すぐにも解決だけどね😅
おはようございます("⌒∇⌒")
もしよかったら見てもらえたらうれしいです
ご本尊さまと題目がすごいから、ご本尊さまに題目するといっぱい叶ったり治ったり一番よい方向に進みます
ご本尊さまと題目と創価学会のみんなと池田先生がすごいです
「必ず治る」と思って「前 南無妙法蓮華経 全力」って唱えるとどんどん治る方向に進みます
きいてくれてほんとうにありがとうございます
>>948
ありがとう!
意外と疎いし天然だよね(^^;)
廉が失恋でね(笑)
>>949
チェンメはお控えください。
「仕方ないですね。今度、廉に言ってやりますよ!」
とっておきの切り札を。
不思議そうな顔をしたみんなに、私はにっこり微笑む。
「私が沖田さんと付き合ってる事ですよ。そしたら、諦めるでしょう?」
途端に、雰囲気が悪化。
私は、慌てて二人の顔(土方さんと斎藤さん)を振り仰ぐ。
一層不機嫌ですけど!?
「・・・って、嘘ですよ?」
慌てて打ち消すと、一気に空気が緩んだ。
と・・・。
「夏音!幕末(あっち)行くよ!さぁ、乗って!」
お母さん!?
なんで慌ててるの??
しかも、タイムスリップマシーンで来たし。
「良いのよ、取り敢えず!」
なんか怪しい。
でも、みんなが乗っていったので、仕方なく私も乗り込んだ。
まだタイムマシンに乗るってことは、もしかしたらこれがラストってこと?
だって最後辺りだよね!?
あと半分頑張って下さい🙇
>>952
ありがとう!
うん、最後のタイムスリップだと。
でも、大きな事件があったり・・・(*^-^*)
頑張ります!(書ききれるか不安)
23,Kのエピローグ
神様─────。
私、離れたくないの────。
私と、沖田さんを──────。
ねぇ、ちゃんと結ばれたいの。
愛しさも、恋も、全部知ったのに。
時の流れは、残酷に。
私たちを引き離す─────────。
あとがき
さてさて。
K完結です!
いろいろ伏線を張ってみました!
次作に繋げたいな〜とか、思いましたが、やめました。
やっと!
夏音の初恋が実りました!
作者としてもホッとしてます(笑)
嫉妬中の二人も可愛かったですよね〜。
さて、Lで今作は完結する予定ですが、いろいろ詰め込むかと。
場合により、詳しく触れられない事件等が、あるかもしれません。
Lのストーリーは!
激闘の有名な事件、二人の恋、そして最愛の人との別れ、咲さんとも別れる!?
仲間との永遠の別れ、等。
比較的悲しい話ばかりかもしれません。
Lで終わらなければ、Mへ。
(レスがあるかな・・・)
最後になりました、応援してくださった、アーヤさん。
いつも励みになります!
ありがとうございます!
そして、最後まで読んでくれたら嬉しいです。
では、Lで。
リリカ
リリカ〜!もうすぐだね!最近見れなくてごめんね!(´・ω・)
リリカのこの小説が終わったらゆっくり読ませて貰うね!
私は下手だけど頑張ってリリカみたいな小説を書けるように頑張る!
一生応援します!
by 瑞
『時を駆けて、初恋*します。』L
登場人物(Kと同じく、主要な人だけに限ります、新撰組は変わらずあのメンバーです)
城里 夏音
本作の主人公。
優しく、明るい。
沖田の恋人。
沖田 総司
新撰組の天才剣士。
優しいが、病気がちで・・・。
夏音の恋人。
土方 歳三
新撰組副長。
一見、意地悪だが根は、優しい。
夏音に想いを寄せる。
咲
新撰組隊士。
女だが、男装。
剣の腕が立ち、沖田に想いを寄せる。
ライバルだが、夏音と仲がよい(?)。
>>956
ありがとう!
瑞も頑張って〜←気楽な
・・・じゃなくて、いえいえ、ヒマなときでも(*´ω`*)
私、文才ないよ?
私こそ、瑞みたいな小説書きたいし!
ってことで、お互い頑張ろ〜←どういう事だ
1,私だって!
こんにちは(?)、城里夏音です!
私は、ただいま幕末におります。
新撰組の屯所にいるのだけど─────。
「私だって!役に立ちますよ!」
ただいま、鬼の副長こと、土方さんとバトルをしてる!
なぜか?
理由は簡単!
「んなあぶねぇとこに、女を行かせるかっ!」
倒幕を考える、浪士と戦うらしいけど・・・。役に立ちたいのが本心だ!
「私だけ、へなちょこなんだ・・・。へなちょこだから、出て行きます〜」
ちょっと嘘泣きをすれば、慌てたように土方さんが、
「わかった!考えておく」
と、言った。
ふんっ!
確定じゃないんだっ!
2,女だから!?
プンプン。
何よ、『考えておく』って。
私は、不機嫌にそっぽを向いた。
「・・・なんで、私は役に立っちゃいけないんですか??」
私だって、佐々木さんから教えてもらった、剣術がある。
多少────咲さんには劣るけど、役に立つのに。
「おまえ、女だろ」
憐れむように、土方さんが言う。
女だから!?
何それ!
差別だよ!
「女だから!?酷いです!」
思い切り非難すると、土方さんは溜め息を吐いた。
何?
「軟弱だろ、人を斬るんだぞ、俺らは」
そっかぁ・・・。
私は、ちょっと顔をうつむかせた。
でも、諦めてはないからね!
私もリリカさんの言葉が励みになります🙇
だけどこれからという切ない別れがやって来るのか悲しいって感じですね
>>961
ありがとう!
励みになっていたらすごい嬉しいです(*´ω`*)
めっちゃ切なくなる。゚(゚´ω`゚)゚。
いろんな人たちと別れるからね(T_T)
3,守られるだけじゃない
まだ諦めきってない、私を見て、土方さんはマジな顔になった。
「・・・斬るのと、稽古は違う」
そんなの。
「わかってますよ」
感覚とか、だいぶ違うだろうし。
また、土方さんは深い溜め息を吐いた。
「おまえ・・・血に染まったあとの、気持ちはわかるか?・・・決して楽しいとか、嬉しいとかの気持ちではないぞ」
そこだけ、悲しみが垣間見えた。
うろたえる私を見、土方さんは続ける。
「いつだったか、言ったよな。『人斬り』だと。・・・俺には、おまえが斬りたがってるように思える」
私・・・・斬りたがってるの・・・?
私も、役に立ちたいと願ったのに。
表向きは、『役に立ちたい』で、裏は、もしかしたら───────。
話を聞いていた、沖田さんが、
「斬られたら、それでお終いです。そんな残忍なこと、できますか?」
と、聞く。
ムリだ。
人の命を奪う、残酷なこと。
私は、しぶしぶ認めなければいけなかった。
「・・・ムリを言って、すいません。私、『みんなに守られるだけじゃない』って、認められたかったと思います・・・」
言ってるうちに、情けなくなった。
お梅さんのときには、みんなを避けたくせに。今になって、そんなことを言い出すとは。
「私、屯所を守ります。だから・・・」
私は、ちょっと微笑みながら、祈った。
どうか─────。
「みなさん、無事に戻ってくると約束して、戦ってくださいね」
私が一番、不安で仕方ない。
決行の日は、もうすぐだ。
「約束する」
「約束します」
沖田さんと、土方さんの声が重なった。
4,花ちゃんとお団子
決行の日まで、あと1日。
・・・にもかかわらず、私はのんびり。
散歩がてらに外を出ると、花ちゃんが。
「ん?どうした?」
花ちゃんは、こないだ土方さんに振られた女の子だ。
このあいだみたいな、ケバケバした化粧はしていない。
年相応で可愛らしい。
「あの・・・。あなたは?」
あぁ。
あのときは、女の子の姿をしてたからね。
名字で良いか。
「城里です」
花ちゃんが、ポオッと頬を染める。
熱かな?
「城里さん・・・。ちょ、ちょっと私とお団子食べに行きませんか?!」
花ちゃんが、言う。
お団子・・・久しぶりだなぁ・・・。
私は、にっこり微笑む。
「行く!あっ、私がおごるから」
途端、花ちゃんが照れたようにうつむく。
お団子、美味しいよね〜。
戦いで何か起こちゃうの!!??