誰かに突き落とされ水底に沈んだ私の躰を魚が食む
先ずは皮を剥がされる
血は溢れ水は紅に染まり更に魚が集まり私を食む
食まれて穴の空いた躰に魚がぬらりと入り次にはらわたを荒らされる
美味しいかい?私の躰は?
魚に聞いた
魚は答えた
“美味しくはない 只生きる為に喰らうだけ”
私は笑った
肉を無くし骸となったこの躰で
魚は聞いた
“何故笑う?”
私は答えた
“何時かは貴方達は捕らえられ喰われる”
“そして私の肉を食んだ魚が私を突き落としたあの人の元に食物として届いたらあの人は私を二度“_した”事になるのだから…嗚呼可笑しい”