「強請(ねだ)る女」 頂戴よ と 私は貴方に強請る 貴方は桃の液を 口に含んで 私に親嘴をする 流れてくる液体を 残さずに受け飲むの すると躰が熱を帯びるわ 段々火照って来て 目もトロンと蕩ける 躰は既に貴方を縋る 心は更に貴方を求める 貴方は笑んで 私を受け止める 私の意に反して乱る躰と 求めて止まない心を 全て全て 貴方にあげる 其の代わり 淫靡な夢を 貴方に強請るわ…