“深淵唱詩”

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1:アビス◆wc:2017/10/12(木) 06:11

思いついたら取りあえず書く事に決めた(センスは皆無)。

電柱から覗く君は誰だろか?
私はコソリと確かめゆく
けれども何時もシュッパイする

今日も君はシャッテン延びる電柱から私を見ている
そんな所で見てないで早くお入りよ
けれども君は首を横に振る

レーゲン降る日も
シュタルカー・ヴィント吹く日も
君は只私を柱から覗くだけ

何故かと私は君に聞いた
君は口を開いた
“だって僕はゲシュペンストだから”

378:名を捨てし堕天使@羊噛民族◆qA:2018/05/27(日) 22:19

>>377
がんばれがんばれアビスたんっ
(励ましのつもり)

379:アビス◆wc:2018/05/27(日) 22:21

何がさぁ
楽しい訳よ?

ツツジの花を
千切って

蜜をぢうぢう
吸ってんの

そいでポイと
捨てりゃあさ

足でグリグリ
踏んでるんよ

踏みつけられた花に
口がありゃ
絶対痛いって云うだろうぜ

花からはさ
汁が出るんだよ
人間よりかは鮮やかな

赤とか紫とか
あぁ 後 黄色とかもあるな

人間は花程
色は出せねぇよ

出せるとすれば
叫び声くらいだろォな

でも人間も
花なんだよな
ある意味で

380:アビス◆wc:2018/05/27(日) 22:23

>>378
ふふ、頑張るよ。

381:アビス◆wc:2018/05/27(日) 22:32

「麻袋女」

頭から麻袋を
足だけ出して
被ってる女がいる

真ッ赤な真ッ赤ナ
ピンヒィル履いて
立ってるよ

馘辺りにはさ
注射針が輪になって
刺さって

中には群青が
入っているんだ

痛いだろうと
引っこ抜こう

女が怒ったんだ
ヒステリィックに
金切声よ

喧し過ぎる
もんだから

馘輪の注射針を
一本ぶっ刺してやった
女は黙ったよ

其の後
アッハアッハ
笑ったんだ

あんまりにも
笑うもんだからさ

更に
刺してやったのよ

足をばたつかせて
キャアハハハハ
狂笑っている 女

382:名を捨てし堕天使@羊噛民族◆qA:2018/05/27(日) 22:33

>>380
力作、待っとるよー!

383:アビス◆wc:2018/05/28(月) 21:46

金魚鉢を割った
わざと割った

持って床に
叩きつけた

綺麗な硝子片
撒いた水
跳ねる金魚 可哀想

水の中にいなきゃ
苦しいもんね

ピチピチピチ
ぺったらぺったら

あまりにも
苦しそうで
見てられない

だから
水の入ったヤカンに
入れた

金魚を入れた事を
覚えていながら
火をつけた

蓋を外して
中を見る

煮えてる
金魚達

沸騰して
湯の中で
回る金魚達

ぐつぐらぐるぐる
ぐつぐらぐるぐる
ぐつぐらぐるぐる

息が存在してる金魚達
狭い水槽に押し込んだ

息が無い金魚達
板の上に置いといて

ピンセットで
鱗一枚イチマイ
剥がし取る

ぺりぺりぺりぺり
ベリベリベリベリ

体の部分は
要らないけど
墓を作りたくない

哀しんで心が痛む
そんな気持ちが
一片すら無い

猫にあげた
金魚達は
丸飲みに

せめて
噛んで
欲しかった

ぼりぼりと
小骨が砕けて

ぷちぷちと
眼球ひしゃげて

そんな音が
聞きたかったのに
自分じゃ良く判らなくて

金魚に餌を
あげなければ

ほら餌だよ
美味しいかい?

384:昂城◆ho hoge:2018/05/28(月) 21:49

すきです。あなたの世界観が本当に好きです。

385:アビス◆wc:2018/05/28(月) 22:45

>>384
そう云って貰えるのは
嬉しいよ。有り難うね。

386:アビス◆wc:2018/05/29(火) 21:04

「おくるみ」

母から生まれた胎児は
臍の緒を引いたまま
おぎゃあ おぎゃあ

胎児がいくら
泣いてても
母は返事をしてくれない

小っちゃ手で 母の皮を
引っ張った

皮はズルリ剥けて
胎児のおくるみ
あったかいねぇ あったかいねぇ

でも繋がった
まんまだから
寒いねぇ 冷たいねぇ

お母さんの
おなかの中で
またねむるんだ

寒いね お母さん
あったかいね お母さん

387:アビス◆wc:2018/05/29(火) 21:11

鳥籠頭の
車椅子
カラ カラ カラ カラ

手には鉄棘輪
グサリと離れない様
お願いします

食い込む拷問木靴
歩けはしないが
靴と呼ぶ

口には猿轡
切った舌は入れたまま

腕とか足とかに
蝋燭並べて
誕生日のお祝いだ

ポタポタ垂れる
白赤蝋
火が燃えて パチパチパチ

目ん玉抉って
腹の中

黒々穴に
カンディル入れて
踊り喰って

皮は胸を
隠す服

車椅子を押す手
崖に向かう

海に落ちた体
貝の家

388:アビス◆wc:2018/05/30(水) 22:04

「ハウラ」

この扉の先にある
世界を私は知らない

この部屋から
出た事がない

愛しい人が
私の為に
作ってくれた部屋

私がもう
誰にも何にも
傷つけられる事はない

けれども
外から聞こえる
楽しそうな声には惹かれてしまう

鳥がチチチチ鳴いて
私の事を哀れだと云う

私の何処が
哀れなの?

私は満たされている
ここにいるだけで
愛しい人は笑んでくれる

外に出てはならないのは
愛しい人が私を守る為なのだから…

(彼女は哀れでしかないよ
自分が人間でなくて
コッペリアの様な扱いに)

(いまだ気付いて
いないのだから…)

扉には鍵が
掛かっているけど

これも愛しい人が
私が外界に
毒されない様にした事

愛しい人が帰って来た
私は飛びついて
抱きしめる

愛しい人は
私を優しく
抱きしめ返す

膝の上に私を乗せては
絵本を読み聞かせてくれる

私は幸せよ
それでいいじゃない…

389:アビス◆wc:2018/06/01(金) 23:52

初めて見た時
俺はお前を
救わずにはいられなかった

姿はみずほらしい
那由多の加虐により
傷ついた体

悪口の門から放たれた
罵詈雑言に
心を切り裂かれ

絶望の逆光しか
浴びなくなった

そんなお前に
俺は光を
見せたくなった

最初から
心を開く事は無いと
判っていた

それでも俺は
お前を見捨てなかったろう?

例え 引っかかれようが
噛みつかれようが

何れだけお前に
傷をつけられ
嫌われようが

俺は只
お前の側にいて

お前の言葉を
聞き続けた

其の内に
お前は心を開く
様になり

笑顔も
増えたな

何時も俺だけに
見せてくれる
お前の仕草

怖い時は
腕にしがみついて
震える…

そんな時は
頭に手を置いて
優しく撫でてやれば

安心して
眠ってくれる

愛おしい…

お前を外界の毒から
守るには
どうすれば…

嗚呼 何を悩む事が
あったんだ
閉じて仕舞えば良い

たった一つの
部屋と扉があれば
それが出来る

お前の好きな物を
部屋に積めて
幸せとしよう

其の前に教えなければ
外界は恐ろしくて
お前にとって毒だと

それもこれも全て
愛しき彼奴を守る為だ
可笑しい事は何一つ無い

そうだろう?

鳥が何か云っているな
まぁ どうでも良いが…

(彼の男は歪だね
自らの欲望との
区別がつかなくなってる)

(瞳を見れば判る事さ
暗澹に染まりきってる)

390:名を捨てし堕天使@羊噛民族◆qA:2018/06/02(土) 22:14

詩の時はタルタロス口調なのに返信はアビスなのが好き、大好き(語彙力皆無

391:アビス◆wc:2018/06/02(土) 22:54

>>390
ありがとう!
語彙力とか私は全く気にしないよ
私自身も実を云えば
そんなにある訳じゃ無いからね

392:アビス◆wc:2018/06/02(土) 23:07

「三途舟人」

舟を漕いでいる
緩やかな川を 流れ下って

バシャバシャと 櫂の棒が
水を掻いている

舟はギイギィ
云っている

舟にはさ
人が乗ってるんだが
皆 同じ格好デヨ

頭に三角巾で
白っろい装束
着てんダワ

緩やかだろうト
気を付けナ

この川にゃあ
おっかない 大っきな
蛇と蟹が住んでんだワ

蛇は丸飲んで
蟹は捕まえて
ちょっきんナ

身を乗り出しゃ
即座に餌食

落ちようとも
助けはしなイ

わっしまで
食われたくねぇノ

無賃乗舟は
お断リ

焔の底迄
真ッ逆サまナ

六文銭さえ
くれりゃあよ

わっしは文句云わずに
運んでやるヨ

393:アビス◆wc:2018/06/02(土) 23:16

お前様よ
私が花粉症だと
知っての事で

右手に持ってる
赤い薔薇の
花束は何だ?

おかげで
先刻から嚔が
止まりゃあせんのよ

お前様はニコニコ
笑ってるがあよう

私は今直ぐにでも
花束強奪取って

お前様を
しばき回してぇのです

お前様の方が
余っ程似合うよ

脳内にそんだけ
咲かせてんだからサ

外っ側にも
咲かりゃあよ

阿呆を
通り越して
ラリパッパだワ

394:名を捨てし堕天使@羊噛民族◆qA:2018/06/03(日) 00:32

>>391
語彙力の塊様なのに何言ってるんだいw

395:アビス◆wc:2018/06/03(日) 21:46

>>394
あっはははは!(笑い)
其処迄云ってくれるなんて嬉しいな。
ありがとう!

396:アビス◆wc:2018/06/03(日) 21:56

「優しいお医者さん」

真赤い服を着た
ナアスがさ

右側に立って
見下ろしてんだ

メスを持って
腕を舌舐めずりし乍
見てんのよ

真緑の服着た
ナアスがさ

左側に立って
見下ろしてんだ

鰹の烏帽子の
毒が入った注射器持って

真赤いナアスとは
対称的に 無表情

手術扉が開いて
医者様のお出ましだ

患者の命で
肥えた豚腹からは
ブルジョア臭が漂っている

金歯見せて
笑ってんじゃねぇわ

引っこ抜いて
質屋に売んぞ

怖くないよ
痛くしないよと
優しく云ってやがるけど

じゃあ背中で
ガチガチ云わす
やっこは何だ

しかも馬鹿見てぇに
でけぇしよ

歯ぁどころか
頭骨まで
ひしゃがす気か

このいかれ
病医者共が

397:詠み人知らず:2018/06/04(月) 20:36

両腕に
抱えているのは
焼き瀾れた赤ン坊

抱いているのは
赤ン坊の頭皮を
被った母親

乳白色の飲物を
与えてみても
飲まずに吐いた

母おやが代わりに
それを飲んだ

赤ン坊の口から
母オヤが

母オヤは赤ン坊に
子守歌を歌う…

寝ん ねん 殺 リ
ネン 殺 リ
坊 ヤハ 良イ 子ダ
眠ン 寝 死 ナ

398:アビス◆wc:2018/06/04(月) 20:37

>>397のは私の詩だよ。
ちゃんと名前入れたんだけどなぁ…

399:アビス◆wc:2018/06/04(月) 20:52

「虚獄淵獣」

深夜の草原を
疾走る獣が 一匹いた

月は出ていないから
道標は存在しない
只 闇い 闇いのだ

其の獣は
何を以てして
疾走るのか

飢えを満たす
訳では無い

渇きを潤す
其れでも無い

只 己がの
死が為なのだ

獣の姿は
深淵の化身と
見紛う程黒く

眼は地獄の血の池を
一掬いした様な赤色

牙と爪は
真昼の虚月の様に
異に 白い 真白い

そして獣は
探している

天の御使の如き
白い大鳥を

其の鳥の全てを
奪って喰らい尽くし

自らが生きて
全く満たせなかった
飢えと渇きを

其の鳥で満たせば
獣はもう 生きる
意味を失い

永寧の死を
得る事が
出来るのだから…

400:アビス◆wc:2018/06/04(月) 21:02

「蒼白天鳥」

蒼穹に
翼を広げ飛ぶ
鳥がいた

太陽を背に
地上の慌ただしく
駆る獣等を尻目に

風を友として
悠然と舞い遊ぶ

蒼穹を背景に
白き翼を魅せる姿は

天界から遣わされし
神々の御使いを
彷彿とさせる

目の色は青い
生命の母なる海を
具象化した様な

対称的なのか
爪の色は赤い

かつて悪魔によって
堕落した街
ソドムとゴモラを

命じられて
焼き亡ぼした
神の炎が如き

そして鳥は
探している

闇き深淵の
汚れし獣を救う為に…

401:アビス◆wc:2018/06/05(火) 20:42

美味しかった
彼が食べた
物の全てが

いらないと拒んで
吐き出した物も

彼の味がした
食道を通り
私の中に入る

其の瞬間
一つになっているのだと
感じ 喜びを迎える

彼が何も食べない日は
私もまた何も食べない

彼の中に食物が
あるのならば

私は吐かせてでも
彼が食べた物を

食べたい

そうしなければ
私は彼との愛を
感じられない

繋がっていないのだと
不安に駆られる

私は考える
彼自身の味は
どのような

目の前に盛られた
「料理」を見て

この料理は
かつてない程の喜びを
私にくれるのだろう

そして永遠に
繋がっていられるだろう

402:アビス◆wc:2018/06/06(水) 20:56

「宿痾の茨」(全6章)
(1)
私の寝床は
白花の群

べんぷくが
上を飛び

しゃれこうべが
地獄の詩を

或る処を旅する
一人の青年の

呪われし詩だと
人は忌避する

私にとっては子守唄
それを聞いて私は眠る

403:アビス◆wc:2018/06/06(水) 20:59

(2)
私を守るは
緑の茨

近付く者を
不条理に

生けとし者等を
屍体に変える

刺し貫いた
肉は溶け

茨の養に
私の口に

残された物は
白花の群に

404:アビス◆wc:2018/06/06(水) 21:05

(3)
静寂 静謐
私の隣人よ

倦る怠く眠そう
私の頭を撫でる
黒無垢の女となってくれ

男でも良いのだが
如何にも無骨で
夢見る事が出来やしない

あぁ それよ おぉ これよ
親が己がの愛しきやや子の様に

私の目を閉じさせて
午睡へと誘い給へ

405:アビス◆wc:2018/06/06(水) 21:08

(4)
私は起きる
黄昏に

鴉が空切る
阿呆と鳴く

夕日の下影に
手を伸ばし触れようとも

無情にも影と
其の主は去って行く

届かぬよ
届かぬのよ

茨には届けど
私には

406:アビス◆wc:2018/06/06(水) 21:10

(5)

闇染の空に
月が昇る

隠れた太陽の
光を浴びて
月と星が黄と白に輝く

しゃれこうべの一つを
逆にして

血の杯に映る
波で歪む月星見つめて
すすり飲む

407:アビス◆wc:2018/06/06(水) 21:15

(6)
闇は深まり
月も出ずらず
雲の幕引き

白花の群は
今日も増えた

不知婦が
鳴いたから

私はまた
眠ろう…

次は金糸雀が
鳴く迄
朝を迎えない

ずっと
しゃれこうべは歌うよ
猟奇の詩を

408:アビス◆wc:2018/06/08(金) 23:14

「キンデルの少女」

キンデルダイクの風車
チウリップが咲いてる風景

一眼レフカメラを持ち
広い鐔の白帽子を被っていて

白のワンピィスを着た
幼気の残る可憐な少女を
一枚の紙に収める

日常によくあるのかと
存外そうでも無いらしい

春が吹いた
花弁と共に少女の帽子が
連れ去られる

きっと風精霊の
悪戯なのだろう

少し跳んで
少女の帽子を
捕まえた

チウリップの花畑に
体が沈んだ

少女は心配そうに
顔を覗く

少女の金色の髪先が
当たる形に
こそばゆい

帽子を返した
少女は抱きついて
お礼を云った

そんな無邪気な顔を
向けられたら

此方は何も
云う事が
出来なくなるだろう

少女は母親らしき者に
手を引かれて
彼方の方へと去る

去り際に
少女は手を高く
振っていた

私も同じく
手を振る

一枚の写真を
記録帳に収めて
私はまた歩き出す

409:アビス◆wc:2018/06/10(日) 21:00

「マカーブルの烈女」

ツタの葉
蔓延る 古き城

ひび割れた窓から
光が差してる

中から聞こえる
金属のぶつかる音

一人 女が踊っていた
周りに浮いているのは
両刃片刃 様々な剣

女が踊る度
周りの剣も追従し
対峙せし者を切り刻む

ひらり舞う 黒衣の妖しさ
飛沫く血の苛烈が 相まって

女を殊更に
引き立たせる

魅惑等は
とうに超え

シャルマンの域に
達している

近くで見たいが
恐らく 其処の者と
同じ運命を辿るだろう

只の旅人たる私では
マカーブルの舞踊相手は務まらない

410:アビス◆wc:2018/06/10(日) 21:15

「dea」

神殿の井を
見上げる

崩れた所に
明けの明星
己は此処にいると

云わんばかりに
瞬いている

ヴイナスよ
判っているさ

おまへが何の星よりも
強く 強く輝いている事位

だから直ぐに
おまへを見つけられる

一部が欠けた
サンタ・マリヤの
彩色硝子の上

刻示の針が
或る時を示した侭
止まっている

祭壇の獣が
苦しみ喘いだ死体の前で

跪いて
祈りを捧げる
者がいた

ヴイナスの金光によって
姿が露になる

骸が祈っていたのだ
砂にまみれた
ローブを着て

骸の両手にあるのは
銀の懐中時計
十字架が彫られている

生前は聖職者
だったのだろう

祭壇の獣に
火をつけ燃やし

白百合の花を添え
骸の隣で私も祈る

私に出来るのは
此れ位だ

灰の獣よ
骸の聖職者よ

おまへ達は
時から解放された

行くが良い
女神の元へ

411:アビス◆wc:2018/06/11(月) 22:07

「パラキート」

ピィピィ鳴いてる
インコが可愛くて
籠から出した

指に乗せて
頭を撫でる

何が気にくわないのか
指をつつかれた

二度とつつかれたくない
だから嘴を切った

次の日から
つつかれなく
なったけど

可愛く鳴く事も
無くなった

インコは籠の中で
動かず其処にいる

インコを土に埋めた
生きている様な気はしたが

私は埋めた
生きていても
埋め続けたであろう

友達が来て
インコは何処と
聞いたので

私は盛る土を
指差した

友達は怒って
そして 泣いた

そういえば
あのインコは
友達のだった

あまりにも泣くので
土を掘り返し

インコを
友達に返した
口の中に

412:アビス◆wc:2018/06/13(水) 21:49

太陽が嗤っている
薄気味悪い 目をしながら

空の色は
くらついて仕舞う程
鮮やかな紫と黄

それが混じって
うねうねするものだから
時間感覚が失われる

否 其もこの空間に
時は存在するのか?

地を歩く
何時か人に
会えるかもしれない

色は空に負けじの
サイケデリック

目に星が入る程の
ピンクと緑

道の真ん中に
黒い玉が
落ちている

コロコロコロコロ
回って転がる
私の周りを

少し離れて
大きくなった

手が生えて
地団駄

オレンジの歯を
カチカチ云わして
カチカチカチカチ

笑っている 嘲笑っている
嗤っている

アハハのハ
アハハのハッハ
アハハのハッハッハ

413:ねこさ◆Qc:2018/06/14(木) 18:18

続いてますね
尊敬します
アビスさんの不思議な世界観大好きです
これからも待ってます

414:アビス◆wc:2018/06/14(木) 21:07

>>413
ありがとう!
頑張るよ!

415:アビス◆wc:2018/06/14(木) 21:15

海に落ちた
底から見上げても
日の光は届かず

周りを見渡しても
暗澹としていて
岩しか判らない

通り過ぎる魚等が
私を見ては 嗤ってる

馬鹿だ 馬鹿だと
罵って

嗚呼!そうさ!
私は馬鹿さ!
だからこんな事に!

誰かを信じたら
こうなった

いっその事
心が壊れる迄
私を嗤えよ!

下手な慰め
心にも無いことなぞ
いらん!

其の方がもう
清々しい!

どうせ助けなんぞは
来ないだろう

自力で上がろうにも
体の何処も
動きはしない

深海の底が
私の墓場か…

なんとまぁ!
広き事だろう

落とされた
怒りも恨みも悲しみも
忘れる位に

愚かな私には
贅沢過ぎる!

416:アビス◆wc:2018/06/14(木) 21:21

壺に蟻を入れる
百足を入れる
蛙を入れる

他にも生物入れて
蓋をして逃げぬ様
閉じ込めたなら

さぁ
観察でもしようか

互い互いに
喰らい合え

お前等全てが
補食者 餌だ

下剋上は
当たり前

生きたきゃ喰らえ
家族や同胞

尸にたきゃ喰われろ
家族や同胞に

私は示そう
社会縮図を
この壺で

中の生物は
所謂人間

平等 平和
秩序が語る
ぺてん言葉

そんな物は
此処に無い

あるのは
生きる 喰らうの
貪欲なる生存本能

417:アビス◆wc:2018/06/15(金) 23:16

「集合写真」

写真を見つめる
笑顔の人間が
写っている

私は針を
突き刺した

無性に憎くなり
突き刺した

これだけでは
収まらないので 火で炙る

燃える写真に
溶けた笑顔

私はそれに
心から安堵する

穴の開いた顔に
黒インキを注射した

あたかも存在が
無い様念入りに

写真の中の
皆が消えた

最後に自らを
首だけ切り捨てた

集合写真なんて存在しない
誰もいない 私もいない

418:アビス◆wc:2018/06/17(日) 22:50

「黄金泡時代」

熱気と狂気が
入り混じり
黄金の泡が生まれる

人が踊れば
金の風

風が舞えば
塔が立つ

バベルみたく
恐れを知らず

兎に角生きた!
兎に角笑った!

其の時代の者達は
己を示した

眩き
束と共に!

マルコポォロよ
私は見たぞ
ジパングを

時を超えて
確かにあったのだ
黄金郷が!

そして其れは泡沫だった
黄金の泡が見せた
夢想だった

消えたのだ
突如として

陰鬱なる
心の影が
人々に堕ちて来た

栄えし物よ
亡びろと

人がおらぬ塔は
汝等の墓標か…

419:アビス◆wc:2018/06/22(金) 19:53

ブルジョアの
庭に生えている花々と

私の造花を
入れ替える

数ヶ月経てど
色褪せすらも無く
咲く花々を見て

ブルジョアは
誇らしげに
腕を組む

道行く人々は
造花を見て

綺麗だ 綺麗だと
誉め称える

ブルジョアは
増々 増長する

枯れない様
花に水をやる
ブルジョアを見る度に

それは造花だと
教えてやりたい

道行く人々にも
教えてやりたい

在れは造花だ
私が正物と
入れ替えたのだと

正物の花々は
嘆いているよ

私に拐われた
事よりも

主は見分けも
つかぬ程
愚かで阿呆なのかと

そんなに長く咲く
花なぞあるわけ
無かろうと

私の庭で
嘆いている

私の庭の
花が枯れた

ブルジョアは
私の庭を見て

貧相で
お似合いだと云う

我が花を見よと
いまだ枯れず
咲き続けているぞと

鼻息荒く吹かし
高らかに云った

在れは
私が植えた
造花だぞ

おまへの正物の
花々は

おまへが先刻罵った
花々だ

引っくり返る
ブルジョアに

云ってやった!云ってやった!
贋物と正物の
見分けもつかん

この阿呆に この愚か者に
私は云ってやった!

420:アビス◆wc:2018/06/24(日) 22:07

「狂想詩人」

やぁ 来てくれたのかい
僕の親愛なる友人よ

早速なのだが
君の目玉を
僕にくれるかな?

前々から
ずっと欲しいと
思ってたんだ

君の目玉は
生きる事に
満ち溢れている

でも僕のは
生きる事を諦めた
虚な目玉で

創作意欲が
湧かないんだ

ほら あれを見て御覧
僕の書いた詩達を

僕と同じで
生気が全く無い

如何すれば良いのか
ずっと悩んでいたんだよ

もういっその事
リャナンシィと

契約でも
して仕舞おうかと
思った位さ

でも僕は
生きて大傑作を
書きたいからさ

止めにしたよ
でもね

他人の詩を見て
僕には才能が

存在しないと
否応無しに
気付かされるんだ

僕の詩は
“宝”を騙った

硝子に
過ぎないんだよ

触れれば罅が
落とせば直ぐに割れる…

君の目玉さえあれば
僕の詩達も

漸く「生」を
授かるんだよ!

だからさ
君の目玉を
僕にくれないか?

嗚呼…やっと聴けたよ
僕の詩の産声が…

ありがとう 友よ
僕の目に
住まう者よ

421:アビス◆wc:2018/06/26(火) 21:09

「湖上のセレェネ」

暗き湖上の
絵を描くか

明き昼時でも
良かったが

それともなると
人々のどよもしが過ぎて
常煩わしく

私は人々の
雑々波を
好まぬ故に

夜ともならば
静かで良い

角灯の灯が
頼りよ
我が此処にいる標

灯に群がる
羽虫等は

何故自らから
火へ飛び込むか

其処に求める物は
何も無い

只 危険が
あるだけだ

筆を進め
湖上を描く

ふと見やると
舟がある

舟の上には
女が立っていた

白きベェルと
白布を纏っている

ちらちら空を見上げては
溜め息をついて
物思いに更けている

女よ 今宵は
月は出ぬよ
諦めるが良い

にしても
美しき者よ
是非とも絵に留めたく

月は出れば
貴女は消えるのか?

ならば月など
出なければ良いのに

そうすれば貴女は
ずっと此処に
いると云うのに

せめて私が
描ききる迄で良いから

舟の上に
いてくれないか

そうでなければ
意味が無い

422:アビス◆wc:2018/06/27(水) 10:24

「晶壁」

私の境界に
入るな

見えないのか?
今 貴様が踏んでいる
線の事だ

この線より内側は
絶対不可侵の
我が領域につき

我がのみの
世界なのだ

寂しくはないかだと?
寂しいのならば
こんな線等引かないな

私は拒んでいたいのだ
他からの意思を
私のみでありたい

ほら 貴様が
線を無くした所為で

私の地と
他の地が

私の空と
他の空が

私の海と
他の海が

混沌ってしまった

これで私は
王では無くなった

我が世界の
我のみぞ君臨せし
我が玉座…

今やそれも虚だ
新しく引き直さねば

狭く小さきで結構
私のみが
あれば良いのだ

誰をも拒む世界としよう
囲むは透明で
他を視る水晶としよう

423:フォルテ Jcです&:2018/06/29(金) 00:53

「真珠」                                        打ち付ける五月雨  皆顔をしかめる  水溜まりは小さな池   池の辺りに咲く     気高き花   文句も言わずに微笑む   近づくと  滴る真珠の雫           優しい香りがした

424:フォルテ Jcです&:2018/06/29(金) 00:54

改行、失敗しました( ノД`)…

425:アビス◆wc:2018/06/29(金) 18:48

>>423
綺麗な詩ですね。

426:アビス◆wc:2018/06/29(金) 21:54

海の底から
地上を仰ぐ

貨物の船が
一枚の葉に
見える程小さい

光は届かずとも
魚等が
彩ってくれるから良い

髪が水に揺らぐ
魚が寄ってくる

魚等よ 其れは私の髪だ
海草では無いから
家にはならないよ

言葉は全て
泡に変わる

なので語らずして
言葉を云う

空には今頃
月が照っている

海もまた
地上と共に
夜を迎える

黒に近き深青…
それが海の夜だ

海の昼は蒼いな
たがそれは

太陽による
まやかしなのだ

427:アビス◆wc:2018/07/01(日) 20:47

こっちゃにおいで
何 とって食おうと云う
訳じゃありません

ほら 絵本もあります
私の膝の上に
おいでなさい

読み聞かせて
あげましょう

暖炉の火が
消えぬよう
薪を入れ続けますんで

ほら おやつもあるよ
お前が前から
食べたがってた

南蛮菓子の
カスティラです

目が輝いている
余程嬉しいんだ

せっかちさんめ
今 食べやすい様に
切ってあげるから

窓の外
雪にて景色が白い

小屋の中は
静謐だ

一人の話声と
一人の寝息が
良く聞こえる

428:フォルテ ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2018/07/01(日) 22:50

>>425ありがとうございます🎵中一です。100点満点中何点でしょうか?アドバイスなどお願いします

429:アビス◆wc:2018/07/01(日) 23:12

>>428
正直に云います、
点付けや感想を云うのは苦手です。
すみません…

「参考になるかな?」
私の場合は色んな本を読んだりして、
思い付いたらノートに書いて
それで出来た詩を小声に出して
読む事をしていますね。

後は自分の好きな詩を
見つける事位かな。
因みに私の好きな詩は
・中原中也(羊の歌)
・西絛八十(トミノの地獄)です。

430:フォルテ (ノ ゜Д゜)ノdice4:2018/07/02(月) 16:19

>>429 アビスさん、ありがとうございます🎵アビス大先輩とお呼びします🎵私のことは呼び捨て&タメ口で大丈夫です

431:アビス◆wc:2018/07/02(月) 21:09

>>430
嬉しいよ、ありがとうフォルテ。
此方も呼び捨てとタメ口で良いからね

そんなに此処に来れる訳では
無いのだけれど、載せれたら載せていくよ。

432:アビス◆wc:2018/07/02(月) 21:16

夕暮れの
屋根の上

洋装に
赤い花刺繍の
黒羽織り

目前の夕日が
沈む姿を見送って
煙管の煙をくゆらせる

枡に注いだ
清酒を見やる

何処からか来た紅葉が
清酒の枡に落ちてきた

酒の上の紅葉を
ぢっと見て一気に仰ぐ

静寂なる宵
風が我が身を冷えらす

秋風だが
寒太郎が来たらしい

小僧よ
おまへが乗るのは
北風だろうが

まだ早いよ
これで私は

熱燗を
用意せねば
ならないではないか

433:フォルテ:2018/07/03(火) 01:00

>>432さすがアビス大先輩!やっぱり天才は書くことが違うなあ❗ハイ、クソガキが偉そうにすみません。私もたまに投稿していいかな?

434:アビス◆wc:2018/07/03(火) 08:04

>>433
良いよ、投稿しても。
ただし感想は期待しないでね。

P.S
偉そうじゃないからね。
大丈夫だよ。そう固くならないで。

435:アビス◆wc:2018/07/03(火) 08:09

ほら 庭の木を
見てみよ

赤い実が一つ
生っているだろう

あれは十分に
熟れているのに
誰も食べない

他の実は全て
食われたというのに

何故かあの実だけは
何時も残るのだ

だから私は
食べるとしよう
腐って地面に落ちる頃

素手で食べるか
集る虫ごと

洗おうなら
実は残らない

種は白い
踏めば割れた

中は真っ黄色い
だから私の手もまた
マッキイロイ

436:アビス◆wc:2018/07/03(火) 08:14

淀んだ水に
私の体を沈めよ
私の魂

清い水はいや
腐る体が水を汚す

淀んだ水ならば
誰も私を掻き分け無い

それでも如何か
私を探さないでくれ

窪んでいる
かつての目玉の場所には
蜻蛉玉を入れてくれ

きらきらした
死に魅入りたい

其の後は
割らないで

生に希望を
見出して仕舞うから

437:アビス◆wc:2018/07/03(火) 08:21

私は今
詩の谷底にいる

何も…何も…
思い浮かびが
しないのだ!

突如として
落とされたのだ!
此処に 私は!

暗い…寒い…
誰か火種を
寄越してくれ!

恐れていた事だ…
私は何時

この谷底から
抜け出せる?

少しか?長くか?
あるいは永か?

少しであったなら
良いのに

長くても良い
永は嫌だ!

ロック鳥よ
若し私が
視界にあるならば

其の巨大な足で
私を拐ってくれまいか…?

私はまだ
歌っていたいのだ…!

己が為よ!
他の称賛が
欲しいが故によ!

438:アビス◆wc:2018/07/03(火) 08:28

銀砂の浜にて
小瓶に砂を
詰めている

桜貝も
一緒に入れて

現を見なくなった
あの子の為に届けよう

夢に住まう精よ
おまへはあの子を
何処に連れ去った?

ずっと開かぬのだ
あの日から

おまへは今も
あの時にいるのか?

私は流され
続けているよ

目には見えない
激流に

この時の隔たりは
如何にもならないな

若し 目覚めた時に
おまへは私を
覚えているだろうか?

覚えていない事が
私にとっては
何よりも恐ろしい…

だけど
帰ってきては
くれないか?

小瓶に埋めた
銀砂の細波を頼りに

あの頃は
もう無いが

私は今も
待っているよ
おまへの標として

439:名を捨てし堕天使@羊噛民族◆Qk:2018/07/03(火) 19:03

相変わらずものすごく綺麗で美しい詩だね…

440:フォルテ:2018/07/03(火) 19:07

ある晴れた日                                           寂しい水面                                            イルカは呟く                                           僕にも一握り、本当に一握りでいいから                               愛をください                                           別に、溢れんばかりの愛が                                     欲しいなんて                                           我が儘など言わない                                                                                                誰か、僕に愛をー                                           

441:フォルテ:2018/07/03(火) 19:09

読みにくくてごめんなさい。つまらない駄作でアビス大先輩のスレを汚して、ごめんね

442:フォルテ:2018/07/03(火) 22:39

ある晴れた日                                           寂しい水面                                            イルカは呟く                                           僕にも一握り、本当に一握りでいいから                               愛をください                                           別に、溢れんばかりの愛が                                     欲しいなんて                                           我が儘など言わない                                                                                                誰か、僕に愛をー                                           

443:フォルテ:2018/07/03(火) 22:40

ある晴れた日                                           寂しい水面                                            イルカは呟く                                           僕にも一握り、本当に一握りでいいから                               愛をください                                           別に、溢れんばかりの愛が                                     欲しいなんて                                           我が儘など言わない                                                                                               誰か、僕に愛をー                                           

444:フォルテ:2018/07/03(火) 22:41

間違えて連続でレスしてしまいました。アビス大先輩ごめんなさい

445:フォルテ:2018/07/03(火) 22:49

えっと、読みやすくすると、ある晴れた日、寂しい水面、イルカは呟く、僕にも一握り、本当に一握りでいいから、愛をください、別に、溢れんばかりの愛が、欲しいなんて、我が儘など言わない、誰か、僕に愛をー です。救いようのない駄作でごめんなさい。

446:アビス◆wc:2018/07/03(火) 22:54

>>439
見に来てくれてありがとう!

447:アビス◆wc:2018/07/03(火) 23:02

>>445
大丈夫、自分の書き方で良いんだよ。
書きたい様に書けば良い。
私は歓迎するよ。
後、自分の詩に自信を持ってね。

448:アビス◆wc:2018/07/03(火) 23:13

私の身体を
抱いているのは
幽霊花

集まり 群がり
我が褥

此処は何処かな
彼岸かな

さりとて私は
川を渡っておらず

ならばさしずめ
境目か

現世幽世
私はどちらだ

ならば私は
人かお化けか

嗚呼 花に問うても
無駄か ハハハ

一本道だ
迷いはしない

下ってみようか
地獄旅

共はおらぬよ
只一人

上への道は
既に無い

焔が囲む
人が落ち逝く
二千年

底へ着いたら
雄牛の舌轢き

火吐く人
木生る人

犬が骨を
噛み砕く

鳥が脳髄
吸っている

細かく刻まれ
石臼で粉

幻の先の
火の輪潜り

誘惑に招かれ
林の剣

さて 私は
帰れるだろか

天から降りる
糸が欲しい

449:フォルテ:2018/07/04(水) 01:02

おやおやお嬢さん寄り道かい?                                   気をつけて?アブナイヨ?                                     背後にそっと揺れる影                                       ころころしていて何よりだ                                     とても 柔らかそうな肉                                      よだれ垂らして                                          襲いかかる                                            少女の白い頭巾に                                         咲く一輪の紅い花                                         みるみるうちに白頭巾ちゃんは「赤ずきんちゃん」と化した

450:フォルテ:2018/07/04(水) 01:04

童話モチーフで書いて見ました‼(*ゝω・*)

451:フォルテ:2018/07/04(水) 17:42

分かりやすくすると、おやおやお嬢さん寄り道かい?気をつけて?アブナイヨ?背後にそっと揺れる影、ころころしていて何よりだ。とても柔らかそうな肉、よだれ垂らして襲いかかる、少女の白い頭巾に、咲く一輪の紅い花、みるみるうちに白ずきんちゃんは「赤ずきんちゃん」と化した

452:フォルテ:2018/07/04(水) 17:42

です❗

453:アビス◆wc:2018/07/04(水) 17:48

>>451
なるほど。

454:アビス◆wc:2018/07/04(水) 17:54

ラッパの音が
鳴っている

勇ましきよな
兵士達

進め 進め
死出への旅路

ラッパを鳴らす
楽兵長

鼓舞せよ 鼓舞せよ
戦の一吹き

指揮をとりし
参謀よ

手操れ 手操れ
相手の脆所

頂にて鎮座せし
大将よ

討てよ 掲げよ
敵の首

叫べ 歌えよ
屍の上で

地に旗穿て
散り逝きた同胞への
鎮魂歌ぞ

455:フォルテ:2018/07/05(木) 18:40

さあ騒げ、騒げ。                                              暴言パーティー                                  間抜けなお前ら                                          何も聞こえないだろう?                                      何も話せないだろう?                                       死人に口無し、耳も無し。                                     何が起こっても無視、無視。                                        そうやって何人も崖に追いやって来たんだろ?                            じゃあ、自分がされても文句は言えないよね?                            憎しみが憎しみを呼ぶ                                       笑顔の影で被害者は                                        苦しむ                                              さあ、狂ったパーティー                                      楽しませてよね?

456:フォルテ:2018/07/05(木) 18:42

読みにくくてごめんなさい。やっぱり私の書く詩は歪んでますねwww中1女子だけど、みんなに闇って言われますからねww

457:アビス◆wc:2018/07/05(木) 19:32

>>456
気にする事は無いさ、私は好みだよ。

458:アビス◆wc:2018/07/05(木) 19:40

掃き浄めよ箒星

今の地上は
私にとって
居心地等無い

あまりにも
混み込みと
しているのだ

闇き夜も
今や畏れを
抱かれ無い

目眩がする程
明る過ぎる!

月光の導きが
無くなって

あまねく生物は
己が向かう所が判らなく

電や焔の光道に
身を惹かれ

其の命を
悪戯に奪われる…

おぉ なんとも
哀しき事よ!

箒星よ
声を聞き給へ

この世にある
者等の願いよ

全てを浄めよ
美しき哉
何も無き更地

459:アビス◆wc:2018/07/05(木) 19:50

探しているのか
幸福を

自らには
何時も幸福が無いと
嘆いている

不幸しか無いと
泣いている

自棄っぱちに
周りの砂を蹴り上げて

砂埃舞い
 目に入る

痛い痛いと云って
目から涙を流す

あの様子じゃ
気付いて無いね

幸福が既に
自分の側にある事を

目に見えないから
判らないだけだよ

耳に聞こえる訳が無いだろう
それだけ喚いていたら

幸福は何時も
囁いているよ
(己は此処にいると)

云ってやっても
良いのだが

そうすると
幸福は拗ねる

個々別々なんだよ
一律同じ訳じゃ無い

人間に個性がある様に
幸福にも個性が存在するのさ

人間は目に見える
耳に聞こえる幸福を
其れのみとして認識する

残滓の幸福で
人間は満たされる

それから
 また縋る

残滓の幸福は
それ迄で

ほら また不幸だと
嘆いているよ

もう気付か無いね
幸福は呆れて
去って行ってしまったよ

460:フォルテ:2018/07/05(木) 22:00

>>457ありがとうございます( ≧∀≦)ノ

461:フォルテ:2018/07/05(木) 22:19

小さな女の子が無邪気に嗤う                                   少女は言う                                            私ね、一番、赤色が好きなの。                                   兄は訊いた                                            何で?と。                                            少女は不気味な笑みを浮かべた。                                  あはは、乾いた笑い声                                       何故か、兄には少女が妹には見えなくなってきた。                          少女は問う                                            ねえ、お兄ちゃんは私のこと、しゅき?                               兄は頷く、もちろん、と。                                     じゃあ、私のために何でもしてくれるよね?と、また問う                       うん。                                              ホントに良いのね?                                        じゃあ、私におとなしく刺されてよ                                 大丈夫、痛いのは一瞬よ。                                     少女は思い切り兄に包丁を突き立てる                                そう、私はこの色が好きなの。                                   綺麗ね、ありがとうお兄ちゃん                                    まだ5歳にも満たぬ少女。嗤う、嗤う、嗤う      次は貴方だよ?                       

462:フォルテ:2018/07/05(木) 22:26

小さな女の子が無邪気に嗤う、少女は言う、私ね、一番、赤色が好きなの。兄は訊いた、何で?と。少女は不気味な笑みを浮かべた。あはは、乾いた笑い声、何故か兄には少女が妹には見えなくなってきた。少女は問う、ねえ、お兄ちゃんは私のこと、しゅき?兄は頷く、もちろん、と。じゃあ、私のために何でもしてくれるよね?とまた問う。うん。ホントに良いのね?じゃあ、私におとなしく刺されてよ、大丈夫、痛いのは一瞬よ。少女は思い切り兄に包丁を突き立てる。そう、私はこの色が好きなの。綺麗ね、ありがとうお兄ちゃん、5歳にも満たぬ少女。嗤う、嗤う、嗤う。次は貴方だよ?

463:フォルテ:2018/07/05(木) 22:26

です❗

464:フォルテ:2018/07/05(木) 22:27

読みにくくてごめんなさい。

465:フォルテ:2018/07/05(木) 22:27

これも歪んでますね…

466:フォルテ:2018/07/05(木) 22:28

私、アタマおかしいからなあ。www

467:アビス◆wc:2018/07/05(木) 22:49

>>462
こういう病み系も良いな。

468:アビス◆wc:2018/07/05(木) 22:54

私の詩は
不思議な世界観とかおとぎ話みたい
って云われるんだよ。

469:アビス◆wc:2018/07/05(木) 23:10

跪け!不幸共!
我を讃えよ!
崇めよ!奉れ!

貴様等不幸は
我が下僕となれ!

我は貴様等不幸を
虐げ踏みにじる

傲慢不遜たる
女帝ぞ!

我に従わぬならば
右手に持つ硬鞭で

悲鳴のフォリアを
あげさせる

アジタードに
叫べ!

啼け!
鳴け!
泣け!

我は女帝なり
不幸不運を従えし者!

不幸不運は
我が下僕よ
我が兵士よ!

命惜しくば
近付くな

我が左手の
慰み物に
なりたくなければ!

我が左手は
貪婪なる獣

いくら血に濡らそうと
貪婪故に
満たされん!

不幸不運を従える
我が恐ろしいか?

獣の左手を持つ
我が醜いか?嗤うのか?

我からに云わせれば
幸福を纏い乍

其れに気付かぬ侭
己を不幸だと悲しむ

貴様等の方が
愚かで嗤えるがな!

何時までも
幸福を夢見て
這いつくばっているが良い

其の間に
我が下僕と兵士が
地を侵略しようぞ

そして我は頂にて
敗れし者の血で
満たされた杯を仰ぎ

骸の玉座に座し
我を嗤いし者等を
見下しでもしようか

平伏せ貴様等!
頭を垂れよ!
地に着く程に!

我は女帝ぞ!
不幸不運を従えた
傲慢不遜たるな!

470:フォルテ:2018/07/05(木) 23:15

>>469すごい…独自の世界観が…アビス大先輩ワールドができている…私は病みしかかけないからなあ…私、将来の夢が小説家なのに、ワンパターンだからなあ。

471:フォルテ:2018/07/06(金) 13:36

海辺を歩く
クラゲがたゆたう
のんきで、良いよな。
私にも自由が欲しい。

山に登る
小鳥がさえずる
のんきで、良いよな。
私にも自由が欲しい。

花園に入る
薔薇が香る
のんきで、良いよな。
私にも自由が欲しい。

私は死んだ。
神様がいる
のんきで、良いよな。
私にも自由が欲しい。

神様は問うた。
何故お前はものを見る度
うらやむ?
何故自分が持っている大切なものに気づかぬ?

私は答える
だって、だって。
クラゲはたゆたうだけで良い。小鳥はさえずるだけで良い。花は香るだけで良い。神様は叶えるだけで良い。
私は自分の時間を作ることさえままならぬのに。

神様は呆れた
お前だって良いものを持っているのに。
愚か者。
でも今気づいたところでもう遅い。

472:フォルテ:2018/07/06(金) 13:37

初めて長編ポエム書きました❗

473:フォルテ:2018/07/06(金) 21:59

ああ、無理、無理、無理。
こんなに君を想うのに
とどかない、トドカナイ、届かない。
素直になれない。
コミュ障の私には
ハードルが高すぎて。

そうやっていつも失うんだよ。

474:フォルテ:2018/07/06(金) 21:59

イミフですね

475:フォルテ:2018/07/06(金) 21:59

すみません

476:フォルテ:2018/07/06(金) 21:59

短すぎますねwwww

477:アビス◆wc:2018/07/06(金) 23:47

>>471
うん、読みやすいね。
これからも頑張って。

>>474
大丈夫。私の詩も
意味が判らないのが多いから。


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