(終章) 吊るし上げの敵は云う お前は 俺の子だろう だったら助けてくれ 嗚呼そうだな おらのおっ父は 握り飯を取り上げた 柿を食わせなかった 家で威張った おっ母の腹を蹴った 恨み骨髄に徹する程の 恨み言を云い乍 子は鉈を降り下ろす あの世でおっ母に謝れ 一族の復讐劇 これにて幕を