短編小説書きたかったから書いただけ。

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1:金色に染められし、黄金の球体 (´&:2016/05/19(木) 17:59

夢に見た故郷は。。

プロローグ
思えば、どこにでもいてよくある人間のつまらない一つの人生だった。私はソファに座り一人コーヒーを飲みながら思う。まぁ、別に余命宣告されたわけでも、寿命が近いわけでもない。21歳、大学でバンド活動をしていてしかも病気にはここ数年かかっていないほどだ。人生を思い直すような年頃でも現状でもないが、ただ、ぼーとしていると自分の人生は苦も無く楽も無く、楽しくもつまらなくもない、本当に平凡という言葉が似合う人生だなとしみじみ思うのだ。新聞紙をおもむろに開いてコーヒーをすする。新聞の一面を飾っているのは殺人事件やら政治家の問題、麻薬事件など。この事件を起こしている人は苦難の状況下にあるのだろうか。悪い意味だが刺激的な人生を送っているのだろう。すこし憧れてしまう。なんせ、本当に何もない人生を送っているのだから。あぁ、退屈だ。こう、何もないと眠くなる。仕事も今日は休み、友達も今日に限って用事があるし、彼女なんて作る気がない。「寝よう。」私の口からこぼれた言葉は、退屈でなんの面白味もない人間の言葉だった。


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