怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(8)

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901-キーワード▼下へ
422:星月夜 杏里:2017/03/23(木) 22:38 ID:2.I

>>414の続きです。




その部屋はオフィスなのかな?
机や椅子、パソコンがずらーっと並んでいる。

タンッ

私は殆ど音を立てずに着地する。

『ドアから見て一番向こうに社長席があるだろ?』

ケイに言われて見てみると、普通の机より大きな机に、ふかふかそうな大きな椅子、さらには、ほかの席には無い、高そうな万年筆が置いてあった。

やっぱり社長って特別なんだなー。
私は社長席に向かってどんどん歩いていく。

すると、さっきまでたくさんの机や椅子に囲まれていて死角になっていたところから、金庫らしきものが姿を現していた。

『今から言う番号にダイヤルを合わせろ。』

うーん。今までは番号を打ち込むだけだったから、私でも簡単だったんだけど、ダイヤルはやったことないんだよねー。
上手く出来るかな?

ケイの指示を聞きながら、番号を間違えないよう、慎重にクルクルとダイヤルを回していく。

カチッ

何かが外れたような音が、小さくオフィス内に響いた。

金庫の中をそーっと開いてみた。

何これ?

金庫の中って、普通大事なものを入れておくものだよね?
中から出てきたのは、海賊の船とかで出てくるような、突起がいくつか出ているハンドルみたいなもの。

え、これに何か隠されてるとか?

『違う。とにかく、それを持って17階に行くぞ。部屋を出て左に廊下を真っ直ぐ進むんだ。突き当たりを右に曲がればすぐにエレベーターが見える。エレベーター前とエレベーター内のカメラは、映像を差し替えておいた。』

まあ、ケイのことだから、どこかで必要になる物なんだろうな。
そのハンドル(?)を持ったけど、結構重い。
でも10kgくらいだし、私の走るスピードに支障は出ないけどね。

左腕でハンドルを抱え、部屋を出て、また走る。
途中で何人か警備員にあったけど、指弾で眠ってもらった。
<続く>


続きを読む 全部 <<前100 次100> 最新30 ▲上へ