君の背中に

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16:柚音:2015/07/12(日) 23:09 ID:QdU



 言われるがままについていき、生徒会室のドアを開けた。
 
 そこにはあからさまに不機嫌そうな日向と、自称天文学者の生徒会長、昼に教室に入ってきた
もう1人の女の子、その他2年生の役員数人が、一斉に視線を私に移した。

「連れて来たよー」

 美恵子が暢気に言った瞬間、今にも掴みかかりそうな勢いで日向が声を上げた。

「連れて来たよじゃねえよ! 本っ当に使えないな、生徒会の3年女子は!!」

「日向、ウザい」
 
 昼間の内気そうな女の子が日向に文句を言った。
 こんなキャラだったんだ、この子。

「実は、頼みたい事がある」

 自称天文学者の生徒会長が、眼鏡を押し上げ、格好をつけて言い放った。

「この生徒会には絵が描けるやつが居ない! その為、前々からその才能を輝かせている君に、
 スローガンの背景の絵を描いて欲しいのだ。 ん? ダメか? ダメなのか!?」

 言っているうちに自称天文学者の生徒会長が詰め寄ってきた。

 ごめんなさい、気持ち悪いわとても。


 私は一歩後ずさりする。
 怖い、ここめっさ怖い。

 美恵子は平気な顔をして、生徒会室の椅子に座り込んだ。


「もー、早く決めちゃって? やるの? やらないの?」

 美恵子の声が耳に突き刺さる。 

 その言い方、もう私に否定権ないじゃん。
 なんで、自分が好きなように絵を描いてただけで、こんな事にならなくちゃいけないの?

 
「私、できないって…。 一言もやるなんて…言ってないよ」

 出来るだけ声をだしたつもりだけど、声の古江を抑えるのに必死だった。


柚音:2015/07/12(日) 23:51 ID:QdU [返信]



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誤字が多いですね……すみません。。。
>>16の一番最後の行、

「声の古江」ではなく、「声の震え」 です…

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