面白い!タメでいいっす!
>>7 ありがとう。頑張るね
ーー
「はい。これ、社会のノート。」
「…え?」
「寝てたから、写すんでしょ?」
すっかり忘れていた。私達以外だれもいない教室でな、彼女の声がよく響く。
「…そう、だった。
ありがとうございます…。明日、返します。」
そう言い、そそくさと教室を出ようとした時だった。
「待って。」
か弱い彼女の手が、私の腕を掴む。とてもとても、弱い力だった。
「ちょっと一緒に、話さない?」
彼女は、にこりと微笑んだ。