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40:美香:2018/08/12(日) 21:47

「奏…どうして…」
どうして私なんかのために…こんな姿になってまで…
「私、思ったんだ。あの時。夢乃を…助けたいって。
私が一番大事なのは、夢乃なんだって…」
言葉を選ぶように、奏はそう呟いた。

「奏…ありがとう。そして…ごめんなさい。
私、奏の親友なのに…奏のこと、何もわかってなかった。
それで、奏をいっぱい傷つけた。」
前みたいな関係に戻りたいなんて、図々しいことだって分かってるけど。

でも、
「もう一度、私と友達になってください…」
そういわずには、いられなかった。
そんな資格、私にはないのだけれど。
奏は…どんな顔をするのかな。

「私も、夢乃にひどいこと言った。夢乃を、追い詰めた。
何度も話しに来てくれたのに、無視した。
私のほうが、夢乃をたくさん傷つけた。」
「奏…そんな…」
「もう一度やり直そう。」
奏が私に笑顔を向けた。いつもの…優しい笑顔を。

途切れたはずの、絆の糸が再びつながってゆく。
奏の笑顔に応えるように、私は奏に手を差し伸べた。
その手に、ゆっくりと奏が手を重ねた。


大谷刑部:2018/08/29(水) 22:19 [返信]

奏編
>>40「私、思ったんだ。あの時。夢乃を…助けたいって。
私が一番大事なのは、夢乃なんだって…」

>>220「夢乃……私は、悠馬君を譲ってほしいわけじゃない。でも、私が勝てる見込みなんて全くないとわかってるけど、私は。あなたに、───悠馬君の彼女であるあなたに言う。私は、全力で悠馬君を堕とす。だから……身勝手だってわかってるけど、私は、貴方のライバル。私にとられないように頑張ってね?」

>>425「はら、夢乃って大体相手の考えないじゃん。相手のために考えてる! とか言っても本人からしたら迷惑、ってことは夢乃の場合よくあるよ? ソースは私」
「でも、それでも夢乃はいつも頑張ってた。それに私は負けた。でも今回はどう? たった数回悠馬君に拒否られたくらいで何へこたれてんの!? そんな暇があるなら自分のエゴを貫き通しなよ!」


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