〜妖精の尻尾〜ナツルー、グレジュビ、ガジレビ、ジェラエル小説9

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29:花火:2015/10/11(日) 22:44 ID:Q6Q

現パロ
*成人してます



しゅわしゅわと泡立つレモンサワーを眺めながら息をつく

今、来ているのは俗に言う「合コン」

助けを求めようにも友達は皆、目当ての男性とやらと
仲睦まじげに話している

「ねぇ…えっと、エルザさん?だっけ?隣良いかな」

バーボン?とか言う強めのお酒を片手に持った男が話しかけてくる

さっきから視線を感じてはいたんだ

脚やら胸やら舐め回すように見ていて気持ちが悪い

「どうぞ」

やっぱりそんな本心は言わないが

「エルザさんは趣味とかあるの?」

「剣道をやっている」

「へー!!!すごい!!!僕は…」

男の話はつまらなく自然と記憶は夕方の会話に飛んだ




「飲みすぎるなよ」

今日になってもう数十回は聞いたであろうその台詞に適当に相槌を打つ

「分かってる。酒は飲んでも呑まれるな。だろう?」

リボンをあしらったブラウスにチェックのスカート

髪は耳辺りで二つに結ってある

「スカートが短い…」

いつも膝丈のスカートしか履かないため、何だか気恥ずかしい

スカートの裾を最大限に引っ張りながら

「可笑しくないか…?」

と彼に聞く

彼は笑いながら

「似合ってる。かわいい」

と言ったが、素直にお礼も言えず

「おっ、可笑しくないか聞いたんだっ」

と言い捨てると家を出たんだっけ?


男の人と会話してるときに他の男との会話を思い出すって最低だなと自分を鼻で笑う

なんか甘いものが食べたい…ふと思った

「ショートケーキ頼んどいた。そろそろ甘いものが食べたいだろう?」

彼ならいつもこう言う

私が何も言わなくとも

「それでさー…」

「メニューを取ってくれないか?」

「へ?ああ、メニューね。はい」

話を遮られた男は若干怪訝そうな顔をするが

「ありがとう」

と微笑めばその口元が緩むのが分かる

単純…




運ばれてきたショートケーキを食べている間も男の話は続き、レモンサワーがなくなる

「何にする?生ビール?」

それに気づいた男はビールを提案してくれたが、今の気分は紅茶だ

「すいません。紅茶お願いします」

この状況で私のグラスが空になったら彼はこう言うだろう

目の前居るのは彼じゃないから仕方がないけど

「紅茶にしとく」

「そっか」



紅茶を飲んでいると眠くなってきた

11:25

なのに男の話は止まらない

彼なら11:30には帰ろうと言ってくれるのに

話を切り上げて帰ろうか

そう思ったとき携帯がなる

メールだ

『From ジェラール
 10.12.11:26
 件名 Re;
 本文 もう眠いだろう?
    迎えに来た       』

さすがだ

「ごめんなさい。今日は帰ります」

そういって頭を下げると足早に店を出た


「迷惑だった?」

そう聞く彼に首を振り、小さい声で

「帰りたかった」

と呟いた

「何飲んだんだ?」

「レモンサワー」

「子どもっぽい」

「黙れ」

そんな会話をしながら思う

私は彼がいい…いや、彼じゃなきゃ嫌だなと


END


coconachu:2015/10/12(月) 08:22 ID:bxk [返信]

れもん) ツンデレ真似すんなばーかばーか!一緒に居てーんだよばーかばーか!
>>27
激しく同意!
キスするのは、
ガジレビ→ジェラエル→グレジュビ→ナツルー
暗いの順番だと思う。
てか、このカップルキスしたら私泣くわ。


花火)>>25
そっちだって言ってんだろばーかばーか!
>>29
やっぱエルザを理解できるのはジェラールだけだなーニヤニヤ
>>30
うちもだ。
そこで何で押さないのおぉぉぉぉ押せよぉぉォォ!!お前の罪はエルザをもてあそんでることだよぉぉぉぉ!!!
って叫んでお母さんにうるせぇ!って叫ばれた。

杏)杏!!ごめん!私もこのスレから消えて……花火は私がいなくなったら雑談ばっかりになったって言ってたし……小説書けなくても良いし、読んでくれるだけでいいから……これからもよろしく!ね?



うちが消えたのも雑談ふえたからだったんだよね。
まえみたいにもどってほしいんだ……


花火:2015/10/20(火) 22:26 ID:Q6Q [返信]

あれー?出来ない…
>>29


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