少年陰陽師 〜幻絵巻〜

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23:咲夜:2016/04/21(木) 23:52 ID:5G6

〜続き〜




六合があの白銀の槍を召喚した。
今はそれどころではないのだが、やはり
どうしても気になり、目がいってしまう。

どうやって、出してるんだろう…?

「行け!」

怒号と共に紅蓮が白炎の龍を召喚し、怒り
もろとも蠍にぶつけた。
焔に包まれ もがき苦しむ蠍を、さらに六合が銀槍でぶった切る。

断末魔の悲鳴を上げながら、妖は霧散していった。


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「はぁぁ〜、疲れた!もうくたくただよ!」

蠍が消えたのを確認し、昌浩は大きく息を
ついた。

「昌浩っ…!」

かなり切羽詰まった声で、二人の神将が少年を呼ぶ。
もしや、まだ妖を調伏しきれてなかったのかと、昌浩は焦って振り向いた。

途端に視界を覆う、紅。

「……っ!?」

昌浩は、紅蓮の逞しい腕に抱きすくめられていた。
濃色のざんばらな髪が顔にあたって、何だかとてもくすぐったい。
抱きしめられたのは分かったが、何故こうなったのだろうか。昌浩がふと疑問に思った
瞬間、紅蓮は一気に昌浩を引き剥がした。

「うおっ!?」
「昌浩、頬の怪我は…って、血が出てるじゃないか!」
「…へ?」

言われて気がついたが、そういえば頬の部分がちりちりと痛い気がする。

「ああ〜、あの時かな?何かが掠ったと思ったんだよね〜」
「『ああ〜、あの時かな?』じゃない!
蠍め、昌浩のこの可愛い顔に何をしてくれたんだ!血が出てるんだぞ!血が!くそ、この俺がついていながら……っ!」
「もう〜。紅蓮は大袈裟だなぁ。ちゃんと手当てすればすぐに治るよ」

紅蓮がかなり慌てている。十二神将最強の
あの姿は、一体どこへ。


咲夜:2016/06/19(日) 23:25 ID:Bv6 [返信]

ぷっ……ぷはっ!>>78読んで、本気で笑いを堪えるのに苦労した……。笑

あー、篶嶤さんですねー。笑
えっと、このお話の中では、
「篶嶤」=「蠍」=「妖」。
つまり篶嶤さんは、>>23で、紅蓮達の手によって、「お亡くなりになられて」おります。ああ、篶嶤よ、君の事は忘れない…

って言うか、分かりにくくてごめん!


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