怪盗レッドのオリジナル小説書いてみます!(8)

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320:蒼月 空太◆eko:2017/03/05(日) 19:45 ID:ORA

緑矢視点

昼。僕が昼食を取り、聞いてもどうも思わない授業から逃れられるような時間。僕は鞄から弁当を取り出す。いつも舞の手作りだ。彼女には迷惑ばかりかけてしまっている。今度は僕が作ってみるか・・・と考えながら、二つ入っていた弁当箱を一つ開ける。

パカァッ

中には、真っ白なご飯が入っていた。ゴマも梅干もない辺り、きっと健康面なのか、今日は何かご飯にかけるものでも存在するのか。そう考えながら、二つ目の弁当箱の蓋を開ける。中には、舞がいつも得意とする卵焼きや、鶏肉のささみでも入っているのだろう。僕はいつも筋肉が足りないと言われがちなので、きっとささみを食べて運動しろとでも言うのだろう。しかし僕だって平均くらいには体育は出きるはずだけれど―

パカッ

中には、卵と、醤油パックと、小さい紙が入っていた。その紙を読んで見る。もちろん目読だが。
『お兄ちゃんへ
いつもいつも健康健康とうるさく言ってごめんね。だから今日のお弁当は、お兄ちゃんが食べたことのない、卵かけご飯にしてみようと思ったの!まず、卵割って、中身をご飯に入れて、醤油をかけて、混ぜるだけで完成!美味しく食べてね!』

卵かけご飯。僕は食べたことがない。バターライスなら食べたことはあるが。ということで、コツとして書かれていた、ご飯に大穴を開けておくこと。僕は箸でご飯に穴を開け、卵を割り、中身を落とし、醤油パックの袋を破り、醤油を卵にかけて、そのまま箸で混ぜてみる。なんともいえない色になった。最初は純白という感じだった。しかしそこに黄色いものが落ちる。そして黒い液体がかかり、汚れたような色に。更にそれを混ぜ、黒っぽくなった黄色のご飯という感じだ。なんというか、カレー粉を混ぜて炊いたご飯の一部がこげているような状態を、テカテカに光らせた感じだ。

僕は箸で一部を掴み、口の中に入れてみる。生卵の味と、醤油の適度なしょっぱさが口の中に広がる。醤油の塩分を、ご飯と卵で優しく包み込んでいる感覚だ。僕はそのまま噛みしめて、飲み込んでから、今度はかきこんでみる。もちろん美味い。舞はこんな裏技飯を知っていたのか。どうせならばもっと先に聞いておくべきだった。と少し後悔し、そのまま卵かけご飯を食べ続ける。

あっという間に弁当箱の中身がからとなる。たまにはこういうご飯も悪くないだろう。しかし生物だから後が怖いな・・・・

終わり(二人の手抜き弁当の話であった)


夜神星奈☆*:aw:2017/03/12(日) 21:43 ID:cj2 [返信]

1週間ぶりですねー、はい
最近、全く来れなくてすいません
ということで、コメ返します

>>317なるほど〜、頑張ってやって見る!

>>318(-_-)ウームじゃあ顔文字アリで名前ふらないでやってみようかな…

>>320卵よく割れなかったねw

>>323全くわからん┐( ∵ )┌


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