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143:マジュ◆slE:2017/07/12(水) 18:52 ID:SgY

>>142のつづき
デカグースがたいあたりをするとピカチュウはかわすことができず、直撃してしまう。ぬしポケモンは通常の3倍もあるから、無駄に動くことになるだろう。これこそが試練だと感じるサトシ。ただ、焦っているような感じではなかった。

「ピカチュウ!大丈夫か!?」

「ピカチュ!」

ピカチュウはすぐに起き上がった(流石、タフです)。

「ピカチュウ、俺たちの本気を見せてやろうぜ!」

「ピカチュウ!」

デンキZのZ技を使おうとするサトシ。
最初に左腕を肩の高さより上げて右腕は脇腹のあたりに下げ、その直後に両腕を肩の高さて水平に広げる。
次に上体を右にひねり左腕はひじを90度に曲げて、顔の前に拳を持ち上げ、右腕は体の後方へまっすぐ伸ばす。
その次に右腕を左脇腹に近づけるようにしながら、上体を左へひねる。右腕が下方へ、左腕が上方へ向くようにする。
最後に肩をすぼめるようにして左腕を体の右側へ移動する。その後、右手の先を下方へ、左手の先を上方を向ける。これが何となく稲妻の形に見えていればいい。
これがデンキZ。それの技の名は『スパーキングギガボルト』。

それを見たハラさんは、驚きを隠していなかった。

「これが、俺たちの全力だ!『スパーキングギガボルト』!!」

「ピカ…ピカ…チュー!!!!!」

電撃のヤリがデカグース目掛けて打たれる。デカグースはZ技を受け、目を回し倒れた。

「そこまで!この勝負、チャレンジャーサトシ君の勝利!」

「よっしゃー!」

「ピカピカチュー!」

「ホウー!」
「コウガ!」

『凄いロト!大きなぬしに勝ったロト!!』

サトシのポケモンたちは、勝利の喜びをあげていた。

「凄い!俺、サトシとバトルしたい!!」

「サトシは、強いですよ!」

「ぴゅう!」

「流石、サトシだ。」

みんなが納得をしてくれた。確かに、サトシの力は本当のものだ。お互いを信じ合う絆。それが、新たな力へと導いている。


それよりサトシは、デカグースに話し掛けていた。

「あ、デカグース大丈夫か!?」

『ビビビ、き…危険ロトォ!』

「大丈夫…俺は何もしない…ただ、俺はこの世界を平和にするためにお前の力を借りたいんだ。」

サトシは、デカグースに向かって、自分が思っていたことを全力でぶつけた。その答えが、ノーマルZという贈り物として、サトシを認めてくれた。

「サンキュー、デカグース。」

「……」コクリ

デカグースは無言で答えた。そして、どこかへと去ろうとする。いや、ラッタたちのとこへ向かおうとしていた。

「行こう」

「ピカ!」

サトシたちはデカグースについて行き、ラッタのとこへと向かって行く。


マジュ◆slE:2017/07/14(金) 16:21 ID:SgY [返信]

>>143のつづき
デカグースは、ラッタのところへと向かっていると、ラッタたちは、イネを食べていて荒らされていた。

『ビビビッ、ラッタたちを発見ロト!』

「グース!」

デカグースは、ラッタたちに向かって一鳴きした。すると、ラッタたちは、食べられると思い逃げて行った。

「ラッタってあんなこと考えるんだ…」

「…俺も知らなかったな」

「…ピーカ」

何この空気って感じになっていたがとりあえず解決。

「よくやったなサトシ。」

「流石、サトシです!」

「その通りです。ぬしポケモンは普通、試練に挑戦している人にZクリスタルを渡すことなんてないんです。」

流石、ポケモンホイホイ(サトシがいるとポケモンが来やすいという奴w)である。

*

次の日、新聞を見るとラッタの事件を解決したという記事が書かれていた。そこには『サトシ君のおかげで』と書かれてあった。

「サトシ、有名人になってますね」

「えーそうかなー?」

「ピカ、ピカチュ…;」

ピカチュウか何故か呆れていた。そんなとき、チャイムが鳴った。サトシは、ドアを開けた。


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