ノンフィ�Nション小説(23)

1: る:2020/06/13(土) 18:05

私のノンフィ�Nション小説です
よろしくお願いします

3: る:2020/06/13(土) 18:12

「遠藤!校庭で野球しようぜ!」
「おっけー、行く行く!」

私は昔から運動神経が良いのだけが取り柄で

「遠藤は俺のチームな」
「ずるいぞ琢磨、それじゃこっちが不利だろ」

小学生の頃は休み時間のたびに男子と遊んでたし放課後は地域のサッカー�Nラブに入っていた
女子より男子の方が一緒にいて楽だったから女子とはちょっと話すくらいだった
当時はそれで良いと思っていたけれど今思えばもっと女子との付き合い方を学んでおけば良かったと思う

4: る:2020/06/13(土) 18:19

「るな、中学は県外に行くって本当か?」
「りおと、何で知ってるの?」
「お前のおばさんが言ってた」
「……」
「唯と広樹は知ってんの?」
「……まだ言ってない」
「そっか、まぁ確かにこれから成長して体格差が大きくなったら今みたいに男子の中に女子1人混ざってサッカーは無理だもんな、かと言ってこの辺の女子運動部はぶっちゃけ弱いしお前の実力じゃ物足りなくなって来そうな気がするわ、地元で和気藹々程々にやるのも良いけど実力を伸ばそうとストイッ�Nにやるのもありだよな、頑張れよるな、寂しくなるけどな」
「……うん」
「……入試は大丈夫なん?」
「頑張ります」

迷いはあった
仲間と離れる事も、寮生活する事も不安だった
でも挑戦する事は好きだったし自分の力を試したくて中学は県外に行く事にした
そこで私は思いしった
自分が女との付き合い方を全く知らなかった事を

ネ�Nラをネアカに大作戦(2)

1: おれんじ:2020/06/06(土) 21:53

今までの僕はまさに「ネ�Nラ」だったー
でも、もう違う、自分に自信を持てるようになった。
ネ�Nラなんかじゃない、「ネアカ」なんだ。
僕を「ネアカ」にしてくれた彼には
ありがとうを伝えたい、いつまでも。

>>2 登場人物紹介

2: おれんじ:2020/06/06(土) 22:13

【登場人物紹介】※�N齢は物語スタート時

禅野 英慈(ぜんの えいじ)
高校一�N生の15歳。寺の後継ぎ息子。
中高一貫校の明洋学園に高校から入学した。
中学時代にいじめにあっていて、根暗な性格。

青島 涼磨(あおしま りょうま)
高校一�N生の15歳。中学から明洋学園に通っている。
成績優秀、眉目秀麗な彼だが、実は悩みをかかえている。
紗耶香とは恋人と思われているが違うようだ。

南 紗耶香(みなみ さやか)
高校一�N生の15歳。中学から明洋学園に通っている。
学�Nのマドンナで、ミナミグループ社長のひとり娘。
涼磨とは美男美女カップルに思われているが、違う。

神蔵木 廉(かぐらぎ れん)
高校一�N生の15歳。英慈と同じく高校から入学した。
最初は英慈を嫌っていたが、次第に英慈と仲良くなり、涼磨と共に英慈の友達になる。

谷上 藍那(たにがみ あいな)
高校一�N生の15歳。中学から明洋学園に通っている。
愛されキャラで、男女問わずみんなと仲良し。
英慈は彼女に好意を抱いていく。

Nに花を捧げよう(6)

1: 匿名:2020/06/05(金) 11:59

―転校生に、期待なんてしないでよね。



*注意*
・語彙力皆無
・誤字脱字誤変換常習犯
・下手くそ
・ゲームの名前は出ないけどゲーム機やスマホの名前は出る
・深夜じゃないけど深夜テンションで建てた。後悔しかしてない。
・主人公は所謂アニオタです
・この小説はフィ�Nションです。


はじまり。>>0002

2: 匿名:2020/06/05(金) 12:18

桜がひらひらと舞い散る中、見慣れぬ少女がいた。
「…目立ちたくないなぁ…」
彼女は今日ここに来た転校生である。親が転勤となったため、この学校に通うこととなったのである。友達できるかなぁ、など呟きつつ、校門をくぐる。


教室がやけに騒がしい。普段はあまり仲が良くない男子と女子も、今日はかなりまとまって何か喋っている。廊下から足音が聞こえたと同時に�Nかが、「もう朝会じゃん!座るぞ!」と言い放った。皆ざわざわしながら席に着く。扉が音を立て開き、担任と思われる人と―。
1人、少女が入ってきた。
Nラス全体が騒がしくなった。担任と思われる人は少女を教卓の辺りに誘導し、小声で「自己紹介をしてね」と囁いた。
「…佐藤華です。」
少女…華が名前を言い終わった所で、生徒が口々に「何処から来たの?」「趣味とか特技って何?」などと質問を投げかける。
1人生徒が、「せんせー、華ちゃんは何処の席に座るんですかー?」
「(…いきなりちゃん付けで呼ばないでよ)」華は少し苛立ちながらも顔には勿論出さず、黙っていた。
「あーそうだな、じゃあそこの窓際が空いているからそこにしよう。隣の人は今日は休みだが…」担任が生徒の質問に答えつつ華に席を伝えた。
「はい。」華はそれだけ言って席に着いた。
「(前の学校は私がアニメ大好きって事が知られて友達いなかったからなぁ…ドルオタはいっぱいいたけど2次元と3次元の違いでしょ…なんでそうなるんだか。まぁ、平和に暮らしたいから家だけでこういうの楽しめばいいかなぁ…)」
学校ではどう動こうかなぁ〜と考えている内に時計の針は1時間目の5分前を指していた。



登場人物について。
・佐藤 華(はる)
小説の舞台となる学校に転校してきた中学二�N生。都合上来たのが4月の中旬くらいになってしまった。前の学校ではアニオタという理由で友達ができなかったため、それを隠す事にした。

担任とか他の生徒は基本モブだし重要キャラは出る度に説明する事にします。

3: 匿名:2020/06/08(月) 13:04

ー華視点ー
えーっと、一時間目は…歴史かぁ、日本史なら得意分野だけど…

>特筆すべき点も無いのでカット<
えっと次は給食か〜、美味しいのでるかなぁ…


「ねー華ちゃんの趣味って何?」(モブ)
だからいきなりそういう呼び方しないでよ…
「…無いけど。」
嘘。本当は宿題終わらせたらすぐゲームしたり動画見たり青い鳥したりアニメ何週もしてたり漫画読み漁ったりしてる。
「えっじゃあ帰ったら何するの?」
もうどいつもこいつも馴れ馴れしいなぁ…
「宿題」
「終わったら?」
あーもうしつこいなぁ…プライベートにガンガン入るなよ…
「本読んでる」
「何の本?」
あーだからしつこい…
「…小説。もういいでしょ食べる時間無くなる」
小説は想像力を膨らませて読むと凄く楽しい。
「意外〜」
何がだよ。

>またカット<

ー視点変更。ー
昼休み。男子は校庭でサッカーしたり走り回り、女子は教室でぺらぺら喋っている。そんな中、華はそそくさと図書室へ向かった。
キィィ、と小さな音を立てドアを開ける。
華の目は奥にある、ドアに入ったら最初に目に付くであろう雑誌コーナーにくぎ付けになった。周りに人がいないのを確認し、吸い込まれるように雑誌の方へ向かう。
「…あるかな」
さっと雑誌に目を通し最後の方に、目当ての"宝"はあった。
「…っ!」
雑誌を手に取り、まず表紙に描かれた"愛する者"を隅々まで観察する。雑誌を開こうとして、手を止めた。
「もし見つかったら怖いな…」
休みの日に、人が来ない保証がある日に、じっくり読もう、そう考えたのだ。
「あれ、時間は…」
華は時計の方に目をやる。意外と時間は大丈夫だった。でも、今はもうここにいる意味はないと判断し、教室へ戻っていった。

>残りはカット<

「ただいまぁ…。」
華が玄関を開けたと同時に、一匹の猫がこっちへ走りだし、体を摺り寄せてくる。
「皐月、お出迎えありがとう。」
猫…皐月はにゃぁん、と返事をするかのように鳴き、振り返り"縄張り"へと戻っていく。
「さぁて、鳥類さん達の推しの絵を見ますかね。」
鳥類というのは、この小説に出てくる「青い鳥」をやっている人達の総称である。
「…はぁ、尊い…私の推し達よ、何故あなたたちはこんなにも尊いのだろうか…」
華は、答えなど返ってこないのを分かっていながらも、画面に問いかける。
「…親友のおかげでこんなにもハマれたんだよねぇ…感謝感謝。」
ぽつり。と呟き、華は何かを思い出したかのように声を上げる。
「そうだ、まーちゃんと通話しよ!」






・まーちゃん
今後登場予定。その時になったら詳しく説明する。今の時点では「華のネ友」である。華とは同�N代。




あとがき
凄く疲れました。中々ネタが降ってこないんですよね…あと完全に自己満足なものになってきた…まぁ小説ってのは自己満のものがたくさんあるから仕方ないのかな。あとhogeるべきか悩んでいるところ。見ている人がいるかは知らないですけどまた今度。では。

こんな親なら、いらなかった。〈ノンフィ�Nション〉(50)

1: アル ◆6.:2020/05/26(火) 19:02

ノンフィ�Nション小説を描きます。
私の経験などをもとにした小説です。
感想待ってます!

4: アル ◆6.:2020/05/26(火) 19:25

そこまで考えて、はぁと大きな溜め息をついた。
「無い物ねだり」という言葉が頭に浮かんだ。
私の癖だ。無い物ねだりをして、虚しくなって、また涙を
流してしまう。憂鬱だ。「親 嫌い」で検索をしたこともある。
親が嫌い。真実だ。でも。そんなことを考えてしまう自分が
一番大嫌い。

ーこんな人生、いつまで続くのだろう。
いつまでメソメソ泣いていなきゃいけないのだろう。
明日、朝�Nきたらパッと人生が変わっていたら良いのに。
毎日そんなことを考えて、眠りにつく。でも、そんなこと
Nきっこない。現実って何にも良いことない。

5: アル ◆6.:2020/05/26(火) 19:35

鬱で、どうしようもなくやる気も�Nきなくて。
苦しくて、もどかしくて、嫌で。
そんな時に観た映画が『アラジン』だった。
アラジンに憧れた。盗みを働かないと生きていけないくらい
貧しい環境にありながら、世界を憎んだり、自分の人生を
悲観したりせず、「いつまでもこのままじゃない」
「いつかこんな暮らしを変えてみせる」という野望まで
抱いており、無邪気な笑顔が眩しい彼。
私もアラジンのようになりたいと思った。その瞬間から
私はアラジンを好きになった。私もアラジンのように
強い想いと野望を抱ける人間になりたいと思った。

6�Nの片想いを。(7)

1: いーある◆ww:2020/05/05(火) 17:27

 
 
 
「何�Nかかっても、この恋を叶えたい。」
そんな願いは、�Nに届くかな____。
 
 
 

2: いーある◆ww:2020/05/05(火) 18:12

ふと靴元を見ると、散った桜の花弁が降り積もっていた。
私は無意識につま先をトントンと地面にたたき、花弁を地面へ戻す。
意識してしまうブレザーの制服は着ているだけで落ち着いていられない。
たまに�Nルッと回ってプリーツスカートを風に踊らせると気分がいい。
「おはよ!」
隣へと駆け寄った先にいる彼にそう言った後すぐ、胸の鼓動がうるさくなる。
「おぉぉ、びっくりした、陽葵か」
「もう私達も中学生だね」
「…そだね〜」
「いつしか聞いた言葉だなおい」
何気ない会話を続けながら校門へと歩いた。
私は、朝日奈陽葵(あさひなひまり)。
上代中学校の新一�N生だ。
好きなことはイラストを描くこと。
昔からの特技でもある。
そして隣にいる男子、一ノ瀬翔(いちのせかける)は、同小の同級生。
アシンメトリーの髪がどこか爽やかだ。
ネ�Nタイを縛ったブレザー姿も様になっている。
私は翔に6�N間片想いをしている。
6�N間とは、もちろん小学1�N生から。
「翔、私たちの�Nラスって何組だっけ?」
「2組に決まってんだろ」
翔は「ハハハ」と軽く笑いながら言う。
そうなのだ。
私と翔は奇跡的に同じ�Nラスだった。
仲のいい友達とは�Nラスが分かれてしまったが、それ以上に嬉しい。
(嬉しいの、顔に出てないかな)



「おはよう、瀬奈〜〜!」
「陽葵おはよう!どうよ、一ノ瀬くんと?」
そう言っていたずらっぽくニヤつく女の子は、成未瀬奈(なるみせな)。
小学校2�N生の頃に仲良くなった友達だ。
瀬奈は4組で�Nラスが分かれてしまった。
でも、お昼休みは瀬奈と同小の女子と集まっている。
ネットで見たサイト曰く、入学した直後あるあるらしい。

3: いーある◆ww:2020/05/05(火) 18:28

登場人物の詳細


朝日奈 陽葵 (あさひな ひまり)
1�N2組。
誕生日は8月22日。
髪型はハーフアップ。(たまにポニーテール)
趣味はイラストを描くこと。
好きな食べ物はタピオカミル�Nティー(流行りのウェーブに乗ってみた)。
最近は太るからと言って自分の中で禁止しているらしい。
得意科目は英語。苦手科目は保健体育。(運動がダントツ無理)
翔に6�N間片想いをしている。瀬奈の友達。



一ノ瀬 翔 (いちのせ かける)
1�N2組。
誕生日は11月17日。
髪型はアシンメトリー。
趣味は映画鑑賞。
好きな食べ物はカレーライス。
福神漬けをつけるのがこだわり。
得意科目は歴史。苦手科目は科学。(特別頭がいいわけではない。)
陽葵と瀬奈の友達。




成未 瀬奈 (なるみ せな)
1�N4組。
誕生日は6月4日。
髪型はショートとミディアムの中間あたり。
趣味は料理。
好きな食べ物はスコーン。
チョコ入りが好き。
得意科目は家庭科。苦手科目は数学。
陽葵と翔の友達。

<ス�Nールライフ…>(69)

1: ナナナ:2020/04/22(水) 20:58

こんにちは〜。小学生の頃小説家 を目指してました!ナナナです!小3から小5くらいまで書いてました!なので今回は久しぶりに小説を描きます!小説家 を昔目指していたとはいえ、あまり文書は上手くないので、「まぁこんなもんかな?」的な感じで甘めに見ていただけたら幸いです!今回は、いじめのお話にちょっと恋愛がある感じのお話です!毎日投稿はできないかもですが、どうぞ楽しんでみたいってください!あとコメントなどもokでーす!コメントくれたらスレ主が涙流しながら小説書くヨォ(多分)話しは次からです!どうぞぉ!

2: ナナナ:2020/04/22(水) 21:28

☆登場人物☆主人公 天野千沙(あまのちせ)
川幡夕日(かわばたゆうひ) 三島 みらい(みしまみらい)斎藤奈央 (さいとうなお)宮原はやと(みやはらはやと)1話 「う、うぅ…。」ジリリリリリリ!ジリリリリ!「まってぇあともう少しぃ…。」と、まくらもとの時計をみる。えっ、とぉ今何時だろ…。えっ、えっと、はちじ…えっ!?8時!?ようやく、千紗は、目を覚ました、それからは、服などゆっくりと選ぶ間もなく簡単に着れるワンピースをき、ボサボサ髪をとかしランドセルを持ちながら、下のリビングへと、死に物狂いで走っていく。「おはよォォぉぉ!お母さん!今日朝ごはんいらない!てか今日から新学期で5�N生になるのニィィィィ!」千紗の発言を聞いたお母さんの顔が「?」という顔になった。「へっ?千紗、何言ってるの?まだ6時半だけど…。」「ふぇぃ??」と顔を上げると食べかけの食パンをくわえながら目を丸くするお父さんと、今にも笑いだしそうなお母さんがいた。「えっ、でもでも!私の時計が!」というとお母さんは笑いながら言い出した「wwあぁ目覚まし時計?あれ壊れてるんだったwwwwww」とお母さんは舌を出す。「へっ?お母さん…。私の大切な5�N生最初の日に何してんのヨォォォォォ!」と、お母さんを追っかけ回した。「ごめんってぇ…。」「いや許さない!」という争いが何分も続いた……そして何分経っただろう……テレビを見ると、8時を指していた…いや今度こそ8時を指している。テレビもお天気おねえさんがおじぎをしていた。「えっ?まさかの本当に遅刻では?お母さん…。」「本当ねぇ…。ってあんたみらいちゃんが待ってるんじゃないの!?」「へっ?あっ、あぁ!あ、行ってきマァース!!!!!!」やばい、やばいやばいやばい!最悪の初日だよぉ!

9: ナナナ:2020/04/22(水) 22:00

キャリス�Nありがとう〜!!!!!最後まで頑張るヨォォォォォ!

朝�Nきたら世界が終わりを告げようとしてるっぽかったのであなたを探します。(1)

1: キャッスル&◆e2:2020/04/06(月) 23:02

「おはよう」
そう言える人がいない。そう返してくれる人がいない。
だから俺はそう言える、そう返してくれるあなたを探す。

赤い部屋生活《ボ�Nの日記》(2)

1: 小野寺 祐樹:2020/03/02(月) 21:53

《一日目》2Xxx/7/9

今日はお誕生日だった。プレゼントを買ってもらう代わりに、
お父さんとお母さんに頼んで部屋の壁紙を真っ赤にしてもらった。

今日から寝る時も�Nきる時もぜーんぶ真っ赤。

2: 小野寺 祐樹:2020/03/04(水) 15:25

《二日目》2Xxx/7/10

Nきると天井が赤い。昨日は壁紙だけだったのに、天井も。

しあわせだ

アルテッ�N学園☆王族科!(7)

1: まくぃー:2020/02/15(土) 22:10

──国立アルテッ�N学園 王族科

様々な国の王子王女のみが入学できる、帝王学専門学園。
そこはさながら"小さな世界"。
大国生徒が支配し、弱小国生徒は肩身を狭くしながら生きていく。


人種差別や政略結婚争いが渦巻くこの学園の中で、信念を貫く少女がいた──。

>>02 登場人物

2: まくぃー:2020/02/15(土) 22:36

【アトナ・ジュレース】
弱小島国ジュレース公国の姫で、立派な女王になるための修行に励む。
大帝国の王子シェイスに反抗し、全校生徒からいじめを受けることになる。


【シェイス・アルテッ�N
世界の半分を支配する、アルテッ�N帝国の第一皇子で生徒会長。
類まれなるカリスマ性で"シェイス党"という派閥をまとめあげる。
世界統一を目指しており、反抗する勢力を生徒会権限で弾圧していく。


【メアンリ・テュアトリア】
アルテッ�N帝国の隣にある小国、テュアトリア王国の姫。
シェイス党側の陣営。
アルテッ�N帝国の皇子と政略結婚するため、シェイスに近づく。


【ルアドゥラ・メフルト】
別大陸の大国の王子だが、肌が黒いことで人種差別を受けている。

3: まくぃー:2020/02/16(日) 00:19

──国立アルテッ�N学院 王族学科 高等部。

世界の半分を支配している大帝国、アルテッ�N帝国の首都にある学園。
世界中の王子や姫達が集まり、王としての振る舞いや社交、帝王学を学ぶ。
政略結婚の思惑、人種差別によるいじめ、強国と弱小国の立ち回り、同盟のような友人関係。
それはさながら、世界の縮小図。

他人を出し抜き、欺き、自分が有利になるよう立ち回る。
時には同盟を組み、時には派閥同士で争い、時には弱小国から搾取する。


「さすが小さな島国。田舎者って感じよね」
「島国の姫なら、藁のドレスがお似合いだわ」

辺りに宮殿のような校舎に不釣り合いな、家畜小屋の臭いが充満する。
家畜の寝床である干し草をぶっかけられたと理解するのに数秒かかった。
微妙に湿っているのが余計に気持ち悪かった。
牛や豚の唾液かもしれないと想像しただけで震えがおさまらない。

「お母様が仕立ててくれたドレスなのに、よくも……!」
「あらあら、貧しいから仕立て屋も雇えなかったのねぇ」
「そんな民族衣装、ドレスなんて言わないわ」

すらすらと悪口の出る汚い口元を、どこかの動物から毟り取った毛で装飾された扇子で隠しながら嘲笑う二人の姫。

二人の姫の間から、一人の男が進み出る。

俯いていると、自分の藁だらけの顔が映るほど鏡面磨きにされたピカピカの黒いブーツが視界に入った。
見上げるれば、人間離れした端正な顔が私を見下ろしていた。
生まれながらの帝王気質。
その冷酷な視線で睨まれたが最後、どんな荒くれ者も服従せざるを得なくなるような、そんなオーラがあった。

──シェイス・アルテッ�N
世界の半分を支配する大帝国の王子にして、全ての元凶。

「あなたがいけないのよ? シェイス王子に無礼な態度をとるのだから」
「……先に侮辱してきたのは彼です。私は失礼な態度に対して同じ態度で返したまで。あぁ、まだマナーが分かっていらっしゃらなかったのかな? だったらごめんなさいね、シェイス王子」

怖いのに、本当は怖いのに、あの視線で射貫かれては反抗できないのに。
でも自分に非があると認められず、ペコペコ謝りたくなくて、強がって口ばかり反抗してしまう。
ここまで反抗した手前、謝まったら謝ったで更に足下を見られそうな気がしてしまう。

「……謝りません。あなたが先に謝るまで」

──あぁ、世界で戦争が無くならない理由が今分かった。


「まだそんな態度を……!」
「騒ぐな。報復はじっくりと楽しませてもらう」

シェイスは私のドレスの裾をブーツで踏みにじると、背を向けてコツリ、コツリと立ち去って行った。



「あぁ……なんでこんなことに……」

小さな島国の姫である私が、こんなサスペンスに満ちた学園に身を置くことになってしまうなんて──。

ちょっと待ってよ福司�N!(4)

1: 匿名さん:2020/02/05(水) 16:16


──私は死者が見える。


ちなみに"私"は僧侶でも霊能力者でも無く、どこにでもいる女子高生だ。
サラリーマンのお父さんに専業主婦の母、自宅は団地の6階、都内の公立高校、好きな俳優は菅田将暉。
Nラスに同じような女子は多分あと5人いる。


この力に目覚めたきっかけで思い当たるのは、1�N前に友人の墓参りをしていたら、墓石に思いっきり頭をぶつけたこと。
幸い出血は無かったけど、それ以降どういうわけか見えないものが見えてしまっていた。
帰り道に渋谷のス�Nランブル交差点で足が透けてる人を四、五人見た時は思わず立ち止まってしまい、人の波に呑まれたのを思いだす。
一応魂と会話はできるが、接触や除霊はできない。

なんだかアニメや映画などのフィ�Nションにありがちな設定だと思われるかもしれない。
けどフィ�Nションは幽霊を誤解している。


彼らは未練を残して成仏できずにこの世にいるわけではなく、ただ魂が消えるのを待っているだけだ。
100日すれば、未練があろうと無かろうと、魂も泡がぱちんと弾けるように消える。


人は二度死ぬ。

一度は肉体が機能を停止した時。
そしてもう一回は、魂が消滅する時。

肉体が機能を停止してから100日は生前の姿のままふらふらと漂っているが、100日すれば魂ごと消える。
この世からあの世への移行期間というわけでもなく、本当に消滅してしまうらしい。
私からすれば仏教の輪廻転生、極楽浄土なんて詐欺もいいところで、報われもしないのに仏道修行に励む寺の人を冷めた目で見ていた。
どうしてこんなものを何百�N間、何万人も信仰しているんだろう。


「あーあ、なんの為に生きてんだろ。どうせ魂は消えんのに」

霊が見えるようになって実害は特に無かったが、なんだか生きる気力を失ってしまった。
死ぬのは嫌だけど、生きる意味も見つからない。

どれだけ現世で良い行いをしても、来世で報われるわけでも極楽浄土に行けるわけでもない。
だから私は、少しずつ、人の見ていないところでサボったりズルをするようになっていた。
どうせお天道様は見ていないから。



>>02 あらすじ、人物紹介

2: 匿名さん:2020/02/05(水) 16:30

実藤 奏葉(さねとう かなは)
霊が見えるようになった女子高生。
黒哉が犯人を殺そうとしているのを止めるよう依頼されるが……。

福司 黒哉(ふくし くろや)
奏葉の�Nラスに転入した男子。
Nールなイケメンで女子からの人気が高いが、人との関わりを避けている。
中1の妹を誘拐の末に殺され、犯人の復讐を目指す。

福司 桃亜(ふくし ももあ)
3か月前に殺害された、黒哉の妹。
黒哉の復讐を止めるため、霊が見える奏葉に頼む。

3: 匿名さん:2020/02/05(水) 18:16


高校一�Nに入学したばかりの5月上旬。
家庭の事情で入学が遅れたという男子が教壇に立たされ、改めて紹介された。

「実質転入生みたいなものね。自己紹介して」
「……福司黒哉です。よろしく」

学ランの下には紫のパーカーが覗いており、軽い気崩しが垢抜けている。
黒髪はところどころハネが目立つ天然パーマ。
確かに整った顔立ちで少しドキリとしたが、それよりも私が釘付けになったのは、彼の頭上を浮遊する少女だった。
彼とお揃いの黒髪天然パーマを肩まで伸ばした、紺のセーラー服を着た女の子。

──死んだ身内か。


「先生、もういいですか」
「あぁごめんなさい、どうぞ席について」

担任に促されて嫌々というような感じで紹介をした彼は、一秒でも早く着席したいと言わんばかりに自己紹介を切り上げ、自席に戻った。
てか、その自席って私の隣じゃーん!

当然、彼の頭上を浮遊していた少女もふよふよとこちらへ飛んでくる。

「�Nールな感じでかっこいいよね」
「でもなんかサブカル男って感じ〜。beatsのヘッドホンなんかしちゃってさ」
「別にそれくらいよくない?」

後ろの方でコソコソと耳打ちする女子の声が私にまで聞こえていうことは、恐らく福司�N本人の耳にも入っているのだろう。
彼は気に留めることなく、スマートフォンで高速タイピングを続ける。

『くろ、ホームルーム中なんだからスマホいじるのやめなよ〜。また事件の記事なんか見て』

女の子は福司�Nの彼の目の前に降り立つと、彼の目の前で手を振っておーいと呼びかけていた。
もちろん福司�Nの目はスマートフォンの画面に落とされたままだ。

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