こんにちは。これまで私は、前作でいじめの話をちょいちょい入れてました。「オタク女が恋を知るまで…」や、「私は美人になれるのか…〜美人を目指して〜(後に『びじめざ』と記述)」など。
ですが、今回はいじめが主役です。そして、題名の通りいじめの舞台は学校です。
今、びじめざも書いてるのでそちらもどうぞ見て下さい。コメント待ってます☆
※「好きな人の、好きな人」は、ネタが思いつかずやめさせてもらいます。見ていた人達ごめんなさいm(--;m
ルール
・閲覧OK!
・感想やアトバイスどしどし書き込んで下さい!
・辛口や悪口はお断りで…
・なりすなしされたらアク禁だしますね(^▽^)
登場人物紹介
相沢永久(あいざわとわ)
主人公。明るく積極的で、クラスの中心的存在な人気者。とあるトラブルで、ターゲットにされてしまう…。
金井楓(かないかえで)
永久の親友。優しく控えめで、永久とは正反対の性格。小学生の時から永久とずっと同じクラス。
九条杏樹(くじょうあんじゅ)
クラスの女王様的な存在。男子の前でだけぶりっ子なので、一部の女子たちに反感を買っている。いじめっ子。何人か、杏樹の家来的な人達がいる。
↓杏樹の家来的な人達を、簡単に紹介しますね↓
・星野夏音(ほしのかのん)
・鈴木渚(すずきなぎさ)
・夢川林檎(ゆめかわりんご)
・戸川恵(とがわめぐみ)
明日から、本編に入ります!
4:みぃ◆VZbV1gU:2019/02/21(木) 16:25 私、相沢永久!楽しいこと大好きな中学一年生。
「おはよう、永久」
「あっ、楓ー!おはよーーーー!!!!」
この子は私の親友、金井楓。頭のいい、優等生。私も、楓の成績を見習わないとっ…て、思う時もあります↓↓↓正反対だけど、小学校もずっとクラスが同じで、仲良し。
楓とまた同じクラスになれたし、クラスの人達とも仲良しだし、ああ、恵まれてるんだなって、いつも思う。
毎日が楽しく、嫌なことなんてない。そう思ってた。
あの時までは…
二時間目は、国語の授業。うう…国語苦手。でも、国語が終わったら休み時間があるんだ!頑張ろう。
ん?後ろの席の子が、話し掛けて来た。
「これ、杏樹さんから。永久に渡してって」
杏樹さんこと、クラスの女王様的存在の九条杏樹。私、このクラスの中でこの人とだけはあまり話したことがない。
だから、皆のことは呼び捨てかあだ名で呼ぶけど、この子だけは「九条さん」って無意識に呼んじゃうし。
九条さんから呼び出させるなんて、珍しいな。でも、九条さんと仲良くなれるいい機会なのかも!ーうん、これはきっと、チャンスなの。チャンス!
チャイムが鳴り、私は九条さんの席に行く。
「何?九条さん」
「ねぇ、私の定規取ってない?あれ、気に入ってるんだけど。」
え?知らないよ。普段あまり話さない人の物なんて…そもそも興味ないし。
「知らないなぁ…」
「ほんと?怪しいなぁ。ちょっと筆箱見せて!」
そして九条さんは、私の手を強引に振り払った。えっ、違うって言ってるのに。
「えっ、ちょっ、まっ…」
私がいいかけた時には、もう遅かった。九条さんは、手に「九条杏樹」と書いてある定規を持っていた。
違う。絶対取ってない!
「ほ〜ら、やっぱり」
「そんなっ。私、絶対してない!」
「あら?こんな教室の空気を見てもそう言えるのです?」
クラスの皆は、私のほうを見てヒソヒソ話してる。
「相沢さん。あなた、あたしのお気に入りの定規を取って…どうなるのかわかっていて?」
そんなっ…。なんでそんなことになるの?
「あなたには明日から罰を与えますわ。覚悟なさい!」
そんなっ、どうなるの?
翌日。教室に入るのが怖い。どんなことをやられるの?
勇気を出して…ガラッ。扉を開ける。そこには、黒板に大きく私への悪口が!
「えっ…何これ」
「あらあら、誰が相沢さんの悪口をお書きになってますの?あんた達、直ちに消して上げなさい!」
九条さんは、いつもくっついている九条さんの子分的な存在の人達に、黒板の字を消させた。
…わかった。あれは全部九条さんがやったんだ。それで、九条さんは自分がやったことがバレないように、ああいう風に黒板を消した(消させた)
なんて勝手な奴だ…。
「おはよう!」
私は後ろの席の子に、挨拶をした。ところが…
「..........」
後ろの席の子は、何も反応しない。
「どうしたの?具合悪いの?」
「..........」
何も返事しない。えっ、なんなの?
後ろの席の子だけじゃない。楓以外、クラス皆私のことを無視している。
これも何か、九条さんが何か知ってるのかな?
「九条さん、クラス皆に無視されるんだけど…何か知らない?」
「あん?昨日の話聞こえなかった?私の定規を取った罰なのよ、これは」
やってないって、言ってるのに…。いつまでやられたら気がすむの?
「とにかく、当分あんたには罰を受けてもらうからね!」
そんな、酷いよ。皆にも誤解されて白い目で見られて、あげくの果てにこんなことに…。
九条さんなんて、大嫌い。
「まぁ、こんなのお遊びだよ。お遊びはおしまい。もっと酷いことをしてあげるから、お楽しみに★☆」
そんな、もっと酷いことをされるの?嫌だ、嫌だ。
「そんな、無理だよ!」
「何?あんたがあたしの定規を取らなければ、こうにはならなかった。違う?」
「..............」
「定規は、取っていない。誤解だよ」と言いたいが、それを言ったら何をされるかわからない。
「何も言えなくてわろたwまぁ、お楽しみに!」
休み時間、私はいつも通り楓と話していた。
「楓ーーー‼️昨日のテレビ観た〜?」
「見てないよ」
「えー、また勉強でもしてたの?もう、楓は優等生なんだからー😊」
楓と話している時が、一番楽しい。楓と話している時は、いじめられている辛さも忘れる。
「どんな番組だったの?」
「あのね!音楽の番組なんだけど、私の大好きなアイドルが出でて〜、もう興奮しちゃった🤣楓の好きな歌手もいたよー💗」
「え、ほんと⁉️見たかったな〜」
やっぱり楓といると楽しいな〜。いじめられてても、楓は私の大親友だからねー!
楓には、いじめられていることは隠しておこう。そしたら、心配かけるから...
楓と話しているうちに、チャイムがなってしまった。急いで椅子に座ると、私の机には何かが彫られていた。
何..❓「永久のブス、学校来るな」...?
私はこれをやった犯人がすぐ分かった。九条さん達だ。私がこれを見たのがわかったのか、九条さんと渚達は私の方を見てクスクス笑ってる。
次の瞬間、九条さん達が立ち上がった。
「あのー、永久さんが体調悪いらしいので、保健室に連れてってもいいですか?」
「ああ、いいですよ」
具合なんて悪くない。きっと九条さんは何か企んでるな。
九条さんは私の腕を掴んで、
「ほら、行きますよ」
と言った。何故か恵達も一緒にいった。
お知らせ
中間テストが近いので、テストが終わるまで更新できないかもしれません😢なので、テストがおわるまで待っていて下さいm(_ _)mまたテストが終わったら更新しようと思います❗️
「ねぇ、机見たわけ?」
机、、?ああ、あの掘られていた文字のことか。
「、、うん」
「じゃあなんで帰らないの?こんな醜い顔してさ、見てるだけで気持ち悪いんだけど」
なんでこんなこと言われなきゃいけないの?こっちは突然連れてかれて、挙げ句の果てにはこんなことまでされて。
嫌なことをされる度にそう思う。
そう思ってると、九条さんたちは掃除用具いれからバケツとモップを取り出した。
「何するの、、、?」
「あんたの顔をもっと醜くするの‼️」
そのとたん、私は恵や渚たちに押さえられた。嫌だ、怖い。何するの、、、?
「いや、やめて....」
自分でも自分の声が震えてるってわかってる。それぐらい怖かった。
九条さんは、ハサミを取り出し、私の髪を切り始めた。
「あんたのキモい髪を、バッサリ切ってあげる!」
...やめて❗️髪だけは❗️
私がそう言おうとしたときには、バッサリ切られていたみたいだ。九条さんが私に鏡を向けた。
「どう?大分マシになったんじゃない?」
何これ、、、?私の髪は所々に短くなっており、ボロボロになっていた。
私の髪は、お母さん譲りの髪だ。お母さんはとても髪が綺麗で、私もそれを受け継いだみたいだ。なので私は小さい頃から髪が自慢だった。そして私はずっと髪を大切にしてきた。だからこういうことだけはしてほしくなかった。
九条さんたちが、クスクス笑ってる。私はショックで涙も声もでない。
「あ、永久待て❗️」
このあとのことはあまり覚えてないが、私は何も言わずに学校から逃げていった。
私は次の日、学校を休んだ。九条さんたちが怖い。今までも怖かったが、さらに怖くなった。
「永久、どうしたの?」
お母さんの声が聞こえるが、私は鍵をかけて聞こえないふりをする。一人にして欲しい。ただそれだけの思いだ。
もう、九条さんたちと早く離れたい。早くクラス替えの時期になってほしい。そういう思いでいっぱいになった。
「永久、ご飯よ!永久?」
夕飯の支度になっても、私は部屋を出なかった。お母さんにこの姿を見られると、感づきられそうだからだ。いつも優しいお母さんやお父さんに心配をかけたくない。
ああ、もう明日になって欲しくない。明日は絶対、行けって言われるから。。。
次の日。私は朝起きるのが憂鬱だった。
髪は、演劇部で使ってるかつらでなんとかした。でも、やっぱり部屋から出たくない。
「永久、ご飯よ❗️」
お母さんの声がした。私は重い気持ちでキッチンに向かった。
「永久、なんで昨日学校行かなかったの?」
「あ、少し体調が悪くて...」
いじめのことなんて、言えるわけない。特にお母さんには。
「そう。でも、その時はちゃんと言わないと。それと、なんで夕飯になっても来なかったの?」
「その時寝ちゃってたから」
「そう。今度からは気を付けなさい。それと、私とお父さん来週から海外へ出張だから、家事よろしくね」
「はい」
そういう何気ない会話をしていた。また出張か、、と思う。昔から、お父さんお母さんはよく出張をしている。いつもは何も思わないけど、今回は心細い。学校でも独りになってきてるのに、家でも独りになるなんて、、、
永久たちのイメージ画像を創りました💜
永久
http://ha10.net/up/data/img/28849.png
楓
http://ha10.net/up/data/img/28848.png
杏樹
http://ha10.net/up/data/img/28847.png
私は重い気持ちで学校に行った。
「おはよう永久。昨日どうしたの?」
楓が話しかけてきた。
「ああ、少し体調悪くて」
本当のことなんて、言えるわけないじゃん‼️楓にいじめられてることをいうなんて、、、。
「そう。お大事にね」
「うん、ありがとう」
「あ、これ昨日の分のノート。よかったら貸すね」
やっぱり楓は優しいんだね‼️今もこうやって優しくしてくれてるの、楓だけだよ‼️
「ありがとう。見せてもらうね」
「うん」
楓と話し終わった後、私はトイレに行った。女子トイレには、夏音や林檎たち、そして女子何人かでいた。へー、九条さんたちと一緒じゃないんだ。まあ、九条さんがいないだけマシだ。私はさっと個室に入る。
すると、一人の女子がわざとらしく話をし始めた。
「ねぇ、永久って調子のってない?」
「だよねー、なんか恵に聞いたんだけどこの前永久が私の悪口を言ってたんだって」
、、、そんなこといってないよ❗️
「えー、サイテー。明るくていいこだと思ってたのに。まさか腹黒いなんて」
「いいこぶってる感じ〜?」
「www.」
その後も、女子たちは私の悪口を言った。それも、見に覚えのないことばかり。
個室から出るのが嫌だ。でも、早くここから抜け出したい。私はこっそり出ることにした。
「あ、永久?!」
、、、見つかった。
「お前さっきの言葉聞こえてただろ?」
そっちだって私の存在に気づいて悪口を言い始めたくせに。
「何その顔」
「被害者ぶってる感じ?」
「ねぇ、ちょっとこいつで遊ぼー」
「いいねぇー」
私は腕を捕まれ、教室まで連れてかれた。
ズルッ。
私はスカートをおろされ、スパッツまで脱がされた。
挙げ句のはてには、シャツのボタンを全開にされて、下着が丸見えになった。
「あと五分間、服を着ちゃダメ」
寒い、恥ずかしい。皆がこっちを見てくる。私は見せ物のようになっている。
残り二分になると、下着まで脱がされた。
「あはは❗️涼しくていいですねw」
こっちは寒くて恥ずかしいんだけど。
「はい、五分たちました❗️着てよろしい」
はあ、もう嫌だよ。こんなことまでされて。なんで笑ってられるの?
「今日は、朝自習の時間まで永久と遊ぼう!」
「いいねぇー」
マジかよ、、、あとニ十分もあるじゃん。それまでいじめられなきゃいけないわけ?
次は
22:みぃ◆VZbV1gU:2019/06/16(日) 08:41>>21間違えなので気にしないでください!
23:若葉:2019/06/16(日) 11:30 面白くて、いつも読んでます!
更新楽しみにしています!
>>23
ありがとうございます!
「次は何して遊ぶ〜?」
「そーだ、永久を階段から突き落とすゲームは?」
「おー❗️ナイスアイデア❗️」
は?バカじゃない?人を階段から突き落としたら、どんなに危険なのかもわからないの?そんなの、、、ごめんだね。
「ねぇ、それはやめて!」
「は?被害者ぶるのもいい加減にしろよ?これはあんたが今まで九条さんの定規を盗んだり、人の悪口を言ったり、いいこぶった罰なの!」
私そんなことしていない!してないのに、、、
ドン‼️林檎が私の背中を押した。
「おー、林檎うまーいwww.」
い、痛、、、。痛くて起き上がれない。
「おーっと、お楽しみはこれから!今から私達は永久を半殺しにするんだから🎵」
そういって、林檎たちは私の頭を踏んだりした。もうやめてよ。意識が遠くなる、、、、
「、、、ここは、、、?」
気がついたら、私は保健室にいた。
「大丈夫ですか?!下級生の方から、『相沢さんが倒れてる』と伝えられたので」
そっか。私、夏音たちに階段から落とされたんだった。
「はい。大丈夫です」
「なんか、心当たりはない?」
「あ、いえ特に」
言えるわけないよね、本当のこと。それに、階段のことはあまり覚えていない。
「左腕を骨折しちゃいましたね」
本当だ。私の左腕には、包帯が巻かれていた。
「もう大丈夫?」
「あ、はい」
「じゃあ、もうすぐ二時間目が始まるので教室に戻った方がいいですよ」
時計を見ると、もう10時だった。あと五分で授業が始まる。
「ありがとうございました」
「はい、お大事にね」
私は階段のことを思いだし、怒りがこみ上げて来た。あまり覚えていないが、こういうことを平気で夏音たちは出来るんだ、と、怒りしかなかった。
本当は、教室に帰りたくない。皆になんて言われるか怖いから。
気づけば、九条さんたちだけじゃなくて、楓以外のクラス全員が敵になっていた。女子には悪口を言われて、男子には無視されて、、、本当に独りになってきている。
この状況、本当にどうしよう。クラス替えまで待てないよ、、、
ガラッ。私は教室の扉を開けた。
「相沢さん!大丈夫ですか?」
「はい。大丈夫です」
席に戻ると、後ろの席の子達がヒソヒソ話し始めた。
「ねぇ、永久戻ってきたよ」
「ホントだ〜。なんで戻ってきたんだろう」
「あのまま死んでくれればよかったのに」
「ていうか私永久の後ろなんだけどー、永久菌移る〜」
「可哀想ー❗️」
ああ、もういや‼️すぐ後ろで悪口言われてとても不愉快。今すぐここを抜け出したいぐらいだ。そのせいで全然授業に集中できない。
もう全て嫌になる。
昼食時間。
「永久〜、いつもの所行こ❗️」
すると、九条さんたちが
「あら〜金井さん、今日相沢さんは私たちと食べるのです。ごめんなさいねー」
「そっか、了解👌」
九条さんたちに、「今日お昼一緒に食べよう」って誘われた。
でも、ちっとも嬉しくなかった。全然楽しみじゃない。
「そういえばさあ、金井さんもウザくない?」
九条さんが言い始めた。
「だよねー、あの子なんか近寄りがたいし」
う、うるさい。わざわざ私のいるところでいわないでくれる?
「いつもは根暗のに、永久といるときだけテンションあ、、、」
九条さんが言い終わらないうちに、私は凄い頭に来た。
「なんで陰で言うわけ?文句があるなら直接言いなよ‼️」
「はあ?永久、ノリ悪すぎ」
「あのノリのいい永久はどこにいったんだろうか」
「しかも、私達いつも永久と遊んであげてるのに。酷くね?」
「ひっど。罰としてあんたは今から私達の犬になって。私達の命令を全て聞いて。聞かないと階段から突き落としたり、スカート下ろしたりするよ」
なんで?私はただ、楓の悪口を言って欲しくなかっただけなのに、、、
でも、ここでさからったら、何をされるかわからない。
「、、、はい」
私はそう言うしかなかった。
「体育館の倉庫で食べない?」
「おー、さんせ〜い」
なんでそんな狭くて暗いところ?!そんな食べれるスペースあったっけ??
「じゃ、食べましょ食べましょ🎵」
九条さんがそう言ったので、お弁当の蓋を開けようとした。が、九条さんに押さえつけられた。
「はい、ちょっと待ったー❗️犬は飼い主が食べ終わるまで食べちゃダメよ。おすわりしてなさい」
もう、九条さんたちは私のことを完全犬扱いなんだね。この台詞でわかった。
九条さんたちは美味しそうに食べてるのに、私はお弁当を食べれない。なんで?
「はい、もう食べてよろしい」
今度こそ、蓋を開けようとしたら、、、
「はい、ちょっと待ったー❗️」
「あんたデブなんだからさー、少しはダイエットしたら?はい、てことで🎵」
九条さんは、私のお弁当を取り上げて、私の頭にお弁当を振り掛けた。
「ほーら、食べないのー?お昼ですよ〜」
「あ、あと十五分で昼食時間終わりじゃん」
「ホントだ〜。私達は戻るから、犬一人で片付けるなり食べるなりしといてねー」
「犬に出来ると思ってるの?杏樹」
「まあ、これもしつけの一つでしょう」
「www.」
これをやるために誘ったのかよ。きっと、体育館の倉庫で食べたのも、皆に気づかれない為にわざわざ体育館の倉庫で食べたんだろう。
落ちて粉々になったお弁当は、捨てるしかなかった。せっかくお母さんが作ってくれたのに、、、本当にごめんなさい、、
ああ、もう髪にもついている。髪についたら取るのが大変なのに‼️
私の制服や髪からは、食べ物の匂いがプンプンする。ああ、もうやだ!
いじめのレベルは、どんどん上がってきてる。まさかこんなにエスカレートするなんて思ってなかった。
明日、学校休もうかな、、、?少し、、、疲れたよ。
お昼ご飯の時間が終わり、昼休みになった。私は教室に一旦戻った。
すると、見事に九条さんたちと鉢合わせしてしまった。嫌だな。きっと何か言われるんだろうな。
「あ、犬。弁当どうしたわけ?」
「一ヶ所にまとめて、捨てた」
「はあ?そんなの資源の無駄だっつうの‼️そんなこともわからないの?」
先に資源を無駄にするようなことをしたのは誰な訳?あんたたちじゃあないの?
「っ、このバカ犬!駄犬❗️」
九条さんたちは、私のことを蹴ったり叩いたりしてきた。い、痛、、、やめてよ。
楓助けて❗️、、、あ、楓いないんだった。楓はいつも図書室にいるから。私も図書室に行きたいよ、、、
「あはは‼️九条さんたちナイスー❗️」
「この腹黒いやつをもっと懲らしめてやれ‼️」
クラスの人達が、次々に言う。
もう、心まで痛い。なんで皆、九条さんたちの嘘に簡単に騙されちゃうの、、、?目を覚まして、、、
蹴られ続けられた結果、わたしは地面に倒れこんだ。お腹が痛い。痛すぎて起き上がれない。
「あーあ、少しやり過ぎたかな?」
「別にいいでしょ、こんな駄犬」
私は、犬じゃないのに!
「まあいいや、明日からもっと厳しくしつけてあげるからありがたく思いなさい‼️」
「、、、は、はぃ、、、」
全然声が出せなかった。皆が私のことを見てクスクス笑ってくる。
やっぱり無理だ。明日は学校休もう、、、
「お母さん、今日お腹痛いから休んでいい?」
昨日の痛みが、また残っている。っ、痛っ。
「あら、本当に痛そう。じゃあ、休みの連絡しておくわ」
私は朝食のパンをかじった。、、、あまり食欲がわかない。お腹が痛いせいなのかなぁ。
なんとか食べ終わった。
「ごちそうさま」
私はすぐ部屋に行った。そしてすぐに布団の中に入った。
私はもうずっと布団の中に居たかった。そして布団の中だけで生きていたかった。もう、こんな私に生きる意味って、、、あるのかな?
zzz........
気がついたらもう夕方だった。はぁ、もうすぐ今日が終わる。明日学校行きたくない。
もう学校にいく意味もないと思う。毎日いじめられて毎日地獄で、、、学校に行ったら地獄を待つだけの生活。こんな生活にはもううんざり。
いつも楽しく拝見させていただいています!!
すごいですね!(乱入ダメだったらすみません)
>>34
ありがとうございます😇またコメントして下さい😊
次の日。
「あ、犬が来た」
相変わらず九条さんたちは私のことを犬呼ばわりする。
「ねぇー、なんで昨日休んだわけ?色々頼みたいことがあったのに」
「ねーどうする?命令聞かなかったよ」
‼️休むのもダメなわけ?
「じゃあー、私少しこいつに馬乗りで校内回ってもらうわ」
は?冗談じゃないでしょ?すっごく大変でしょうに❗️
「いいねぇー、じゃあ杏樹いってらっしゃーい」
重い重い。これを朝自習になるまでやるの?!そんなのやだよ、、、
「ほーら、休んじゃダメ休んじゃダメ!」
そういって、九条さんは私のことをビシビシ叩いた。
私は馬でも犬でもないよ、、、?そうやって叩いてもそんな速く走れないよ?
「ほらほら〜、お馬さんごっこ楽しいでしょ?ほら、喜びなさい」
ちっとも嬉しくない。もう背中が痛い。
時間が凄い長く感じる。早く朝自習の時間になって、、、
そう思っている間に、チャイムがなった。や、やった、、、
「あ、チャイムなった。じゃあちゃんと一人で帰ってくるんだよ❗️ばーいー」
九条さんは、一人でスタスタいった。酷い‼️犬扱いするなんて、、、挙げ句の果てには一人で行っちゃって。
私は背中を痛めて中々上手く歩けなかったので、ゆっくり行くことにした。
「あ、相沢さんチャイム着席出来ませんでしたね‼️」
し、しまった‼️もうチャイム鳴ってたんだ、、、
ふと九条さんたちをみると、クスクス笑ってた。まさか、これを狙ったわけじゃあないでしょうね?
「うわ、ださw」
クラスの人がそういって、凄い恥ずかしかった。っ、、、
「はいはい、そうやって責めないの。相沢さん、今度から気をつけなさいね」
「す、すみません」
私は恥ずかしい気持ちを押さえて席に座った。
ああもうやだな。朝自習が終わったら、またきっと九条さんたちに絡まれるから、、、
「また命令守れなかったね〜。チャイム着席もできないなんて‼️やっぱりあんたは駄犬なんだね」
、、、いったい誰のせいだと思ってるんだか。あんたが馬乗りしたせいで腰が痛いっつうのに。
「もっと厳しい罰を与えた方がいいんじゃね?」
「そだね。なににする?」
「んーじゃあね、隣のクラスの超イケメンの八雲に告らせるのは?」
はぁ、、、?八雲って彼女いるし。それを知っていて言った感凄い。しかも八雲のこと好きじゃないし。なんで好きじゃない人に告らなきゃいけないの???
「じゃあ、クラスの皆を呼んでくるから、あんたたちは八雲呼んできて❗️、、、とその前に、教室に金井さんいる?
「えっと、、、金井さんいない‼️」
「よし、これで邪魔者はいないか。じゃあ準備開始」
いやもうやめてよ‼️、、、というかなんで九条さんたちは、楓のいないところでいじめをやるんだろう。
「皆ー‼️私の犬が八雲に告白するみたいだから〜、皆で見てようよ‼️」
「おー、勇気あるなー」
「いやー、私達がチャンスを与えてあげたの〜💗」
「まあ無理なんでしょうけどwww.」
なんでこんな風になっちゃったの?私がなぜ八雲に告白しないといけないのか、、、不思議で仕方ない。
「八雲呼んできたよー‼️」
うわ、、、。いやだ、やだやだ、やだ‼️
「じゃあ犬、このメモの文を読んでね」
ああ、もう無理。めちゃくちゃ恥かかる。
「話って、、、何?」
私は仕方なく、メモの文を呼んだ。
「私、八雲きゅんのこと大好きで、八雲きゅんの写真何枚か持っているほど愛しているの💜
小学生の時からカッコいいなと思っていて、毎日八雲きゅんのことをおってたの💓もうカッコ良すぎるぅ💗私はもう、将来の結婚相手は八雲きゅんだって決まってるの💝八雲きゅんじゃないと結婚出来ない💙
八雲きゅんのカッコいいところ、、、話しやすいところ、、、八雲の全てが大好き💛
八雲きゅんのこと世界一大好き💓♥️❤️こんなにも私のことをキュンキュンさせてくれるのは八雲きゅんだけ💚これからずーっと一緒にいようね💖八雲きゅんLOVE💓💏💓」
私は心に思ってないことを精一杯気持ちをこめて言った。
八雲の顔が、強ばっているのがわかる。そりゃそうだよ、、、こんな痛々しいこと言って、、、
「ごめん。俺、彼女いるから」
八雲は走って行ってしまった。私、、、きっと八雲に嫌われたよね、、、
「あっははははははは‼️ふられてやんの〜www.」
「っていうか痛々しwww.ありゃ嫌われたね〜」
もうなんなの、、、?こんな痛々しいことを言わせて笑って、、、
「お前みたいなブスがよ、八雲に告白する権利なんてねーんだよ❗️」
バチッ‼️九条さんは私のことをビンタした。
「まあ、また罰考えといてあげるから」
私はなるべく休み時間になったら教室を抜け出すようにした。そして私は図書室に向かった。
あっ‼️楓❗️やっぱりいた‼️
「ハロウ、楓」
「おお、永久じゃん。永久が図書室来るなんて珍しいね」
「ここに来たら、楓に会えると思って」
私にとって今の楽しみと言えば、、、楓と話すことだ。最近、いつも九条さんたちに絡まれるから、楓といる時間が半分ぐらい減った。それでも私は、楓と一緒にいる時間を大切にしたい、と思った。
「楓って、どんな本を読んでるの?」
「えっとね、最近は歴史の本にはまってるの。色々な人の人生が描かれていて面白いよ❗️」
「私も何か読もっと‼️歴史の本」
「これ私のオススメ‼️読んでみて❗️」
「うん‼️」
表紙には、「野口英世」と書かれていた。あー、あの千円札の人か〜。
少し読んでみよっと❗️
おお、面白い‼️私、あまり本好きじゃなかったけど、本って結構面白いのかな、、、?
「楓ー❗️この本結構面白いね‼️」
「よかった。私が今一番尊敬している人なの‼️」
へー、楓っぽいな〜。
「、、、あ、もうすぐチャイムなるね」
「、、、ホントだ」
ああもう、教室に行きたくないよ。大嫌いな九条さん達がいる。もう顔も見たくない。
「行こう永久」
「うん」
もう、教室に戻りたくない。
でも、楓と一緒にいれて、少し楽になった。毎日図書室行こうかな?九条さん、あまり本読まないし、、、きっと図書室には来ないだろう。
よし、これからは図書室に逃げ込もう‼️
授業中
「ねえ、これ誰か犬に渡してくれない?」
「えっ、やだよ‼️バイ菌移る」
なんて会話が、ヒソヒソ聞こえた。おそらく、私のことだろう。
「楓に渡せば?」
「おー、いいね」
バイ菌扱いも、、、ほどほどにして欲しい。
「永久、これ九条さんから」
やっぱり私のことだったんだ、、、、読みたくもない。今すぐ破きたい。でも、破いたり読まなかったりしたら、何されるか分からない。
仕方なく、読むことにした。
何々、、、?
「なんで休み時間いなかったわけ?色々命令したいことあったんだけど。あとでまた面白いことしてあげるから覚悟しろよ」
、、、‼️何それ!休み時間も命令聞かないといけないの?
私の希望は一瞬できえた。
図書室で楓と話すことが唯一のストレス発散法だと思ってたのに‼️
もう私には、いじめから逃れることは出来ないと思った。休み時間、逃げたら逃げたで罰を与えられるし、逃げなかったら逃げなかったで犬扱いだし、、、本当にどうすればいいの?
「あ、金井さん行った」
「ようやく遊べそうね」
「皆さん、今から私達はこの犬を使ってゲームをしようと思いまーす」
「ルール説明です!今から私達はゴミ箱の中にあるゴミを犬にあててきます。顔に当たったら15点、上半身に当たったら10点、下半身に当たったら5点です。制限時間は十分です」
私は、犬じゃない。的でもない。
「はい!じゃあ開始!」
そう言って九条さん達は、ゴミ箱の中をあさり、私に投げてきた。当然、顔を狙ってくる。うぅ、、ホコリかぶって咳が出る!ゴホッゴホッ!
「的が動いちゃだめでしょ?ほらほら〜」
シャーペンの芯や、ガラスの破片まで投げてくるので、痛い。目に刺さらないようにしなくちゃ、、、
「九条さん達〜、ゲーム終了まで残り三分きりましたよ〜」
「あ、ほんとだ。じゃ、最後のお楽しみといきますか」
最後のお楽しみって何?何やられるの!?
九条さん達は、ゴミをほうきで集め、その後皆で私を持ち上げた。何やられるの、、?
私はそのまま、ゴミ箱に落とされた。
「あっはははははははは!ざまぁみろ!」
「あんたみたいな駄犬には、ゴミ箱がお似合いよ〜」
「っていうかこのまま授業受けるつもり?そんなんだったらこっちが迷惑。どうにかしなさい」
うぅ、、、私はこっそりと、プールのシャワーを使い洗い流した。でも、心の傷は洗い流せない。
給食時間。
「永久、一緒に食べよ〜」
「ごめん、今日も九条さん達と約束しているの」
「そっか、了解」
私は、今出せる精一杯の笑顔を見せた。
九条さん達に命じられていること。それは、楓にいじめられていることをバレないようにすること。だから私は楓といるときは嫌な気持ちの時でも愛想笑いなどをしている。本当は楓に助けてもらいたい。でも、九条さん達に何されるか分からない。バレてもし楓も命令されていじめられるとかも嫌だ。だから今は黙っている。
「あ、金井さん行ったよ」
「お、邪魔者はいなくなったか」
クラスの人達が、後ろで皆で私を見ている。
「ははっ、相沢ぼっちー」
「ざまぁみろ」
「没収〜、あんたちょっとは痩せたら?」
九条さん達は、私のお弁当を取り上げて食べてしまった。
「あ、ごめん〜食べちゃった。お詫びにあんたにぴったりの物をあげるー」
九条さん達は、ごみを私の机に大量に置いた。
「ほらほら、あんたの大好きなごみを食べさせてあげる」
「夏音ー、駄犬の口開けて。それと、林檎と惠でごみ食べさせて。私は抑えているから」
私は口を抑えられ、ゴミを食べさせられた。
、、っ!ホコリ臭い!咳が凄い出る!ガラスの破片もあるので痛い。誰かの食べ残しもあって気持ち悪い。
「あははっ!いい気味〜」
他にも水彩絵の具を必死に出して絵の具を出したりした。おぇ、、絵の具ってこんなに不味いんだ、、。
ソーイングの折れた針を食べさせられた。っ、痛い!
「どう?美味しいでしょ。もっともっと!」
き、気持ち悪い。鼻噛んだティッシュとか、プリントとか。む、無理。限界、、、
逃げようとしたら、がしっと掴まれた。
「駄犬、逃げちゃ駄目。まだ時間がある」
嘘?!終わりまでやらされるなんて!
「私達がこの提案をしたおかげで、ごみが減るんだ!感謝しなさい」
あんたたちじゃなくて、私がごみを食べたから、じゃないの、、?
私はついに限界になり、吐いてしまった。
私はその後も嘔吐を繰り返したので、明日は学校休もう、と思った。
翌日
学校を休もうと思い家にいると、インターホンが鳴った。誰だろう?
インターホンを見てみると、九条さん達が写ってた。まさか、迎えに来たわけ?冗談じゃない。
「早く出てこいよ!」
と、九条さん達は叫んだ。すると、ドアをドンドン叩く音がする。私はいやいや出た。
「なんで来なかったの?今日いっぱい命令しようと思ったのに〜」
「まあ、あんたの家近いから、休憩時間にあんたの家行けるんだけどね〜」
「逃げれるとでも思った訳?」
最悪だ、、、。休んだら家に来られる、休まなかったらいじめられる。休んでも休まなくても結果は変わらない。
まだ2時間目だ。まだまだいじめられる。
「あれー?なんで相沢来てるのー?」
「来なくていいのにー」
私が教室に入った途端、そんな会話が聞こえた。
「ほんとよねー、なんでこんなやつが来てるんだろう」
九条さんにも言われた。何それ、あんた達が来いって言ったくせに。こっちはあんた達のせいで何度も吐いたんだよ?
2時間目は、技術だ。ノコギリを使うので、教卓にあるノコギリを取りに行くと、、、
ガリッ、痛っ!誰かのノコギリが当たった!
「あー、ごめんねー。当たっちゃったー」
九条さんだった。絶対わざとでしょ??しかも結構ざっくりといっていて、血が止まらない。
そんな中、九条さんがぼそりと言った。
「今日から一日中、授業の時もいじめてやるから覚悟しろよ」
嘘でしょ!?休み時間とかのいじめだって辛いのに、授業中までいじめられるわけ?そんなの嫌だ!
他にも、技術の時間で色々なことをやられた。
同じ班の男子が、電動ノコギリの所に私の指を持ってきた。
「はい、動いたり声を出したら駄目だからね」
そう言って、もう一人の男子が電動ノコギリを動かした。当然、私の指は切れるだろう。
い、痛、痛、痛、、、!!ものすごい勢いで切れるため、心の中で悲鳴をあげていた。
「はい、次人差し指ね」
そう言い、男子は全ての指を切った。酷い、指先は血だらけだった。
しがない感想を書きに来ました
よくあるいじめの小説というのがまず第一印象なんですが、思うところがあるのは>>49です。これ以前にも主人公はゴミを食わされたりしていたようですが(これは他の小説でもありがちなようですが読み手としてはかなりキツいです)、さすがに>>49はいじめの域を超えていますね、立派な傷害事件だと感じました。
授業中であれば教師が立ち会っているはずなので、多くの意味でこれからの展開が楽しみです。もし教師が席を外している間の一場面であれば、>>49はかなり読み手に負荷のかかる一場面ですのでその辺りの描写が必要になってくると思います
長々と失礼しました。あなたの物を書き続ける姿勢を応援しています。
コメントありがとうございます。次からはいじめの限度を越えないようにしますね
52:みぃ◆VZbV1gU:2019/07/31(水) 19:22 「ねー、今日放課後遊ばないー?」
九条さんに言われた。嫌だな。遊びたくなかったので、私は適当な嘘を言った。
「今日は塾があるから、ごめんなさい」
本当は、塾に行ってない。
すると、九条さんの顔が怒ったような表情に変わった。
「は?犬に用事なんてあるわけないでしょ?遊んでくれなきゃ許さないからね」
なんて自分勝手なの、、、!?
「はい、てことで今日は6人で遊ぶから」
絶対嫌だ。どうせ遊びの内容なんて、利用とか暴力とかそういうのでしょ?絶対遊びたくない。
でも、そう言ったら何言われるか分からないので、黙るしかなかった。
放課後、九条さん達が来た。
「じゃあ、今日は6人で帰ろー」
はぁ、もうやだな。何されるんだろう、、、
いやいや帰りながら、私の家が見えた。はぁ、このまま家に戻りたい、、、
「犬ー、家から財布とってきて〜」
「は、はい、、、」
「待って、私達も行く。どっか行ったら困る」
私は部屋に入り、財布を取り出した。
「財布の中見せて。、、、は?千円しかないの?あと1万財布に入れて」
そんな大金、、、、何に使うの?
「えっ、私が買うの?」
「そうそう、ここのブランドのコスメを皆でおそろにしようと思ってさ。だから犬、リップを5本買ってきて」
私の思ってた通り、私を遊びに誘った理由は私を利用する為だった。
ていうか、ここのブランドめっちゃ高いのに、、、全部私が買うの?その為に1万円以上持ってこいって言われたの?
「そんな、自分の欲しいものは自分で買いなよ!」
私がそう言うと、九条さんに蹴られた。
「は?これはお使いのしつけなの。あとで返すからさ、早く買ってきてくれる?」
犬でも小さい子供でもないのにしつけって、、、!しかも、絶対返してくれないと思う。
私はいやいや見せに行き、リップを買った。めっちゃ高い。もう1万円無くなりそう、、
「はい、これ」
「はぁ!?皆でピンクにしようって約束してたのに!なんでオレンジや赤もあるわけ?」
そんなの、、言ってくれないと分からないよ。
「っこの駄犬!なんでしつけても全然いい子にならないわけ?」
私は髪を引っ張られたり、蹴られたりした。
全然いい子じゃないのは、、、九条さん達のほうじゃない?
その後私達はゲームセンターに行った。
「ねえー、クレーンゲームしよー」
「賛成〜。あ、駄犬は駄目だからね。犬にクレーンゲームなんてわからないだろうし」
あんた達とクレーンゲームなんて、別にやりたくないから。勝手にやってればいいし。
「あー、でも不参加は可哀想だから、お金は駄犬のでやろー」
え?なんで?私やらないのに?おかしくない?
「ほら早く!金出せよ、財布ごと!」
「は、はい」
従わないとどんな目に合わされるか分からないので、仕方なく財布ごとわたした。
「あんたは適当にどっか行ってて。金がなくなったらラインするから」
「はい」
私は九条さん達から、少しだけど解放されて少し嬉しかった。
あ、ここのショッピングモールの洋服屋行ってみようっと。確かここの洋服屋で、楓とおそろの服買ったよね、、
あ、このプリーツスカートだ。まだあったんだね。二人で渋谷とかに行ったときは、いつものようにおそろで履いてたっけ、、
あ、このサングラス可愛い!このサングラスも楓とオソロで欲しいな、なんて。
私は少し派手なスカートや洋服を見つけ、試着してみた。、、自分でいうのもあれだけど、結構似合ってる❤️こういう格好をして楓と街を歩きたいな。
その後も試着を楽しんで、少し経ってから私は文房具屋に行った。
あ、このシャーペン可愛い😊これ確か雑誌に載ってたなぁ。欲しいけど、お金が今ないから買えないや、、
そういえばこの筆箱楓持ってたなー。楓らしい、シンプルで大人っぽいデザインだ。私は柄付きのほうが、いいかな。
久しぶりに九条さん達から解放された時間が持てて嬉しいな。解放されたら、懐かしい気持ちになれる。楽しい気持ちになれる。
私は本屋に行った。楓って本好きだよね、、
楓、伝記の本が好きって言ってたっけ。私は伝記の本の所に行った。
そういえば、この偉人さんも楓がおすすめしていたっけ。少し読んでみようっと!
、、途中で感動するような所がたくさんあり、涙がでそうになった。とても面白く、最後まで読んでおり、気が付いたら結構時間が経っていた。私、本はあまり読まないけど、伝記は結構好きかも。今度買おうかな〜。
と、思っていたら携帯の着信音がなっていた。携帯を見てみると九条さんからのラインが沢山来ていた。
中身を見てみると、え?
「どこにいるわけ?」
「おーい」
「とっくに終わってるんだけど」
「約束守れないの?」
「今すぐ来ないと許さないから」
「ゲーセンに来てくれる?」
というような内容ばっかりだった。え?終わったら言うんじゃないの?
私は急いでゲームセンターに向かった。
ゲームセンターに着くと、九条さんにキッと睨まれた。そして、パシッと叩かれた。
「お前何待たせてんだよ!どれだけ待ったと思ってるわけ?」
、、九条さんが終わったらラインするって言ったから。ラインに「終わった」とか「戻ってきて」なんて内容のライン、一通も来てない。
「時間も守れないなんて、やっぱり駄犬なんだね!」
その後も、私は九条さん達に殴る蹴るなどをされた。
「こいつにどんな説教する?」
「んー、じゃあ、学校のものを万引きさせるのはどう?」
「いいねー、この時間だったら、まだ部活とかの時間で開いてるし〜」
っ、私にやらせるの!?嫌だ、そんなの。
私達は、ショッピングモールを出て、学校へ向かった。
私達は、まず職員室に入った。
「失礼します。1年2組の九条杏樹です。忘れ物をしたので、取りに行っていいですか?」
「はい、どうぞ」
そういって、私達は教室に向かった。
「学校って、九時まで開いてるよね?」
「そーだよー。だから8時半ぐらいまでいよー。」
8時半まで!?そんな時間まで九条さん達といなくちゃいけないの?
「じゃあ駄犬、岩崎さんの私物を何個か取ってきて」
岩崎さん、、クラス1の美女だ。そういえば九条さん達、岩崎さんの悪口結構言ってたな、、
私は岩崎さんのリップクリームや、リコーダー、手鏡等を取った。、、岩崎さん、ごめんなさい。
「九条さん」
「あー、取ってきたの?まあまあかなー。じゃあ次は倉庫でお金を盗んできて」
やだ、そんなの見つかったら絶対怒られるし。
私は恐る恐る、倉庫へ行った。、、よかった。誰にも見つからないで。
えっとお金、、あっ、あった。お札の束がある。はぁ、こんなに。こんなに取ったら絶対駄目だろうな。でも、断るわけにも行かないし、、はぁ、やだな。
私は重い気持ちで、倉庫を出た。
「九条さん、これ」
「おっ、結構持ってきたじゃんー」
「ねぇこの金で渋谷行こうよ〜。あ、勿論駄犬は荷物持ちとお使い役ね!」
やだよ、荷物持ちとお使い役なんて、、、いつから、こんな利用されるまでの関係になったんだろう。いじめられたばかりの時は、利用されるまでの関係ではなかったハズだ。
「あ、もうこんな時間!」
時計を見ると、8時半を過ぎていた。やった、これでもう解放される!
「じゃあ、帰ろー」
「今日は楽しかったねー」
私は全然楽しくない。こんなにコキ使われて、、もうクタクタだよ。
私が家に向かおうとすると、、
「ちょっと、何勝手に帰ろうとするの?あんたにはまだ仕事がある」
九条さんたちは、どさっと私の自転車に荷物を置いた。
「私達の荷物を運ぶまで帰らせないからね」
「あんたが一番近いんだから。行けるでしょ?」
そ、そんなっ、、!折角すぐ帰って九条さん達から解放されると思ったのに!
ようやく一番家の遠い九条さんの家に着いた。はぁ、九条さんの家まで約一時間ぐらいかかったのだろうか。途中で万引きを指示されたりで、かなり疲れた。
「明日も荷物運びよろしくね❤️」
じ、冗談じゃない。そんな、明日も荷物運びやらされるの?
「何嫌そうな顔してんの?次そういう顔したら、どうなっても知らないから💙」
にこやかに言うから、怖い。
「九条さんばいばい」
そう言って私は家に向かった。家についたときは10時になっていた。、、はぁ、かなり疲れた。
今日は、夕食いいや。くたくたで、作る体力もない。寝る体力もない。
何時間か経ち、ベットに入ると、携帯の着信音が凄いなってた。
見てみると、九条さん達からラインが来ていた。
「今招待したグループに入ってくれる?」
「おーい」
「入ってくれないと許さない」
「ねぇねぇ」
「不在着信」
「不在着信」
気づいたら、新しいグループラインがあった。九条さん達のグループだ。
私は仕方なく入った。逆らうと何をされるかわからないからだ。
「ようこそ永久」
と、夏音が言う。
「このグループは、犬にどんなことをしつけるのかということや、グループで遊ぶ約束をたてるためのグループです!」
と、九条さんが言った。私の想像通りだった。きっとこんなことをするためのグループなんだな、と。
グループ通話が開始された。入らないとだめなの?
「犬、早く入れよ」
と、言われた。なので仕方なく入った。特に話すことなんてないのに、、、
「ねーねー、昨日のテレビ見たー?」
「あのさー、おそろいの物を買おうって話なんだけどー、」
私には全く関係ない話ばかりなのに、どうして入らなくちゃ行けないの?私はただただ、通話が終わるのを待っていた。
「じゃ、また明日ね」
と、九条さんが言った。ようやく終わってホッとして、これで解放される。と思ったが
「そういえば犬、明日お金1万円ぐらい持って来てくれる?」
と、九条さんが言った。
昨日はその一言が不安で、中々眠れなかった。
何をされるのか怖いが、逆らうともっと酷くなるので1万円を持ってきた。
「今日はブスの駄犬がいないからイライラしないですむねー」
と、九条さんがわざとらしく言った。とっくに私は教室に入ってるのに。
「しっ、来ているよ」
「本当だ、いっけなーい」
とてもわざとらしい。
私は自分の机に向かうと、机の上にひどい落書きがあった。証拠が残らないようにするためか、鉛筆で書いてあった。私は楓に見られたくないのもあって、直ぐに消した。
机の中に手を入れると、寄せ書きのようなものが入っていた。そこには「ブス」「4ね」「ばい菌がうつるから出ていけ」「さようなら」などと書いてある、楓以外のクラスメイト全員で書いた寄せ書きがあった。
私が寄せ書きを見ているところを九条さんが見ると、九条さんは取り巻き達にピースをした気がした。
「駄犬ー、昨日お願いしたお金は持ってきてくれたんでしょうね?」
「あ、はい」
「じゃあとっとと差出せよ」
私は財布から1万円札を取った。
「あれ、なんで1万円だけなの?少なくない?」
「だって、昨日1万円ぐらいって、、」
私が言い終わらないうちに、九条さんが私の机をバンってやった。
「なんで?1万円とは言ってないんだよ?私は1万円ぐらいって言ったの!ぐらいって言ったらそれより多くするのが普通でしょ?」
そんなの、聞いたことないよ、、
「育ててやってる恩を忘れているの?やっぱりあんたは駄犬のままなのね。」
九条さんたちは、私の髪を引っ張ったり、私の脚を蹴ったりした。
「やめて、、ください、、」
「なんでやめなきゃいけないの?あんたが悪いんだからね!」
何分か経ち、私が我慢できなくなった状態になったと気づいたら
「ふん、いい気味よ。今回はこれで許すけど、次はもっとくれないと許さないからね」
と、言った。もう、精神も体も限界になってきた。
次の授業は国語の時間だ。なので、国語の教科書を開くと、そこには赤い字で何かが書いてあった。こんな落書きしたっけな、、
なんだろう、「生きてる価値なし」、、?!バッと、九条さんの方を見たら九条さんは察したのか、ニヤリとした。
そうなのかな、本当にそうなのかな?生きる価値、ないよね。誤解されて、いじめられて人間関係もぐちゃぐちゃになって、気づけばクラス皆が敵、、辛いことばかりだ。学校に来てる意味なんて、ないよね。どうして今まで気づかなかったのだろう。このクラスにいる意味なんてないということを。
、、、ありがとう、九条さん。私、ようやく気づいたよ。もうこのクラスに、私の居場所はないんだよね。九条さんのおかげで気づいたよ。
なんでだろう、涙がこぼれてきた。先生に気づかれないように、手で目を隠しながら私は静かに泣いた。
私は、明日から保健室登校をすることにした。保健室にいれば、九条さん達は来ないと思ったからだ。
「おい駄犬、お前には土下座をしてもらおうか」
「はい、まずは四つんばいになってー」
私は淡々と指示に従った。何も、感じなくなってきた。今日で解放されると思ったら、、
ドスッ、九条さんが私の背中に乗ってきた。重くて苦しいが、九条さんに対しての憎しみの気持ちはなかった。
「あれー?今日は珍しく反抗しないんですね」
「、、、、、」
「おい、早く『ごめんなさい』と言えよ!」
「ごめんなさい」
辛いけど、今日で終わる、、、!もう少しの辛抱なんだから、ここは我慢だ。
「ねぇ、永久」
楓が話しかけて来た。だが、私は楓のことを無視してしまった。楓のことも信じることができなくなっていた。
九条さんたちにいじめられた途端に、皆が突然私を無視するようになった。人を簡単に信じると馬鹿をみるということが分かった。
私は気づかないふりをして通り過ぎた。だが、楓が私の腕を掴んできた。
「あの、永久。最近なんか暗くない?なんか悩んでいるんじゃない?」
楓に薄々気づかれていることを知った。誰に心配をかけない為に、我慢していると思っているのだろうか。
「誰にでも、悩みなんてあるでしょ!あんたは口出ししないで!あんたに私の悩みなんて、わかるわけがない」
「永久!」
楓は私のことをを思って話しかけてくれたのに、、、私は楓に酷いことを言ってしまった。
昼休み
「永久、一緒に食べよ、、」
「一人で食べてよ!!」
また酷いことを言ってしまった。自分でも酷いことをしていると分かっている。でも、、
「永久、やっぱり最近変だよ?やっぱり何かあったんじゃない?」
あんたに、心配かけたくないからここまで頑張ってるのに、、、
「しつこいんだよ!あんたに私の何が分かるっていうの?放っておいてよ!」
はぁ、、、いじめられているストレスを、楓にぶつけてしまった。
「そっか、私がいなくても永久なら解決できるよね、、」
楓は笑顔で言ったが、目が悲しそうだった。私は、楓の言葉の裏の意味に気づいた。きっと、嫌われたよね。
一つ、大事な友情を失ってしまった
6時間目も終わり、ようやく掃除の時間。掃除が終わったら、やっと解放されるな、、、
「駄犬、うちらの分もやっといて」
そう言って、九条さんたちは掃除用具を投げつけて来た。
「はい」
何も感じない。もう、慣れていて。それに、もうすぐ終わりなんだ。これが終われば
「今日はやけに大人しいのね」
「まぁ、こいつが悪いんだから、何の反発もしないて当然でしょ」
「まぁ、うちらの所が綺麗になっていなかったら、またお仕置きするからね」
「はい」
そんなこと言ったって、私は明日ここの教室には来ないよ。と、言いたい所だが我慢した。
私はさっさと九条さんたちの分も掃除し、掃除を終わらせた。、、よかった、もう終わりなんだ。これでクラス替えまで待てば、、
明日からいじめられることはないんだな。こんなに嬉しく思ったのは久々だった。
翌日
私は保健室登校になった。これでもう、怯えることはない。
私は保健室で、ただ一人静かに勉強をしている。いつもだったら九条さんたちに何かされており、もっと授業が嫌だった。
「相沢さん、教室で授業を受けないでいいの?」
「いいんです」
気づけばクラス皆が敵。あんな教室になんて二度と戻りたくない。
休み時間、九条さんが来ないからのんびりできる。と、思ったが、、、
「失礼します」
九条さんが入ってきた。
「あ、永久いた!ちょっと永久に話したいことがあるんだ!廊下で話そっ」
嘘でしょ?ようやく解放されると思ったのに。またいじめられるの?私は恐る恐る廊下へ出た。
なんで逃げてるんだ、などの文句を言われると思ってたが、ちがかった。
「ごめんね、昨日までは。勝手に定規取られたって勘違いして。それで嫌がらせするなんて酷かったよね。もうしないって誓うから、教室に戻ってきてくれない?」
ふざけるな。勝手に犯人扱いされて、いじめられて、、、それを謝って終わりにさせるなんて。絶対許さない。
「ごめん、保健室のほうが落ち着くんだ」
「そう、、まあ、あんな嫌がらせをされたら、教室に戻りたくないよね」
そう言って、九条さんは帰ってった。
今日の九条さんはやけに優しかった。いやでも、きっと罠だ。騙されないように気をつけないと。
凄く面白い小説ですね!
楓と仲直りしてくれると良いなぁ。
>>73
コメントありがとうございます!楓との今後の関係に期待して下さい🤗
>>74
どういたしまして!
分かりました!九条さんとも、仲良くなるんですかね?
(ハッピーエンド思考の人)
昼休みも、九条さんたちが来た。
「永久、一緒に食べよ」
「、うん、」
本当は一緒に食べたくないのに。断ろうとしたら、九条さんが無理に腕を引っ張って、
「さあ、屋上にいこ!」
と、無理に連れてかれた。やだ、行きたくない。一人で食べたい。
「皆、永久のこと心配してたよ?だから、ゆっくりでいいから教室に戻って来てね!」
嘘に決まってる。皆、私がいなくてもきっと何の罪悪感もなく、のうのうとしてるんでしょうね。
「そうなんだ」
九条さんたちは、その後も今日あった笑い話などを話題にして、なんとか楽しませようとしていた。私は表面では笑っていたが、本当は全然楽しくなかった。これもきっと罠なんだろう。
私はさっさと食べ終わり、保健室に戻ろうと思った。
「あの、私食べ終わったからそろそろ戻っていい?」
「うん、バイバイ」
私はすぐ保健室に戻った。
>>75
九条さんとの関係もぜひ楽しみにしてて下さい✨
次の展開に期待です!
頑張ってくださいね(*^^*)
>>78
ありがとうございます😊
>>77
勿論です!めっちゃ楽しみです✨
いきなり優しくなった九条さんの心境とは…
期待です!
>>79
これからもファイトです
はい、頑張ります😆
83:みぃ◆VZbV1gU:2019/10/22(火) 17:46 九条さんはそれからも、頻繁に保健室に来た。
「永久の分のノートもとっといたよ〜。よかったら使ってね」
「あ、ありがとう」
九条さんは、あれから毎回の休み時間に私の分のノートまでとってくれた。呼ばれ方も「駄犬」から「永久」になったし。
でも私は、罠だと思っているので絶対に惑わされたくない。前みたいに、人を信じて馬鹿を見たくないから。
とてもワガママだと自分でも思うが、楓が保健室に来てくれたらな、と思うときもある。まぁ、来るわけないか。あんな酷いことを言ってしまったから。今でもとても後悔してる。
楓は今何をしているんだろう、、私が教室からいなくなってスッキリしているのかな、、
本当に次の展開に期待です!
楓、保健室来てあげてー
最近更新復活して嬉しいです‼
展開が予想出来なくなってきて……続きがとても楽しみです‼
放課後、また九条さんたちが来た。
「永久ー、一緒に帰ろー」
「あ、今日図書室よるから、、先行っていていいよ」
「そっか、了解」
前は反抗すると嫌がらせをしてくる癖に、今は私が逆らっても何もして来ない。罠にしか思えない。
何があろうと、私は絶対心を開かない。もし罠に引っ掛かってまたいじめられる、、なんて絶対に嫌だ。
なので、誘われても絶対一緒に帰らない。一緒に帰って、そのまま嫌なことをされる、なんてこともあるかもしれない。
嫌がらせがなくなったのはいいが、毎回の休み時間に保健室にきてまで私を教室に戻そうとする九条さんの心境に恐怖を抱いてきた。
>>85
コメントありがとうございます!続き、ぜひ楽しみにしていてください🥰
続きが早く見たくなるくらい、面白いです!
頑張ってくださいね(*^^*)
>>88
これからも頑張ります💗
>>89
みぃさんの小説は"びじめざ "から
知っていたんですが、どんどん面白くなっていきますね!
"びじめざ "も面白かったけど、この小説で
面白さに磨きが……(長文すみません)
>>90
ありがとうございます😊これからもこの小説を面白くしていければと思います😀
>>91
みぃさんなら出来ると思います!
頑張ってくださいね✨
>>92
ありがとうございます😃頑張ります!
>>93
どういたしまして😆👍➰
更新ファイトです
姉にオススメされて(>>85が姉です)ひそかに読んでいたのですが、ストーリーのわくわく感や、
主人公の心情が分かりやすく丁寧に描写されていて、とても面白いです!
別の小説の方も、1で紹介されていたので読んでいました。
すごく続いているので尊敬です‼頑張ってください!
(コメントなのに長文スミマセン)
>>94
これからも頑張ります😆
>>95
コメントありがとうございます🤗これからも頑張ります😊
頑張ってください‼
98:猫又◆l2:2019/10/22(火) 21:01 みぃさん、こんにちは。猫又と申します。
いじめ 〜学校という空間〜、ここまで読ませていただきました。
読んでいていじめの恐ろしさがひしひしと伝わってきました。
杏樹の永久へのいじめが日を増すごとにひどくなっていく様を見て、
これからどうなるのかというハラハラと、
もうやめてほしいという痛々しさを感じました。
これからどうなっていくのか、永久は救われるのか。
続き、楽しみに待ってます。それではー。
>>97
ありがとうございます🥰
>>98
感想ありがとうございます!楽しみにしていてください😊
保健室登校になってから、一週間が経った。あれから毎日、休み時間が来る度に九条さんたちは保健室に来た。
私は九条さんたちが怖くなり、そっけない態度で返して適当に流していた。一週間そっけない態度で示したから、もう来ないだろうと思った。しかし、
「失礼します」
また九条さんたちが来た。本当は楓に来てほしいのに、、、
「永久、みんな待ってるよ!今から一緒に教室に行こうよ!」
そんな、罠に決まってる。しかも、教室は私が一番辛い思いをした場所だから、、
「もう少し、待っていてくれない?」
と、私は断った。しかし、九条さんは私の腕を掴み
「廊下で話そ」
と言って、私達は廊下へ出た。
バタンっと、ドアがしまった。廊下には、偶然にも誰もいなかった。九条さんは誰もいないことを確認したら、私を付き倒した。っ、痛い!
「、、、え?」
「我慢の限界なんだよ!」
?私は訳がわからなかった。
「せっかく駄犬にわざわざ優しくしてやってんのにさー、何そのそっけない態度。感謝のきもちとかないわけ?」
「え、、、?」
私は訳がわからなく、キョトンとした。
「いいこと教えてあげる。今まで優しくしてあげたのは、全部またあんたをいじめるための罠だよ!
でも、ずっとそっけない態度をあんたがしていたから、罠だって思われていることを察したの。バレたならもういじめるしかないと思ったんだ」
やっぱり、、これは全部罠だったんだ。いきなり色々言われたのでびっくりしたが、今まで優しくしてくれていたのは全て罠だということはハッキリと分かった。
「いい?駄犬。今土下座して、教室に戻るんだってら今のまま、これからも保健室登校になるんだったら休み時間の度にもっと酷いいじめをする。どっちがいい?」
いじめることに関しては変わらないんだ、、、どっちにしろいじめられる。もう、九条さんたちの顔も見たくない。授業の時だけでも九条さんを見なくて済むなら、、、
「私、保健室登校はやめない!」
「はあー、そうなんだー。そっちでいいのかー。」
と、九条さんはため息混じりで言った。
「んーじゃあとりあえず、あんたには罰を与える。親切にしてやったのにそっけない態度をした罰よ!」
そんな、何されるの、、、?嫌だ、前のようないじめに会うなんて!
「じゃあ、駄犬のプリ帳破くのはどう?」
プリ帳、、?やめて!プリ帳には、、、楓とのたくさんの思い出が詰まってるの、、、
「お願い!プリ帳だけは!」
私は泣きそうになって言った。いや、もう既に涙がこぼれているかもしれない。
「うわー、駄犬はやっぱり加工しててもブスなんだね!」
「うわ、ブッサ!」
そう言いながら九条さんたちは、プリ帳を私の目の前でビリビリに破いてった。私はただ、呆然と見ていた。
「残念!プリ帳はボロボロになって紙くずになりました、と」
私はハッとした。プリ帳と思われる物は、ビリビリになっていた。
私は、ボロボロになったプリ帳を見て、静かに涙が出てきた。
「あはは!泣いたないたー!」
「ブスがもっとブスになってるー」
今まで、どんなことをされても、我慢できた。乗り越えられた。でも、プリ帳だけは、、、絶対壊されたくなかった。
「拾っといてねー。あんたのゴミなんだから!」
「、、、」
私は静かに紙切れを拾った。ただの紙切れになってしまったが、捨てるのにはどうも罪悪感が湧いてしまう。
私はプリ帳を拾い終わると、無我夢中で学校を出ていった。九条さんがなんか言ってたが、覚えてない。
ここまで読んでいますが、おもしろいです。
いじめの恐怖や主人公の心情が伝わってきます。
ただ一つ気になるのが、行動について書いた文章と心情についての文章がつながってしまってることです。(一つの行に書かれてるってことです)
例えば>>100の『九条さんは誰もいないことを確認したら、私を付き倒した。っ、痛い!』の部分を『付き倒した。』までか行動(動き)なので、『っ、痛い!』は改行。
というようにするともっとわかりやすい文章になると思います。
長々失礼しました。もし不快に思われたらすみません。
>>104
アドバイスありがとうございます😊参考にしてみます✨
九条さん、酷い、、、まさかここまでするなんて。
今すぐさっきのことを忘れたい気持ちでいっぱいだが、何度もさっきのことが頭の中をよぎる。よぎっては私の心を痛めつけた。
明日も、絶対九条さんたちは虐めてくるだろう。こんな精神的にとても嫌なことをされて、明日からもまたいじめられるなんて、、、絶対に嫌だ。もう、学校にいきたくない、、、
行きたくない、、行きたくないなら、不登校になればいいんだ!最初のうちは九条さんたちが家に来るかもしれない。でも、それも無視することにした。いちいち出ていたら、休めない。
これが一番救われる方法なのかもしれない。これでもう、九条さんたちにいじめられることはないだろう、、、
翌日
私は昨日決心したように、学校を休むことにした。しばらくすると、家のインターホンがなった。きっと、九条さんだろう。私は無視した。
、、、プリ帳のことや、今までやられてきたことが蘇る。私は急にお腹が痛くなり、泣き出した。なんで?もうそんなことはやられないのに、、、
やることがないので、ただぼーっと一日を過ごす。ときどき、いじめられていたことが蘇る、、、外に出るのは、皆が学校に言ってる時間帯にご飯を買うときぐらいだ。
九条さんや楓は、私がいなくて何を思っているんだろう。どうせ九条さんは、私がいなくてせいせいしているのかな。それとも遊ぶ相手がいないと思ってるのかな?
一日目は、九条さんたちが私のことををどう思っているか考えることばかりだった。
不登校になり、三日ほど経った。
うぐっ、、、いじめられいた思い出が、何度も蘇る。蘇っては、私を苦しめている。もう終わったのに、、、なんで?苦しむ必要ないのに、、
今日もまた、九条さんたちが家に来た。「駄犬!」と、叫んでいることがここからでもわかる。
行かないよ、絶対。九条さんたちのせいでこうなったんだから、、、
頭も痛くなってきた。もう精神が落ち着かない、、こうなったのは全て、九条さんのせい、、
九条さんからのラインなども全て無視。そもそも見ないことにしている。もう九条さんとは関わりたくないからだ。あんな、やつ、、人間のクズだよ。
いや、九条さんだけでなく、九条さんがデマを流してから、皆突然私を無視した。そうだ、九条さんだけではない。人間は皆愚かなものなんだ、、
お知らせ📢
もうすぐテストの勉強期間に入ります。勉強を最優先しなくてはならないので、更新する頻度がうんと下がると思います。試験は3週間後です。それまであまり更新できませんが、これからもよろしくお願いします🙇
テストが終わったので、また再開します!
111:みぃ◆VZbV1gU:2019/11/16(土) 12:08 そうだ、私は人を信じて馬鹿をみたんだ、、、人はすぐ裏切る生き物なんだ、、、こんな、人間達が生きている世界なんて、、、この世から消えてしまいたい。いつの間にかそう思うようになっていた。
インターホンの音も怖く、ご飯を買う時の店員さんも怖い、、、なので私は一週間ほど家から出ていない。冷蔵庫の食べ物もなくなって、、、三日ほど食べていない。水道水を飲んで生きている。
私は決めた。明日、この世からいなくなろうと。いじめられて、引きこもりになって、体も食べてないからげっそりとしている。夢も希望もない。私が生きる意味なんてないんだ。
楓と大人になっても親友でいようって誓ったっけ、、一緒に夢に向かって頑張ろうって言ったっけ、、将来の夢は役者だったっけ、、、そんなこともうどうでもいい。明日いなくなるんだから。
これでやっと楽になれるんだ、、
翌日、私は3週間ぶりに学校に行った。私の教室は4階にある、、、窓から飛び降りればきっと4ねる、、、
私は教室に入った。
「あれー?なんで駄犬来てるのー?」
「あーあ、ばい菌移るー」
「行きたくない時だけ休んで行きたい時だけ行くなんてずるいー。やっぱり駄犬なんだねー」
好き勝手に言えばいい。それで後で苦しむのはお前らなんだから。
私はせめて九条さんたちに苦しい思いをしてほしいと、今までのことを遺書に書いた。遺書が見つかれば、九条さんはきっと冷たい目で見られる、、そう思った。
早く終わって、誰もいなくなったら4ねる、、もうすぐ終わる、、
やっと放課後になった、、、今は定期テスト一週間前なので、部活動もない。だから、今は誰もいない。これで安心して4ねる、、!
ここは4階、、確実にタヒねる!
私は最後に、楓の机に触った。楓と別れることになるのは悲しい。
「酷いことを言ってごめんね。楓が親友でよかったよ」
そう言って、私はベランダに行った。ここから落ちるのは怖いが、落ちればもう私は解放される、、
(お父さん、お母さん、楓、今までありがとう。私がタヒんでも、私のことは忘れないでね、、、)
心の中では、楓や両親に対しての感謝の気持ちでいっぱいだった。
それじゃあ、、そろそろ、、飛び降りよう、、
その時だった。
「永久、、?なんでベランダにいるの!?」
振り向くと、楓がいた。え?なんで!?
「楓、、、なんで?」
「忘れ物を取りに来たの。ねぇ、何やってるの?ベランダで。もしかして、、飛び降りようと?」
「え、う、うん、、」
思わずうなずいてしまった。もう隠しようがないと思ったからだ。
そんな、タイミングが悪いよ、、、
「なんで飛び降りようとしたか、理由を言ってくれない?」
楓の顔が、怒っている。楓のこんな顔、始めてだ。楓にならあのことも話せるかな、と思った。
「実は、、」
私はいじめられて自殺をしようとしたことを、楓に話した。私が言い終わった瞬間、楓が私の顔をビンタした。
え、楓、、?
「永久のバカ!なんで言ってくれなかったの?!」
かえ、、で?
訳がわからなくなった。
「私達、親友じゃないの?何かあったら隠しっこなしで相談しようって決めたじゃん」
「楓に、、心配かけたくなくって、、」
次の瞬間、楓の目から涙が出た。
「心配かけていいんだよ!親友なんだから!、、私だって、永久にたくさん心配かけてきたんだから、、」
楓が涙を見せたのなんて、何年ぶりなんだろう。それぐらいのことをしたって、私、、、
「永久、今死んじゃっていいの?せっかくこの世に生まれてきたのに、九条さん達のせいで自分の命を奪っていいの?、、私、永久が死んだらやっていける自身がないよ、、たった一人の親友だから。
それに、、今死んだら、永久の役者になるっていう夢も叶わなくなるんだよ!」
楓の言葉に、私は胸を痛ませた。私だって、楓がいなくなったらやっていけないと思う。こんなに気の合う親友なんて、きっといないもの。、、それを楓に同じことをしようとしていたなんて、
「だからもう、『もうどうでもいい』なんて言わないで、いじめを解決して、今を全力で生きようよ!いじめを解決するんだったら、私も全力で協力するから!だから、、、」
私も涙が出てきた。
私、こんなに楓に頼ってばっかだったなんて、、
「楓、本当にごめんね!こんなに迷惑をかけて、、」
「わかってくれたから、もう大丈夫だよ。一緒にいじめを解決しよう!」
こんなに二人で泣いたのなんて、久しぶりだった。
クオリティ高すぎて泣く
感動しすぎて泣く(´;ω;`)
>>116
ありがとうございます😆
ちなみに、もう少しでこの小説終わりです。残りの話も楽しみにしていて下さい😊
119:みぃ◆VZbV1gU:2019/12/02(月) 17:41 それから私と楓は、どうしたらいじめを解決できるか作戦を練った。そこで二人が思いついたのは、「証拠のいじめ写真を集めて、先生に提出する」ということだ。
なので、明日もきっと九条さん達はいじめて来るだろうというので、こっそり楓がカメラを持っていき、私がいじめられている写真を集めるということだ。そして放課後、学習室の方にあるプリンター機で写真をプリントし、先生に見せるという作戦だ。
明日我慢すれば、私はきっと報われるんだ、、。元の生活に戻れるんだ、、
「明日我慢すれば、私きっと救われるよね!」
「そうだね。明日はお互い頑張ろう」
ようやく報われる、そう思った瞬間、私はとても嬉しかった。
あとちょっとの辛抱なんだ。九条さん、見ていなさい、、!
次の日
「今日も駄犬来てる〜」
「ばい菌移るー」
好きなだけ言えばいい。あんたたちがいじめるほど、後々あんたたちが苦労するのだから。
「駄犬、ちょっと」
「何?」
どうせまた、ゴミ箱をかぶせたりとかそういうものだろう。いいよ、もっとやって。
「おらよっ!」
「うっ、、、臭、」
「あっははははははは!ブスがもっとブスになってるー」
私はこっそり楓にウインクをした。すると、楓からウインクの返事が来た。よかった、ちゃんと撮影出来ているみたい!昔からウインクが二人での合図だったからな。
他にも、私の弁当をひっくり返したり、私の筆箱の中身がなくなっているなど、十分すぎる内容があった。
そして放課後
「楓、撮れてる?」
「うん、バッチリ!」
やった、、!これでもう解放される!
「プリントしに行こう!」
私が言うと、楓は力強くうなずいた。私はその時、楓の優しさと凛々しさを感じた。
全ての写真をプリントし終わった。
「よかった、これで救われる、、」
「うん。もう一息だね」
私達は職員室へ向かった。そしたら運良く担任の先生がいたので、私達は証拠写真を先生に見せた。そしたら先生は涙を流した。
「気づいてあげられなくて、本当にごめんなさい、、明日学級会で話し合うので、、この写真は先生が預かります」
よかった、先生がいい人で。心が軽くなった感じだ。
先生に写真を預け、私達は一緒に帰った。ここのところ九条さんたちに付き合わされてたので、楓と一緒に帰ったのは久しぶりだ。
「よかったね、永久」
「うん!明日が楽しみ」
九条さん、これが私の最初で最後の復讐になるから、、!
次の日。私はドキドキしながら学校へ行った。ついに九条さんに復讐できる日がきたんだ、と。
教室へ入ると、また九条さんたちが来た。
「あんたまだ生きてるの?目ざわりなんだよね。ボロボロになって4ねばいいのに!」
そうして九条さんは私の髪を引っ張った。
せいぜい今のうちに好き勝手にやっていればいい。あとで痛い目にあうのは九条さんたちなんだから。
しばらくしてチャイムが鳴り、学級会の時間になった。先生が教室に入ってくる。
「おはようございます。大変悲しい話を聞きました。九条さんが相沢さんを虐めているという話を聞いたのですが、誰か知りませんか?」
そう先生は電子黒板に証拠写真を映した。すると九条さんたちは凄い青ざめた顔で私の方を見た。
このときの九条さんは、どう思っているのだろうか。反省しているのかな?それとも、先生に告げ口した私を恨んでいるのか。まぁ、どうせ痛い目にあうのは変わらないのだからいいか。
先生は一通り写真を見せたら、怒った声で言った。
「九条さん、星野さん、夢川さん、戸川さん、鈴木さん、立ちなさい!」
そうして九条さんたちは立たされた。九条さんは私を一瞬睨んだが、すぐ焦った顔になった。
「どうしてこんなことをしたのですか?!」
そう言っている先生の顔は怒っている。普段優しい先生だから、余計に怖く見える。
九条さんは、しばらくは黙っていたがやがて渋々と話し出した。
「、、人気者で、いつも人に囲まれている永久が、羨ましかったから」
?!?!そんな理由だったの?
九条さんは続けた。
「私だって皆の人気者になりたい。でも皆永久ばっかり。それが悔しくて、懲らしめようと思って。だから最初の定規の件も私の自作自演で、、、」
そうだったんだ。、、でも、私が酷い目にあってる時に助けてくれない皆は、本当は友達じゃないと今では思うんだ。
それに、どんな理由であろうと虐めたことに変わりはないでしょ?
「人を虐める人は人として最低です。九条さんたちが虐めたせいで、相沢さんは自殺まで考えたのですよ?」
「、、はい」
私を虐めてた時は凄い威張っていたのに、先生にバレると弱気になるなんて、、どれだけ弱い人なんだろう。
「相沢さん、何か言いたいことはありますか?」
先生の問いかけに、私は「はい」と頷き立ち上がる。
「私は九条さんたちのせいで自殺にまで追い込まれました。物を盗られたり壊されたりしました。これは立派な犯罪だと思います」
私の言葉に続き、女子生徒が立ち上がった。
「あの、、私達も止めないで一緒になって虐めて、、なので相沢さん、、ごめんなさい!」
そうしてクラス全員が謝ってきた。まぁ、私は許さない。だって今更謝られても、、この傷は謝られたことでは癒えないのだから。
「貴方達のしたことは、謝ったことでは許されません。貴方達がしたいじめで、相沢さんの人生を狂わせてしまった、、その責任を一生負って生きなさい」
「はい、、」
九条さんが弱々しく返事をした。返事をしたところでチャイムが鳴り、学級会の時間は終わった。
それから全校朝会でも虐めのことは話され、九条さんたちは冷たい目で見られるようになった。
これでまた楽しい学校生活が戻る筈だったが、、
「ごめんね永久!もうしないから仲直りしよ?」
「あの時はどうしていいか分からなくて、、本当にごめんね!」
あの時一緒になって私を虐めてたクラスメイトが次々と来たのだ。けれど私は許さないんだ。だってこの人達は、私が虐められていても何も止めなかったから。
「ごめんね。私、もうあんた達とは関わりたくないんだ」
「そんなぁ!」
私はこの経験で、百人の私を思ってくれない人を大事にするより、数人の私を本当に思ってくれる人を大事にしなくてはいけないということが分かったんだ。だから、このことには少し感謝しているところがある。
今は楓と一緒に、夢へ向かって頑張ってる。楓は医者で、私は役者。それぞれ道は違うけれど、お互いの夢を一緒に頑張ろうと誓っている。
あの事件から十年、、私は無事役者になれ、楓も医者になれた。仕事が違う為、会うことは少なくなっているが、、それでも連絡を取り合っている。
今私は役者の仕事をしながら、過去のことを話し、いじめを止めさせる為の支援をしている。これ以上、私のような思いをする人が減るように、、そして、テレビなどでいじめに悩んでいる人を見つけては、その人の相談にのっている。
ちなみに九条さんは、あの事件のことがテレビにも流れて全国に広まり、就職や結婚には苦労しているらしい。
、、あ、マネージャーさんから連絡が来た。新しいドラマの仕事の話だ、、やった!念願の主役ができる!
あの時自殺していたら役者にはなれなかったし、いじめを減らすことの支援もできなかった。
私はこの十年で、例え辛いことがあっても絶対に自殺をしてはいけないということを学んだ。諦めなければ、きっと素敵な未来が来るのだから、、
さぁ、今日も舞台に立つ!!
後書き
最後まで読んでくれてありがとうございました!一度いじめの話を書いてみたいと思っていたので、完成できて嬉しいです!
今まで小説を書いたことはありましたが、完成したのはほんの一握りです。その一握りの中にこの作品が入ってよかったです。
いじめというのは話の中でも出てきましたが、本当に犯罪と同じだと思います。虐められて、永久のように人生が狂ってしまうことだってあるのですから。虐められて自殺してしまう人が少しでも減ってくれると嬉しいです。
では、次の小説で会いましょう!
次の小説はいじめ〜女子の修羅場〜という小説です。いじめ系の話と恋愛系の話が好きな人はぜひ見てください
129:ルルル:2020/03/25(水) 13:15すごいですね!私はむかし小説家目指しててノートに書いたりしてたんんですが、がっこうのみんなに見せても上手いと言われたことなかったんで諦めました。でも、みぃさんは、本当の作家さんみたいでよんでるときつい憧れました。これからもがんばってかいてください!応援してます
130:みぃ◆VZbV1gU:2020/03/25(水) 18:26ありがとうございます!次の小説でも頑張りますね😊
131:ルルル:2020/03/25(水) 20:05はい頑張ってください!