*はじめに*
初めまして。一人で初小説投稿です。
今回は、短編小説の『運命が変わる数分間〜私の運命が変わるとき〜』を書いていこうと思います。
明日から毎週火曜日に投稿予定です。
感想、アドバイスお待ちしています!
*このスレのルール*
このスレだけではありませんが、サイトポリシー、利用規約を守りましょう。
感想、アドバイスは、辛口禁止でお願いします!そう言うの弱いんで…
雑談は極力控えてください。小説や、アドバイス等が流れてしまっては困ります!
早速初めて行きます!よろしくお願いします!
*目次*
>>2 簡単なキャラ紹介
>>3 小説スタート
>>4 レス解禁!
*第1話キャラクター紹介*
アサクラ ヒヨリ
朝倉 陽愛
今回の主人公。
優しくて、勉強もできるモデル体型の美人さん。
幼なじみの悠哉が気になっている。
ヤノ ユウヤ
矢野 悠哉
優しいけど、表に出そうとしない。
だが、考えてることがだいたい顔に出る。
陽愛の幼なじみ。
私は、朝倉 陽愛、今日で11歳。
今日は、私の誕生日。
「おめでと!」
「ありがとー」
朝、教室に入ると、友達がどんどん集まってきて、私を囲んだ。
それにつられ、男子達もそれぞれおめでとう、と言っている。
でも私は、少しがっかりした。
だって、幼なじみで片想いの悠哉がいない。
遅刻常習犯だから仕方ないけど。
悠哉は、優しくて、勉強もスポーツも出来る。
何より身長といい、顔といい、私のタイプそのもの。
幼稚園の頃からよく遊んでたけど、恋心に気づいたのは今年の始業式。
そう、春休みの間に顔が変わってた‼
何故か分からないけど、大人になったな、って言う感じで、私は初めて恋を実感した。
その時だ。
「おはよ!」
私はこの声に、心臓がビクッと跳ねるのがわかった。
「ゆ、悠哉!今日早いね!」
そう、遅刻常習犯の悠哉がやって来た。
満面の笑みで。
「おう。今日誕生日なんだろ」
「覚えててくれたんだ…」
私にとって、何もなくても覚えててくれただけがすごく嬉しい。
「そりゃ嫌でも覚えるだろ。毎年誕生日って騒ぎまくって」
「もー!別にいいじゃん!」
そうやって、いつものように、悠哉と騒いでいると。
「お前ら付き合ってんのー?」
と、誰かが叫んだ。もちろん、クラス中に聞こえる声で。
「「は⁉付き合ってねーし!」」
私は、思わず悠哉とハモってしまったことに、驚きつつも、笑いを隠せなかった。
そうして、悠哉は少し照れているのにも気づかず、クスクス笑っていた。
「朝倉さんさー、口悪くなかったらモテるのになー」
「は⁉なによそれ!」
私は基本、大人しく過ごすようにしている。
あの時から⎯⎯⎯
あれは、私が小学三年生の時。
今みたいに、大人しく過ごすんじゃなくて、いかにも元気っ子だった。
口も悪いのかはわかんないけど、今よりは悪かった。
でも、女子に省かれるとかそんなことはなくて、楽しく過ごしてた。
だけど、放課後の5時、忘れ物を取りに来たとき男子数名でなにかを話していた。
ちらっと見ると、悠哉もいた。
私は、中に入っているよりも、話が聞きたくて、廊下で聞いてみた。
「悠哉って朝倉さんのこと好きなんだろー」
「は⁉ちげーよ、あんなうるさいやつ」
悠哉は、からかわれたあげく、そう言った。
私は、私のこと、嫌いなんだ…と、思い、泣きながら廊下を走った。
その時、悠哉達は気づいてなかったと思う。
その翌日から、私は大人しく過ごすようにしていた。
来週の火曜日無理そうなので、今日書きます‼
⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
なのに、悠哉と同じクラスになってからというもの、大人しくしているわけにはいけなくなった。
⎯⎯悠哉には、本当の自分を好きになってもらいたかったから。
だからって、悠哉が私のこと、恋愛対象として見ているか分からないし。
そんなことをしみじみと思い出していたとき、悠哉が私に紙袋を差し出した。
「え…?」
私が戸惑っていると、悠哉は目を反らしてこういった。
「きょ、今日誕生日何だろ。だから、これ」
「あ、ありがとう!」
そう言って、私は紙袋を受け取った。
⎯⎯⎯⎯ずっしりと重くて、とっても嬉しい日になった。
第1話 ⎯⎯完⎯⎯
(何故か完って書いといて、と言われましたので笑)