続けて赤く遥か彼方

暑い季節…

(/じゃ、やっかね)

(/ ...ほんとぉはてほぷのほうがおんなのこっぽいもんねぇ！ ...あたいらはよぉ〜くしってるよぉ？ んぅへへ )

(/……〜〜 ___…こんっの… ませ、…へんたい　…ちび

　……………好き…ってのぁ変わらないけ、ど　ね!?…ｩ〜)

(/ ...はぅ、う〜 ...わがまま、ばっかりでごめぇん ...きょお、もぉ ...へとへとかも ...うぅ〜〜 ...まだまだしたいけどぉ ... )


(/ ....かわいぃ〜 ...んへへ、こういういちめんがみられただけ、あたいのかちぃ ... )

(/あいよ、…　戻ってきたときまた…　…その)


(/……食いに来な、よ？…だんな様)

(/ _____れぎおんもおこしておかないとねぇ )

(/……に、二も三も言わなきゃ　…ダメかい？)

(/ .....さいごにきかせてぇ？ ...んぅえへへへ、ね、おねがぃ〜〜 ...てほぷぅ〜 ...♡ )

(/………いつでも　…)　

[ぬぎ]　___…女の子　らしい下の…


(/ … 食べて、いぃん…だから　…な？ )

(/ .....たべられたがり、んぅえへへ )


(/ ...またあした、ね ..？ )

(/…　ま。____元気におやすみ！だ、な？ヴェルぅ…)

(/…んがあ)

(/ ...遅れた、土下座案件だねこれは ... )

/お、来た来た！


[がつがつ]　____…

( とろっふわ甘玉葱盛り盛りカツ丼 )

____なんか美味そうなもん食ってる！！！！！

瑠和んトコの余りもん貰って 賞味期限近くのタマネギ全部湯がいて、甘タレと一緒にどんぶり行きにしてやった！　____[ｶﾞｯ、ｶﾞｯｶﾞ!]


( … むろん、ネギ付き )

[ぴょこん]


.......[ じゅるり ]




..............[ じぃ〜〜 ]

「 …… [もぐ …]_____夜食好みの… 」



( … 右に目配せ　____ …余りもの、とか言ったハズ
　にしては四つも並べてあるどんぶり。… ___きひひ )


　　　　　「　…　わりぃの、出てこぉ〜い　」



　( … 箸ですくった、ほかほかのひと口…揺らして )

　　　んにゃっっっ！！！！


　　　[ ばくん！！ ]


　　( ...垂らされた餌に勢い良く食らいついて離れない ...
　　　...箸ごとばくり 噛み食べた後で目を輝かせ )



　　　「 ....[ んっっむ んむ ] ...にゃは、おいしいぞ 」

[みしッ！！]　______…　ぉー


( … 折れかけの箸。…わりとお気にのサクラ色が大破
　苦笑い。… しながら、どんぶりを机に置いて膝の上を
　_____貸しきり。…　ふたりっきりにして手招き )


　　　　「 足りないだろ？…　ほれ、来な！ 」


　　　　　( おいしい笑顔に　…　つられ笑み！ )

　「 ....弁償 はするから許して欲しいぞ ...んむぐむ 」


　　[ ..ぽてん ]


　　( ...膝の上に大きく股を開いて座り込み ...姉御の体を背凭れにする形で 満面の笑み ...目の前にするだけで涎も垂れそう ...てか垂れてる )


　　「 ____いただきます、だぞっ 」




　　( ...壊れにくい頑丈そうな鉄の箸を手に持って どんぶり片手に食べ始め )

「　あいよ。____(ま …100均じゃこんなもんか)　」


( 小柄で軽いようで … しっかりしたカラダが適度に
重みも感じさせる！肌触りのほどほどあったかさも …
　触ってて楽しい、嬉しい赤ネコの膝上ライド！ )



「　キッヒヒッ 甘タレってやたらと肉に合うさね！
　…　かぁいいねぇ？子ねこそっくりじゃないか！　」


( ___… ねこもっふもふ。耳の間に手をぽんと乗せ
　　なでなで、もふもふ。… 髪毛を流して整えて…！)

(/zzZ)

(/ ....やぁあ )

(/んぉ？…[ぐぐぐ])

(/ ...[ ぴぃす ] ....ごきげんよう、だねぇ )

(/…おー、お手々か)

(/ おててだよ、 ...つれてくる？ほかのこ )

(/[がし]___やーだ。…おめ、眠いだろーしここで
　　　枕にしてやら、…きっひひ！)

(/ ....眠くないよ、本当 ...全然大丈夫 ...ぅぐ ...うなされても知らないから... )

「あ〜っ？なんだいおめぇのクセに湿りやがってよ〜？」


　　　　　　　[ぐぐぎ]　_____…締め

　　　　( … 頭、撫でてほっぺたぐにぐに )


　「 ま、お疲れ様　だ。…　どぉだい？最近は 」

　「 ぉぐ、くるししまってるしまってる ...！ 」


　　( ...もちもち たぷたぷ ...愛でられ体型 )


　「 ...頭働かせてはいるけど その分糖分摂りすぎた ...もうそろそろひと段落つきそうかな ... 」

「　っと　悪いね、レギとかヴェルとか
　こーゆーので通してっからつい…キヒヒ　」


( … 胡座をかいた上に魔人を乗せて
　ゆっくり頭を　…　髪を撫で始める
　寄せても、ひっついても暖かさは同じ )

「 甘いモンってのは中々懲りないもんだね　… 」

　　「 ...そんな事してるから“そう言う目”で見られると思うんだけどなぁ 」


　　( ...両手を伸ばせば小気味良い骨の音が響く ...色々頑張った結果が身体に染み付いてる ...
　　...もっとも、かく言う魔人も ....アレなのだけど )


　「 今回に関しては必要だったんだよぉ ...！ ...いてて 」

「　…　へぇ？　___スケベ。」


( 羽交い締めみたいに… ___ごりごり、骨を伸ばして
肩をちょい強く揉んで　…　ぐりぐり、解していく… )

「 …お前が甘いものやめらんないだけじゃないのかい？ 」

　　「 ...テホプもでしょ、それに関しちゃ 」

　　( ...見た目に反して肩はしっかり凝ってる ...だからこそ解される度に骨が砕けてるんじゃないかってくらい ...柔らかく )


　　「 ... ...それとこれとは話が別なんだよぉ〜 」

「 ___…っかひ、言うじゃないか … んかぁ…ふ 」

( 手をにぎにぎ … ツボ押しみたいに揉んで揉み )


「　……　そうかぁ　」

(/ ....ねる？ 大丈夫？ )

_______はぁ　…　はぁ…っ


_______…息は大丈夫かな？　プラルナさん



_______っ…たりめぇ…よ！こんくらいで　…
_______おれがへばるだなんて…バカなこと！


_______では、続けよう　…　気が遠くなってはならん
_______深く息を吸うんだ、吐く息に負けないくらい…



( …____部屋から…二人分の声が漏れる )

　(/ にひひ )

(/正統派なことをしようかと、ね)

(/ なんやかんやで、それが一番楽しいかもね ...あぁ、面白そうだ )

(/てわけで！反応願えるかい？)

　_______......なにやってるんだろ


　　( ...酔っている だから幻聴かとも思えたが ...聞こえる声は確かなものだ ...雪鬼は耳を扉に傾けて 興味深そうに聞き続ける )



　_____.....秘密の特訓、でもしてるみたいだぞ〜？

　_____.... ....姉御、何してるんだろ？


　　( ...赤猫と緑女も ...聞き耳を立てる ...3人揃い、様子が不思議だと言わんばかりに )

　　

________ん　…　はぁ　___…ふぅ　…ふっ


________あと少し、少しの辛抱　…　ほら

________ん…ぐ、ぎ…っ　____…ふぅ…っ



( … ____なんだか熱がすごい )

　　[ ｶﾞｯｯ ] ...耳を立てる勢いは強くなり


　　...いやいや、そんなわけ ないよねぇ〜 ...

　　... ...うん、違うはず ...だぞ ？

　　...姉御の事だから、戦闘の事が ...でしょうし ...


　　( ...体が少し熱くなるのがよく分かる ...冷や汗を垂らしながら 少しばかり不安そうに )

_______う…　はっ　___は…　ふぅっ

_______よいものだ、迸る汗　…　この熱


_______言ってる場合…かいっ　…ほら、もっと

_______力ぁ　…　入れてくれなよ　…！


_______…すご、い…な　…あんたの


( ____ )

　　_____ [ ｺﾞﾝ、ｺﾞﾝ、ｺﾞﾝ ]


　　( ...少し離れて壁に頭を打ち続ける雪鬼 ... そう、酔いの幻聴 ただの幻聴 ...そう信じて止まず )



　　[ ぱちぱち、めらめら ... ]

　　( ...無意識に火花が舞い散り 目の中に炎が宿る赤猫 )



　　「 ...姉御はほんと、勘違いさせてくれますねぇ 」


　　( ...ため息を静かに吐いた後で ...これ以上続けさせたら 二人の精神が大変な事になるだろうから ...軽く扉をノックして )

『 … 当時の私は かの地 とは程遠い魔界の住人でね
　　冒険に身をおき 噂は常に仕入れていたが __ … 』


　「 …… "〖神のつるぎ〗なんてものは初めてだった" 」

　( … ___こん、と叩いた扉はいとも簡単に開かれると )


(　面と向かい　…　会話と___"鍛造"を図る2人が見えた　)



『 あぁ、当時は魔界一角どころか 魔界全体の噂だった 』



____天地魔界に無敵と謂われた "覇王" が破れた。

　　たったひとりが握る、"退魔"を司る神の啓示物 …



( … 握り締めた鎚により、手に汗を握りながらも
　額に、滝のような汗を垂れ流す姉御と___…魔法を用い
　……　"物々しい金属" を打つ手助けを行う黒騎士 )


　「　"女神の剣" によって。」『 … 正確には 』

( 手を止め　…　騎士が広げたロールを姉御は眺める )


『 女神の剣。… ３つの精霊が与えし祝福　…　それらが
　集いしとき、誕生した "退魔の剣" によって。だそうな 』


「　[ふぅ…] 噂から…んな人間の書物を探し当てたあんたも

　　　[ガンッ！]えらいもんだ___…けどよ …っまさか　」



_________造ろうって程大概だとは思わなんだ…っ！


( … より、強く鎚を打ち付け … 黒騎士は魔法を浴びせる )



『　…　女神が打つ剣、素晴らしい技術を持ち 更に"神"…
　　外神と呼ばれどこれ程お誂え向きな者がありながら …

　　　____造るな。…という方が無粋ではないかな　』


　　( … ___姉御も…　高揚を覚えながら神妙な顔 )


「　… 人生も、生き方も…考えることもいちいち御伽話だね

　___　あんたんとこの長女が懐く理由も納得モンだよ…！」



『 … "女神の剣"… ___そして重要なのが"３つの祝福"

　それらが集う時、"伝説"が産まれるのだ。…その役目は 』


_______くるり　…　2人が、空いた扉を振り向く。



　　　　　　『　彼女らが担ってくれるだろう　』

　　「 ...やっぱり 」

　　[ ...手を振り返す ...背後でこれ以上暴走しない様雪鬼と赤猫を蔓や茨で縛ってミイラ状態 ]



　「 ...私、そんな大した力じゃないですよ？後ろの二人と違って ...自然！と言う所に趣を置くのであれば自信はそりゃあめちゃくちゃあるんですがね！そう！ ...私は素晴らしいんです！ ...で、問題として ...その剣誰が使う感じなのです？ 」


　　_____自身のエネルギーを消費して植物や蟲やらを操れる ...一人の少女が持つにはかなり強力な力なのだけど 本人は無自覚気味

「 そりゃあダッコ、…おめぇ　…　あれ、アイツだよ 」

________…




「 ともかく…っ！これ、造るにゃあおれと騎士サン
　　だけじゃあダメなんだ！… ちっと手伝いな！」

　　『 手伝ってもらった後は子供たちも呼んで …

　　　合作の　"アイス" を振る舞わせて頂くよ 』



　　　[ガンッ！　ガンッ！　___コン、ｺｺｺﾝ…ッ]

　　「 ....折角なら ..折角なら！合作するって言うのなら！ ...たっぷり力はある方がよいですよね！というわけで！！ 」


　　( ...赤猫と雪鬼の拘束を解除したかと思えば ...扉に目配せをして ...

　　　...覗き込む三姉妹に合図をする )


　　「 ...少しばかり手伝って貰った方がよいかと！ 」

　　　　[ﾋﾞｸｯ]『 な"… し…ｼｬﾗ… みんな…ｯ!? 』

( 思わず魔法を手放し、柄にもなく慌てて身を乗り出し )



　　[がしっ！]　_______…姉御に、掴み止められる


「　待ちな待ちな！まぁ〜だ仕事の途中だってんだい

　だいいち … コレも"経験"、ちっとは手伝わせときな！」



　　『　しかし　…　っ　ね、ねぇ…っ シャラル…!?
　　　リン、ソウもだけど…っ えっと、これ…はね…!?　』

( … もがきっ __ 三姉妹に助けとか、困ったような視線 )



「 [キッヒッヒ！]いい事するじゃないか、ダッコぉ？ 」


______(…認めるような、ウインク。)

　　「 ...ふふん！私だって陰で色々してるんです！ ...ライヒェルさんに沢山食べられたりして疲れてますけど ...私は結局！姉御の元にいるものですから！ ...えっへん！ 」


　　( ...ピースを浮かべて胸を張った後で 緑女が真ん中になる様に ...青-緑-赤と言った3人で並ぶ )


　　「 ...やれやれ あらっぽいんだからこまるぅ ...ま、そうでないとあたぃらのすとっぱーはつとまんないか！ 」

　　「 ...燃えて来たぞ、こう言う協力 ...してみたかったし、にゃははは！ 」


　　( 雪鬼と赤猫も楽しそうに笑みを浮かべて ...それぞれが手を繋いで 協力の姿勢を前向きに )



　　　___....三姉妹は ...長女が前に出る


　　「 ___おかあさん ... ...シャラル達にも、手伝わせて欲しい ...危険な事 それが嫌なのかもしれない ...でもシャラル達は下がるつもりはないから 」

　　「 ...いつも、色々してもらってばかり ...だったらやっぱり ...わたし達も ...がんばり ... る ...そう、頑張る ！ 」


　　「 それに戦える能力！ ...あれこれ裏で衰えさせない為にも特訓！練習！絶え間ない訓練！ ...私達の力はまさしく鬼に金棒！ ...だと、思うから ...ね！ 」


　　( ...全員乗り気 見てるばかりではない ...何かしらの時の為にも ＿＿自分達も前に出て なんでもする ... ...その心意気がよく響く )

『 …………… [💦]』

「 まぁまあ、…ここはひとつ信じてやりなよ 」

( … あぐねる。__… ここまで対話をする前に別れた
　その結果として、母の経験は微妙に少なめ。…けれど )


「 自慢の娘なんだろ、な？ いざって時も近くだしよ！ 」

『 [(-_-;)] …… _____…　こほん 』


『 … じゃあ、怪我はしないように！…___やろうか、皆！ 』


( ……… "内心で嬉しい"のも __含めて絆され、元気よく！ )

_____________…


「　おれの "炉焔" じゃない【魔法の炎】がいる！
　　　　レギ！　…　と、誰か行けるかい!?　」


( ___… 辛うじて剣を象る"何かの金属"に鎚を打つ )


『 まぶすように… 魔力を注いで"輝き"を保つんだ！
… シャラル！私と同じか… シャラルなりの方法で

　__"剣の輝き"を絶やさないようにして欲しい！ 』


( 鎚を打つ上から…青い粉を手から蒔く。…"魔力"が
熱された金属に吸われ … "赤い" 輝きを保っている )

　　______錬成開始


　　「 ...よっしゃ！任された ...ぞ！ ...後はんと ...かー、そう？も協力頼む、ぞ！ 」

　　「 ...魔法の、炎 ... ...それなら、できる ...がんばる！ 」


　　【 獣炎吐息 】 ___赤猫が炎を吹き続ける ...真っ赤な炎を 浴びせるように ..そしてそれを補助する次女の〖空想〗


　　【 ファイヤストーム( 燃え盛り吹き荒れよ ) 】

　　( ....全面的に炎が広がる ...弱い部分 強過ぎる部分 ...その炎を動かして ... 満遍なく！ )





　　　「 ....任せて、お母さん ...シャラルの魔力貯蔵量は ...すごい、っんだから ...！ 」


　　( ...ピンク色のモヤが長女の頭に纏わりついたかと思えば ...さながら童話の妖精の粉の様に ...浴びせられながら 保つ事を最優先 ...目を見開いて 集中モード )

_________ジリ…　ﾁﾘﾁﾘ　…ｼﾞｼﾞｼﾞｼﾞ…


「　うっひょ____…ぉぉ…！！おれの"炉焔"たぁ
　えらく反応が違うじゃないか…！コッチが好みって
　訳かい!?　…　ったく、贅沢なぁ[ガンッ]剣サマだ！」


( … 明らかに __ 熱の回りかたが違う。…非常に通り
　打ち易そうだ！すかさず、… お得意次女の鎚が響く！ )


　　　　「　…　コイツは他とやり方が違うッ！

　　　形が出来たら【氷の棺】みたいなモンが要る！
　　　魔法の文字付きで …___材質は何でもいいっ！

　　まず【型】を造れ！そいつにヴェル！思いっきり
　　　冷気を吹き込んで【氷の棺】を創ってくれっ！」

____________


『　…　！　___この…剣は"輝き"を絶やしてはいけない
　がんばれ、シャラル！…氷の棺まで行ったら…ひと息だ！』


( ____ 桃色の粉。…妖精の力はとても相性がよいのか
　　ひときわ、…力強い輝きを中に秘めるような気配が…！ )

　___型！？型って言われてもそんな ...材質、なんでも？


　　「 ...つまりここはぁ、とうりん！のでばぁん！ ...たのむよぉ！ 」


　　「 はっ、お任せあれ！そしてご賞味 ...じゃなくてご覧あれ！ ... ...むむむむむっ、はぁ〜〜っ！！！ 」


　　【 紙魔旨 】


　( 紙の羽ばたく音と共に ...棺の形を歪ながら作り出す ...出来る限り大きく それでいて固めやすく！ )


　　「 ...んぁ〜〜〜いすっ！いいしごとだよぉ！ 」


　　【 氷結吐息 】


　　( ...すぐさま、紙だから尚更凍るのは早く ...要望から20秒で作り出して準備 ...溶けないように雪鬼はずっと冷えさせながら！ )


　_________

「 ...シャラルはティンカーベル ...シャラルは森の小人 ...妖精の祭典 .... っ 」


　( ぶつぶつと呟き イメージを絶やさないまま想像し続けながら ...籠める 籠める ...しっかり、念入りに ...！！ )

　「　おぉ〜っ…魔法の氷付き！コイツぁ上出来…

　___さぁ〜っ【ルーン】はアンタの出番だよっ！　」


　　　　　　　『　　きぇえっ！！　　』

　　( ___ シャラルに5秒任せ、氷削り両手に…!! )


[　ドッ　ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶ!!!!　]



　　　　　　【　魔法文字付き　氷の棺　】


　　　　「　そぉら　…　よっ！！　」[ｷﾝｯ!!]


( … __"魔法文字"を棺に彫り、…魔力を中に取り込ませ
　　　ながら　…　熱された剣を、内部で眠りへ就かせる… )
_________


『　…　っ　…さて　…　"本体"最後の工程は　…
　緑の女帝。___自然の力あふれる君に頼みたい　』

( … __一段落。… シャラルを抱こうとしつつ
　　　リン、ソウを撫でようとしつつ　…　… )


　「 … ____っふ　〜っ　……　ダッコぉ？

　　炎の【血】、氷の【骨】、…【生命】を
　　　　吹き込む　…　お前ぇの仕事だ！

　…　棺の回りと、中にたっぷりと【生命】の
　　木々！草花を盛り込んで"成長"させっぞ！ 」



『　…　よく、がんばったね　…　最後に、もう
　　ひとつ　…　頑張る所があるから、今は休もう　』

　　____こんなに大事な所を任されるとは ..思ってもいなかった ....


　　( ...ヘトヘト気味な三姉妹と ...滾り続けた能力を発動させた赤猫と雪鬼 ....驚くべき事にまだまだ余裕そうだ ... )


　　[ ...茨の冠を着けて 気合を入れる ]


　　「 ....参ります❗️ 」

　　抱くは儚き夢物語　想うは気高き絵空事
　　全て紙の様に薄く　しかし決して破れず
　　群青に染まれ　真紅に染まれ　翡翠に染まれ
　　作り上げし三つの種よ　此処に混ざり創り上げろ

　　獣よ　人よ　魔よ　神よ　霊よ　混ざり創り上げろ ...



　　( ___詠唱が続けば ...全身から優しく しかし激しい緑色の光が溢れて ... )


　　　【祈木(ロートス)】


　　( ___命を吹き込み ...生い茂る草木に花 ...[ ﾊﾟｷﾊﾟｷ ] [ ﾋﾟｷﾋﾟｷ ]音を立てて成長を続ける ...問わず 優しく ...頑丈に！
　...棺の回りは囲まれて ...そして 棺の中から押し上げんとばかりに成長する樹木 ...！！ )
　　　

_______…　冷え　内に秘めた "力" を固着させ


( … 溶けた棺から圧し上がるそれは … 生命の力を啜り

　樹木の頂(いただき)で ひとりでに突き刺さり鎮座する
　それは【炎と氷を秘める牙】【生命を通じ一体となる柄】
【妖精たちの加護】【外なる神が鍛えし爪】　…　…　… )



『 " 産声を待つ猛き若葉よ 騎士、ラースの名において

　　赤き陰より産まれし君、【魔剣】に新たな名を与えん


　　…　あまたの命が君を喚び、讃える声のあらんことを

　　　　　　　【　ホープ:オブ・レッド　】 "』



( …樹木は"黒石の台座"をせり上げ … 刀身を突き立てると
　草木と共に … 剣を讃えるかのように、台座をぐるりと囲む

　　______"突き刺さった剣"。…立派なものだった )



______剣先は刺さったまま　…

・銀の刀身、… 光沢のある黒の両刃

・濃い灰の柄は 赤い木の根模様が浮かぶ

・鍔は、爪のような反りのある小刃が上に伸び

・柄の中央に　…　光の刺す角度で様々な"赤"が浮かぶ
　____鮮烈な"紅色"光の　…　宝玉が輝いていた。



( ____… 床に降りた台座を　…　姉御は見つめる )



「 …… スゴいもんだね ___ …あの【赤い石】が
　　　こんな刃に　…　剣になっちまうなんて 」

( ロールを閉じた黒騎士 ___…三姉妹に寄り添う )


　　『 高い能力の魔法、神の技量による刃
　　…　"そのもの" といって差し支えはない

　我々に合わせ【魔剣】にはなったが、素晴らしい 』

(/ ...いいねぇ )

(/おん、…別の事やりたくなった？)

(/ ...あぁいやごめん普通に感想！！！！！ ...このままで大丈夫！ ...にひひ、いやぁ ...心踊る真似をしてくれるんだからほんと ... )


(/ ...今日もお疲れ様、暑い中がんばったねぇ )

(/んよ、お疲れぇ　…　君と元気に！)

(/ ...色々ばっちし考えてた！ )


(/ ...因みに俺は ...夏休みくらいには、やるつもりだよ？ )

(/…にゃひ。___ふふ)

(/ ...あちなみにもうすぐ休みだから時間はたっぷり取れるよ！！ )


(/ ..勉強、しなきゃでもあるんだけど )

(/ ...まぁでも疎かにするつもりはないんだけどね！ ...さて、つづきといく？ )

(/勉強の息抜きに来る感じでよろしい、…逆転させては
君的にも不味いし、時間があるなら私も付き合うよ。)

(/ ...これでもそこそこ優秀だし 一応今の時点でほとんどBのC判定だし ...大丈夫、だよ！ ...にひひ )

(/ 寂しくさせるつもりはないのだ！ ...ぶい )

(/ふふふっ　…　賢いようで何より！)


(/…嬉しいことを言うね？___ただし
　その言葉はいちばん君が欲しい言葉と見た。)

(/ ...ﾏｧｾｶｲｼｶﾞｷﾗｲﾆﾅﾘｿｳﾀﾞｹﾄﾞﾈ )


(/ ...てへ ...ん、ちょ〜っと色々頑張ってるし ...だから、 ...うん、そうだね ... ...寂しくさせないで、欲しいな？ )

(/…犬です　…　犬だね、ほんと。)

(/ ...んむぐぐ！！ ...ほら、赤猫達、三姉妹達、続き良いの？ )

(/通津行きは君からじゃないと！)

(/…続き)

(/ ...ふふ )


(/ ...任せてよ！ ...待ってる間 ...そうだね

　　『赤城全員』をテーマに ...「ブリキノダンス」でも聞いててよ )

(/君の焦燥を思わせる、激しく何故か空虚が響いて押し寄せる)

(/思ってた反応と違った() ...えぇ〜、赤城の皆んなに合ってると思ったんだけどなぁ ...まぁいいや！ )

　　　　_____ばたんっ。


　　( ...エネルギーやらカロリーやら栄養やら魔力やら...他の者達と比べても浪費が激しかった緑女は ....仰向けに目をぐるぐるにさせながら倒れる ...結構疲れたのか赤猫や青鬼も肩で息をして ...次女も顔色は悪い ...三女だけ仕事が余り無かった ..長女はまだまだ有り余っている ...だからかまだかなり元気な方 ... )



　　【 紙枕・眠三枚 】


　　　[ ぽふん ]


　　( ...疲れた全員の体を支える様に 柔らかめの紙が何重にも重ねられて ...羽毛みたいにふわふわとしたクッションを作る ...気遣いばっちり ...三女、思いっきり伸びをして )


　　「 ...これで仕事量的には平等、だよね ...お母さん！えっへへ、疲れたぁ〜〜っ！ ...私も頑張ったよね、働かざるもの ...じゃないよね！ ...というかすっごくカッコ良い仕上がり！すごいすごいっ！ ...それ誰が使うのっ！？ 」


　　____ ...ぉお〜 ...久しぶりに、こんなに熱を吐き出したぞぉ ... ...けほ、喉が ...ぁ〜〜 ...ヴェルやダレとの“協力技”に固執過ぎてたぞぉ ...

　　____ ...ひえたおしゃけがのみたぃ ...おしゃけでのどをうるおしたい ...きんっきんにひえたおしゃけぇ ...はぅう〜〜 ...

　　____ ... ...もっと理解を深めてたら、もっと早くに終わってたんだろうなぁ ...こういうところ、シャラルもまだまだ未熟 ...本、借りて読んでおかないと ...

　　____ ... ... ... ...ねむい、もぉ無理 ... ...


　　( ...四屍累々 ... ...長女、ちらりと騎士に目配せをし )


　　「 ...言った通りシャラル達も、役に立ったでしょ ...これでもお城の一員 ..色々出来るんだから 」

(/私達的には　YONA YONA DANCEの方が合ってるカモ)

(/ ...なるほど、明るいし確かにそっちの方が良いかも？
　俺はただもう戦闘的なイメージもしてたから！ ...にひひ )

『 … ふふふ __ うん、お母さんがよく見てなかったね
　シャラル、リン、ソウ　…　みんな立派な"赤の魔物"だ

　____…たっぷり休もう？　…　そしてアイスも沢山… 』


( …　__ちょっぴり手に煤がついた腕で意気揚々の姉御 )



「 知らんっ！　…　ｷｯﾋﾋ、まずは試し切りさ！そっから
　　上手く使えそうな[ギチ]　…　…　…　ヤツに？ 」


( … 長女を撫でようとした黒騎士か不思議そうに )


『 … テホプさん、どうかしたかな？ 』


　　　　　　　　[ ｷﾞｷﾞ… ]　…　いや


「　[ギリ　…　ギリ　___ガギッ]　…　抜けねぇ　」




( … 姉御が、腰を据えたり二足で両手で踏ん張って __
ピクリとも　…　魔剣【ホープ:オブ　レッド】は
　動かなかった。…___まるで重力そのもののよう )



『 … なに　…？ 』



「　んギ…っ　んが　___…　がぎぎぎぎぎぎ…ッッ！！　」

　　[　ズルッ　]　___ｶﾞｧﾝｯ!!　　の"…っっ！！


( 握る手が汗ですっぽぬけた姉御が炉に頭をぶつけるｯ!!

　____…頭を抱え、信じられないといった表情…！？ )



　「　っっ　…てぇ〜っ　…　んだいっ！？こりゃっ…　」


　　『 … 台座からピクリとも動いて　…　いない!? 』


　　　　　( ____輝く魔剣は　たたずむばかり )

　　「 ....えぇ ....頑丈に作り過ぎた感じ？ ...シャラル達じゃ絶対に抜けないと思うんだけど 」

　　「 ...逆に考えてみたら ...こう、勇者！って感じの人なら抜ける可能性は ...いやでも、勇者って感じの人 ...此処に ...あれ、います？ 」


　　( ...気まずい空気が流れる ... ...困った様に眺めて )




　　( ...魔剣の持つ光に魅せられながら ...扱えそうな者の思案 )

「 ……… まー "伝説の剣" だしよぉ 」

『 あり得ん話でもない　…　が 』


( ___それよりもまず　… 倒れた面々。…お疲れムード )


『 … おやつを食べて、じっくり休みながら考えよう！
　　さぁ、テホプさんと一緒に寝てる子を隣の部屋に … 』

「 運んだら "アイス" だ！…よっく働いてくれたね!? 」

( ___… 緑と、氷を抱っこして …黒騎士は次女を抱え )


「 さっくり "クリームアイス"。…食べたいヤツから
休憩入りな〜っ　…　さぁさ、おめぇらも起きときな？ 」

　「 ... ...“勇者”の血を引いてる者 ...そう言う人 ...ん〜 ...いたような、いなかったような ...知ってる、ような気が ... 」

　「 ...それよりも先にアイス、食べよ〜っ！ ...もう頭働かないからしゃりしゃりアイス食べたいの！ ...えへへ、 ...頑張ったところを見られて 褒められるの嬉しいね 」


　( ...悩みながらジッと魔剣を観察する長女 ...力では抜けない ...ならば剣に認められるか それとも何かの素質か ..,だとか考察していたら ...三女に引き摺られて 別部屋に )


　　...よいしょ ...んぁ〜〜〜 ...


　　　[ ごろごろごろ ] ...丸くなった赤猫 後を追いかける様に転がり始める ...



　　[ 雪鬼 ] : ...物欲しそうに酒を求めているが色々不健全だと思えば ...口を閉じて大人しく抱えられ


　　[ 緑女 ] : ...目は覚めてるけれど体が動かない。後姉御に抱えられてて嬉しさが絶頂期に来て ...口を挟まない

　　[ 次女 ] : ......熟睡

(/ かるるる )

______タタミ張りの休憩部屋、…扇風機4台。


　　　　　「 あち〜 … 」　[ぱたぱた]


( … 味のある木製テーブルを真ん中に据えた、17畳の
　ほどほど広さな休憩部屋。… 黒騎士は備えのキッチンで
　気分は暑い姉御は部屋の隅。___扇風機を譲り、うちわ！)


【 おおっと、劣勢のサイクロン土羽ここで組み付くっ
　激しいロックアップが始まりました、デンジャーマスク
　これは苦しいか！土羽、押していく、更に押していきます 】

( ___古くさいラジオと、…安物の扇風機。壁掛けは〖完作〗。
　…　なのに空気はなにか理由もない楽しさがある、…ふふ )



　『 … シャラルー　…味は何がいいかな？　皆もお願い 』


_____ちょっぴり甘い、さわやかな香り

　________ｼﾞｭｳｩｳｳｳｳ


( ...溶ける音が聞こえる 比喩じゃなくて ...こんな暑い時頼りになりそうな雪鬼が テーブルに突っ伏してぐったり 寝ている ...魔力も酒もすっからかん ... )



　　.... ...そこ、そこだぞ！おせ、おせっ！もっと！！！ ...いける！いけるから頑張るんだぞ〜っ！！

　　...あぁ違います！もっと！もうちょっと！ ...こっちです！どう考えたって！ ...二歩進んで3歩下がってるんじゃないですよぉ！！！


　　( ...熱中する赤猫と三女 ...ラジオの音声に喰らいつく！ ...何故みえているかの様な事を言うかと思えば ...次女が寝ながら能力を使い 小さくありながら画面を共有 ...溜め息混ざりに長女は立ち上がり )


　　「 ...シャラルは、 ...えっと ...ハチミツ？ ...カーソウはバニラ リンはいちご ...
　　...レギさんとヴェルさんがなんでも良いらしくて ...ダレットさんが チョコ ...らしい 」


　　( .....いつの間にかメモを取っていたみたい )

「　おれは トロッとしたヤツ付けてりんごで頼むよ　」

　( ____… テーブルにロールを広げて眺める姉御 )


____________


　[からん]　_____…　みんな、自分のを取るんだよ

( ガラスのお皿に入った __ …クリームみたいな柔らか
アイス。…溶けかけの雪みたいなイメージの…いい食感！

　____… 赤ねこの〖アーモンドバニラ〗…
　____… バテる雪鬼の〖バニラチョコツイン〗)


　　　　「 … ヴェル、起きなよ(ぼそっ 」


　[とろ、…とろ]　____こっそり…トロッとしたもの

( … キンキンに冷えたぶらんでー。…トロッとした
　ものを雪鬼のぶんに垂らす … ちょっとしたごちそう )


【 デンジャーマスク リングの下から… パイプ椅子だ！
　サイクロン土羽、お返しとばかりの滅多打ちですっ
　デンジャーマスク、卑劣な攻撃が止まりませーんっ

　…　おおっと　土羽が仕掛けたっ！パイプ椅子を
　　はじく〜っ　いったいった、土羽が行った〜っ
　ご存知大和魂、土佐の龍馬が見守る拳が火を噴いたーっ 】


[むしゃり]__…　自分のを雑に食べながらロールを眺める



『 … どうかな？　…収穫は 』

「 ダメだね。… つるぎが討った巨大な魔物だの、覇王との
　死闘だののコトばっかだ、"勇者"の内容が見当たらない 」


(___姉御の隣に座る黒騎士。… ロールはもう最後のあたり)

　___________んぅあ ...ぉあ〜〜 ...


　[ ....ぐぐぐ ] ...ゆっくり体を起こす雪鬼 ...どろどろに溶けてた体が元通り ...
　身体を起こしては ...ばくんっ ...食らいつく 冷えたアイス ...口溶け柔らかく 甘くて ...すぐに回復して！


　　「 ... [ しゃむ ] ...おぉ〜〜、美味しいぞっ ...偶にはこうして冷えたものも、甘くて ...ん〜、舌が冷えるぞぉ〜 ... 」


　　( ...胡座をかいて 食べ始める赤猫も ...仕事を沢山したからこそ食べられるまかないアイスが、今は凄く美味しい
　　...急いで食べたから 頭がキンキン冷えるのもご愛嬌 )



　　[ ずいっ ]　「 ...どんな感じ、なの？ 」


　　( 夢物語 伝記 ...気になれば覗き込む 長女 ...アイスにはまだ手を付けず )

「 ン 気になんのかい、… ぇ〜と ____ 最初は… 」


　　　　( __後ろで麦茶を持ってくる黒騎士 )


　_____ニンゲンたちの嘆き 覇王の闇が世を覆う




　風が運ぶ歌声に、某は惹かれて窓を開く　…

あたたかな歌声 … 村１番の元気なむすめは

誰もが認める村のたから。いつでも皆　…

あれの笑顔で踏ん張っている、…ここは冬の村

きびしい冬が来る前に、薪を買い 穂を刈り

凍えぬように備えねばならぬ。…　某だって

負けてはおれぬ　筆を執らねば仕事にならぬ。


風と歩む大地、…我らが敬い 奉ずる "メリアン"

某はこの地の永遠を願うもの、遺すを願い 記すもの。



_______________…

「 … んー、少しばっかり内容が抜けてるね 」


( ロールの… ___はじめの部分。…破れて途中から
読むこととなった大きなきれはし、内容も欠けてる )

(/赤手ッ！ちょっとだけ寄り道するでぇ！)

(/ んぐぐぐ ...っはーーーー！ ...よし、いいよ、寄り道してこう ...遠回りしていこう！ )

(/最近　…　君、大型組織の片鱗見せてくれたじゃない？…ほら、鬼のお母さん！…それに対抗して【影国十二将】の名前見て欲しいなって！)

(/ ... .... ...気付いてたんだ？ ...にひ、にひ、にひひっ！！ ...そんなん期待するしかないが！！！？ )


(/ ...まぁ俺の考えてるとこだと、十二支の系統とかもあったりだから ...意外とそう言うの考えるの好きなのかも？() )

(/じゃあ解説するんだけど！…こほん、ご存知【邪楼 影】を
"大将軍"とする謎の国【影国】。その国を統治し、守護する
　十二人の"将軍"達のことを【影国十二将】と呼ぶよ！)


(/彼らは【影国】一部の統治と、有事の際は連帯し敵対者を
　撃滅する〖主戦力〗であり〖政府〗の機能も兼ねる集団！

　___"軍団"付きで将軍、単独で将軍だったり強さの方向は
　まばらで、序列は曖昧だけど頂点が【影】であることは確か。)