18世紀。
あらゆる生産過程における技術更新、製鉄業の急成長、蒸気機関の開発による隣国への進出…人はそれを産業革命と呼ぶ。
時代は"鉄"へと移行していた。
現代への第一歩、そして過去への閉幕。
人々は進歩する一方で、衰弱していく"者たち"もいた。
これは現代では誰も知らない街で起こった小さな___…
しかし、歴史的最後の魔術を用いた戦争を描く物語。
>>2
>>all
(この国には反乱の兆しがある__とは言え、何も街中で反乱の民衆達と国軍が衝突しているなんて事もなく、リヴァループの街は一見平和そのものだ。こういう時、「反乱者」と「民衆」の区別は大切だが、同時に難しいと聞く。実際、広場で行われている民衆を反旗を翻す方へ導く演説も今の段階では「個人の意見を叫んでいるだけ」と言い訳されればそれまでだろう。そうなれば、警備隊も取り締まりにくい。捕まえられたとしてこんな目立つ役を首謀者が行っているわけでは無いのだろうし。右から左へ興味のない演説を聞き流しつつも何故この場に留まっているかと言えば、今自分が広場が見渡せるカフェのテラス席で朝食を摂っているからだ。魔術師達の街だから特別な事でもしているのかと思い店主の作る作業を見ていても中央都市のカフェとそう変わらない。けれどしゃきしゃきのレタスに塩っけの効いたベーコン、卵とコクのあるソースが良く合うサンドイッチは魔法の様に美味しくて、最近朝食を食べに通っているのだ。閑話休題、そんなサンドイッチを頬張りながら視線を向ける先は自然、先程よりヒートアップしている演説の方。明日もここで演説するならば今後はもう少しメインストリートから離れた飲食店に行くべきか…、そんな事を考えながら、先程から演説で繰り返し言われている単語をぽそりと呟いて)
魔術に自由を、…ね…?
(PL/絡み文投下させて頂きます。声を掛けづらい関係性、こちらの文章にからんで欲しい等ありましたら遠慮なくお声かけ下さい。)
>>29 リリィ本体様
(折角素敵な文章を投下して下さっている所、絡みにい行けず、申し訳ありません…!ただいま出先でして、すでに作っていたall宛 >>30 のみ出して行きます。もしお時間空いてるようでしたら絡んでやってくださいませ!)