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元の世界を捨て、
大切なものを代償に
導かれた者のみが入学できる
少し特別な学園 ___ 。
>>2-5
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>>250 独りっ子
......僕が、僕なんかが、あの人に渡してもいいわけがない、永遠の愛など、今更誓ったところで何になる? ......チェルシー。
(差し出された薔薇をじっと見つめ、周囲に初めてありのままの姿を見せる。普段の姿からは想像できないほども弱々しく、俯いては自らを咎める。自分は罪人だ、魔女が許してくれる筈がない。それに、魔女はもういない。どう愛を誓えば良い。眼鏡越しに独りっ子を見ると、そこには見慣れた赤い髪と青い瞳。思わず、亡き想い人の名を呟く。ただ虚しく。本当は、魔女に誰よりも先に薔薇を差し上げたいのに、それを自分が糾弾して許さない。)
>>251 サンカレア
異常な愛を知っていた。彼女の未来を一度見たことがあるから。それでも言わなかったのは、知らない振りをしたのは、私自身がその異常な愛を抱いたことがないから。人に対して真実の愛を抱くことができない私に、彼女にかける声などない。そう思っていた気がする、彼女の想い他人と、自身の容姿が似ている真実を知るまでは。
少し前の記憶を遡りながら、ぐっと手を握り締める。
「 愛することに遅いも早いもありませんよ 」
一度、後悔と絶望を感じたことがある。愛を含んだ其れを、誰かからもらったことがある。今思い返しても、ズン、と体が竦むような気がする。
「 私だって、生きては居ません 、… 生きては居なくても、此処にいて、記憶には残っていますよ 」
今まで誰にも言えなかったこと、“ 主人 ” に伝えられて、ずっと抱え込んでいたこと。それを今、此処で教えるしかないと思った。表情一つ変えず、口角をあげたまま、自身の体に巻きつけられた包帯へ目を向ける。軈て、一度目を瞑った後、彼女へと顔を上げて、
「 上げましょう、貴方の本当に好きな、“ 彼女 ”に 」
>>252 独りっ子
............僕の、愛した人に...
...あれ、どうしてだろう、花のクセに、悲しいや...
(独りっ子が静かに紡いだその言葉が、胸に重く響く。薄緑の双眸からは透き通る雫が流れる。「そこには存在していなくても、記憶には存在する。」その言葉で思い出すのは、愛した魔女の顔。独りっ子の言葉を全て理解できなかったとしても、彼女の真髄がいまだ謎であったとしても、彼女の言葉に大いに救われた。100本の薔薇が入った箱を受け取る。100本の薔薇の意味とは、永遠の愛。今、誓う。)
...ありがとう、僕は、君を永遠に愛する。最愛の魔女、チェルシー...
(箱を抱きしめてはにかむ。どうやら、愛することができたようで。今までに見せたこともないような、幸せな笑顔を見せる。それはまるで、あの時の、魔女と二人で笑いあった時のようだった。)
>>雑談部屋
............はっ。
(少しの間箱を抱きしめていると、途端に我に変える。ありのままの姿を曝け出してしまったこと、泣いてしまったこと、全てが羞恥に変わる。)
......今、のは、忘れろよ...ははは.....
(羞恥に頬を赤く染めながら、白い睫毛を伏せる。ただ笑うことしかできず、既にSAN値の限界である。箱を机の上に置くと、一目散に部屋を飛び出した。)
>> ?
その様子をただ眺めて安堵のような笑みを浮かべて、その場から立ち上がれば、何も言うことなく、その部屋を後にする。寮一階、雑談部屋を抜けた広間に出て、扉も締めれば、グイーッと大きく伸びをした後、私らしくなかったな、なんて考える。
人の為を思った発言は好きではない。自身の血が滲む包帯を眺めながら、壁に背を預ける。そして、ただ一人を除く、聞こえることのない言葉を呟いた後、階段の横にひっそりと置かれた、扉の奥へと進んでいった
>>雑談部屋
むんふん…
(みんなの話を聞いている)
>>みんな
あ、みんな、最近作った薬があるけど飲む?
(白い粉が入った小さなビンを出す)
>>みんな
あ、あとね、これ!
(緑色の液体が入った小さなビンを出す)