赤の城と紅の孤島

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1:◆rDg:2020/04/08(水) 00:00




今  目覚めの時


今   牙を剥く


踏み出せ  破壊の 野望の一歩


殻に閉ざされた私達  遂に破り


私達の時間の始まりを  奴等の日常の終わりを


ーーーーーーー誰も邪魔はいらない  楽園を

2:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 00:07

[ ティウンティウンティウン・・・ ]
「 ……父様、ワザとやってない?」

3:◆rDg:2020/04/08(水) 00:07

「…ちょっ、ちがーーーー」

(ーーーーーーーーー瞬間)




(足元にワープゲート…それぞれ同時に開き、それぞれがそれぞれの場所へ…)




(赤の城の者達は機械達…
旧神達は…刺客達と、バラバラになってしまい)







(落ちた先の運命は……その後は、本人達しか知らない未来)

4:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 00:23

・・・何処か知らない海の上・・・

「 ……あら、蒼ちゃんねぇ 」「 - -- -- 何でよりにもよってアンタなのよ 」

・・・何処か知らない空の上・・・

『 復活したと思ったら此処何処ぉっ!?』

・・・何処か知らない浜辺・・・

「 ………… 」


・・・何処か知らない溶岩の“中”・・・

「 アホか''ぁぁぁぁぁぁぁっ!?あ''っっつ''っ!!!?....あ''っっつ''ぅっ!?」


・・・谷の前・・・

「 --- 何か、疎外感を感じる気がする 」

5:◆rDg:2020/04/08(水) 00:31

一方赤の者達

・・・森の中・・・

「…やられたな、はぐれる事になるとは…皆の者は大丈夫だろうか?」

・・・氷上・・・

「…あたいにとっては丁度いい…が…」

「……何で自分も此処なんだぞ…ぁあ、温めたい…寒いぞ…」


・・・地底・・・

「…暗い所を察するに…これは…地面の中か…狭いから苦手なんだよな…」


・・・街中・・・?

「…うっわ!?す、凄い凄い!き、キラキラしてるし、な、なんか走ってるっ!?」

「……とても不安でス、ニャル先輩…大丈夫でスかね…」

・・・孤島・・・

「……あれ?この地は…何処か懐かしいような…」

「……ぁーー…っ…」





「…よし、裏切り者はこっちに…いやいや、クリーナーが居ないっ!?…はぁぁ、何やってんのさ、使えないなお前!?」

「……まぁまぁ、いいじゃん…私様のシナリオに間違いは無いんだよ…さぁ、暴れてよ?皆…!」


(ーーーーーーー海上、水面、近づく魚影)

6:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 00:39

・・・・何処か知らない海の上・・・・

「 ……それにしても …… 我ら、ならやっぱり海ですわねぇ… 」

「 何呑気に言ってる訳?さっさとアンタも手伝いなさいよ 」

「言い草酷すぎませんこと?」「 当然よこの黒タコ 」「 言いますわねぇ蒼タコ 」

( 何らかの術式展開中… )

・・・何処か知らない浜辺・・・

「 ……私めのもてなすべき方は… …貴方ですね?」


・・・街中・・・

……キ''ャォ''ォ''ォ''!''!''〈学園戦争より〉

7:◆rDg:2020/04/08(水) 00:46

・・・海上・・・

「……ハッハーッ!!呑気に喧嘩なんかしてるんじゃねぇぞこの間抜けどもがぁッ!!!お前らの首を奪って大金貰って暮らしてやるんだよ!!」

(サメのような姿をした…所謂使い捨て、大きく口を開き牙を立てて、まずは目の前の蒼に向かい、首筋狙って噛みつこうと)

・・・浜辺・・・

「…ま、可愛らしい子っ…いやぁねぇ、倒さなきゃいけない相手だなんてっ…!…でも、そういうのゾクゾク…するわぁ…」

(…喋り方だけなら女性だが…見た目のゴツさ、所謂オカマ…刺だらけの鞭を持ち…橙色のドレス姿…顔つきもしっかりと男で髭も生えている…見る者によっては精神的ダメージ)

・・・街中・・・

「…ハッ!ま、まさか…今のが…ご、ゴジラみたいな…恐竜…?」

「…馬鹿言ッてンじャないでスよ!ほら、迎え撃ちまスよ!」

8:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 00:58

【オ''ェェェェッ】「 あっ 」「 ん?」

( 瞬間、衣が吐いた。…備えとしておきたかったのであろう
無理やり収納されていた『 ドラゴニュウム 』『 バリキマックス 』
『 イチヂ・セイチョー 』『 ゴレム 』数瓶が纏めて開かれたサメの口へと … )

「 -- - --- 何、アンタ?」「 ……このバカ 」【ギャウッ】( 衣に拳骨が食らわされた )

・・・何処か知らない浜辺・・・

「 ……お褒め頂き、恐縮です… しかし、私めは貴女様を手に掛ける理由を
持ち合わせていません… どうか、今の場はお見逃し願えませんか?」

( 畏まって礼をひとつ、凛とした態度を露程も崩さずに )

・・・街中・・・

( __ジェット噴射の音が耳をつんざく… 翼を広げ 奴は上空より
獲物へと向かって… “爆撃”を伴い急行化してきたっっ )

キ''ャォ''ォ''ォ''ッッ

姿を現わした銀色の凶悪。『 再生メタリドリー 』
ミサイルランチャー 焼夷弾を用いた絨毯爆撃を初っ端から開始。

vs 再生メタリドリー〈学園戦争 [ 機械所属 ]〉

9:◆rDg:2020/04/08(水) 01:12

「…んぐっ…?…あ?なんだかれ…?体がすこぶる調子いいぜぇっ!?んだよんだよ?お前ら敵に塩を送ってんのかぁっ!?いいぜいいぜ!それなら…徹底的にぶちのめさせてもらうからよぉ!」

(当然それが全て飲み込まれ…メガロドンのような、巨大なサメ、牙も鋭く…ただ目の焦点は合っておらず…)


VSツアディータヴ(使い捨てのトップ)


・・・浜辺・・・

「んまぁ冷たい子ねぇんっ…しかも私を本当に女性扱いするなんて…惚れちゃうじゃないのぉっ…
…でもダメね、私もこれが命令なのよ、恨まないで貰えるかしら?白黒子猫ちゃんっ…!」

(海に向かい鞭を一振り…瞬間、モーゼの奇跡のように海が割れて、砂地に亀裂が入った…
…獣のような目が、鋭く睨み付けた)

VSホド(恐れの感情)


・・・街中・・・

「や、やっぱり恐竜…いや、翼竜?……どっちにしろ、僕もやるからね!」

「…ッたく、分かりましたッ!」

(爆撃を行なってきた相手から両者とも視線を離さない…二人とも戦闘は苦手…だが、何方も強い旧神二人とあまり離れる事なく行動をしてきた…
友人は銃を構えて…狙い撃ち、あまり効果は無いのも承知済み
清掃員は鞄から入る筈ないサイズの大砲を設置…分身と連携使い玉もセットしていく)

「「かかってこいッ!!」

10:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 01:26


「 - -- - - - 黒タコ 」「 文句言えませんわぁ… 仕方ありませんわねぇ… 」

( 渋々前へ出る黒 … 衣を脱ぎ捨てると 指示を出す )

「 …まぁ いい運動にはなるんじゃないかしらぁ?」

【 ウ''ォォォォォォォォ ォ ォ ン ___ 】
( …全長400M、タカアシガニやら蜘蛛やら…そんな感じの形をした…
『 怪獣 』へと衣が変貌する。)

・・・浜辺・・・

「 ……お引き取り下さい 」

( 白黒は、そう 告げるのみ… 当然、動じる事はなくて )

・・・街中・・・

[ ス''ゴォ''ォンッ ] ク''カ''ァ''ァ''ァ''ッッ

( 命中。予想通り装甲板に阻まれて効果は無く… しかし
抵抗という選択肢は確実に効果があった。…着陸する凶悪
翼を大きく広げ 威嚇する様なそぶりを… )

【 ミサイルランチャー 】( 背部からミサイルコンテナが空中へ射出される )

ニヤリ

11:◆rDg:2020/04/08(水) 01:33

「…はぁ?」

(衣が自分以上の…化物、怪獣に変貌してしまえば動きが止まってしまうが…見掛け倒しだと判断したのか…)

「……舐めんなくそがァァァッ!!!」

(尖ったヒレと牙を立たせてドリルのように回転…水の勢いを利用した突撃)


・・・浜辺・・・

「…んまぁ、釣れない子ねっ…そんなに私と戦うの嫌いかしらぁんっ?」

(くねくねと動きながら寂しそうに髭を触りながら聞いてくる…目だけ乙女のようになっていて)

・・・街中・・・

「……遠くっ!もっと遠くに!」

(叫んだ瞬間…全然ミサイルコンテンツが落ちて来なくなる…【距離】が一つのフロッソの能力、大きく叫び指で範囲を決めれば、それを近くか遠く、選択が出来る…)

「…ナイスでス!」

(当然それを見逃さず…大砲をミサイルコンテンツに向かい発射
メカリドリーには…スタンガンを持った分身が歪みと共に近付き)

12:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 01:53

「 破壊光線 」【 キュハ''ッッ 】

( 瞬間 反撃。3つの蟲脚が胴体を… 『 ゴレム 』の効果により貫けずとも
ガッチリと受け止め 大きく開かれた口部… 其処へ外からではない
内側より溢れ出る熱のエネルギーを集中させる……!)

・・・浜辺・・・

「 ……私にもやるべき事があるのです… それに …… 」

!''!''!''!'''!'''!''''!''''!'''''!'''''''
“海全体が浮かび上がる様な地の底より響く衝撃”

( 急に空は嵐の比では無い暗闇に覆われ 神鳴りが響き渡り
豪雨が浜辺一帯を覆い尽くす )

「 ……“巻き添え”は私でも嫌です 」

13:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 01:55

・・・街中・・・

( 撃墜されたミサイルコンテナを確認 舌打ちをしつつ格闘に移行 )

ク''カ''ァ''ァ''ァ''ッッ!!!

( 刃のある尾、鋭い爪を持つ豪腕による格闘に当てはまるのか不明な
質量攻撃、大型トラックほどもある巨体より振るわれる暴力は尋常では無く )

14:◆rDg:2020/04/08(水) 02:06


「…ぉごッ…チィッ!!!化け物がぁッ!!!…火には…水ッ!!!」

(自分も同じ化け物だが渾身の突撃を受け止められてそのまま溢れ出るエネルギーを感じてしまえば
負けじと体内の膨れ上がった水を勢いよく…ジェット噴射…それも徐々に勢いが強くなっていく
水の勢いだけで島が削れ取れそうな…まるでレーザー)

「これでてめーらもおしまいだぁッ!!ゲッヒャヒャッヒャァッ!!!」

・・・浜辺・・・

「…んまぁっ、何よあれ…やーね、不気味だわぁ…化粧が崩れちゃうじゃ無いのっ…」

(豪雨が降り始め、雷鳴轟く漂うただならぬ気配に常人なら失神しているだろうが…
…全然怖がらず、頬を膨らませていて)


「……だからってそれで逃げていい理由なのかしらねぇ?」

(何故かついて行こうと…)

15:◆rDg:2020/04/08(水) 02:10

・・・街中・・・

「………ボクサーのジャブがあんなに強い理由知ってる?…それはね、速いから…その暴力を表す攻撃も…疾ければ意味がない!!」

(片手に銃を持っているとはいえ相手からの攻撃を左右に跳び走り躱す…俊足と呼ぶに相応しく
たまに銃を撃つ…狙いを此方に集中させるかのように)

(…清掃員は分身だけを残し…後は歪みに隠れて行動…10のコンビネーションを見せようとしていた)

16:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 02:15

【 吐熱 】

( 激しいエネルギーの爆発、それはただ単に圧縮された熱エネルギを大砲の原理により
口内で炸裂を起こして熱戦を放射するためだけの物… ただ それだけですらも… )

音と 光が一時的に消え去った。

( 水流が纏めて蒸発 抗うものは何一つなく 捕らえた三本の腕先ごと
【 滅閃光 】は撃ち放たれた )

・・・浜辺?・・・

''''''''''''''''''''''

「 ……あの… 私は巻き込まれたく無いのですが… 」

( すんなり距離を取ろうとする白黒、付いてくる者に対して困惑し… )

__遂には 島全体が振動を …… …… 何か、揺れ方がおかしい…?

「 …… … ん…… っ!?… … あぁ …もしかしなくても… 」

17:◆rDg:2020/04/08(水) 02:20

「…は?規模おかじーーーーーーーー」


(それが最期の言葉、当然それを口内に向かい発射されれば…頭部は消滅
サメは歯が抜けても再生は出来るという噂があるが…流石に、頭部は大体の生物は修正不可
体が萎み…残ったのは首から上の無い、サメのヒレが生えた人間だったもの)

・・・浜辺・・・

「…いやぁぁんっ、あんな怖い物の側に一人で置かないでぇっ?」

(……聞くだけでも吐きそうな猫撫で声、無理矢理着いていく…が、突如地震のような揺れに足元がふらつき)

「…わわっ、今度は地震?…一体何なのかしらぁ?」

(ふらついたのも一瞬だけ…すぐに両足を地面に着けてバランス保っている辺り矢張り何処かおかしい)

18:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 02:21

・・・街中・・・

キ''ャォ''ォ''ォ''💢

( ちょこまかと鬱陶しいと言わんばかりに突然凶悪は
地面へ向けてプラズマ炎をぶっ放す、地面で炸裂する炎の波は
自分の温度程度平気な凶悪を中心に広範囲へ広がり )

【 ミサイルランチャー 】[ シュドドドドドッッ ]

( 7台のミサイルコンテナを空中へ撃ち放つ )

19:◆rDg:2020/04/08(水) 02:26

・・・街中・・・

「…っ!?…ま、まずいっ!ミェンさんっ!!?」

(跳ねて自分は逃げれるものの広範囲に広がる熱に大丈夫かとチラッとよそ見しながら…
汗をかきつつ足先少し焼けてしまい火傷の痛さに顔歪めるも戦意折れる事無く…
急に相手の方へ…跳び)

「…待ッてましたッ!!」

(ミサイルコンテナに向けて大砲を連発…使い物にならなくなるがそれでも充分活躍はした
ジェットパック背負った分身の一体が…フロッソを掴み、そのまま空中でも移動出来るようになり一気に突っ込んで)

20:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 02:28


「 ……うんうん!やっぱりいいパワーですわぁ… 」
「 -- -- - -- 昔っから火力バカね、アンタ 」

( 残った体を貪る衣を愛らしく眺める黒と
冷めた雰囲気でせっせと術式を作る蒼… )

相手が 悪過ぎた

・・・島!?・・・

=♪-☆〒♪-\÷=××\×〒♪\♪=♪\=♪\☆\×〒÷-%♪=×\♪%☆=×…♪\♪=!''!'''''!''''

( …今、間違いなく爆発じみた音だがー 『声』が間違い無く
『島』から聞こえた。段々と海から離れて迫り上がる島… )

「 ………全責任は貴女様が負って下さい 」

( 腕を組み、二の足踏んでしっかりと立ち… )

21:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 02:32

・・・街中・・・
[ ス''ゴォ''ォンッ ]キ''ャ''ァァーーーッ

( 全てのミサイルコンテナが誘爆、一瞬にして凶悪は爆炎に包まれ
怪鳥の様な悲鳴が響き渡る。…一点、何か高熱の集まる様な熱の玉が… )

【 プラズマレーザー 】

( 爆炎による視界不良の中 頭に来た凶悪がエネルギを集中
一点貫通力がゲバってる【プラズマレーザー】をジェットパックの
激しい音のする方角を割り出し 出し抜けに撃ち放つ )

22:◆rDg:2020/04/08(水) 02:36

・・・・海上・・・

戦い…終了?

(…何故かまた、ワープゲート…先程とは別の場所へと二人を運ぶ)


・・・島…?・・・

「……んもう、仕方ないわねぇ…私の責任だしぃ…」

(地面から聞こえる声…先程入れた亀裂…全てを察すれば大きく溜め息吐いて頬を撫でながら
素直に白黒から離れる…)

「……この島を始末…あら、今の上手くないかしら?
…あ、そうそう、その後で一緒にしましょうんね?」

23:◆rDg:2020/04/08(水) 02:39

・・・街中・・・

「「……捉えたッ!!!」」

(二人の声が重なる…ジェットパックの素早さを高め、その勢いでフロッソを離す…止まらず、頬をプラズマレーザーが掠るも…掌を開いて…
…メカリドリーの頭部に手を伸ばす)

(…分身が囮とばかりに友人に声を変換したり攻撃したり…本体は…深呼吸して、何かの準備)

24:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 02:42

・・・・・
「 あら 」「 また -- - 」

・・・ーーー・・・

「 ……あの… 手加減…して…下さいませんか…?」


( 海 7、9、13、48の方角より… …そう 呼ぶには太すぎる…【触手】が現れ
いよいよ 島の外角や砂やら自然やら土そのものが落ち始め…黒を基調とした…

‘ 旧 支 配 者 ’の気配 … それも……


白黒が 小粒に見える様な……… )

「 …… 【 ガタノ=トーア 】……様…… 」

25:ナイ=ア◆.s:2020/04/08(水) 02:46

・・・街中・・・

【プラズマレーザー】キ''ャォ''ォ''ォ''ッッッッ!!!

( 目の前にいるのならば好都合 とチャージとかの概念無く
手を伸ばして来た者に対して容赦無くプラズマ砲を撃ち放った
…見れば 分かった… 凶悪、その意識はあまり多方向へと向けられなかった )

__それこそが 凶悪と相対する者たちが見た… 【 好機 】

26:◆rDg:2020/04/08(水) 02:55


「…いやぁ、凄いわねぇ…本当…怖い…
…なんて、言うと思ったのかしら?」

(大量の太い触手、旧支配者のプレッシャー…
…怖がる様子も無く…鞭に何かを込めたかと思えば勢いよく振る…13本の触手に
…精神系麻痺の毒、吸収すればものの数秒で亡くなってしまう特別製の物…)

・・・街中・・・

「…僕は…囮なんだっ…でも…!」

(丁度よく勢いが落ちて…下降しプラズマ砲は…背中の服を擦り少しだけ傷がつく…
…ギリギリだったが、足を触れれば…勝利は確定)


「……僕の能力は…距離…そして、重力…
…どっちも、頭を使わなきゃ行けないってレッドから言われたんだ…でもね…
…ヨグのおかげで僕の頭は絶好調!…完璧なシナリオ…!……重くなって…工事現場の鉄骨のように…落ちろぉっ!」

(…清掃員の本体はそして、落ちる所に…丁度立っていた)

27:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 03:04

・・・ガタノ=トーア・・・

「 ……… 」

《 旧神体 弱点は無い 》

〒×-♪○♪-☆=☆-×〒×-!!!!!


( サイズ差に毒が通じず 巨体は何も見えないように暴れ始めた
触手のうねりが海や雲を叩き割り 咆哮…に見えるいびきは嵐といかづちを呼ぶ
……いびき )

「 ………寝ぼけていらっしゃいますね… 」

( 冷や汗を流す思いで口部を見ていたニャルは……
〈 巨大ないびき 〉を掻こうとしている様子を見た )

「 …… 」

【 そろそろ 眠ります 】

28:◆rDg:2020/04/08(水) 03:14



「……あらぁ、お眠なのんねぇ…ならこのまま寝させてあげようかしら…もっと深い眠りに…」

(寝ぼけてこの動きという中々ふざけた動きをしながらも暴れる触手を尻目に向かってくる触手は鞭で受け止め…
…今度は眠りの毒、あまり効き目が薄いのは分かっているが…完全に効果が無い訳では無いのは分かる)


「…破天荒な子ねぇ、この子」

(流石に少し呆れながら髭を撫でていて…一本だけ触手を千切りたくなってしまうが我慢)

29:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 16:15


トクン ____ . . . . .

( 触手を通じて回っていく睡眠液… …高層ビル群がそのまま動いている様な
スケールの触手達が ピタリと静止する 眠っていただけ効果があるらしく……

大きく息を吸い込み 【真空空間】を周辺の海域にまで及ぼし__ 走馬灯が如く
景色がスローモーに…… )

「 此方へ 」

( 〔防御〕不可能を判断した白黒はすぐに相手へ触手を伸ばし、両手で
自らの自前で扱う力を練り合わせた術式を展開、明らかな焦りを見せる )

30:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 16:19


・・・街中・・・
[ ト''ク''ォ~ン ]キ''ャ''ァァーーーッ

( 体が巨大であるという重力を相手にするに当たって[最悪]の相性を持つ
凶悪、増した自重に耐えられる筈もなく地面へ向かって大きく姿勢を崩し、落下 )

【プラズマレーザー】キ''ャォ''ォ''ォ''ッッッッ!!!

( それでも憤怒に突き動かされる破壊衝動は止まらない
重力を操る者へ向け首を筋力のみで捻じ曲げ 執念の咆哮を放つ )

31:◆rDg:2020/04/08(水) 16:49




(睡眠毒が

「…あら、別に大丈夫だって言うのに…優しいのねぇっ、チューしたくなっちゃうわ」

(視界がスローモーション、白黒が焦りを見せていても動じる様子も無く…何処かに恐れという感情を捨てたのだろうか、無抵抗で触手に包まれて…)

「……んもう、大きいわね、この島の子は…」

(展開している術式の中に入る…一応鞭は構えているとはいえ、流石に喰らえばひとたまりも無いだろう)

32:◆rDg:2020/04/08(水) 16:54

・・・街中・・・

「……っ!!ミェンさんっ!!」

(叫んだ瞬間…レーザー砲が何故か右に曲がる、その方向には…強力掃除機、分身諸共レーザーで破壊されてしまい、フロッソも少し引っ張られ…右頬を擦りやけるも直撃よりは安く、そのままビル内に体を突っ込んだ)


「……そしてとどめでスッ!!」

(草刈り鎌を構えて落ちてくる勢いを利用、瞬間を見逃さず…

ーーー頭部に突き刺し

落下している勢いなので流石に急所…と彼等は思っていた)

33:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 16:57

「 ーーーぁ… “ 違く問い果ては旧より離れ視ず在れ逝くを違き” 」

( 〒☆=÷\=☆×〒-♪-☆〒☆ )


・・・ガタノ=トーア・・・

【崩声】

・・・島と呼ばれた跡地・・・

___海は その一点より裏返った
=÷=☆し何処かへと消えしメイドたちを除き
より 深く成り果てた海の底へ__
ガタノ=トーアは沈む。砕けた星の欠片は共に沈む

・・・普通の無人島・・・

「 っっはぁっ … ……お怪我は…?」

( 何の気配、怪我の気配もない様子でまたもや浜の上
…満身創痍の疲れようで辛うじて立つメイドは、手を離した
相手に向けてそう問い )

34:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 17:02

・・・街中・・・

[ キ''キ''ィッ ]
キキ''ャ''ァァーーーーーッッッッッ

( 勢いを利用された攻撃は凶悪の胴体装甲板を深々と刺し貫き
瞬間、もがき鎌を振り外した凶悪は迷いなくブースターを起動
驚異の加速力で上空へと逃れる… ダメージは重い 敗走を決断させる程に )

35:◆rDg:2020/04/08(水) 17:03



・・・無人島・・・

「…んー、そうね、無傷よっ…本当に貴女優しいのねぇ…私ぃ、一応敵なのよぉ?」

(別に体に異常があるという訳でも無い、笑みを浮かべながら話続ける…
疲れている相手に容赦なく鞭を振るいながら)


「……細胞活性」

(ボソッと呟いた言葉…ニャルの疲労が無かったように…最初に橙色と出会った時のように元気になっていく)

「……中々面白い体験だったわねぇ…島が怪物だなんて…」

36:◆rDg:2020/04/08(水) 17:06


・・・街中・・・

「「ーーーー逃がさないッ!!!」

(二人ともそう叫ぶ…瞳は赤に煌き
両者ともスナイパーライフルを構えていて…
逃げる機械翼竜の…両翼に向けて


発射ーーーー

ヒュゥンッ


風を切る音、速度が衰えると言う事も無く…)

37:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 17:07


・・・無人島・・・

「 ……攻撃はされてませんから … ほら、今も 」

( ふらりと、体を揺らすが次第にピシャリとした立ち姿に戻り )

「 ……… 私の親族であるお方です… それで… これから如何なさいますか?」

38:◆rDg:2020/04/08(水) 17:12


・・・無人島・・・

「…んまぁ、そうねぇ…悩み所ねぇ…私は貴女が気に入ったし…あぁでもあの子の頼みもあるしぃ…」

(軽く鞭を当たらないように振り回す…小さな竜巻を出現させながら)

「………うーん…じゃ、ゲームをしましょう?
今から3分間、私は貴女を攻撃し続ける…それを全部避けて3分後立ててたら貴女の勝ち…それで終わり…そう、それがいつものゲーム…
…ただそうねぇ…貴女の場合は1分でもいいわよ?」

39:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 17:13


[ カ''チン ]ク''キ''ャ''ァッ

( 深いダメージにより集中の欠けた凶悪、翼膜を貫かれ 姿勢制御が困難と化す
ブースターの噴射により安定を試みるが 壊れた装甲板や損傷などの要因が重なり失敗。
恨みの篭った叫び声を吐きつつビル群へと錐揉み落下し …… )


[爆発音][閃光][燃え広がる爆炎]

( 不時着地点でもある爆心地よりキノコ雲が上がる… 其処から一気に
閃光と止めようのない爆炎が全方位へと押し寄せてくるっ!)

40:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 17:15


・・・無人島・・・

「 ……お言葉に甘えさせて頂きます… では、どうぞ 」

( 目を閉じ 命令を待つ様な姿勢で俯く… )

「 ……避けられなくとも、立っていれば良いのですか?」

41:◆rDg:2020/04/08(水) 17:19


・・・街中・・・

「…ッ…出来るだけ伏せてッ!!」

(歪み…正確には瓦礫の壁とその他諸々で壁を作ったが当然そんなので防ぎ切れないのは分かっている…ので、急いで穴を掘り…その中にしゃがみ込み)

「…分かりました…!」

(…友人、ビルの中と絶体絶命…仕方がないので自分の体を触り、重力を添加
ビルの床を崩して壊しながら一気に硬い地面…をも壊し抜けた所で重力解除…
流石に後ろ部分が痛いが背に腹は変えられず…痛みに泣きそうになってしまうも耐えて)

42:◆rDg:2020/04/08(水) 17:21


・・・無人島・・・

「…そうね、立ってたらいいわっ…じゃあ、耐えると思っているから…ね?」

(スタートと呟いた瞬間



台風の目にいるような感覚、辺り一面が吹き飛び地面は裂けて背後にある木達も折れていく…
本人はただ、乱雑に鞭を振るっているだけで能力も何も込めておらず
5秒経つだけで辺り一面物体は無くなり)

43:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 17:28


「 …… 」

( あちこち、エプロンドレスが避けて白い肌が露わになっているが
肌そのものへの傷は無く… 目を閉じ、意識を深く保っている状態も変わらず )

「 ……… 」

・・・炎に包まれた街・・・

衝撃が無くなり 吹き飛ばされずには済む様になっている…けれど

( 建物という建物で焔が踊り回る。爆発により瓦礫で歩けない道を
人々が逃げ惑い… 炎に巻かれては 踊り 炭となって倒れ、また逃げ惑う )

___焦熱地獄

44:◆rDg:2020/04/08(水) 17:45

・・無人島・・・

「……20秒」

(なぎ払い、一閃打ち、連続…次々と攻め方が変わり直接当てているにも関わらず痛みも無く傷も出来ずにいて…)

「……30秒」


・・・街中・・・

「…えほっ…んぐ…っ…はぁ…うわ…や、やば…これ…ど、どうしよ…」

(瓦礫を退かして出てきたはいいものの逃げ惑う人々や炎で焼かれる人を見て自分もどうすればいいのかと…)

「…こッちでス!皆さン!」

(大声で叫ぶ清掃員…分身達が最小出力のウォーターカッターで炎を消しながら…
出来るだけ一直線になるように注意…
この辺は流石に慣れていた)

45:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 18:55

・・・無人島・・・

「 ……… 」

( それに 何か思うことはあれど口に出すことはなく…
ただ 痛み無いままに受け続け、損傷は服のみ )

「 ……… 」

・・・炎に包まれた街・・・

( 一瞬 人外的な能力に戸惑うも、指示通り進もうとする人々へ向け… )

__ぃ〜〜っ! わぁーーっ!

助けて 助けてっ ころっころわっ ころ っ 殺されっ

( __別の方向から来た混乱に逃げ惑う人々とぶつかり
彼方此方と混乱の渦に叩き込まれる… 彼らは逃げて来たのだ、背後より 響いて来た )

ォ'' ォ'' ォ'' ォ'' ォ'' ォ'' ォ'' ォ'' ォ'' ォ''

__掠れつつも 憎悪溢れた悪魔の呼び声を 道連れ喰らわんと生きていたバケモノの姿を

46:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 19:05


・・・雷光煌めく戦闘空域・・・

《 _ _ _ _ 見 覚 え の あ る 場 所 、見 覚 え の あ る 仲 間 達 _ _ _ _
_ _ _ _ _ な の に _ _ _ _ _ なぜ _ _ _ _?【 R-13Bの記録より 】》


青い空 __雷光が走る 火を吹き ナニカが墜ちる
再び私に殺到する 同じ戦闘艇達へ向けて__ 私は 再び砲を向けた 。

( __もう 来ないでくれ )

必死の祈りも 叫びも 彼らには通じない…

夏の暑い日差しを受けて ____空を Rが舞っていた

47:◆rDg:2020/04/08(水) 19:35

・・・島だった跡地・・・

「……40秒」

(ついに毒も入り始めた…痺れ毒、神経毒、睡眠毒…
…じわじわと鞭が紫に染まり、針山のように刺が多くなれば)

「……残り10秒…これを耐えて終了よ
『フィアー・ヴェノム』」

(…毒の種類が変わり、筋肉の収縮が続き、全身の筋肉痛、血圧の降下など筋肉毒に変わり、未だ傷は無いものの、毒を皮膚から吸収してしまえば…
それは、白黒に対しては一種の強化で)


・・・焼け焦げた街・・・

「…ッ、まだ生きてるンでスかしぶといッ!!」

(背後から聴こえた咆哮に、有り得ないとばかりに睨むもこのままでは民間人も全てが被害に遭ってしまう…自分は救助と避難誘導で精一杯…なので)

「……僕が…やって…みせるっ!」

(決意を込めた宣誓、バケモノの姿を視界に捉え…重量を弾丸に込めて、少し速度は落ちるも…威力は倍増していて


脳天目掛けて…6発全弾放つ、狙い撃ち)

48:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 20:46


「 ………… 」

( …かつて、姉さんが言っていた事がある… )

__良いかァ?筋力に限らず己が持つチカラって奴は必ずしも
無理してりゃあ手に入るなんてモンじゃァねぇのさ ... 要るのは
『 適切な負荷 』だ!体を壊さねえょうにイジメ抜いてこそチカラは開花する!

………

( 姉さんは正しかったのだ… 己の内側より 後押しする様な感覚が、
私の心へと正解の間隔を裏付ける。)

( 解毒する間も無く 侵入する毒は打ち負け 白黒が秘めたる力に呑まれ … )

・・・炎に包まれた街・・・
【 プラズマ火球 】ォ''ォ''ォ''ォ''

( 半壊しながらもそのフィジカルは圧倒的であり
口部より放たれた火球が一点集中にした事で狙い易い
弾の群れを消滅させ その間にも焔の向こう側から バケモノが姿を現わす )

( 下半身は吹き飛び 断面より臓器や切れた配線を引き摺って
物理的に様々な物が欠けた上体のみで 両腕で此方へ這い寄ってくる
… 何より 頭部半分が溶け 再び固まった異様を呈する憎悪と吹き上がる憤怒を
唯一の原動力に “殺意”意外の精神を淘汰した怪物と呼ぶ以外に仕方ならないその姿は
既に 生物という生易しい概念に当てはまらない事を一目で示していた。)

“ キ''ギ ギ ォ''れ ト し''こ'' グ へ オ チ'' ろォ''ォ'' ォ''ォ''ォ''ォ''!'''' ”

49:◆rDg:2020/04/08(水) 21:08

・・・跡地・・・

「……あぁ、やっぱり貴女…素敵…余裕では無いけれど耐えちゃって…私の異常も消しちゃって…しっかり60秒…」

(腕時計見ながら時間確認…
しっかり立って…何処か雰囲気も変わったのに安心し、鞭をしまっては…)

「……約束通り、貴女の勝ちでいいわよ?私はもう貴女に対して手は出さない…」

(何も持たず…両手を上げて見せる 相手にとってプラスになった事を何も後悔はせず)

・・・・炎の街・・・・

「…ッ…化物でスね…どいつも…こいつも…!」

(当てられる殺意、両腕を這って向かってくる化け物、身を包む恐怖、城の旧神や赤の者達に及ばないとはいえ清掃員にはきつかったのか恐怖が身を包み…少し、動きを止めてしまい)


「……大丈夫、ミェンさん…あんなの…
…全然怖くない…ただの…壊れかけの人形…!」

(そう言うも小さく身震いしており…向かってくる殺意たっぷりの憤怒から視線を離さず…目を閉じて…拳を握り締めた後、一気に脱力


(彼が最初に会った友人は、魔人、血を分け合った友達
彼女は、蒼の旧神、その側に、いつも騎士の旧神…全てが強い者達がしっかりといた
彼にとって、こんな殺意は…耐えれるモノ)


『ウゥルカーヌス・ピラストロ』



重力は、軽くする事も出来る…倒れて先端が燃えている電柱を軽々と片手で拾い上げ…そのまま、向かってくるバケモノに向かい投げる
ーーぶつかる直前に…重量は元に戻して)

50:ニャル◆.s:2020/04/08(水) 21:56


・・・無人島・・・

「 …… 」

( いざ 目を開き、腕を組む…
分かるのだ 自らを中心に流れる大気が
また一段と… 己を高めたという事実を )

「 ……多くを問う事はしません、しかし…
……依頼、の件は以下がなさるのですか?」

( 指を鳴らし、衣服を修繕しつつ )

・・・炎に包まれた街・・・

キ''ャォ''ォ''ォ''

( 電柱を真正面から喰らい 仰け反って後退するバケモノ
また 欠ける頭部 その度に深まる執念はそれ以上の後退を許さず
一転して反撃を決意させる )

【 プラズマ火球 】ォ''ォ''ォ''ォ''ォ''ォ''ォ''

( 身が削れることも厭わず火球を吐き散らし
前脚のみで体を引きずり突進する 体に焼きつく焔は
見てそのまま バケモノの憎悪を示し それだけ勢いを増していた )

51:◆rDg:2020/04/08(水) 22:56


・・・無人島・・・

「……あぁ、それなら大丈夫よ?別に…確かに任務は失敗したのだけど、流石に島も跡形が無かったら…大丈夫でしょうね…バレはしないと思うわ?」

(辺り一面が平地になってしまい島と呼ぶにはあまりにも質素な場所…人がいたとは思えないだろう
ニヤリと笑みを浮かべながら軽く頷き)

「…あぁ、そうだ、名前を聞いてもよろしいかしら?」


・・・炎に包まれている街・・・

「……連続で、ぶつける」

(少し“両碗が黒く”染まりながら…今度は崩れた瓦礫を集めて先程よりも太く大きくなった石柱
当然重さも…先程より2倍に込めて顔を痙攣らせながら勢いよく飛ばす)

「…させませン…!」

(飛んでくるプラズマ火球…分身が何体も集まり、それを自分の身を以って犠牲になり
…最後の武器、鞄から…青色のナイフが鋭く勢いよく飛び出し、向かう亡者の腹部に向けて突き刺しーー)

52:ニャル◆.s:2020/04/09(木) 00:13


・・・無人島・・・

「 …… フリーランスという事ですか … 大胆さは嫌いではありません 」


( 少しだけ、表情を和らげる… 既に 両手で術式を展開しており
向かうべき場所という知り得ないはずの物を見据えて今を話している )

「 …私は何時もの名を言おうと思いますが… …貴女に対しては
少々捻る方が良いでしょうね… …貴女の名を伺いましょう、その後に 」

・・・凶悪的な決着・・・

( 頭部を吹き飛ばす二本の柱 叫び声すら許さずに 腹部へと突き刺さるナイフ。
__その最後はあっけなく、脳を失い ナイフにより身体機能が失われた凶悪は…
足掻くことも無く 地へと倒れ臥す…。)

黒い雨が降った。憎悪の焔は次第に消え去り 人々は半信半疑ながらも
次第に心を落ち着かせる__ 全ては 夢の跡のように非現実的で…

丸焦げの遺体に 半壊する街並みの__ 深い 爪痕を残すのみ



・・・谷の前・・・

「 --- --- --- ハチミツ酒も飲み飽きた 」

53:◆rDg:2020/04/09(木) 00:23

・・・無人島・・・

「…そうねぇ、ホドっていう名前が気に入ってたんだけど…」

(相手に対して止める気配も無く、見守るだけ…顎に手を当てて考えた後、白黒に対して本名を名乗っていいかもと判断し笑みを浮かべて)

「……ヤンカイ、それが私の名前よ?…気軽にヤンって呼んでもカイって呼んでも…」

(…一応相手は敵なのだが気にする様子も無く恐れず話して)


・・・街中・・・

「……決着だけど…」

「…ある意味負けでスね…」

(惨状広がる街…明らかに自分達の力不足…彼女達ならと思ってしまう二人だが、今は束の間の勝利を喜び…
…街の瓦礫などの掃除にかかった)

・・・谷の前・・・

「……何で酒とかそんな不味いものが飲めるの?」

(…嫌悪感を示す声が上から聴こえてくる…かと思いきや下からも、左右からも…)

54:ニャル◆.s:2020/04/09(木) 00:33


「 ……ヤンカイ、ヤイ姐ですね… 」

( 術式が完成する直前、曇りなくスッキリとした表情を浮かべて )

「 …… … 夜鳩 … 人間として、そうであるのなら私はこの名を用います…
……夜鳩{やはと}はまた、貴女と何処かで交わりたいと思っていますよ 」

では 暫し

( 術式を握り潰し メイドの姿が忽然と消え去る… )


・・・谷の前・・・

「 --- --- --- 生憎 味の付いた水の中ではコレの味を飲み慣れていてな ---
仮に このジョッキの中身が泥水でもドン・ペリでも、私は水の味以外には感じないだろう --- 」

( ジョッキを地面に置き髪を整える )

「 相対するお方の名を聞こうか 」

55:◆rDg:2020/04/09(木) 00:42


「……ヤイ姐、始めてそう呼ばれたわね…ふふっ、本当に…夜鳩ちゃんは扱いが上手いのねぇ…
……生き残って欲しいわ、まだ話したい事があるもの」

(嬉しそうな表情を浮かべつつ…そのまま浜辺に立てば…水面を歩き孤島を目指して進み)

決着………?

・・・谷前・・・

「……どう考えても不味いじゃんか…気持ち悪いよ…本当に…」

(ふわふわと浮いているように見える…三角座りで目の下に隈が出来た…男か女かわからない人、桃色の羽衣を身に纏い…後は雲のような物で体が隠されている)

「……大体最初に名前を聞くって…嫌悪感を示すよね…まぁ、いいけど…
…えっと、シャラル…嫌悪の感情……あ、カーソウっていう子は同じ双子だけど…懐いてくれないんだよね、何でだと思う…?」

56:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 00:53

・・・谷の前・・・

「 シャラ侯の人格が七割、そして双子の人格が三割の原因と思われるな ---
や、これは失礼してしまった。--- 私は魔族武者、名をザラァークという 」

( 非礼の詫びとして深くお辞儀を1つ 、嗜まれた動作の1つ1つはひどく優雅で )

「 して シャラ侯の要件は --- たった今 名乗った名を覚える物か覚えなくて済む物か
それを一応伺いしたい 、これは可能の内に入るのだろうか?」

57:◆rDg:2020/04/09(木) 01:00

・・・谷前・・・

「…素直に接さなくていいのに…シャラルは敵だよ?…別に、双子も似てるから、シャラルと…“哀しみ”の感情だからね…」

(こてんと首を傾げて…雲のような物体で隠しているとはいえ明らかに露出は多く、此方も優雅に体育座りのまま、無表情を貫き)

「……そうだね、覚えてもらっていいよ?残念な事に双子のあの子と違って…シャラルは戦闘向きじゃないんだよね…でもザラァークさんと戦闘しなきゃいけない…面倒だよね…だから…



…遊ばない?ちょっと…」

(……重なる、赤い凶暴な…兜を壊した張本人の姿…しかしその言葉に狂気も含まれず…本当に子供らしい微笑みで)

58:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 11:01


「 --- --- --- 大富豪かね?それともチェス、将棋、リバーシ、UNO --- 」

( 早速トランプを取り出して器用にシャッフルを行う )

「 --- しかし シャラ侯の様な方ほど、戦闘は強力な者であると
私は思っているのだがな --- 」

59:シャラル◆rDg:2020/04/09(木) 11:57



「………そんな道具なんかいらない、シンプルなゲームだよ…というかそういうのはシャラルじゃなくてーーー」

(言い掛けた口を閉じて、改めて遊びの内容を伝えるーー)


「隠れんぼ、流石に知ってる…よね?隠れんぼ…」

60:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 12:07


「 --- --- 良いのかね? --- 私は生きる闘い以外の物をした事が無いぞ?」

( ちょっと理解し難い事を言いつつ --- 何か、口を滑らせかけた事をしっかりと
記憶し、不敵に笑いかけてみせる --- 得意である事を誇示する様に 魔法力を用いた
透明の姿や環境に合わせた変色を扱って見せて )

「 --- --- この通り 私はあらゆる遊び方を知っているよ --- しかし シャラ侯が
自ら私へ得意分野を挑戦して頂けるとは 」

61:シャラル◆rDg:2020/04/09(木) 12:12


『……それはシャラルも同じ…というか自慢しないでくださいよザラァークさん…気持ち悪い…というか、シャラルが隠れるんだから、勘違いしないで?』

(刺のある言い方をしながら嫌そうに睨み付けていて透明になったり変色するのを見ては分かりやすいぐらいに爪を噛み…
とりあえずルール説明と仕切り直せば浮いたまま近付いてきて)

『……10分以内に“三回のミス以内で”探し出すこと…ザラァークさんは探すのもその口調だったら得意なんでしょ?』

62:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 12:17


「 あぁ 言われずとも得意は多い --- しかし 気分を害したのならば謝罪しよう
--- これでも如何かな? 」

( ハニーナッツの瓶詰めを袋から取り出す )

「 --- 隠れんぼか --- 始めるのならば、そろそろ始めなければならないな
私と言えども、暗い中でシャラ侯の様な方を探すのは骨が折れる 」

63:シャラル◆rDg:2020/04/09(木) 12:20


「……そんな甘い物が好きなのに見える?シャラルを馬鹿にしないで貰えるかな?
ーーあぁ、別に暗さとか関係無いけどね」

(少し離れて自分の服…と呼べるか怪しい物体に手を突っ込み)

「……それじゃ、始めよっか?…10秒目瞑って?」

64:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 12:23


「 --- ふぅむ --- やれやれ、私はご機嫌を取るのが下手だな--- 」

( 言われ、目を閉じる --- 念の為、懐に忍ばせた鋼鉄の短剣に意識を向けて )

「 ---1---2---3 」

65:シャラル◆rDg:2020/04/09(木) 12:27


「……じゃ、やろっか」

(ふよふよと何処かへ離れる音…そして本が捲れて開く音)

ーーーーー『おとぎ話の世界』

66:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 12:34


「 ---4 --- ん --- っ!? 」

・・・御伽噺ノ彩る世界・・・

( 一瞬の 妙な感覚 --- 6秒で堪らず目を開けば 其処は --- )

「 --- --- ありのまま --- 今起こった事を説明できそうに無いな --- 現在、進行形で 」

67:シャラル◆rDg:2020/04/09(木) 12:38



(目を開けばそこは…さっきまで薄暗かった谷とは違い、色鮮やかな世界…
ファンシーでメルヘンで…城や森や人魚の入江なども様々…


そしてそのおとぎ話の住人達も何事も無いかのように歩いていた)


「……あーあ、まだ目開けちゃ駄目なのに…まぁいいや…」


(もうその声が聞こえた頃には…姿も無く)

68:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 13:03


「 --- むぅ これは参ったな --- 何が何やら 検討も --- 」

( 頭抱えて暫く 生来近寄りがたい雰囲気の世界を眺め --- これも
闘いなのだと自分をカラ元気で奮い立たせながら、取り敢えずは捜索 )

「 --- --- --- --- --- 」

( --- 騎士が この世界を歩く以上、元の鎧姿の方が幾らか似合っていただろう
そんな事が思えるほどに この世界は摩訶不思議の塊であり 可笑しかった )

69:◆rDg:2020/04/09(木) 13:09


(これは幻覚、そう思っていても中々リアルな世界で潮風の香りもすればお腹が空きそうなお菓子の家もあり、この広大な世界に隠れているらしい…が)



(城の壁に何か人型の凸…所謂透明人間のような物や人混みの中に普通に紛れている者や…と、何故かたくさんシャラルも居て)


「……シャラルは普通に隠れてるからね?」

(直接脳内に声が響き)

70:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 13:11


「 --- 助かるよ --- ノーヒントは流石にレジェンダリクラスの難易度だ 」

( もう疲れたらしい )

「 --- --- 」
( 取り敢えずは 城の方へ向かう )

71:◆rDg:2020/04/09(木) 13:16


(…三回ミスしたらアウトというのは矢張り)



(ともかくヒントしか無い場所…透明のような人が隠れている先程の桃色に近付いた所で)


「ーーーーー本物を探すんだよ?分かってる?」

72:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 13:22


「 --- 分かっているよ --- しかし、私はシャラ侯という存在をあまり知らなくてね --- 」

( 意外とあっけらかんとした調子を崩そうともせず、興味深げに城の壁を撫で )

「 --- --- --- それで、本物と言われてもね --- 」

73:◆rDg:2020/04/09(木) 13:25


「……だから、シャラルは普通に隠れてるよ?……人間の子供が出来るように普通に…」

(仕方がないので大ヒント…時間は過ぎる一方で、残り25分……)

「……じゃあ、残り5分になったら大ヒントを上げるから…本当は嫌だけど」

74:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 13:29


「 そうか、それでは --- 見て回るとしようか --- 未知とは甘く
故に深く進まねば理解はし難い --- シャラ侯もいる事だ、楽しくなるだろう 」

( そう 答えながら --- お菓子の家、『 ヘンゼルとグレーテル 』へ近付く )

「 --- --- 今の時代、人間たちへ伝わる御伽噺は全て軟化した内容が多い ---
幼い兄妹が迷い込み 魔女を殺害する、この『 ヘンゼルとグレーテル 』も 」

75:◆rDg:2020/04/09(木) 13:33


「………まぁ、いいけど…」

(回り始めた相手に対して少し思う所はあるものの脳内に話続けながらーー)

「……童話っていうのは中々面白いよね…考察もたくさんされるし、映画にもなるんだ…
でもこれはハッピーエンドの物語…」

76:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 13:40


「 --- その通り 意味の再定義が無ければ多くの場合この話はグッドエンドだろう ---
--- 魔女は悪魔と同意義であり、清く正しいのは人間である。時代が生んだ
名作は当時の風潮を表している --- 故に誰しもが、幼いうちにイメージを固めた 」

( お菓子の家に触れ、中から聞こえる鍋の音に耳を傾ける --- 幼き頃に
聞き続けたお話に触れている、というのは とても感傷的で --- )

「 私にしてもそうだな --- 故に 今はシャラ侯と共にこの世界を見ている 」

77:◆rDg:2020/04/09(木) 13:47

「……昔は魔女狩りというのもあってね…悪魔との契約者と言われた魔女…と言われた被疑者は…それはそれは何方にしろ耐える事の出来ない苦痛を味わうしか無かったしね…」

(窓から大鍋を煮ている子供とかまどでパンを焼いている老婆が見え
それが幻覚だとしてもとても幻想的で、確かに戦闘向きでは無いが楽しい物で…)


「…何それ、プロポーズ?…気持ち悪いな…
有名なバッドエンドと言えば…あぁ、『にんぎょひめ』か…」

78:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 13:56


「 シャラ侯が無理やりにも私の近くに居るのでそう形容しただけの話だ ---
--- ふむ、それは知らないな --- 少し プレゼンをしては貰えないだろうか?」

( 人魚の入江へと足を運ぶ --- その前に、ちらりとお菓子の家を見て )

「 --- --- そのプレゼンを聞く前に --- 聞きたいのだが
この世界は一体幾つのお話で出来ているのだろうか 」

79:◆rDg:2020/04/09(木) 14:07

「……解説とか面倒なんだけど…まぁ、それのついでに隠れているシャラルを見つけてくれるなら別にいいかな…」

(明らかに30分程度で回れる世界では無いので別にいいが…次々と作品の題名を言う)

「…『シンデレラ』『ラプンツェル』『白雪姫』『親指姫』『赤ずきん』『オズの魔法使い』『眠れる森の美女』『ヘンゼルとグレーテル』『不思議の国のアリス』『かえるの王子様』『美女と野獣』『人魚姫』……他にも『マッチ売りの少女』『魔弾の射手』…シャラルが望めばたくさん作れるよ?」

80:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 21:12


・・・御伽噺・・・

「 いずれも、よき御伽噺!」

( 笑って入江に到達すれば、いきなり近くの籠をひっくり返して )


・・・極寒の世界・・・

ピ キ っ __ パリ

( 氷に 亀裂が走る )

81:◆rDg:2020/04/09(木) 21:29


・・・御伽話の世界・・・

「……外れ、普通に隠れてるとは言ったけど、そんな安直な場所には隠れて無いよ?…後2回」

(ブブーッと脳内にクイズで間違えたような音…その中には何も居らず…)

・・・極寒・・・

「……ねぇ、燃やしていいかー…?…寒いぞ…」

「…それをしたらあたいが大変なんだからやめてくれ…」

(二人は何故か喧嘩…というか寒そうに丸まって震えている獣人とどうしようかと悩む鬼…)

82:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 21:39


・・・御伽噺・・・

「 --- やれやれ --- それにしても --- 」

( 落ち着いて、思考を落ち着かせようと入江の人魚たちを眺め --- )

「 --- 美しいな。--- 私が知る、人魚とはまるで違う --- 」

( 彼女(?)らが水面より跳ねる姿を目に収め 自然とそんな言葉が漏れた。
--- 上体、下半がそれぞれ異なる生物のものであっても違和感をほとんど感じない
綺麗な弓なりの体 --- 母なる海で 柔らかく舞う当に幻想的な光景は事実美しい )

・・・極寒・・・

[ __チッ チッ ____ ハ'' キ ィ ィ ッ ]

( ヴェル達の近く ... さらに大きくなった亀裂から冷水が噴き出すっ
更には薄くなってしまった氷の下に ... 巨大な影がうっすら.... !)

83:◆rDg:2020/04/09(木) 21:53


・・・御伽噺・・・

「……そりゃ、昔居た人魚を参考にしてるからね?…そもそも人魚は美しいのが当たり前じゃんか…」

(上は人間、下は魚でも違和感が無く尻尾を跳ねさせて水しぶきを上げて遊んでいるのは見ているだけで此方も楽しく涼しくなり
人魚の入江の向こうには髑髏の旗を掲げた所謂海賊船とやらも…)

「……回るのはいいけど、残り17分だよ?…探せなかったら…アレだから」

(時計塔の長針はちくたくと動き…短針が小さく揺れて)

・・・極寒・・・

「……っ…あー…そっか、敵の場所か、忘れてたぞ…」

「……仕方ないねぇ…あたいがやるべきか…」

(巨大な影と噴き出す水にやっと戦闘意欲が湧いたのか二人とも自分の武器を構えて
それぞれ冷たい息と暑い息を小さく吹き…)

「……久しぶりに“合体技”でもするかー?」

「…余裕が出来たらやろうか…大歓迎だけどねっ!」

84:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 22:05


・・・御伽噺・・・

「 夢のような世界を花に、というのなら喜んで冥利に尽けるだろう --- 歓迎だ 」

( いつの間にか 心の底に花が咲くような楽しさに満たされて世界を回り始めた
--- しれっと 森の中にあった段ボールをひっくり返して )

・・・極寒の世界・・・

[ ト'' パ ァァァッッ ] . . . ォ ォ ォ ォ ォ ォ

( 氷の板をぶち割り 凄まじい程までに巨大な ... 白い 生物が姿を現わす ...
その姿は サメ... 黒いはずの体は古傷の多く残る白い鮫肌であり 頭の先に
まるで「イッカク」を連想させる体と比べれば 細長い一本角 ... 何処か
神秘的で雄大な姿を 氷の上へと現れ... )

( ... その 鼻先辺りに何か居る )

ォ ォ ォ ォ ォ __!!

( サメ自身も何やらその存在に腹を立てており... 飛び出した勢いで空中に躍り出ると ...
何の不運か その存在を下にして落ちてくる地点が2人のいる場所...!)

85:◆rDg:2020/04/09(木) 22:12

・・・御伽話・・・

「ーーーーわーーーーハズレ、後一回だよ?…そんな傭兵みたいに隠れないし、バレバレじゃんか?」

(一瞬声が漏れる…もそこにはハズレのお札、時間と同じで此方も回数をミスしたならどうなるかは分からない…
脳内に響く声も一定、焦った様子も何も無い)

・・・極寒・・・

「……ユニコーンみたいだな」

「…言っている場合じゃ…んぐっぐ…!…ないでしょぉっ!」

(角を見て素直に感想漏らす呑気な…身震いを起こしている獣人、爪に炎を纏いながらじっと見る、獣人なりの視力で色々と確認…
鬼は一気に酒を飲み干せば体内の水分を氷に変えて…そのままかまくらのように壁を作る…念の為二重層)

86:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 22:25


・・・御伽噺・・・

「 --- いやはや、ユーモアを理解してみようとすれば裏目に --- ふふ 」

( 本人も、そんな状況を楽しみながら --- 街に 出て )

「 --- --- --- ほう 」

・・・氷海・・・

オ オ オ オ オ オ__!!!

( そのまま落ちてくる白鮫 ... の 鼻先から先に落ちてきた ... 常識的だが十分大きい
人型がかまくらに着地 ... 何か言っているが吹雪の所為で聞こえず、ただ衝撃音が聞こえ ... )

「 “ 吹雪で何言っているか分からない” 」

[ ク''ッッッ ]オ オ オ オ オ オ オ

フ''ォォォォッッ

( ... Oh my GOD ... あろう事か 人型は落下してくる白鮫の角を掴んで受け止め ... 巨体の重量を
逆に押し返すほどの腕力でリフトアップを維持し ... 更には 離れた氷塊へ振り回して投げ飛ばしたッ )

( ... 人型はそのまま咆哮の様なバトルクライを上げ 白鮫に向かって行こうと ... して 転ぶ )

「 “吹雪で何言ってるか分からない”」

87:◆rDg:2020/04/09(木) 22:33


・・・御伽話・・・

「……どう考えても普通じゃないじゃんか、ザラァークさん…普通歩く先にダンボールが落ちてますか?」

(呆れたように言いながら街中ーー)

「……まぁ、沢山いますよ、そりゃあ」

(幻覚とはいえ…マッチを売っている寂しそうな少女、声を出さない女の子と王子のような格好の良い人、小人、皿などの食器、木こりやかかし…など多種多様な物語のキャラクター達が街を歩き過ごしていて)


・・・極寒・・・

「……ねぇ、あれどっちに参戦したらいいんだ…?」

「…わかんにゃいけど…いまのうちに…たくわえる…」

(何か置いてけぼりにされたようによく見えない人型と白鯨とで喧嘩を始めている…
チャンスと思ったのか…鬼は酒をどんどんと飲んで…獣人は…体をじわじわと温める)


「……敵…敵だよな?」

「……さぁ…」

88:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 22:46


・・・御伽噺・・・

「 --- 良い関わりだ 良い交わりだ --- 良い、見納めの光景だ --- 」

( 光り輝く様な 心を豊かにする世界の様子を深く眺め
自然と浮かぶ微笑を街へ 空へ --- 向けては 虚ろの溶ける
そんな感じの気力が体内へと満ち足りていくのを感じて )

「 --- --- --- 良い 」

( その後は 最初に居た場所へと足を進め始めた )

・・・氷海・・・

オォォォォオォォ!!!

( 氷塊に叩き付けられた白鮫が怒り 角を振り回して人型を攻撃 ...
吹雪で前が見えていない人型はモロに突き上げを喰らって... 罵倒に近そうな
叫び声を上げつつかまくらの前に落ちてきた )

「 ッッ てェなぁッ!畜生ッ!?」

( 半分氷に埋まり... すぐさま出てきた... 人型、大きめの人物が叫ぶ...
...よく見れば 全身の肌は何にもなっていないが... 着ている服がおかしく、
所々と言うか全体が灼け爛れ、冷え固まった溶岩らしきものが付着している... )

89:◆rDg:2020/04/09(木) 22:57

・・・御伽話・・・

「……全てハッピーエンド、なんて言うのはただの願い…そんなのは実行出来ないんだよね悲しい事に…」

(別に騎士を怪しむ様子も無く、手を振ったりと何処か暖かい…幻覚とは思えない人達
微笑浮かべて元の場所に戻れば…大きな溜め息、諦めたような)

「……ゲームオーバー…かな?……ザラァークさん」

(何かを察したのか…声はゆっくりと脳内に響き
時間はまだ6分余っている…)

・・・極寒・・・

「……っ!!あの声はっ!!」

「…なるほどんねぇ…んへへ…とめれるわけだぁ…」

(二人とも声と身長で判断…少し焦げた跡などはあるが恐らく…そうなのだろう)

「……テホプっ!!」

「…てきじゃあにゃいし…あのでっかいのぶっとばそうか!」

(二人はそう言えば…鬼は傷の治療というか…冷え固まった溶岩を無理矢理剥がしながら、酒をごくりと…


獣人は大きく息を吸い込み…白鯨に向かい、火炎放射器のように盛大な炎を吹き出して)

90:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 23:17

・・・御伽噺・・・

「 --- そうであるかどうかは --- シャラ侯 貴女が知っているのでは無いのかな?」

( 相変わらず物腰穏やかに --- 最初の場にあった 切り株に腰掛け リュートを取り出す ---
--- 騎士は 惜しむ様におとぎの大世界を眺め --- アレンジされた ヴェートーベン最後の作曲
『 鎮魂曲{ レクイエム }』を奏で始めた )

( 夜を迎え始めた世界の下 ___ 色鮮やかに安らいだ明るい世界であるだけ 物悲しく響く )

「 --- ___夢は終わる。そして 必ず朝は来る --- 悪夢だとしても 同じ ---
読み終わったおとぎ話のように いつかは消え去ってしまう --- 目覚めの時だ 」

・・・氷海・・・

ォ''ォ''ォォ . . .

( 火炎放射を受けた白鮫が怯むが ... 咆哮の大声量に炎が弾け飛ぶ )

「 っっ てェ ... んァ?あァ、鬼っ子... ってェんだこれ張り付いて ... 」

( ... どうやら 海底火山の中心から脱出したらしい ... 服がこんがりと焼けて
灼け爛れているが 本体の肌には溶岩がこびり付くだけでダメージにはなっておらず )

91:◆rDg:2020/04/09(木) 23:24

・・・御伽話・・・

「……はぁぁ…ん…もぉ…」

(大きな声が脳内…小さな声が切り株の中から声が響く…旋律もこの世界だからか流れるように広がっていき、少しずつ暗く染まっていく…
じわじわと世界が元の灰色に戻っていく…)

「ーーーーーーーーーおめでとう…って言うのかな?」

・・・氷海・・・

「……咆哮で炎が消し飛ぶか…厄介だぞ…!!」

(そう呟きながら相手が離れている内にと…)

「……『炎獣・巻回の長蛇』」

(小さく呟かれたそれは…炎の竜巻、上空に蛇のような頭が着いていて…
白鯨を炎の渦の中に閉じ込めて狭まっていく…)

「…んぅわ、いたそ…ていうかなんでだめーじになってないのさぁ?」

(疑問に思いながら少し力を込めて溶岩を引き剥がしては、微小の酒と治療薬を混ぜた物を渡し)

92:ザラァーク◆.s:2020/04/09(木) 23:41


・・・御伽噺・・・

「 いや 違うね --- シャラ侯、貴女は私の --- 賛美の言葉を受けつけるか否かを審判する側だ ---
同時に 感謝の言葉でもある --- 有意義かつ とても 素敵な世界の風をありがとう --- 良き 夢だった
--- かつて見た 夢の島と変わらぬ程に --- 」

( --- 鎮魂曲が 終わる __ 目を開ければ そこは元の景色 --- 醒めた夢の 寂しげな残り香 )

「 私も --- 良きものが 見られた 」

・・・氷海・・・

[ ヒュウッ ][ カ''キカ''キ''ィィッッ . . . . . ]

( 火に巻かれる事を当然良しとはせず 何と白鮫は巨大ながら高く跳躍 ...
当然 それだけで火からは逃れられないのは理解しており、巨体を捩り
角を下にした一直線の落下 ... 重量から氷の板は瞬時に叩き割れ 氷海へと
白い巨体が沈む ...!)

「 ぃっ いてでで っ .... ソフトに剥がしてくれよォ ったく ... 」

( 瓶ごと噛み砕いて飲み込み、バンバンと頬を叩いて気合いを入れ直す )

「 っしャァっ! ...聞こえてたぜェ?“合体技”っ ...興味あること言うじゃねェかィ?」

( .... 氷の下から聞こえてた )

93:◆rDg:2020/04/09(木) 23:52

・・・御伽話・・・

「……流石にそこまで褒められると嫌悪感は示す…けどそれも、ちょっと…
…本音を言うなら嬉しかった、隠れんぼは終わり…

(世界は元に…谷前に、灰色の静かな物悲しさが残る場所…真後ろから声が聞こえては…)

ザラァークさん、其方の勝ちだよ」

(またふよふよ三角座り…何故か雲の物体の面積が減っており四肢で隠さなければとなっているが本人は別段気にしておらず)

・・・氷海・・・

「…潜られた…っ…」

(当然白い巨大鯨が沈めば波は揺れて今二本足を着けている氷の地面も揺れて少しバランスが崩れかける…も、二人とも自分の武器を突き刺して耐える)

「…かみくだくもんじゃないけど……うん、がったいわざ…ひさしぶりだしできるかもわかんない…がったいわざだよ…」

(…アイコンタクトを取りながら準備しようとするも…)

「…やっかいなのがぁ…このじめん、こおり…だから、あのこにふり…あたぃのこおりがつよくなっちゃぅ…」

(酒を更に数本飲み干して…顔を赤らめていき)

94:ザラァーク◆.s:2020/04/10(金) 00:26

・・・醒めた夢・・・

「 --- そうか 勝利か --- その雲が生み出す --- 夢に勝った、か --- 」

( 思う所 数々あり --- の 前に 悩ましい格好を見て )

「 あぁ シャラ侯 --- 貴女の性こそ知らないが 私にはそれを隠して欲しい
--- それにしても --- その雲 --- 」

( --- )

・・・氷海・・・

「 ... 地面が氷じゃなきゃ良いんだねェ?」

( ニタリと笑い ... 当然のように傾こうが二の足で平然と立っており )

95:◆rDg:2020/04/10(金) 00:48

・・・谷前・・・

「……シャラルって呼んで欲しい…ん、分かったけど…」

(仕方がないので幻覚の雲…仕方がないので羊のように体を覆い)

「…それに、結構おまけの勝利だからね…?…嫌悪感は…少し湧くから…」

・・・氷海・・・

「……んぇ?できる…の?」

(流石に辺りには海…氷以外の地面が見当たらない)

「……っ…ふぅぅ…」

(体内で炎を溜め込みじわじわと辺りが暑く…地面の氷が溶けていき)

96:ザラァーク◆.s:2020/04/10(金) 01:01

・・・谷の前・・・

「 --- 分かった、ザラァークは貴女をジャラルと呼ぼう --- 」

( その様子を見れば安心し、腰を下ろす --- )

「 --- 勝利云々の話は私もどうとかは思えん --- 何しろ ---
ジャラルは私をいつでも殺せた筈だ 」

・・・氷海・・・

「 ... 女に二言はねェさ ... !一丁いくぞぉッ!」
( ヴェルからかなり離れた位置へ俊動、張り手を地面に打とうとする様な
“予備動作”を構え ....!)

「 喰らえ寒ィのォ... 【 轟天轟地 】ィィぃっッッッッ!!!!」
[ ハ''コ''オ''オ''オ''オ''オ''オ''オ''ッッッッッッッッ ]

( ... モーセも腰を抜かすだろう。叩き付けられた拳から上下一直線に
氷の世界へと亀裂どころか【 裂け 】が生まれてその余りの衝撃は空の雲を
消し飛ばしては吹雪も悲鳴を上げて止む... 海に響いた振動は 白鮫を氷の上へ押し出した )

オォォォォオォォ!!!

「 んじゃっ ちょっと耐えてろよォ?」

( 怒り溢れて海から飛び出す白鮫、氷塊を巨大な口で噛み砕き
猫を見据える中... なぜか海へと飛び込む月夜 ... )

97:◆rDg:2020/04/10(金) 01:07

・・・谷前・・・

「…なんでジャラル…シャラルなのに…はぁ…ま、いいや…」

(眠そうに軽くあくびをしながらくるんと回り)


「……ふーん…なんでそう思ったの?……幻覚は所詮幻覚だよ?」

・・・氷海・・・

「……相変わらず派手だなっ!テホプっ!!」

「……やりすぎにゃきもぉ…ま、れも…ひゃんふ!」

(鬼は今持っている酒を全て飲んでいき…呂律もろくに回らない
猫は体内で炎を集めて…汗を垂らす、その汗で氷の板に穴が空くほど…)

「……待つから…信じてるぞ!」

「…いいこんびだんにぇ、しょっちはほっちで…」

(…相変わらずの超怪力だとも思いつつ)

98:ザラァーク◆.s:2020/04/10(金) 01:19

・・・谷の前・・・

「 --- あの時 私はこの体を動かしている感覚はありませんでした ---
幻覚の中に意識はあれど、この体はこの体 --- 死なばそれで終わり
それに 私は鎧も着ていなかった --- 私を 亡き者とするのであれば ---
あの幻覚、私を拘束するほどの威力を持つあれを使う間なら
私は牙も毛皮ももがれた獣、仲間を呼ぶなり直接手を下すなり、できた筈です 」

( 袋から いくつかの本を取り出す )

「 --- 国許に伝わる童話で --- 【 命の代金 】です。お納め下さってはくれませんか?」

・・・氷海・・・

オオオオオォォオオォォッッッッ!!!
【 氷床峯華 】

( 海水 氷塊を体内で圧縮 ... それを氷河のブレスとして巨大な口から撃ち放つッ!
圧縮されただけの冷たき物体は白鮫の巨体と圧縮力により空気を凍らせるほどの咆哮!
見た目通りの大自然的破壊力を惜しげもなくぶっ放してきたっ!!)

99:◆rDg:2020/04/10(金) 01:38

・・・谷前・・・

「……その通り、おとぎ話の世界に、ただ精神を閉じ込めただけ…本当に夢の中、無防備に体は晒してあった…確かに、しようと思えば出来た…でも、しなかった理由は…自分でも嫌だけど


気に入ったんだよ、ザラァークさんが…そんなに褒めて『見えない子』もしっかりと見つけてくれた…』

(無表情だが頬は少し赤く染まり、照れ隠しのように頬を掻く)

「…ありがたく受け取るし…また作るよ、楽しめる世界を…シャラルに不可能なんか無いし…」

・・・氷海・・・

「……準備は?」
「…おーへー…」

(向かってきた大自然破壊ブレスに…それぞれ片目を閉じて…風神雷神のように構える)

「…炎と氷は表裏一体」
「あたぃたちはふたりでひとり…」
「熱く熱く、赤くなり、全てを焼き尽くす、大地を火の海に染め上げて」
「つみぇたくつみぇたく、あおくなりぇ、しゅべてをいてちゅかす、うみをこおりのだいちにそみぇあげて」
「その二つの力を今ここに…!」
「…くらわしぇよう、あたぃたちのきょうりょくを!」

(詠唱終了…下から迫る巨大な咆哮がーーー)


「「『赤猫青鬼・螺旋空烈砲』ッッッッッッ!!」」

(瞬間、咆哮を打ち消す…炎と氷の波、幾重にも重なり、辺りの氷をへし折るように砕く
大蛇のような波動…冷凍窒素の温度と溶岩の温度、二つが合わさり
白鯨に向かい一直線に軌道も変えずーーー)

100:ザラァーク◆.s:2020/04/10(金) 02:08

・・・谷の前 旅立ちの風が吹く・・・

「 --- その時には --- 何の裏もなく 私もまた夢を見たいものです 」

しかし ---

“ウォオオォォォ”

( __東の空 --- 沈む夕日を背に 飛竜の姿をした存在 --- 『 ドラゴン 』が現れ
此方へと向かってくる --- それを 騎士は鎧を纏いつつも --- 敵意なき目で見ている )

「 --- 私も この戦いへ旅立たねばなりません --- ジャラル侯 --- この戦いを ---

--- 生き残る理由を 与えてくださった事 --- 感謝致します 」

[ ダンッ ]“ スリよ,如何なる用か?”
「 --- 西 --- 私を待つ場所へ --- 暫し、失礼致します --- 私の夢を 抱いて下さるお方よ。」

( ドラゴンに騎乗する 騎士 --- 夢の輝きを背に 戦地へと向かうその姿は )

“あい分かった,すぐに向かおう”

( __とても 武者とは言えない程に ___ 優雅で 美しかったという )

・・・氷海・・・

[ !''!''!''!'''!''''!'''''' ]

( 巨体 巨力のぶつかり合い ... ヴェル達のすぐ側に 深々と突き刺さる... 角 )

オ'' オ'' オ'' オ'' オ'' オ'' オ'' オ''

( それでも ... 巨大な“命”は生きていた。根元近くから角が折れ飛び
顔の大半を焼け焦がされ ... 氷つけられようとも... 氷の上に 未だ倒れぬ気配なく... )

[ カ''シ''ャ''ァァァァァァァ ]

( ...天変地異はまだ起きる... 白鮫の横で ... 白鮫のサイズなどゆうに超え
大氷塊が抉り出される ... その 下に ... )

「 ッッッッッッッッ オ レ達のォォ 勝ちだァッ!!!」

( 大声量 ... 月夜は、氷塊を投げる気配 “無く” 叫ぶ )


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