…あんた、分かるだろ?
何処へ行くかも分からん時に…
酒の一杯も飲まにゃア 足も働きたかねぇさ
____見えて来たぜ …安心しなよ、あんたは銭なしで良い
〖映世の河原〗に冷てぇ所は無いんだぜ…
_____外れのおでん屋
( ロールキャベツなど、…よい香りが漂う )
『 …お客サん、飲"みスギだぜ 』
___
「 ぅ"ー …ほっといてよォ
… もっと頂戴!強いのっ! 」
( …少年の不足により 体に似合わない
酒に訴える蒼い超常、旧の聖職姿の少女… )
_____噴射音が耳をつんざく
( __雲を掻き分け 突き進む翼なき異形の人型 )
〖:ジェネレーター出力安定 待機フェーズに移行〗
( __黒い装甲、空を舞うには不釣り合いな重い姿
… 束縛にも近い今の姿は、自分が望んだ日々に最も
近い特性を有している ___皮肉ながらに … )
____今も与えられた命令に沿って この広がる空で…
( … 遥か遠く 離れた地上を見渡す )
___とぼ… とぼ …とぼ…
『 -- … ………- …--- 』
____夏であろうと夜道に吹く風は冷たい
( よくない飲み物をお腹に入れた
…よくない心の吐露をヘンなヤツに言った
……よくない、…よくない道を進んでる )
_______…
「 ………… 」
( …不器用さは、時に 罪だ
正直に接することが出来ない私への… )
_____心はさむい …だから冷たい
____わたしを取り囲む人の潜む路地裏の風は…
「 ………… 」
( …路地裏の奥、… 失意にも近い心の中のまま
迷い混むようにここに来れば… __急に取り囲む人が数人 )
_____
「 …何よ? あんたたち 」
(____一斉に人が蒼へ距離を詰める)
「 …!! 」( …威圧を感じ、…蒼は身構える )
「 ........ん 」
( ...何か不穏な気配を感じて、路地裏を見る者一人 .... ...寒く 冷たく ...孤独感も感じる )
....チャキ ( 銃のトリガーに手を掛けて ...ゆっくり入る者 ...暗視ゴーグルを着用して ...深く 帽子を被る
右耳に付けた0と1が合体した様な小さなピアス ... )
「 ...何だか行った方が良さそうだよね .... ....それにしても、大丈夫なのかなぁ... 」
_____……
… … オネガイシマス
… … オネガイシマス
… … オネガイシマス
______
「 ……… 」 __死んだ眼 …無視しながら蒼が行く…
… オネガイシマス … ファンナンデス
… オテヲニギラセテ … セメテサインヲ
… ワタシノノウニヒトミヲ … ウチュウヘノコウシンヲ
「( __なんでこんな街に来てまで邪教崇拝が寄って来んのよ )」
( …我が道を歩く蒼の背後、… 触手が纏まったぐちゃぐちゃ
皮と骨だけの球状に膨張した脳の人 … よく分からん奴。)
______我が身の妙な重さ。… 流れて止まらない溜め息
_______
( …別に、気にするようなこたぁない )
__実際くだらない問題ではあるだろう…
「( ……… )」
___何の気紛れかは知らない 忘れた
………突然、目の前に建っている赤い屋根の家
その鮮やかな赤を見た途端に…__
眠たくなった。___ 目が覚めてみれば…
ナーオ ミャー ゴロゴロ ゥー フミャー
「 (--;) 」
____オレは野良猫のたむろにされていた…
『 ヨグちゃんヨグちゃ〜〜〜んっ!!サインちょ〜〜だいっ!! 」
( ...そんな中 教徒達の頭を踏みながら蒼に近寄る .....うざったらしい影 聞き覚えのある声 ... )
『 しっかしこんなに多いんだねぇ ..ファンクラブ 』
______________________
「 ....う、わぁ ...気持ち悪い .......え、この先 ...? 」
( ...赤黒い体液だったり肉片だったり目玉だったりが落ちている路地裏 ...進むのに抵抗を持ちながら ...しっかりと銃を構えて ...進む )
「 ..無事で、いて欲しいんだけれど ..なぁ ... 」
______
( ...野良猫達に近付く ....一際デカい猫 ....緑の毛のある ..珍しい猫 )
「 ...おい、そこまでだよお前ら〜〜 ..そのデカ女からは離れておいた方が良い ...食われるぞ、ルコが言うんだから間違い無い 」
( ...尻尾を揺らめかし ...溜息を放ちながら屈んではジッと見下ろす )
「 ...何してるんだ、こんな所で 」
( ..流石に戸惑いを覚える )
[ピグッ] ____サッ
( 振り向き 声の元へ銀杖を向けっ__)
「〖يختفي〗〖هذه〗〖شاب〗!!!」
[صوت قوي!!!]
( ___銀杖から迸るdarkは前方をeatし 吹き飛ばす! )
____信者は寧ろ飛び込んで吹っ飛ばされた
「 ……たすけてくれェ 」
___
( 腹に乗られてる訳でもない、が
__上着の中 脇 組んだ足の上 腹の隣… )
_____アパートじみて寝込む猫たち
「 …うごけねぇんだ … おれぁベッドじゃねぇよォ… 」
『 .....wow ...it's a crazy ...なんつってね! 』
( ..当然と言わんばかりに壁に貼り付く ....服越しとはいえ背中部分 ...謎の隆起を壁に押し付けている )
『 そう怯えなくとも私とヨグちゃん ..友達じゃんね? ...ね〜っ! 』
( 表しようのない狂気 ...恐怖 ...闇を躱して嬉しそうに ...神官服を着た ...何かは笑う )
______________あっっぶな!?
( 蒼より離れた ...遠い路地 ...必死に闇を躱す ....追いかけて来た者 )
『 ...前にも言ったが猫は気紛れ ...つまり、今ルコ達含めてだらけたい気分 ..それを否定するのはアイデンティティの否定 ...よって却下だデカ女 」
( ...何より見ている側からすれば此れはとっても面白くラッキーで ... )
「 良いじゃないか、ベッドは広い方が沢山寝れる....
...ルコはな!お前がちょっぴり!ちょっぴりだが ...嫌いだ! ..だから助けない 」
( ...あの輪に混ざりたいと思っているのか耳や尻尾は激しく ....
...しかしそんな態度を表には出さないと、人差し指をさして堂々と )
『 …知らないヤツには興味ないの 分かる? 』
( 銀杖を地に突き、不満な顔
…慣れた表情だ … そして面倒な表情… )
『 さっさと消えなさい
わたしの気に触れる前に 』
( 踵を返すと、… 反対側へ歩き始め )
「 … 初対面でケチゆーと嫌われっぞ?
ぁー。…しゃーない、… ふぁ 」
( 欠伸。… 手元の三毛シャム雑種を腹に乗せ
___空いた小脇に誘うように手を広げて )
…ほれ、こーい
『 私は興味が有るんですぅ〜〜 ...知ってる神様だから!ヤダ断る!でも断る ..待って下さいよぉ〜〜 』
( ...蛇の尾の様な物を垂らしながら近づいて来る ...
無許可で、着いていく ... )
『 ...サーイン、サインサーインッ 』
( ...某バニラのリズムでサインを強請る ... 謎が多い )
____________
「 .....き、きつい .... 」
( ..生臭さや見た目で生理的嫌悪 ...実際に見ると鳥肌が止まらない ...足取り重く ... ..銃も仕舞い、片手に懐中電灯を持って ..進む ...この先にいる ... 会う為に )
『 ...もう嫌われてる、だから慣れた ....風は悪戯好きだからな ...色々やらかしてたらお尋ね者だ 』
( ...獣人型から猫型へ ....普通よりもちょっとデカくて ...尻尾が二又ある ...薄緑の猫 ...若干黄混じり )
『 ...仕方ないから来てやった 』
( 嬉しそうに耳や尻尾は ..ぴょこぴょこと激しさを増す )
『 … なんなの… もう 』
_______こんなヤツと…
( … 自分、という存在や経歴が 回り巡っては
他ならぬ自分に枷を嵌め、何処にも湧き出す… )
( ____嫌悪 …後をついてくる存在と 自分への。 )
_______
___…( …あの少年を けれど、求めながら )
「 …嬉しいね、じゃあオレとぁ同じ穴のネコさ 」
( 寄ってくっつくネコを軽く撫でてやり
… しばらくは此処で動かないという意思を固める )
「 おーよ、…しばらく寝とけ 」
____どことなく暖かで 安全で…
『 んあ〜 ...もしかしてさぁ、嫌い?私ん事 』
( ...突然目の前に頭が飛び出す ...音も無く 急に前へと回ったのだ )
『 好きになって欲しいからな〜 ..何か私の良い所アピールしないと .... 』
( ...器用に後ろ歩きしながら ...どうでも良い事で悩む )
_____あ、私が人造なキメラとか良いアピールじゃ無いですか!?
_________________
「 ......ん ( ...近い、かな .....久しぶりの ..気配を感じる ) 」
_________( ...直ぐそこまで、近付く )
『 ....お前がか?デカ女 ...何かやらかした様には見えない 』
( ...身体を丸めて ...寄りにも寄って頭の上に寝転ぶ ...尻尾を首に巻き付けマフラーの様に )
『 ...まぁ、脅威からは一番安全か ...ならこのまま少し .... 』
( ....熱は ..少し、思い出す ......猫の ...リーダーを )
「 …… 」
( ___銀杖を伸ばし… )
[グイッ] ( "異形再生"の首に引っ掛け )
_____ズリ ズリ ズリ…
「 __っ さっさと、言う のよ!そー ゆーこ、とはァッ❗」
( __ぷりぷりと怒り散らして来た道を引き返す )
_______
「 ん、 … フロ 居たんじゃない 」
( そしてしれっと少年を… )
「ちょ、オーイ…
____んぶ。
( …顔の感覚はふっさふさ、ふっかふか。…
口は動かせても毛が中に入ってくる )
「(___…ぁ"ー、懐いたネコってのはなんでこーも、よぉ…)」
(…別に、良いけどさ)
「 …オレも尻の青い小娘の頃は、昔は親への恩知らずなワル、
…いーや くだらんチンピラみてぇなことしてたのさ 」
___それこそ授業サボるだの ケンカ三昧だの… へへっ
「 今となっちゃいー思い出だがよー?…てめーらみたいなの
見りゃ、よく思い出すもんだ …懐かしい空気ってヤツ、さ 」
( 空いた手で、…大きいネコを軽く掴み撫で )
『 あいたっ、やぁっと ...へはへへへっ!認めてくれたんですねぇ 〜 ... 私とぉっても嬉しいのですよ〜! 』
( 首 引っ掛けられてズリズリと引き摺られる ...しかし声色はとても豊かに 嬉しそうに ... )
『 あぁ〜 ...怒り散らかしてる所もまじかわゆいんですよね〜〜... あ、そろそろ一旦 スリープモード 入っときましょっと ... 』
( ........何より、呑気に )
____________________
!
「 よ、ぐっ!!大丈夫、だった!? ...こ、この辺 変な化け物達がうじゃうじゃって ...い、いるから ...! 」
( 蒼の声が聞こえた瞬間に安心した様な表情と 気遣う様な表情がごちゃ混ぜに ...近寄って ...傷が無いかを見る )
「 ...そ、それと ..さ? ..その ...えぇっと ...御免ね ..? ...中々、会えなくて ..... 」
( ...人差し指 モジモジしながら ...申し訳なさそうに 顔を俯かせ )
『 言っておくが不満は聞かない ....OKを貰った時点で細かい事は無しだ ... 』
( ...そよ風が猫の体中から吹きながら ...静かに身体を丸める ..ギロリと猫の目 輝かせ ....
.....尊敬する赤猫の匂いが微かに漂う事に安心して )
『 ..ふぅん、デカ女はヤンキー女だったって訳か? ...別にまだマシだとルコは思う ....ルコはもう ...色々盗んだり ....まぁ ....兎に角手癖が悪くてな?
...だから実質親からの勘当を今受けている感じ ...その方が何より 楽しかったし ...太陽に会えたから 後悔はしてないんだけれど 』
( ...撫でられる事には 悪く無く ..寧ろ気持ち良さそうに反応を続ける )
「 …っ なぁ〜〜に言ってんのよっ、怖がりなクセして… 」
____しかし表情 すす、と明るく
( 何だかんだと言っても嬉しい
心配してる事が、___私を想ってくれることが )
[ ひしっ ]____女のコ誘うみたいに肩を抱いて歩く
「 あ た し は、だいじょーぶ。…それよりアンタ… 」
_____僅かに悪げな 小さな笑み
「 この後、色々付き合ってもらうわよ?
ま あんたも悪いって思ってるんだし当然よね 」
______銀杖で引き摺られるモノへの気遣い 0
「 … ぉ〜よ、んなケチな事いぃやしないさ… 」
___いよいよ猫のロックで動けない
( … 匂いが得意なネコの事、… 浮気でも疑われやしないか
そんな別の心配を胸に、ゆぅっくり、と体を落ち着ける )
「 どっちだって変わらねぇよ、オレぁ バカで…
生きてんだからさ… そりゃ間違った事だって
教えられなけりゃぁ、いけないもんはいけないけどよ… 」
「 … お前や昔のオレみたいに
若いときのやんちゃは財産だぜ、もっと稼いどけ 」
____もふもふ、もふもふ
「 ....正直に言うと ...結構 ..怖かったし ...なんか変な人?っぽいのがいて ....結構飛沫とか掛かって辛い...んだよ、ね ....あは、は.... 」
( ...冷や汗だらけ .....安心し切ったのか 肩の力を抜き銃を腰に掛けて仕舞う ....肩を抱かれては ...びくっと飛び跳ねながら____ )
_____ぴぃッ!? ...も、もうちょっとお手柔らかにお願いヨグぅ .........!
( ....性別と立場が逆と思える程 気弱な声 ...不安そうに首を傾げながら視線は蒼の後ろへ ... )
「 ......え、ぼ ..僕は良いけれど ....えっと、そこの引き摺られてる人は ...? 」
『 ンァ? ....あ、私の事はお気になさらず! 今から簡易的スリープなので ....カップル同士イチャつきやがれくだせぇ! ....へへへはぁっ ! 」
( ....最後まで騒がしかった 謎の残るソイツは ....変な笑い声を最後に ...音を無くす )
「 ....なんか、アレみたいだ ...不良の先輩? ...まぁ、ルコも学校とかまともに行ってないから良く知らないんだけど な ....ん、あったかい ... 」
( ....憧れの太陽の先輩と同じ 熱 ....徐々に誘われていく、眠気 .....安心感 ....警戒心も解れていく )
「 ....ヤンチャしてる方が格好良いし ....なんか、つよそ〜に見えるとルコは思うんだ やり過ぎなのは分かってるけどな!
....でもま、後悔はしてない 」
( ....身体を擦り寄せる ....もふもふの緑の毛を押し寄せて .... ...風が少しだけ内側から吹いているような気もする )
_____...デカ女にもっと早く、出会ってたかったぞ
「 グズグズしてないでさっさと行くのよっ!
ったく、相っ変わらずふわふわみたいねアンタ… 」
( 殆ど無視して路地から引っ張り出て… )
「 …じゃ まずコイツを預けに行くから…
"安楽診療所"に向かうわ、途中 買いたいものとか
食事のリクエストとか 考えながら歩きなさい けど
あたしから10m離れない事。上下左右前後何処でも!わかった?」
「 …ふぁー… …ぁあ、そろそろオレも二度寝のお時間だ
… まだ、眠くないとか言ってくれるなよ…?」
( … 面白くも思える、可愛げのある奴だとも…
特に、素直じゃない様子は出会い初めの赤猫に
そっくりだった。だから…という訳と認めはしないが)
「 おれぁ…目ぇ覚めたらこのもっふもふだったのさ
眠くなるなって言われても、参るぜ… ぁぁぁ…ふ 」
( ___眼、ぱちぱち )
____ぁー… なんてェ?
「 そ、それ褒めてくれてるのかな ...ふわふわ、って ....ま、まぁ ..うんっ 分かった .....い、急いでついてくからそんな焦らなくてもぉ... 」
( 気弱にもじもじと ...一人の時よりも安心感は強くて 歩く速度も少し早い )
「 ...上下!?上下ってそれ僕もう連れ去られてない!? ...うぅ、そんなに考えてなかったんだけれど ...なにが、良いかなぁ ... ...こう言う所って見るのだけでも何処でも楽しいから逆に迷っちゃう ... 」
( ...下顎に手を当て悩む ...ブツブツと絶えず呟き )
「 ....何でもない ほら、眠いんならさっさと寝ろ ....さもないと .....跡つけるぞ? ルコ特製の 」
( 照れを隠す様に更にもふもふを押し付けながら ....んべぇと舌と牙を出す
...牙の先端は小さな孔が空いておりそこから空気をと言う芸当も____ )
「 ...似ているんだなぁ .... デカ女は 」
暖かな態様と_______赤猫に
「 ......起きたら後でちょっと付き合え ...良い、な? 」
( …少年への視線 半ば飽きれ )
「 … ま、いートコって考えときゃ良いの
それに関してはあたしも好きな部分だし 」
___と どつくように唐突ののろけ
[イライラ]「 っ… はぁ〜 ホンットふわふわねアンタ!! 」
_____通行人の視線は奇異の眼…(主に、蒼のせい)
「 …まず服を見るわ、近くにマーケットがあるから
寄って… 興味ないならお菓子でも買ってなさい。 」
「[んむぐ]」
____口も塞がる
( …立派な毛皮、ながらもふもふでふわふわな
暖かさを持った肌触りはいっそ暴力的ですらあり
直接、肌に触れてしまえば、一気に眠りを誘う… )
[ ・・・ ]
( ____寝息… )
( …集中が、緩んでか …毛皮の下でとても無邪気な寝顔… )
「 ...だ、だからこそさっきみたいに変な人?に絡まれてたら ...まぁ、威嚇射撃位なら普通にするから ..あ、安心して? 」
( ...ほんの少し照れながら ..どんと胸を張る ...実際いつでも銃は抜ける様にはしてる )
「 ...そんなふわふわ、してるかなぁ ...と、と言うか服って ..えっと、ヨグの?
僕のはこれで充分、だと思ってるんだけれど .... 」
( ...枝毛を触りながら悩む ... )
___現在の少年の服装 袖が余った黒コートを羽織り、赤ネクタイつきのスーツ ...腰元にチェーン付き。
「 .....ふぅ 」
( ...何故かどっと疲れた .... ...無邪気な寝顔を軽く揉みながら ぐぐぅ〜っと猫らしく伸びる )
______猫足でゆっくり離れようと立ち上がる
「 ...話は沢山聞けた、か ..ルコの役に立ってくれて嬉しいね 」
( ....もふもふの毛皮は毛並みが落ち着き さらさらに )
「 んなもんあたしがブッ飛ばすわよ 」 (…)
______
「 …服装だけならあんた、フツーに男子って感じね
ま、ご察しのとおりあたしの服よ。… あんたが言う通り
この服で下着が見えちゃうのも困りものなんだし 」
( 神官を思わせる蒼い服装 …ロングなのにガードは低め
____思わず、少年の視線を引くような言葉ながら… )
「 …なぁにジロジロ見てんのよっ ほら、さっさと歩くっ!」
_理不じ… [黙りなさいよっ] __…
____く〜…
( 気付く、事のない深い眠り
__無邪気とすら思える寝顔… )
___んひゃ …寒ぃんなら… はい…れ…ぉ
____れぎ …ぉん
「 ...た、頼もしい .... ..で、でもいざと言う時は僕も! 」
_________
「 一応 ....まぁ ..その、昔 ..間違われたからさ ....レッドのアドバイスも受けて ...男らしい?感じの服にして貰った ....! ....ま、まぁ ..ヨグの選んでくれた服も着てみたいけれど.... 」
.......し、した ....ぎっ ......
( ....一瞬そちらの方へ視線を移して 慌てて湧き上がった煩悩を振り払う ... ...ただどうにも気になっては
ちらりちらりと ..何度も見てしまう ...
...蒼の言葉で意識がハッキリとすれば少し早足に )
「 っあ、ご、ごめんっ! ...うぅう .....と、と言うか女の子があんまりそう言う格好しない方が .... 」
[ ぎろり ]
( その漏らした一言 ...名前に反応しては瞳を見開き ...瞬きもせずに獣のように睨み付ける )
.....やっぱりデカ女 ...お前は____
( ......近寄っては ....丸まり 体を押し付ける )
...おてんと様のあの人の手掛かり ....ルコはもう逃がさないんだ ....もう少し付き纏わさせて貰おっか、やはり。
( 意見や煩悩に抗う様子をほぼ無視し… )
_____此処よ
:…結構、シンプルなマーケット
____看板には "ALL" と…
「 …だから、"そんな格好" しないように
これから服を選ぶんじゃない …ところで 」
( …じろり )
「 "そんな格好"…ね
…言うほど目、引くような格好なの? コレ。 」
_______……不穏の気配
( …それでも、… 目蓋を下ろした彼女は起きない
… 吉が、凶が出るか … どちらで、あっても… )
_____眠さには勝てないものなのだ…
______〖北欧霊道__6番街〗
( …北欧の屈強な民草を育てる厳しい気候
だからこそ見上げる空はより青く、昇る陽は輝かしい
…体は覚える、生の実感を …この地が霊界であろうとも )
____………
___厳しい気候を息も切らさず歩むは "母" 。
____振り向き、… "子" らへと 呼び掛ける
「: 三人とも…足の疲れは大丈夫? 」
______ウォーキング。… 教育にも、生育にもよろしい
「 ...う、うぅん ...悪い視線は集めるから ....す、少しは露出を減らした方が良いんじゃ無い ...か、な? 」
( ....蒼の服装に目を向けない様にしながら、シンプルながらにして大きな店へと ..意識を集中させる )
「 ...確かにこれは、す、凄いね ....でも ..んと ...服、選ぶんだったら ..僕は不適切だったと思う、よ? 」
_____自信は無い ....そしてそれ以上に
「 ( ..今のヨグの服も、好きなんて ..言えなさそう、だし .... ) 」 ....葛藤
________.....はぁ。
( ....もふもふの毛玉。良く眠る身体に押しつけて安眠剤に .... ......慌てる必要は無い 時間はまだまだある ...だから )
「 .......今はゆっくり寝とけ、その"子"の為にも ... 」
( ....重ねて ....その眼を閉じる )
______そんな母にピッタリと張り付くのが ....紙子。
「 えっへへぇ ...うちは全然大丈夫!寧ろもっとペースアップしても全然へぇき ...此れは誇っても良さそう?鼻にかけても良さそう? ...かな? 」
( 何せ近距離から遠距離まで対応可能な能力 ...更に紙を集めて結構重たくもするので見た目以上には体力もあり ...子供の中では運動能力が高い )
「 ...ふぅううううっ!私もまぁ ...今のペースならなんとかいけそう! あ、でもでも ..ちょっとは落とした方が良いのかも?だってだって ..後ろ 」
( 程々に息を切らすも"まだ"健康的な汗をかき ... ...疲れも少し出つつ一歩程遅くしっかりとついて来る ...花想 )
......で。
...ゼェッ ...ヒュゥゥ ...ハァ ....ッッ ......
( ..普段は浮いてろくに体を使わない為 ...母から見ればかなり距離が空いた先に ...壁に手を着き息を整えるもこもこシャラル ..... ...息も絶え絶え ...其れでも、何とかついて来る )
「 …………… 」
(____なんとなく …なんとなくだが
着替えてほしくなさそうな顔…に 見えた )
( だが実際、自分も着なれた服以外を選ぶのは
…少し … …多大に気が引ける。言い訳になる、が
___互いに望まないなら… )
[ぐいっ] …行きましょ? …ロッソ
「 …気が変わったわ、… 服はまた今度。
…先に食事を済ましょ …何食べたいか決めた? 」
____流すのも …悪くはない
「: 勿論だとも、リン! …健脚を自負する私にここまで
付随して来れるのだから折り紙付きを進呈しよう!
…ソウも よく頑張るね。… シャラ…る… ___
______oh… 」
( …運動は、苦手そうだとは思っていた …体は華奢、
加えて殆ど活発的に動かないシャラル、…その為の
ウォーキングだったのだが… ___中々に予想外 )
「: …そろそろ休憩にしようか…
___シャラルーっ …此処まで一人で来れるかなーっ?」
( 荷物を紐解き …ひらけた公園の一角にシートを広げる。
…次女、三女の頭を撫でること …長女への呼び掛けも
決して忘れない ______明るみがとても心地よい )