…あんた、分かるだろ?
何処へ行くかも分からん時に…
酒の一杯も飲まにゃア 足も働きたかねぇさ
____見えて来たぜ …安心しなよ、あんたは銭なしで良い
〖映世の河原〗に冷てぇ所は無いんだぜ…
「ッ…」『テホプさん?』
( __容赦なく続けられる愛撫 …漏れそうになる声
…思わず口を手で抑えれば、ナースは心配そうに )
____
ちゅくっ …ごちゅ …んちゅ …にゅるっ
____
( …猫耳、出ようとする度片手で戻して
布団が動きかければ足で違和感なく整えて
__尚且つ会話と、表情に集中する… )
『 気分悪いですか? …食べ過ぎとか… 』
「 い …ゃ …か かふゅん… か… な 」
『 …花粉症… …窓、閉めておきますね?
お食事、置いておきますけど …何かあったら… 』
[ビクンッ!]「!!ッ…よ …ひょぶ…ッ …よぶから…ッ」
____もう …いひ… いぃ… から…ッ
( __必死の様相、…ナースは不安そうに
部屋から出て行く ___"姉御一人"になる部屋。 )
…ン…ん …ん… ゥ…ッ!
___手で口を抑えて …
( ...静かに擦り寄って来た矢機を優しく受け止めて ...軽く頭を撫でて ...癒し癒されながら
...微笑みを浮かべて、話に本腰を入れやすく ...改めて気持ちを整理する )
「 ...あぁ〜 ...なるほどね ...確かにそれは、勘違いしても仕方がない内容の伝達で ...それでか、つまりは 」
( 若干頭を抱えて ...納得をしてしまえば、溜め息がつい出てしまう ...悪気が無かったとは言えそのミスが無駄な戦闘を招いてしまったのには変わりない )
___スカウトに関しては、問題無いよ
ただし私は医者だ ...死者よりも生者を優先して診て
... ...可能な限り欲求を満たしてあげたい
「 ...それでも構わないだろうか? 」
( ...黒機の背中を指で伝いうなじ部分を何度も押しながら、男に問う ...それは恐らく譲れぬ想い ...
死後にその欲求を解消するのも役目だけれど ...それ以前に死神も少しは余裕が出来る ...そう言った流れを医霊は作りたい )
__...本音を言うならば、私なんかではお役に立てない
過大評価をし過ぎている ...なんて弱音を吐き出したい
...しかし此処まで信用されている事
そして矢機の前と言う些細な事がプライドを保つ為
...吐きたい弱音を飲み込んで 人聞きを良くする ...
....腹八分目、それでも気持ちは満たされた
___て〜〜ほ〜〜ぷっ ...
___てほぷぅ ...んぷっ、はぁ
___あねご ..あね、ごぉっ
“ “ “ だい すき ” ” ”
( ナースが去った事を知り、布団の中からそれぞれ
..眼を光らせて ... ...肉体を堪能する、貪る ... ...情欲を味わい続ける )
浮かべる笑みは喰らうもの
滴る唾液は、捕食者のそれ
骨の髄まで、隅々まで
そう言う痕をつけちゃって
子を作り 交わり ... 静かに静かに
姉御を虜に、しつつされつつ ...
....添える口を無理矢理猫の手が外す
何も隠さないように ....ね
(…了承の途中で手のひらを見せ、話が遮られる)
〖 相応不全の否。元より雇用程、本格的な事は
計画してはおらず、…その上 あれ程の御迷惑を
お掛けした上で貴女方に不自由を課すなど
…仮にも神を冠する者の名折れ。そこで__[プルルッ]〗
(電話の音が会話を中絶させる …〖失礼〗、と
レグナントは席を離れ 電話の相手と何やら応対し…)
(…)
〖 …お恥ずかしい話ですが 急ぎ、対応せねば
ならない事が起きまして… …R-13B、プランの提示と
お詫びの品の贈呈を。___失礼します 〗
( せめて頭の下げ方を懇切に終え…
銀翼ユニットを装備し、…死神はその場を去る )
_________
『 …エェート… …まずセクハラやめよーよ、ねー?』
( ふてぶてしく医霊の指を払い
…戸棚に寄って何かを探す黒機 )
『 …体の肉が少し厚くなった気がするね ルージュ…
今度、運動しようか? マラソンが良さそうだよ 』
___矢機は…医霊のお腹を…空気読まずにつっつく。
__ん …ふぁ…ぐ …ぅっ… …ひゃ… め…っ__ふぁぁ…っ
( 緊張と警戒と…張り続けた意識を弄られ続けて
もう色々敏感に、唇重ねて ざらざらなネコ舌を
絡められる度 …張って掴まれた双椀を…まるで
乳牛のように絞られ …揉み飲まれる度に
…__秘唇を雄のように叩き付けられる度に
__受け止めても …小鹿のように体は細かく震えて )
___漏れる雌の声を …どうしようもなく晒す
…んっ…む、…ひゃんっ にゃぅ…
ぁ…ぐ …ひっ… ぅ …う、…あぁっ…ッ
_______
たっぷり …搾られ、…貪られ尽くしたあと___
『 …ったく 』
( …ちょっぴりぷんすか模様で食事をしつつ
…服も着直した姉御が三匹に方頬を膨らませる )
『 …後がつっかえて産んでほしいのも分かるし
寂しかったのも分かる ったってよぉ?
あんなにサカる事ってあるかい、…このちび供め… 』
__本気では怒ってない …眉間から目下が少し赤く染まる
「 ....良い所で ...ま、まぁ仕方が無いな
...話をしてくれて助かったよ、ありがとう ...れぐ、なんと。
...また機会があれば是非 ...もし次会う事があれば、今度はもう少し砕けてくれて構わないからね 」
( ...此処に来ての台風の目が去る事 ...もとい
矢機に対する抑止力、が減る事に対していささか不安を覚えるものの、急用を止める訳にはいかず ...銀翼をつけたかの機械を手を振り見送る )
____は、ぁあ〜〜 ....
緊張の糸が途切れ、体の力が抜ける ...しりあすむ〜ど
終了の合図
____________
「 あ、すまない ...まぁ、先程の一件に関しての罰という事で ...アレだけで済ませる事にしよう 」
( ...手を引っ込めつつ ...黒機が探している間に
撫でた指を舐め上げ ... 悪く口を三日月状に__ )
むにゅ
ぅ ... 「 ...そ、それは余り、言わないで欲しいなぁ
...ドリフト ... ...余り、走るのとかは
したくないの、だけれど ...ねぇ... 」
( 矢機の指摘は的確で、突っつけば少し余分な位柔らかい ....良く捉えれば前より成長、悪く言えばそれも不健康 ....
...流石に顔を赤らめるしか無く、徐々に声色は小さく .... )
_______疲労がたっぷり身体に溜まる程
....た〜〜〜くさん、発散した後に
( ...部屋の隅にて ...同じく服を着直して
___一応反省してるのか、全員正座 .... )
「 悪いのはテホプだと思うんだぞ〜 ...
少なくとも、あんな匂いや熱を感じたら自分は我慢出来ない! ...する方が、酷だぞ ... むぅ 」
( ...同じ様に頬を膨らませて言い訳ばかり。
...正直なんやかんやでやり過ぎたというのは
猫が一番自覚してる ...かも?
...それはそれとして、食事に対して ...
...鼻を鳴らした後にジィッと目線を向ける )
「 ...ふふふ、めでたい事だったからねぇ ...つい 」
( ....思わず酒瓶に手を伸ばして ....
...歯軋りして、震える手を止めて
..口内を涎で満たす位には欲しいけれど ...
少なくとも、まだ、まだ飲む気はないって
禁酒を継続 ...鬼の嘘は、とても大きい約束だから )
「 ...スイマセンデシタ 」
( ....事の重大さって物を一番理解してる緑子
...頭のてっぺんから煙を出して小声で早口になる
...それ位には色々悶えている )
三者三様、それでもしっかり ....満たされた事に変わりは無い。
___エェト どれどれ…
(黒機は言われるままに関連の書類を山と積むと
丸小眼鏡を掛け、…雑談混じりに内容を端折り初める
時間が必要なようだ __矢機が医霊にまだ絡む)
『 …タイミングが良かったね、副業なり …何なり
忙しさが足されれば 運動の足しになるかもしれない
もし…カロリー燃焼が追い付かなくても安心して、
キミを後ろからモーニング、カウのように蹴飛ばしてでも
この辺りをランニングさせるようにするから。』
____黒機が説明を初め、…矢機は黙った
…副業は嫁にハードワークを付け足される為の…
口実に使われるかもしれない。__暗雲を感じて
…医霊の話は、此処で一旦途切れる事となる__
_____…銀翼が 轟音を撒いて飛翔する
… 河原に。続いている日常を目掛け…
____忍び寄る …"闇"への睨み
〖献立表〗
白米 山盛り手羽中唐揚げ 豆腐とワカメの味噌汁
食用サボテン サニーレタスサラダ みかん2個
[じろ〜〜〜〜りッ]
(ハングリーが漏れる二匹を姉御は眺める
見てりゃ、もろばれ。…溜め息ひとつで次に…)
「 …そりゃ不可抗力っつー …てか盛り過ぎだい
いや、まー 誘ったオレもオレで悪いんだけどよ
[__コロ,…空き皿に15本の手羽中を載せてベッドの下に]
ほれ …ちと多いから食っときな__ んで 」
_____鬼と、…緑子へ手招き
「 ダッコ、ヴェル …来な 」
[緑子をお腹に乗せて抱き、…鬼子傍らに寄せてやり
片椀 …露にして 未だに染み出る甘い …液を飲みやすく]
( 世話焼きに関する欲求が深くなっているのを感じる
…何より自分が雌で、分からせられた事には少し…
嫌気、を思考で感じて …心では静かに喜ぶ )
…はぁー
___ネコに、…付けられた時と同じ感覚を覚える
…お腹を撫でながら 確かな喜びと…少しの、…溜め息
「 …リベンジマッチは延期になりそうだ 」
「 ...ほ〜んと、テホプは優しいんだぞ ...
...そう言うところが大好きなんだけれどな!
[ がぶりっ! ] ....んっ、は〜〜〜 ...うんまいぞ〜〜 .. 」
( ベッドの下に滑り込みながら ...手羽先に齧り付く
...肉汁が溢れて、口に広がる美味に ...幸せそう ...
...がぶかぶ、骨にまで喰らいつく音が静かに響く )
「 ....くふふ、今とっても幸せだぞ ...自分達 」
( 三人だけでも最近は楽しいけれど ...やっぱりそれ以上に、精神的支柱が一本あれば ...楽しさは倍増するし ...幸せも増す )
___いつも以上に、笑みは絶えない
[ ちゅ〜〜 ... ] ( 甘く、弱く、吸い続け ...ニタァと口角を上げる ... ...出来るだけ刺激はしない様にしながら ... ...心から、酒以上に悪酔いして )
因みに緑子は____
[ きゅうぅ〜〜 ... ] ___限界に、姉御の身体の上にて気絶する。
...既に三人とも、姉御色に染められて
「 ...あたいでよければ、いつでも付き合うよ 」
____舌先に甘蜜を一雫乗せて ...喜びを満たす様に
___ん…
(鬼の言葉に …手を払って制する)
「 いや 違うヤツさ …オレだって
お次の子種を貰う旦那を殴りたかないからねェ 」
[軽く茶化して笑み溢し]
「 …〜♪ 〜♪ 」
( 口ずさむ小さな子守唄 __意識を落とした、
半ば眠る弟分にゃァひと撫でふた撫で …
オマケで軽い歌で布団を掛けりゃあいい )
___すっかり… 三匹色に染まって奉仕を続け
___河原都市部 都市部に到着しました お降りの方は・・・
…へぇ〜 でっけぇ街だな、こらぁよぉ…
(駅を発ち 今も霊が営みを続ける都市を目の当たりに
黒服を連れ立つ強面は …広大なその規模に感嘆する)
「 では 私はこれで 」
__黒服は、急ぎのようだ
振り向く強面 …呼び止めはせず
『 おゥ あんちゃん、わざわざありがとよ 』
_______
『 さァて …どっから探すかなァ
ま ボチボチ行きャそのうち … 』
( …強面、街へ__ )
________
___授乳 …それが5分を越した後…
( …鬼ん子や弟分の背中に撫でをする最中
ふと 先ほどの発言を思い出して … )
「 んー ・・・ お前ぇら教えた事あったっけ?
さっき言った …素手喧嘩で負けた相手の事… 」
___多分、言ってなかった気ィするけどよォ…
[…もふもふ]
( 鬼の髪毛 …中々の具合に
ネコとやるようなじゃれつき。 )
_____癒され中の三匹
( 猫は食事をとっくに終えて、そのまま夢の中へと丸まり入って ...緑子もウトウトと夢見心地 ...撫でに安心をすればする程、心も体も安らいで、ただ静かに ...目を閉じて行く )
年長のみが、酒も抜け始めながら起きていて
切り出された発言に、首を傾げる
「 ...んいや、あたいらはそんなの聞いて ...ないとおもうよぉ? ...ふ〜〜ん、何さ?仇でもとってほひいって? ...ふへへ 」
( 猫よりも柔らかさは劣るものの、触り心地の滑らかさは格別で ....透き通る様な水色髪は、かなり珍しく
それでいて、城の中でも例外に近いと言える )
緩いじゃれつき、降り立った気配に気付かず
平和ボケ、をしてしまっている
( 滴る絵筆の、束ねたように滑らかな青髪は
手ざわり1つで質の良さ 育ちの高さを充分
以上に思わせる __そしてネコにもやるように
…熊手形に開いた右手の豪快な手櫛で髪を解く )
[(___大層なツノには注意を払いつつ)]
「 いやぁ …おめぇらにはちょっと無理かもな〜…
っと[くしくし]… ひひ、何となくだけどヨ
…おめぇら辺りに話しといた方が良いみてぇだ 」
( 左手でお腹をしっかりと抱いて寄せる
身長の違いで、姉妹とかに見えるかも… )
「 中でもおめェが起きといて良かったぞ
…こんなかじゃ、たんと聞くのも覚えるのも…
落ち着いてんのもおめぇが一番だもんなぁ〜
___ひひっ…このやろ [わしわしわし]」
[(荒っぽく、…頭を撫でて)]
( 額に生えている一角は正に鬼の象徴 ...言わば誇り
...一応青鬼、これでも“名家”の出であり ... ...酷く酒好きではあるものの、食事の作法やマナーはしっかり弁えている ...なんて 無論誰にも言った事無いが )
「[ むっ ... ] ...あたいらの事、ちょ〜っと舐めてないかい? ...強さだけなら指折り付きだって言っても過言じゃないってのにさぁ〜 ... ...ま、聞かせてよ...なんやかんやで ...あたいとテホプ こうして二人で腹を割って話すのは初めて、だしぃ ? 」
( ..小さいけれど、猫とは違って膨らみは若干ある
...硬めだし、基本的に和の服を好む為 ...分かり辛いけど ... )
「 そりゃ ...酒飲んでないあたいだよ? ...それにま メラーやダレちゃんを引っ張るのは ..あたいじゃないとね ... ...ん、へへ ...ぁ〜〜 きんもちぃ〜〜 .... 」
( 褒められて悪い気はせず ...寧ろ撫でられる事で嬉しさはよりブースト ...少々酒飲みたくなった気分を抑えながら ....嬉しそうに笑い )
___責任感は、若干強め ... ...だからこそ
...赤子の世話も 一番考えてたりする
「 残念。オレから見りゃぁまだまだだってのさ
…そーゆー、自信たっぷりのオレが未だに負け通して
仕方なぃ奴なんだ …ま 聞いとけ ____ 」
(__大きさなんて 可笑しくなるような胸の厚みで圧し
…懐かしむ様子で当時の記憶を語りだす)
[ 当時 人間として6歳 ]
____
「 …人間っつー生き方に触れ始めたのはガキの頃さね
その頃のオレぁ …いっちばんヤンチャしてたのさ
まだまだニャルと並べてギャーギャー言って聞かない
姉貴泣かせなバカ妹だった。…そんなんだから… 」
( 鬼ん子の小さな手をくるりと包んでぎゅぅと握り )
「 姉貴を一回、本気で怒らせやがってねぇ
思いっきし喧嘩したあと家から出て行っちまった 」
__あぁ家出さ …バカやってたもんだね
「 …とーぜん、メシもなけりゃ寝るとこもありゃしない
けど …バカなオレにゃぁ今さら姉貴にワビ入れるって
事ぁ、ずいぶん情けなく思いやがってたのさ …で
くだらないプライドでトボトボ、外の世界を歩いてたんだ
それでもう限界、…ってとこで …オレぁ眼ぇ付けて貰えた
___"おやっさん"。オレの親代わりとの…出会いだよ 」
(…懐かしさに、微笑を溢して鬼の頭に顎を乗せる
__ひんやりとした空気がとても、心地よい)
_____そのまま…じぃっと話すのも暇そうで
( ちょっとばかし、…悪ぅーい手つき
抱いた鬼ん子の 魅惑的なお腹をさわり撫で )
「 っても、おやっさんは真面目な人だったけどよ
オレぁ懲りずに学校行っても馬鹿やり放題な有り様さ
…一発、センコーからぶん殴られてちったぁ…
まぁ …真面目に工業学び出しても、代わりに
色んな奴らと喧嘩ばっかやっちまった。…ひひっ 」
(悔いるような口調…の、割には楽しそうな顔をして
___懲りたり反省していた訳ではなさそう)
「 人間相手に腐ってもラトテップの血筋だ
とーぜん。毎日負け知らずで通ってたんだけどよ…
…唐突に、突然オレぁ負けた。そりゃもうコテンパンに…
下らねぇプライドも自慢の腕っぷしも …へし折られた 」
____ 邪楼 影。…ってバケモノにさ
..暫し整理をするも ...あまりにも不可解
「 .... ....人間、相手? ...ただの、人間に?
...負けた、ってのかい?テホプが? ...どんな化け物なのさ、それぇ 」
( ...過去の重なる部分がどうにも ...不思議と
“氷鬼”自身にも重なる事柄が多く ... ...つい聞き入ってしまえば ...笑って、笑って、 ...信じられないとばかりに驚く )
怪力は鬼に匹敵し 体内の熱は猫に匹敵し ...また細かな技や技術は更に其れらを底上げしている ...そりゃあ此処までなるのに長い年月が掛かったかもしれない、されども
‘人間’相手に敗北するその姿は ...想像も出来ない
( ..お腹、ぷにぷに ...でも冷んやりとしていて
...数ミリ冷気の壁を鬼の周りに作れば ...抱けば抱く程、冷気が程良く気持ち良い物に )
......興味と畏怖は同時に心身に降り掛かり
そしてまた ...好奇心が身を包む
...どうにもやはり、鬼の血には逆らえないらしく
「 ...それで、その後はどうなったのさ!? 」
___目を輝かせて、昔話の華に過剰な程水を注ぐ
「 まーまー 順序踏ませるくらいは待ちな。
…そーだなぁ… ヴェル、…一発負けたってんなら
おめェ、オレが何しようってタマかぁ分かるよな?
…けど、ヤツは偶然やって来たらしくてよ?
あいつが叩きのめした不良の連中に聞いたら
治療費払って、どっか別の街に行ったらしーのさ 」
___("勝ち逃げされた気分だったねェ"…それはそれは
残念無念を、声に含めば 十全とはっきり 伝わるほど)
「 …… ホントによ? …歯が立たなかったのさ
殴る蹴るも、…火まで吐いてオレぁ挑んだ。
…けど そいつは受け流すばかりで、ちっとも
喧嘩に乗ってこなかった。…聞いてみりゃぁよ
" 生憎、拳を痛めてね "… 逆に気を使われる始末さ
むかっ腹を立てて、…我が儘言うみたいに
何度もオレと戦えだ、…逃げりゃ追うぞと
ずぅーっ…と、叫び続けてたらよ…
___一発、…右ストレートの一撃だけで
おれぁ… ブチのめされちまった。」
( …ちびちび、小さく当時の事を細かく説明する
未だに覚えている鳩尾に喰らった鋭いパンチと
…黒いコートにスーツ、帽子というお堅い出で立ち
__のちにリスペクトして自分も着たという服装
… 丁寧な話し方、___謎だらけの大男。 )
____けどよ…!
「 …あの時たぁ、違う。オレぁもっと鍛えたんだ!
今なら …リハビリすりゃあ、あいつにだって…
っと、…まぁ 忘れきれねぇんだ。
また見つけ出して… 勝たねぇことには…よ! 」
(__凍てつく、鬼を抱きながらも …内なる鉱炉は
メラメラ燃えて …焼けつく石炭のような煌めく瞳に
…"盗み聞いた話"で、期待が踊る外の街を映す…)
「 …そんな事があったからよ?…此処に来ることにしたのさ
ふるさともいーけど。…おめェらの若頭に届いた手紙…
それと、…ニャルから聞ぃた話によりゃあ…
___此処に …この街に。… ヤツが、居るらしいんだ
…名前だけしか録に知らなかったあの野郎…が、さ!
…っと、…まぁ まずは、リハビリなんだけどな 」
(…熱くなりすぎた。…鬼の、指を握って ぎゅっと抱く)
「 ....狐にでも化かされてるんじゃないかって言いたい位 ...とても不思議で ... ...人間じゃないみたいだ
...しょ〜じきタフネスだけなら ...それこそ 鬼に匹敵するテホプが ...一撃で ねぇ 」
( ...聞けば聞く程信じられない ...だからこそ 戦闘意欲と言う物は妙に湧き上がり ...敵わないと分かっていても挑みたくなる 一目見たくなる ...その暴力的な強さとは反比例する様な 見た目と言動でも ... 例え中身が親切極まりない者でも )
[ うず うず ] ___猫では無いけれど
闘志の炎が溜まり始めて ..
「 ...うんうん そうだねぇ ...ふふ、なら
リハビリに ...2人同時に戦ってでもみるかい?
...あたいとあの子(ダレット)か
レギオンとあの子か .....それとも
あたいとレギオンの ...激強コンビか! ...なぁ〜んて ...勿論先ずは、体を治してからなんだけどさ? 」
( ...鬼と猫のコンビ を口に出した時
普段のへべれけ鬼からは感じられない圧と寒気
....姉御が未だ知らない“強さ”を軽く感じながらも
...抱かれながら 鋭い歯を見せながら笑い )
熱くなった身体は ...ゆっくりと冷まされて
でも僅かに秘めた ...灯火は消す事無く
久しぶりに ... ...鬼も血に飢える
「 ま、その影って奴とやる時ゃ ...お望みはタイマン、だろう? ...ふふふ、なぁら ...あたいらは邪魔しない! ...プライドを取り戻す為にはその方が ... ...燃えるんだろう?テホプ的にもっ 」
( 愛用している ...姉御特製金棒の手入れと
秘蔵の酒の準備をしなくてはと思いながら )
___狸寝入りしている猫と弟分に目を向けて
....こっそり、ウィンク。
『へっくちっ』
_____[どこかでおきつね]
「 …んー、でもダッコの番でもう …やっちまったし
あとおめェら此処が病院だって忘れてンじゃないかぃ?
___まぁったく患者としての信用も無ェからよぉ?
…ヤツが見付かって 戦えるようになる頃には
どっか行っちまってそーだ。…さぁて
… でも戦りたぃからねェ…どぉすっか 」
___腕組んで、…考えは深く 悩みめいた様子も見せる。
なにより自分で分かってる、…てめェ独りの身じゃあねェ
…かといって ___戦えない現実を公開したりはしない
(…何処かしら、雰囲気はすごく淑女らしくなって
__どうも 療養している間は、この状態が続きそう…)
「 … 戦れねェんなら戦れないで、そんじゃァ
…いっそ だぁんなさん方にカッコいいトコでも
見せて貰うったァ贅沢言い過ぎかい? …ひひっ 」
____豪気で、満面。「ま、いーや」って感じの笑顔。
… ま。別に …よ?
[ぎゅぅ〜] _____"kiss"
( 鬼ん子を片手に抱いて …顔を眺めながら
下手っぴで __冷や汗流しながらキスを投げる )
「 退屈しなぃってだけで
オレあ結構満足だからねぇ。
…んだろ?… だぁんなども🖤 」
_____無自覚に …労うだけの筈の …誘惑。
________________
__ 姉御が居る病院より、それほど離れていない場所…
だぁんなさまぁ…
ほぉんとにこの辺りですの?
( …真夏の陽射し。__余計とも、必須とも
意見は別れる陽光が再現された光が降る
そんな…川原の暑い日和の中、日傘に潜み
…魔人と、幼竜と連れ立って歩く黒い少女 )
「 …"影国将軍"、直々のアポイントメント。
重要なコトでしょうけれど、なにも __
天下往来の場に建ってる個室カフェだなんて
…行き来に困ってしまいましてよ … 」
____此処へ至る前日の夜…
:甘える黒に …呆れて受ける魔人。…営みの夜更けに
突然ポストが音を鳴らし 開けてみれば影色の便箋。
___丁寧なアポイントメントと 奇怪な判、
…黒は不振がりながらも 留守番を
申し出た魔子を破壊者に預け
川原の一角へ家族で向かう…
_____[ペロリ]…
(幼竜はアイスクリームを舐めながら
…とことこ、両親について歩く。…)
....ふふふっ、あぁ、もちろんだよ ...てほぷ!
( ...恋に酔う鬼は ...投げキッスだけでもやる気は充分に注入されて ... ... ...退屈させないって言う決意と ...
しっかりと ...自分達のかっこいい所を見せ付けてやるって ... ...贅沢なお願いも ...希望を叶えさせる )
「 しっかり、あたい等が責任を持って
....療養、してあげよう ...ふふふ だからまぁ
ゆっくり、休むんだよ? ...あたい等の
花嫁、さん ...! 」
( 静かに燃えて ...そうしてまた、結ばれる
...その為にも 彼女達の努力も ...あぁ、更に もっと )
____さて、その件の男は ...?
____________________
「 ... ...此処な筈なんだよな ...なんにせよ、交渉か ..はたまた堂々とした果し状かはおいといて ...呼ばれたからには、来ないといけないだろ 」
___魔人 街へと到達
___.....てめェ等いい加減にしろよ、なんて
破壊者の一言が聞こえた気がする .....
「 ...ま、もし本当に危なそうだったらさ ...
さっさと逃げろ ...な? ...にひひ 」
( 暑い陽光には負けず ... ...楽しそうな笑みを浮かべながら ...幼竜の頭を撫でながら
...自信はたっぷり ... ...期待と ... )
やる気って奴を漲らせて ...向かうは面会の場
「 あらあら、生意気仰いますこと。
だんな様こそ 普段面倒がお嫌い
なのでしたら、この可愛いお嫁の
後ろにお立ちになればよろしくてよ? …くひひっ」
( 似た者夫婦。…小馬鹿にするように
だけど純粋に楽しそうな笑顔で向き合う )
___暫く進んだ先で…
"個室カフェ ___〖ショート・メイソン〗"
: … 黒い建物に、こ洒落た装飾が施され
草木は意外と調和を図ってくれるカフェ
「 あら。わたくしみたいなセンスですこと 」
( 料金を眺めながら …黒はひとこと。
わりかし人気なのか、予約制だった )
: 中から1人、スーツ姿の従業員が進み出ると…
『 "ショート・メイソン"へようこそ。
〖イニール夫妻〗様、予約は承っております
…"122"室へどうぞ【邪楼 影】様がお待ちに… 』
___合鍵を差し出す…
「 ...最近体が鈍ってるのも事実だからねぇ ...
そぉれに ...にひひ ...偶にはかっこい〜旦那様に頼ってみろよ? ...そもそもナイアはそんなに武闘派じゃ無いでしょ ...ふふ 」
( ...時々頭を撫でて ...それでも 明るく 怯まず
...それでいて、楽しそうに )
_______カフェ、到着
「 ...おっしゃれぇ〜〜〜 ... 」
( ...辺りは見渡しながらも ...金銭面は見ない事にする 見たら気が遠くなりそう ...
...合鍵を受け取っては くるくると人差し指で回して 刻まれたNo.を目に抑え )
「 122 ...122ね〜 ...よぉし、行くか 」
( ...幼竜と黒の機嫌や様子も確認し続けながら..
向かう足取りは何処かるんるん気分 ... ... )