バスケも恋も頑張ります!

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1:ちえり:2014/07/06(日) 18:44 ID:dxE

友情&恋愛小説っぽいの書きます!
よろしくお願いします。

101:ちえり:2015/01/02(金) 09:11 ID:2V6

私たちの総体は終わり私は緊張から解き放たれた。

最初ずっと体がガチゴチだったが、体がほぐれている。

みんなも、緊張がほぐれて、楽しそうに話している。

中には疲れて寝てしまっている人もいた。

今日は試合出た訳じゃないけど疲れたな。
これからは10人。
迷惑かけないようにしなきゃ。
今日みたいに、後悔しないようにしなきゃ。
頑張らなきゃ。

私、ひま、梨亜さん、梨里さんは同じバス停でおろしてもらった。

私は、家に帰ると、すぐに寝てしまった。

102:ちえり:2015/01/03(土) 18:25 ID:Gp6

私は、次の日学校に行った。

朝から、日が照りつけて暑かった。

勝ってたら、今頃体育館に居たんだろうな。
勝ちたかったな。
私は試合に出てないしえらそうなこといえないけど…
先輩たちのためにも、勝ちたかった。
何も出来なかったが、最後は嫌だ。
私がもっと動いてたら、良かったのにな。

ひまとの待ち合わせ場所にはもうひまが来ていた。

「ごめん。待った?」

「ううん!全然。今来たとこ。行こ!」

「そっか、ならよかった。行こ。」

ひまは、落ち込んでないだ。
私はこんなに落ち込んでるのに…

私たちは、駅に行き、汽車に乗った。

「舞ちゃーん!」

ひまとクラス一緒の亜美ちゃんが呼んでいた。

ひまは、少し戸惑っていた。

「ひま、亜美ちゃんと座りなよ。私あっち行くから。」

ひまはビックリした表情で私を見た。

「いいの?ありがとう!」

そう言ってひまは、亜美ちゃんと同じ席に座った。

私は、あっちいこうかな。

私は、ひまと逆方向に向かって歩いた。

「真穂。ここ、一緒に座ろ。」

子猫みたいなかわいい小さな声が私を呼んだ。

私は、その方を見た。

103:ちえり:2015/01/05(月) 18:03 ID:p2Q

私は目をまるくして驚いた。

「光。良かった〜元気になったんだ。って汽車だったんだ。」

私は光の隣に座った。

光に会えて、さっきまでの暗い気持ちが少し吹き飛んだ。

「元気じゃないけどね。昨日も学校行ったんだけど、総体で運動部誰もいなかった。真穂たちはどうだったの?」

私は表情を少し曇らせた。

「負けちゃった……私は、最後迷惑かけて3年生の最後を締めくくっちゃった。ダメダメな後輩になっちゃった。昨日負けたから、私たちは今日学校来てるんだよ。勝ってたら、試合出来たのにな…」

「そっか…なんかごめんね。」

光まで悲しそうになった。

104:ちえり:2015/01/05(月) 21:35 ID:oyY

私は、少し慌てた。

「なんかごめんね。」

「ううん。大丈夫。でも、負けちゃったんだ…」


「でもさ、この学校ってすごいと思うんだ。」

「どういうとこが?」

光は不思議そうに私を見た。

「この学校って小さいでしょ。全校生徒、確か160人しかいないんだ。3年生合わせたら、女子バスケ部18人、男子バスケ部30人、男子バレー部23人、女子卓球部26人、男子卓球部21人、吹奏楽部、20人美術部22人しかいないんだよ。しかも、部活行かない人が多い。一応、水泳部と駅伝部もあるけど。野球はないし、テニスはないし、バレー部には女子入れないしさ。」
光は私を尊敬するような目で見た。
「す、すごい。よく覚えてるね。で、何がすごいの?」

105:ちえり:2015/01/08(木) 16:01 ID:4fM

私は少し悲しい顔になった。

「女子バスケ部は、毎年負けっぱなしなんだ…でも、私はどこの学校よりも強いと思うんだ。仲間が本当にいい人で、練習も毎日真面目にこなしてて、一人一人が頑張ってる。実力だけのチームなんて強くないよ。女子バスケ部だけじゃない。バレー部だって来てない人多いのに頑張ってる。男子バスケ部も、練習とか真面目にやってる。他の部だってそうだよ。小さな学校でも、少ない人数でも、どんなに弱くても、一生懸命頑張ってる。最近は、男子バスケ部強くなってきたし、卓球部もいい感じらしいよ。」

「そうなんだ。本当にすごいね。私、そんなすごい学校に通ってるってことが誇りに思えるよ。」

「私もだよ。だから、どんなにつらいことがあっても、そんなすごい学校に通ってるってことはすごいなと思って、来るように頑張って。」

光はなんでわかるの?というふうにびっくりして私を見た。

「な…んで知って…」

「分かるよ。そんなこと。光の元気じゃないって言葉を聞いて絶対そうだなぁと思ってさ。」

「そっか…真穂には隠し事できないね。」

光は少し悲しそうで嬉しそうな顔をした。

106:ちえり:2015/01/12(月) 23:04 ID:2V6

私は、光が少しでも学校にくる時間が増えてほしい。

光がまた転校する日が近くなる前に…

私は光がまた転校するんじゃないかと薄々感じていた。

学校になかなか来れてない人は目をつけられる。
転校してきたから、注目も浴びる。
いじめられる可能性は大きい。

それだけはどうしても避けたかった。

駅につき、私たちは汽車から降り、学校へ向かった。

今日は教室がやけにうるさかった。
普段は、廊下まで聞こえてくる声は、階段まで聞こえていた。

その声は、笑い声と共に耳を塞ぎたくなる言葉が聞こえていた。

私と光は、階段で立ち止まってしまった。

光はうつむいたまま動こうとしなかった。

「待ってて、できる限りの事はする。」

私はそれだけ言って、光をおいて教室に入った。

「あのさー階段まで声聞こえてる。うるさいよ。先生に聞かれたらどうするの?」

私は、みんなの注目をあびた。
その中の、紗由が口を開いた。

なんか私言い方悪かったかな?
いい感じにまとめたと思うんだけど。
もしも失敗してたら私は、終わり…

「えっまじ?階段まで聞こえてた?まじかーはやく気づいて良かったわーありがと」

私は少しほっとした。

107:ちえり:2015/01/22(木) 22:47 ID:5PI

ふるえる唇を私は、私は静かに開いた。

「気をつけなよね。あと光のことあんまそんな風に言わない方がいいと思うよ。」

私は怖かったけど言った。
何も言わないのは弱いまま。
あいつらと同じだから。

「はぁ?何言ってんの?あんたさぁ〜いじめられたいの?」

紗由の目が私を切りつけるように睨みつけている。

私はあわてて言い訳をした。

「そういう意味じゃなくて、本人に聞かれたらまずいし、女子のこと言ってると男子が怖いよ。」

紗由はハハッと笑った。

「そっかそっか。ごめんごめん。でも、大丈夫。あんなこの子と誰も見ちゃいないよ。」

そういうと紗由は自分の席に座った。

廊下を覗くと光が心配そうにこちらを見ていた。

私は大丈夫だよっという風に頷いた。

そして私が席に座ると同時に光が教室に入った。

108:ちえり:2015/01/22(木) 23:14 ID:itE

登場人物追加

西沢大地

1年A組。南小出身。真穂とは仲がいい方。3年と2年は部員が少ないし、来ない人が多いためレギュラー選手。バレー部。

斎藤亜美

1年B組。明るく元気な性格。天真爛漫。

崎島紗由

1年A組。いじめ班リーダー的存在。ほとんどの人が逆らえない。先生が居るときはいい子ぶる。

牧田沙由哩

1年B組。いじめ班副リーダー的存在。ぶりっこ。先生に嘘をつくのが得意。

伊坂晃

1年A組担任。明るい性格。怒ると黒板を叩く。めちゃくちゃ怖い。一部分の髪の毛がよくはねている。

小谷亜子

1年B組担任。すべてをさっさと終わらす先生。怒るとうざがられる。

109:ちえり:2015/01/28(水) 20:45 ID:SSA

休憩時間、私は机に顔を伏せていた。

「真穂ちゃん。」

聞き覚えのある声がした。

「何?」

私はそっちに顔を向けた。

「話があるんだけど大丈夫?」

そこには裕太くんがいた。

「えっあっうん!い、い、いいよ。」

私は慌てて言葉を噛んだ。

裕太くんは私の耳に顔を近づけた。

「紗由ちゃんのこと気にしない方がいいよ。すごいね真穂ちゃんはあんな風に言えて。」

「あ、ありがとう。ひ、光のことかばえないなら、わ、私も紗由ちゃんと同じだと思ったから。」

「そっか。じゃあ僕はこれで。」

そう言うと裕太くんは教室から出ていった。

優しいな。裕太くんは。

私の心は熱くなっていた。

110:ちえり:2015/02/03(火) 21:38 ID:Wqw

今日は午前中で終わり、給食も食べずに帰った。

私は帰る前に恋出先生を一瞬だけ見た。

いつも通り、明るく振る舞っていたように見えた。

すごいな。あんなに明るく振る舞えるなんて。
私は、試合に出たわけでもないのに、こんなに心が沈んでいるなんて。

私は一人とぼとぼと歩いていた。

私が職員室の前を通った時だった。

聞き覚えのある、時には嫌な時には大好きな人の声がした。

「真ー穂ちゃん。どーしたんですか?そんな暗い顔して。まだ、昨日のこと気にしてるんですか?」

ふと、後ろを向くと恋出先生がいた。

「こ、恋出先生。」

恋出先生は微笑むと私の頭を撫でた。

「よしよし。真穂の事だろうから、今日も落ち込んでると思ったよ。」

「すみません…」

「いや、別にいーけど。まぁ土日は部活休みだし、ゆっくり休みな。じゃあ、さようなら。」

「さようなら。」

ありがとう。恋出先生。

私は、その気持ちでいっぱいだった。

111:姫莉:2015/02/15(日) 14:27 ID:k36

面白いです!

112:ちえり:2015/02/21(土) 17:28 ID:hSo

>姫莉さん

ありがとうございます!

これからも読んでくださると嬉しいです。

113:ちえり:2015/02/21(土) 20:38 ID:i6U

私は、下駄箱から、靴を取り、スリッパを入れた。

靴を履くと、1人駅へと向かった。

「待って、真穂ちゃん!」

私は、後ろを向くと、裕太くんがいた。

「おー裕太くん。どうしたの?」

「真莉ちゃんが、真穂ちゃんの事探しててたよ。」

「えっ!うそ!」

私は、思わず大きな声を出してしまった。

周りから嫌な視線がおくられてきた。

「声大きいよ。」

裕太くんにも指摘されてしまった。

「ごめん…で、どうしてた真莉ちゃん。」

「多分大丈夫だよ。一緒に探そうとしてたんだけど、恋出先生に捕まってた。」

「恋出先生に!?あ…でも大丈夫だ。きっと、先生は、真莉ちゃんに優しくしてあげてる。本当は優しいから…」

私にだけじゃなくってみんなに優しくしてあげてるんだな。

きっと……

114:ちえり:2015/02/21(土) 20:53 ID:hSo

裕太くんは、あっと何かを思い出したような表情になった。

「あっそうだ。それでさ、僕遊園地に、家族4人で行こうと思ってたんだけどお父さん仕事になってさ、行けなくなったからさ、一緒に行かない?亮しか一緒に行く人いなくてさ。さっき真莉ちゃんに聞いたら、土日部活休みだし、真穂ちゃんがいいなら良いって言ってくれてさ。4人で行かない?ダメかな?」

私の胸は有り得ないほどに、ドキドキしてた。

「もちろんいいよっ!ありがとー誘ってくれて。」

「ううん。こちらこそありがとう。真穂ちゃんだったから、行こうと思えたんだ。真穂ちゃんって真莉ちゃんと仲良いし、同じクラスだったし、ちょうど良かったよ。」

「そだね。で、どうする?」

「あ、真穂ちゃんってケータイ持ってる?メアド交換しない?」

「うん一応。でも、あんま使うと怒られるけど、裕太くんとならいいよ。」

「そっか。じゃあ、これ。」

裕太くんは、メアドを書いた紙をくれた。

「真莉ちゃんにも、連絡してくれるかな?」

「うん。」

私たちは、駅についてからも、汽車が来てからも、話した。

ひまは、亜美ちゃんと話していたからちょうど良かった。

緊張するのに、なぜかとても心地よかった。

115:ちえり:2015/02/22(日) 09:51 ID:5PI

裕太くんは、私より先に汽車から降りた。

「じゃあね、裕太くん。また、日曜日。」

私はそう言って手を振った。

「うん。バイバイ!」

裕太くんは笑顔で手を振ってくれた。

日曜日に、8時の汽車で行くことにした。

各駅からみんなが乗って行くことになった。

帰りは、3時の汽車。

私は、お弁当持って行くって約束した。

明日、真莉ちゃんと買い物行けないかな?

新しい服買って、新しいアクセ買って、お弁当の材料買ったりしたいな。

私は、胸を弾ませていた。

116:ちえり:2015/03/19(木) 11:16 ID:0oA

私は、家に急いで帰った。

そして、真莉ちゃんに電話した。

「もしもし?真莉ちゃん?遊園地は日曜日になったよ。それに…」


私は、日曜日の事とか明日についての事とかいろいろ聞いた。

「うん。いいよ!明日、お母さんに連れて行ってもらうよう頼んどくね。また、明日電話するね。」

真莉ちゃんも、喜んで、了承してくれた。

「ありがとう!じゃあ、明日ね。」

ピッ

私は電話を切った。

「やったー真莉ちゃんとデート。楽しみだなぁ。明日なに着てこうかな?」

私は、うきうきしながら、明日の準備をした。

117:ちえり:2015/04/23(木) 08:23 ID:6ko

私は、明日着ていく服選びをした。

「うーん?どれにしようかな?」

私は、たくさんの服を前にして、悩んでいた。

水色のカーディガン、白のニット、ブルーのカーディガン、白黒のギンガムチェックのシャツ、水色とグレーのチェックシャツワンピ……服だけでもたくさんある。

「うーん?水色好きだし、これにしよ!」

私は悩んだ末水色のカーディガンに白のスカートに決めた。

水色のカーディガンは上の方がレースになっていて、かわいい。

半袖を着るにはまだ寒いけど、長袖を着るには、少し暑い。

そういう時は、このカーディガンが良い。

私は、明日の準備を始めた。

明日買うもののメモを書いたり、ハンカチ、ティッシュを探したりと明日楽しく過ごせるように、準備をした。

準備が終わると、明日のために早く寝た。


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