第一話 真っ赤に輝く希望の光!キュアフランボワーズ誕生!
町の人 「きゃああああああああっ!」
町の人 「に、逃げるぞ!!!」
町の人 「何なのよこれっ!」
町は危機にさらされていた。
建物は崩れ落ち、空は黒い雲に覆われ、大きな灰色の怪物が町を壊して行く。
なのか 「ひぃ!」
そのとき、一人の少女めがけて大きな瓦礫が落ちてきた。
なのか 「きゃあああああ!」
??? 「プリキュア!アロマローズシールド!」
何者かに寄り、なのかの前にシールドが張られる。
なのか 「あ、あなたは…?」
??? 「いいから、早く逃げなさい!ここは危険だわ!」
なのか 「でも…」
??? 「早く!!!」
なのか 「は、はい!
あの……助けてくれてありがとうございましたっ!」
??? 「…!どういたしまして。さ、早く逃げなさい。」
なのか 「はい!」
なのかは全速力で逃げた。
なのか 「あの人に……また会えたら…いいな」
その時、チェリーとチップのリボンが光り出した。
チェリ 「これは何チェリ!?」
チップ 「光が溢れてくるチプ〜!」
リボンから光が溢れだし、ヘイトリッドグリーフを跳ね飛ばした。
その光の中から、2つのステッキが現れる。
チェリ 「これは…!」
チップ 「新しい力チプ!」
フラン 「ブルースカイ!」
スカイ 「…ええ!」
2人はステッキを握りしめた。
フラン 「希望の力と」
スカイ 「正義の力を」
「「今、1つに!!
プリキュア!ホープ・シンパシー!」」
2人の掛け声に合わせて、瞬く花たちがヘイトリッドグリーフを優しく包み込んで、浄化させていく。
ざくろ 「っ………いつの間にそんな力を手に入れた!?」
フラン 「私たちが助け合えば!」
スカイ 「どんな困難も乗り越えられる!」
フラン 「ブルースカイ!」
スカイ 「フランボワーズ!」
2人は手を取り合い、にっこりと笑った。
「「希望と正義の2つの心!
プリズム☆シャイニングプリキュア!!!」」
ざくろ「プリキュアの新しい…力」
ガーネットは小さく舌打ちをして姿を消した。
なのか 「新しい力…!」
しの 「2つの力を1つに……」
チェリ 「2人とも素敵だったチェリ!」
チップ 「かっこよかったチプ!」
なのか 「私たちは……」
「「プリズム☆シャイニングプリキュア!!」」
第八話 2人の秘密?野原と海に揺れる2つの想い!
なのか 「うーん、おはよう〜」
チェリ 「もう9時チェリよ?」
なのか 「まだ9時か〜」
チェリ 「まだって!もう学校の授業始まるチェリよ!?」
なのか 「今日は休みなの〜」
チェリ 「そうチェリ。」
なのか 「しのちゃんと散歩しに行くんだけど〜」
チェリ 「待ち合わせは8時だったチェリよ?」
なのか 「そうそう、8じ……」
なのかの額から冷や汗が溢れる。
なのか 「うああああああああああああああ!」
その頃、しのは待ち合わせ場所である公園の前で時計を眺めていた。
まりん 「なのかたち遅いね…」
しの 「事故かしら…病気……とか?」
まりん 「きっと寝坊してるのよ」
しの 「まさか……様子見てくる?」
まりん 「その間に来たらどうする?」
しの 「そうか……入れ違いは困るものね」
まりん 「私が見てくるわよ?」
しの 「悪いわね、お願いしてもいいかしら」
まりん 「任せてよ!」
まりんが妖精の姿になると、なのかの家に向かって飛んでいった。
チェリ 「そんなに走ったら転ぶチェリ!」
なのか 「しのちゃん待たせてるんだよ!?」
チェリ 「せめて朝ごはんだけでも食べないと…!」
なのか 「そんな暇ないしもうすぐランチだから大丈夫っ!」
その頃、なのかとチェリーは全力疾走で公園に向かっていた。
なのか 「うう、お腹空いた…」
チェリ 「言わんこっちゃない!」
なのか 「うう……」
チェリ 「お弁当は?」
なのか 「はっ!」
なのかは急に立ち止まる。
なのか 「お弁当忘れた……!」
チェリ 「取ってくるチェリ!」
なのか 「作ってないよ〜」
なのかは涙目でそう言う。
なのか (仕方ない、お昼も抜きだ)
なのかは再び走り出した。
交差点を渡ると、いよいよ目的地が見えてくる。
なのか 「はぁ………疲れたぁ…」
チェリ 「散歩する体力は残ってるチェリ?」
なのか 「む、無理かも」
公園に入ると、なのかは肩で息をしながら、顔をあげた。
なのか 「し、しのちゃ……ご、めんね……」
なのかの問いかけに、しのからの返事は来なかった。
それどころか、しのの姿さえもない。
なのか 「しの……ちゃん?」
チェリ 「しのもチップもいないチェリ!」
その頃、ダークグラッジ王国から、ラピスラズリの姿も消えていた。
なのか 「どうしよう〜!」
チェリ 「しのが寝坊なんて考えられないチェリ……怒って先に帰ったんじゃないチェリ」
なのか 「うう、しのちゃん…」
なのかは地面に座り込んでしまった。
しの 「ごめんお姉ちゃん、今友達と待ち合わせしてて」
しのは公園の裏で誰かと電話していた。
しの 「うん。帰ったら電話するね」
しのは電話を切った。
チップ 「誰からチプ?」
しの 「従姉妹のお姉さんよ」
チップ 「どうしたチプ?」
しの 「話があるって。」
しの (なのか……大丈夫かな)
しのは不安を胸に公園に戻った。
しの 「なのか!!」
公園に入ると、座り込んだなのかの姿があった。
なのか 「あ、しのちゃん……」
しの 「どうしたの、顔色悪いじゃない!」
なのか 「うぅ、お腹空いた……」
チェリ 「朝から何も食べてないチェリ」
しの 「もう、ちゃんと食べなくちゃダメでしょ!?」
なのか 「でも、しのちゃん待たせちゃうし……」
しの 「私のことより自分のことを大切にしなさい!
朝ごはんはちゃんと食べなくちゃいけないの!」
しのはなのかに説教する。
なのか 「は、はい」
しの 「じゃないと目眩がしたり倒れたりするんだから」
チェリ 「そうチェリ!
電話して遅れることを伝えればいいチェリ」
なのか 「だってしのちゃんの番号知らないもん」
しの 「そういえば……」
なのか 「私なんて携帯電話さえ持ってないよ?」
チェリ 「それはいいチェリ!
とにかくどこかで休むチェリ」
なのか 「う〜ん…」
まりん 「私何か飲み物買ってくるわ」
まりんは自動販売機を探しに公園を出ていった。
しの 「気をつけて!」
チェリ 「近くに広い野原があったチェリ!
そこに行くチェリ!!」
なのか 「野原…?」
チェリ 「風通しが良くて気持ち良かったチェリよ」
しの 「良いわね、行きましょ!」
まりん 「スポーツドリンク買ってきたよ」
まりんが帰ってくる。
なのか 「あ、ありがとう」
しの 「野原はどこにあるの?」
チェリ 「未来川の隣チェリ」
なのか (未来川……、この町の名所として有名な川のことだ。水も綺麗で、海に繋がっている……私はまだ行ったことないっけ……)
しの 「ついでに海にも行ってみる?バスに乗ればすぐ行けるわよ」
チェリ 「行くチェリ!」
まりん 「途中でお弁当買う?」
なのか 「楽しみ〜♪」
チェリ 「海に行くの初めてチェリ!」
チェリーは光に身を包み込み人間の姿になった。
さくら 「なのかは私がおぶって行くわ」
なのか 「恥ずかしい…」
チェリ 「グズグズ言わないの!」
なのか 「はい…」
しの 「それじゃあ、出発しましょ」
さくら 「レッツゴー!!」
4人は公園を出ていった。
4人はしばらく歩き、未来川に到着した。
さくら 「う〜ん、着いた!」
まりん 「水も透き通っていてとても綺麗ね」
なのか 「菜の花も咲いてるよ〜」
しの 「風も気持ちいいね」
4人は芝生の上に腰掛け、広がる青空を見上げた。
なのか 「こんなに綺麗な世界、ダークグラッジたちに壊させたり出来ないよね」
しの 「……ええ」
まりん 「そもそも世界征服して何がしたいんだ?」
さくら 「それは私たちにも分からないよね」
なのか 「きっと深い訳がないと… そんなことしないと思うよ」
しの 「…そうね」
その頃、商店街をラピスラズリが重い足取りで歩いていた。
瑠璃 「きっともう、次はないぞ……グラッジ様がお怒りだ…」
何かをぶつぶつ言いながら前を歩く親子を睨む。
瑠璃 「幸せそうだ……忌々しい
お前のハートストーンを………」
手を構えかけて、ラピスラズリの表情が歪んだ。
瑠璃 「ハートストーンが…出てこない」
ざくろ 「それはあなたが用済みのゴミだからよ」
瑠璃 「ガーネット…いつからそこに」
ざくろ 「負け犬が私の名前を気安く呼ばないでくれる?」
瑠璃 「っ…」
ざくろ 「とにかく、グラッジ様はもう帰って来なくていいって」
瑠璃 「そんな…」
瑠璃 「………」
ラピスラズリは光を失った瞳でガーネットの後ろ姿をぼーっと眺めていた。
瑠璃 「プリキュア……絶対に許さない」
その頃、4人は川沿いを歩いていた。
なのか 「しのちゃんって、何か秘密とかある?」
しの 「どうしたの、急に」
なのか 「えへへ。
ただ、一緒に戦っていくのに、隠し事されるのが寂しいって言うか…」
しの 「……」
さくら 「なのかはしののこと信じてないの?」
なのか 「まさか!」
なのかは菜の花の茎を器用に編みながらゆっくりと歩いていった。
風に揺れるしのの髪を眺めながら口を開いた。
なのか 「信じてるから、信じてるからこそ……隠し事はされたくない」
しの 「なのか…」
なのか 「私もしのちゃんに全部言う。嬉しいことも、悲しいことも…」
しの 「私も、私もなのかに何でも言う!」
まりん 「この間まで全く喋らなかった2人……」
さくら 「素敵だね」
しの 「この先何があっても、ずっと一緒に居ましょう」
なのか 「うん…」
瑠璃 「それは叶わぬ約束だな」
なのか 「!ラピスラズリ!」
しの 「どういうこと!?」
瑠璃 「言葉の通りさ」
さくらとまりんは妖精の姿になり、2人の後ろに隠れた。
チェリ 「いつもより…」
チップ 「邪悪な力が強いチプ…」
なのか 「え!?」
しの 「それでも…」
なのか 「私たちは戦う!」
2人はシャイニングストーンを構えた。
なのか 「プリキュア・ステップアップ!」
しの 「プリキュア・ステップアップ!」
フラン 「真っ赤に輝く希望の光!
キュアフランボワーズ!」
スカイ 「青く煌めく正義の光!
キュアブルースカイ!」
2人 「希望と正義の2つの心!
プリズム☆シャイニングプリキュア!」
瑠璃 「今日こそお前たちを倒してやる!」
チェリ 「いつもと様子が違うチェリ!」
チップ 「気を付けるチプ〜!」
フラン 「うん…!」
フランボワーズとブルースカイは防御の体制を取った。
瑠璃 「私はもう誰にも頼らない
」
フラン 「え?」
スカイ 「何…?」
2人は構えていた腕をゆっくりと下ろした。
瑠璃 「ヘイトリッドグリーフも役に立たないし…ダークグラッジ様もあいつばっかり使うし……」
フラン 「あいつって…」
スカイ 「ガーネットだわ」
2人はふらふらとよろめくラピスラズリから少しずつ距離を置く。
いつ攻撃してくるか分からない。
チェリ 「どうするチェリ?」
フラン 「今のうちに…!」
スカイ 「待って!」
ブルースカイがフランボワーズの前に出てラピスラズリをかばった。
フラン 「ブルースカイ…」
チェリ 「どうしてそいつをかばうチェリ!?」
スカイ 「待って…違うの」
フラン 「え…?」
ブルースカイは顔を上げてフランボワーズを涙が浮かぶ瞳で見つめた。
スカイ 「この子は敵じゃない!」
チェリ 「え!?」
フラン 「うそ……」
スカイ 「だから、攻撃しないで」
大粒の涙をこぼしながら、ブルースカイはラピスラズリを見つめた。
瑠璃 「あんた……」
スカイ 「あなたは本当は、私の…」
ズドン!!!
鈍い音と共に、ガーネットが現れた。
瑠璃 「お前……!!」
ざくろ 「グラッジ様が帰れと……」
瑠璃 「だって私には…!」
ざくろ 「それは取り消しよ」
スカイ 「待って!」
ざくろ 「……なにかしら」
ガーネットは冷たい瞳でブルースカイを睨んだ。
スカイ 「その子は渡さない」
ざくろ 「は?あなたはバカ?
こいつはあなたたちの敵よ?我らがグラッジ様の忠実なしもべなの!」
スカイ 「そんなの関係ない!
その子は……その子は……」
ざくろ 「…さっさと行くわよ」
瑠璃 「………」
ラピスラズリは無言でうなずき、ガーネットと共に去っていった。
スカイ 「待って!」
ブルースカイは必死に叫ぶが、既に彼女たちの姿は消えていた。
ブルースカイの変身が解け、そのまま座り込む。
なのか 「しのちゃん!」
チップ 「しの〜〜!」
しの 「お願い、今は一人にさせて……」
しのは顔を上げずに一人で海の方向へ歩いていった。
なのか 「しのちゃん……」
なのか (しのちゃんはラピスラズリのこと、何か知ってるの?
だとしたら…)
しのは息を切らしながら浜辺を走っていた。
しの 「はあ…はあ……」
そのあとをチップが追いかける。
チップ 「待つチプ〜、しの〜!」
しの 「………」
しのは何も言わずにただ走り続ける。
チップ 「急に走ってどうしたチプ?なのかもチェリーも心配してるチプ〜!」
しの 「………」
しのは聞こえないふりをしてひたすら走った。
しの (まさか……やっぱりあの子は……)
チップ 「このままじゃ追い付けないチプ……」
チップは人間の姿になる。
まりん 「待ちなさい、しの!」
まりんはしのの腕を掴んだ。
しの 「……離して」
まりん 「しの!」
しの 「放っておいて!」
まりん 「ちゃんと言いなさい!」
しの 「……あなたには関係ない」
まりん 「私はしののパートナーよ!?放っておくなんて…」
しの 「パートナーだからって付きまとわれても困るの……」
まりん 「しの……」
しばらく2人は黙って立っていた。
先に動いたのはしのだった。
しの 「ごめんね、ごめんなさい…」
まりん 「謝らなくていいよ!」
しの 「どうしよう……」
しのは泣きながらまりんの胸に顔を埋める。
しの 「ラピスラズリは、私の従姉妹のお姉さんだった」
まりん 「え……?」
浜辺にたたずむ2つの影が大きく揺れ、音を立てて崩れ落ちた。
第九話 しのの思い!ラピスラズリを取り戻せ!
なのか 「えー?しのちゃんが登校拒否!?」
チップ 「声が大きいチプ!」
なのか 「ごめんごめん…」
次の日、なのかの家の前でチップとなのかが話していた。
なのか 「なんで!?」
チップ 「その……」
なのか 「昨日も走って行っちゃったし、ラピスラズリのことかばってたし…どういうこと?」
チップ 「チプ……」
チップは黙り込んでしまった。
チップ 「なのか、落ち着いて聞くチプ。決して聞き流すなチプ!
いいチプ?」
なのか 「う、うん」
緊迫した空気に、なのかは肩に力を入れる。
チップ 「実は、ラピスラズリはしのの………」
チップは暗い顔で説明した。
なのか 「えええええーーー!?
ラピスラズリがしのちゃんのお姉さんーーーー!?」
チップ 「声が大きいチプーーー!」
なのか 「むぐ」
なのかは慌てて口を押さえる。
なのか 「どういうことなの、チップ!」
チップ 「僕も詳しいことは分からないチプ……でも、昨日しのはそう言ってたチプ」
なのか 「どうして急に…」
チップ 「今からしのの家に行くチプ」
なのか 「え!?今から学校…」
チップ 「それよりしのチプ!」
なのか 「私ただでさえ成績悪いのに授業休んだら終わりだよ〜っ!」
チップ 「じゃあこのままでいいチプか!?」
なのか 「うっ…」
なのかはチップの言葉に押される。
なのか (しのちゃんは私のためにプリキュアになって、たくさん励ましてくれた。
しのちゃんが居なかったら、私は今頃ボロボロに負けてるよね…)
なのかは決心したようにチップを見つめた。
チップ 「チプ?」
なのか 「今度は私がしのちゃんを助けるんだから!」
チップ 「チプ〜!
なのか〜!」
なのか 「よし、行こう!」
なの母 「なのか〜!」
なのか 「いぃっ!!」
なのか (お母さん!!)
二階の窓からなのかの母親が顔を出した。
なの母 「何してるの、遅れちゃうわよ!?」
なのか 「うん、分かってる」
なのかは冷や汗をかきながら母親に返答する。
なの母 「ん、何そのぬいぐるみ」
なのかの母親はチップを指差す。
なのか (ギクッ)
なの母 「そんなの持ってたっけ?」なのか 「か、家庭科の授業で作ったんだよ!」
なの母 「ふーん?」
なのか (早く行かせてよ〜)
なのかは涙目で腕時計を横目で見た。
既に8時を回っていた。
なのか (ヤバイ!授業始まっちゃう!)
なの母 「何してるの?早く行きなさい!」
なのか 「うん…」
なのかは仕方なく歩き出した。
チップ 「どうするチプ!?」
なのか 「ん…」
チップ 「なのか〜!」
チップは黙々と歩くなのかに苛立つ。
なのか 「とりあえず学校には行かなくちゃ…」
チップ 「チプ………」
なのか 「しのちゃんのことは私から先生に伝えておく。」
チップ 「…よろしくチプ」
交差点の前で2人は別れた。
なのか 「ヤバイよ、怒られる…」
なのかは急ぎ足で横断歩道を渡った。
やっと白い校舎が見えてきた。
なのか 「門閉まってる…」
校門の横のインターホンを押す。玄関から中年の男性が出てくる。
なのか 「すみません、遅刻です…」
清掃員 「気を付けなよー」
清掃員と見られるお男性は面倒くさそうに校門を開ける。
なのかは申し訳ない気持ちで校門を潜る。
スニーカーから上履きに履き替え、4階まで階段を上った。
なのか 「おはようございます!」
教室に入ると、生徒たちはまだ教室のあちらこちらに散らばっていた。
生徒 「あ、なのかちゃん、おはよう!」
なのか 「あれ?先生…は?」
生徒 「まだ来てないみたい」
生徒 「今日は学級委員会だから海風さんがいないと始められないのよ」
生徒 「しのちゃんはまだ来てないし…」
なのか 「あ、あの……」
生徒 「ん?」
なのか 「今日、しのちゃんは具合が悪くてお休みするみたいなの…」
生徒 「えっ、本当!?」
生徒 「どうする…?」
生徒 「私たちでやるしかないよ?」
生徒たちは混乱したように話し合う。
なのか (どうしよう…しのちゃんもチップも大丈夫かな…)
なのかは不安になり胸を押さえて息を整えようとした。
なのか (やっぱり心配!……ええいっ)
なのか 「私、今日なんだかお腹痛いし、熱っぽい……早退するって先生に伝えておいて!」
なのかは教室を飛び出し、階段をかけ降りた。
生徒 「了解ーーー……」
小さく生徒の返答が聞こえ、少し安心した。
なのか (しのちゃんを独りで悩ませたり出来ない……
一緒にラピスラズリを……しのちゃんのお姉さんを取り戻そう!)
なのかは靴に足をつっかけたまま飽きっぱなしの校門を飛び出した。
なのか 「しのちゃん……しのちゃん……!」
なのかは必死に走った。
最近プリキュア書く人多いな〜…*
名前かぶらないか心配なのであげます**
似たようなスレッド多いですよ
プリズム☆シャイニングプリキュアが
見た感じ2、3こあるんですが・・・
乱立って言うんですかね、
もうあまり立てないほうがいいかと
>>78すんごい今更でほかのスレッドは見付けられなかったのですが、注意ありがとうございました~*(。ᵕᴗᵕ。)"
以後気をつけます…*
また書こうかな…*
設定とかは少し残されていたので、前に思い描いてた話じゃなくても書けそう✨
http://otameshipost.gonna.jp/novels_ss/novels_ss.cgi?mode=view&id=sakura15ichigo&no=1
こっちで書く*
とても面白いです。プリキュアのキャラ達がどれもこれも
82:苺ましまろ*◆LM:2017/03/12(日) 16:16
>>81ありがとうございます~*
キャラクターは結構頑張って考えたので嬉しいです( *ᐢ´꒳`ᐢ* )
>>82
プリキュアは最近少しなりきりのキャラ勉強の為に見始めたのですが、面白いですね。ワンプリ(ONE PICEとープリパラのクロスオーバー)のONE PICEキャラと仲良く出来そうです。
他の小説サイトで書いていたんですが、なかなか上手くいかず書けてなくて、向こうで更新する前にこのすれでゆっくり書いて修正しながら投稿しようかな、と思います。
なのでまたゆっくりだけど書いていこうと思います。
最初からやり直しですm(*_ _)m
>>83そうなんですね!ワンピースはよく知らないけどプリパラもプリキュアも女の子向けアニメだから少し似てるかもしれないですね~😆🍓
第1話 受け継がれし力
__遠い過去の記憶。
あの時、私を助けてくれた黄色い女の子。
あの子にもう一度会いたい。あの時のお礼を言いたい。
『きっと届くよ。あなたのそのキレイな“ハートストーン”があれば...』
プリキュア!は既存の物語なので、二次創作板で書いた方がいいのでは……?
画像|お絵かき|長文/一行モード|自動更新