新しく小説始めました!
掛け持ちなんで大変ですが頑張ります。
登場人物
福島 実咲(フクシマ ミサキ)
引っ込み思案な性格。家族に違和感を抱いている。
スマホを持っている。保健委員会委員長。あだ名は『ミサ』。12歳。
廣田 麻央(ヒロタ マオ)
オシャレに熱い少女。少し性格がきつめ。
7人という大家族の長女。フラワー委員会委員長。あだ名は『マオ』。12歳。
下島 来葉(シモジマ クルハ)
オシャレに磨きをかけている少女。頭がいい。
2歳下の妹がいる。児童会会長。あだ名は『クル』。12歳。
内藤 翔(ナイトウ カケル)
超・モテ男子。優しい。来葉の事が好き。
運動委員会委員長。みんなから『カケル』と呼ばれている。12歳。
仲田 苺(ナカタ イチゴ)
麻央と来葉の親友。周りに合わせる派。
ピアノが得意。音楽委員会委員長。あだ名は『イッちゃん』。12歳。
瑞谷 恋心(ミズタニ ココ)
翔と両思いだと思っている。超・ぶりっ子。しかし根はしっかり者。
放送委員会委員長。友達が少ない。12歳。
朝倉 檸檬(アサクラ レモン)
恋心の友達。苺とは同じ果物の名前という理由で団結している。
あだ名は『レモ』。福祉委員会委員長。12歳。
これぐらいです。
おおー!新しいのだ!みるみる!楽しみにしてるね!
4:もか◆CQ:2016/05/29(日) 08:21 ID:/t6 小説始め〜(ほぼ実咲目線です)
朝。
私はアラームの音で目を覚ます。
布団からゆっくりと身を起こし、まだ寝ている弟の健斗に
目をやった。
そのまま、あくびをしながらリビングダイニングへ向かう。
食卓テーブルを見ると、いつもと同じように作り置きの朝ごはんが
おいてある。
5年前、両親が離婚してから、母さんは雑誌の編集社に再就職した。
帰りはいつも7時頃。
朝ごはんは作り置きだからいいんだけど、夕飯は私がつくらなければ
ならない。
学校から帰ってきてからやることは、まだまだある。
掃除、洗濯、アイロンがけ、布団しき。
それから宿題なんだから、多分主婦より忙しいんじゃないのかな。
私は自分の思ったことにクスッと笑いながら、洗面所に向かった。
まず、顔を洗った。
次に、ボサボサの髪の毛をくしで丁寧にとかし、前髪をヘアピンでとめた。
私、髪の毛は耳にかけない。
なんか…私には似合わない気がするんだ。
これで、朝の身支度は整った。
あとはご飯のあとに歯磨きするだけ。
と、そこでようやく健斗が寝ぼけた顔で起きてきた。
「ふぁぁぁ〜」
健斗が1年生と思えないようなマヌケなあくびをした。
私の家族って、ちょっと変なんだよね。
健斗はマヌケで鈍感だし、母さんはそんな健斗をすごく
甘やかしてるし。
あっ!途中で書き込む押しちゃった!
という事で続きから〜
新しい登場人物
月本 彩香(ツキモト サヤカ)
実咲達の登校班に来た転校生。10歳。
下島 夕葉(シモジマ ユウハ)
来葉の妹。来葉と正反対な性格。あだ名は『ユウ』。10歳。
廣田 梨央(ヒロタ リオ)
麻央の妹。あだ名は『リオ』。10歳。
私はそう思いながら、ランドセルの準備をした。
帽子、リーダー旗、水筒。
ついでに、健斗の分も用意しておいた。
それから、朝ごはんを食べた。
そして、集合場所に行く時間になった。
「ほら、健斗行くよ。」
私は健斗を連れて部屋を出た。
ポケットから鍵を出し、閉める。
そして、マンションの階段をおりていった。
集合場所までは、歩いて5分ぐらい。
あれこれ考えていると、集合場所についた。
私が集合場所の公園に足を踏み入れると、この頃仲良くなった
マオとクルが来た。
「おっはー!ミサ、今日の靴下かわいー。どこで買ったの?」
早速、マオが言った。
クルも興味津々で私の足元を見ている。
全く、マオ達と来たらオシャレがどれだけ好きなのだろう。
すぐに問い詰めるのだ。
私が答えようとした時だった。
一人の少女が公園に入ってくると同時に、マオが話を切り替えた。
「ねえねえ、あの子でしょ、月本彩香って子。梨央が言ってたんだけど、
すっごい頭いいんだって。しかも男子にモテてるらしいよ。まあ、女子
からは嫉妬されてるらしいけどね。友達も少ないって。ヤバくない?」
正直私はヤバくないと思った。
だって、人の性格に寄るものでしょ、それって。
だから嫉妬されてるっておかしい。
でも、マオには言い返せないから、黙っておいた。
すると、クルが言った。
「あ、それユウも言ってた。」
「へえー、有名な話なんだ。」
マオがそう言い、彩香に目をやった。
「相当な嫌われ者って事〜。」
そして、妹のリオの方を見た。
「ほら、梨央とユウちゃんも言ってるよ。」
マオが指差した方向には、確かにリオとユウがヒソヒソと話していた。
時々、彩香の方を見る目と、笑い方を踏まえて、悪口を言っているらしい。
「梨央、ユウちゃん、ちょっと来て〜!」
マオが呼んだ。
「なに?」
リオとユウが、走ってきた。
「あのさ、月本彩香って子、嫌われ者なんでしょ。詳しく教えてよ。」
マオが言った。
リオとユウはためらいがちに、顔を見合わせ目と目で話す。
「あの…ね、悪口言った事誰にも言っちゃいけないよ。彩香は勉強も
運動も得意で、みんな憧れてたんだ。だけどすごいことはそれだけ
じゃなくて、モテるんだよ。それで、すっごい男好き。キモいよね。」
ユウがそう言い、リオと顔を見合わせる。
いかにも、「キモいよね。」「だよねー。」と言っているように見える。
私は彩香の方を見た。
確かにすごくかわいい。
おさげにしている、茶色の髪の毛。
ぱっちりとした目。
長いまつげ。
すらりとした体型。
誰もが憧れるような子だった。
でも、かわいそうだな。
そんな理由で嫌われ者になるなんて。
「ねえ、そこの女子。時間だよ。リーダーのくせになにやってんだよ。」
一つ下の男子が呼びかけた。
マオは、リーダー旗で男子の頭をポカッと叩いた。
「いってー!マオ、最低だな。」
マオは薄笑いを浮かべる。
「年上に逆らうなって言ってんの。」
男子はマオをキイーッとにらんだ。
思わずクルが止めに入る。
「ちょっと二人とも。やめてよ。」
クルの言葉に男子は
「あ、はいっ!来葉さん。」
と言って、自分の場所に戻って行った。
私は、クルと笑いあった。
クルはモテる。
だから、クルの言うことは、誰だって応じる。
学校に着いて、私とマオとクルはクラスに向かった。
「おっはよぅ!マオちゃん、クルちゃん、ミサちゃん!」
両手をグーの形にしてあごにつけるという、ぶりっ子定番スタイルをしながら、
恋心ちゃんが話しかけてきた。
「お、おはよう…」
私たちは、12歳と思えないようなぶりっ子さに、あきれながら自分達の席に
向かった。
「ヤッホー!ミサ、クル、マオ!」
クルとマオの親友の、イッちゃんこと仲田苺が走ってきた。
「いま、恋心と喋ってたよね。やめなよ、あんなやつに付き合うの。相当な
勘違い女だよ。カケルと両思いだと思ってるんだもん。」
イッちゃんがカケルに話しかけている恋心をにらんだ。
「あーっ、こんなとこにいたんですか!イッちゃん、探したじゃないですか!」
ぶりっ子私もきらいー笑
12:もか◆CQ:2016/06/01(水) 18:18 ID:g8Mだねー!
13:ゆい 初めての小説!!:2016/06/01(水) 18:20 ID:MwEもかちゃん!ファイト!小説書くの、ガンバレ!
14:もか◆CQ:2016/06/02(木) 16:21 ID:g8Mありがとうー!
15:もか◆CQ:2016/06/02(木) 16:41 ID:FKs 声のした方を見ると、朝倉檸檬ことレモがいた。
「あっ、レモ!!ゴメン、でも…レモが話聞いたら怒るかなって思って。」
そうだ、レモは恋心と友達なのだ。
いま、イッちゃんが話していたのは、恋心の悪口。
レモには聞かせたくなかったんだよね。
「…恋心ちゃんの事、ですか?」
レモがうつむいたま話す。
イッちゃんはばつが悪そうに、口を開いた。
「うん…ゴメンね。レモが恋心と友達なのは知ってるけど、やっぱり恋心は…」
レモはにこっと笑った。
「いいんですよ。人がどう思うかは自由ですから。私は恋心ちゃんをしっかり
している人と知っているんです。だから私は恋心ちゃんと友達なんです。」
私は、レモの言うことに納得できた。
レモは、恋心の事を誰よりも知っている。
だから、友達でいられるんだよね。
それって、すごいことだ。
私も、マオやクルの本当の姿を知れば、好きになれるのかな。
その時、チャイムがなった。
みんな、自分の椅子に慌てて座った。
私は、マオの斜め前。
マオの斜め後ろがクル。
だから、クルとはほとんど話さない。
っていうか、話させてくれない。
マオに、ね。
マオは、クルを自分の物にしている。
だから、クルと私を近づけないのだ。
もちろん、私はマオより頭が良くて、みんなから信頼されている、
クルと仲のよい方が嬉しかった。
でも、マオはそうさせてくれない。
「…実咲、福島実咲!いるのか。」
え…
あ、呼ばれてたんだ、気付かなかった。
「…はい。すいません。」
そう言うと、クラスがザワザワッとなる。
私は嫌われ者だからね…、ある意味で。
マオとクルとイッちゃんも目と目で話している。
「ヤバいよね」「恥ずいわー」「はははは」
忍び笑いまで聞こえる。
もうっ…やだ。
もういい、学校なんてやめてやる。
私はそう決心した。
誰にだって間違いはあるのに、どうしてあそこまで笑うのか。
みんな、私の事を、どう思っているのか。
答は出ていた、そう私は思った、カケルの顔を見るまでは。
クルの隣に座っているカケルは、私を心配そうな顔で見ていたのだ。
お久しぶりのもかです。
しばらく来れなくてすいません!(←誰もおまえの小説期待してねーよ)
で、いまから復活させていきたいと思います、はい!
では、スタート
な、に。
あの目。
私は見とれながら考えていたことに気づき、慌て目を逸らす。
なんか……、心に突き刺さるような目だった。
私の心の奥を見透かすような。
あ、ダメダメ、集中しなきゃ。
こんなこと考えている場合じゃない。
そう、私は学校をやめるんだから。
もう、今日で最後なんだから。
一生、学校なんて来てやらないんだから。
マオともクルともイっちゃんともレモとも恋心ちゃんとも
話さない。
決めた事、なんだから。
後で後悔しないでよ。
でも………、カケルが。
カケルがいる。
カケルだったら、私をこの状態から救ってくれるかもしれない。
カケルがいるなら、学校に行けるかもしれない。
そう考えたら、気分が明るくなった。
カケルがいる!
カケルがいるから私は頑張れる!
それは、すごくいい響きだった。
小学校最終学年、やっと友達ができたと思っていた。
それで私はアガッてしまったのもしれない。
それで、やっぱり裏切られた。
でも、カケルがいる。
カケルがいるんだ、私には。
あ…………、もしかしてこれって、『恋』?
私は、カケルに恋してるの?
切ります
>>20
名前間違えました、もかです!
そんっな、訳ないよね。
私が恋をするなんて、そんな訳ないじゃん。
そう言い聞かせたけれど、やっぱり納得が行かなかった。
そう。
そうだ。
私はカケルが好きなんだ……。
私は一人で赤くなってしまった。
うわぁ………。
恋ってこんな感じなんだ。
でも、ねぇ。
きっと片思いで終わる。
カケルを好きな子はいっぱいいる。
その中にはマオクルもいる。
レモやイっちゃん、恋心も。
たぶん、叶わないな、私は。
>>22
面白いです!
美咲ちゃんの気持ちが詳しくかけていていいと思います!
>>23
どうもありがとうございます!
あ、名前欄にも書きましたが、初さんの小説に
書き込んだ美音です!
>>24
おかしくなりました…
面白い!一気読みした!頑張ってください!
27:もか◆hk:2016/08/31(水) 15:18 どうも!ありがとうございます♪
そーいえば、名前が同じでしたw
これから、もかから美音に統一します、はい!
はい。
29:美音◆.wmpFy.Zyhxio:2016/08/31(水) 16:41 そう考えるとちょっと悲しい気もしたけど、カケルと同じ
クラスっていうだけでカケルが私に興味を持ってくれるかも
しれないんだからいいよね。
いろいろ考えていたらもう下校時間だった。
私はいつものようにマオたちが寄ってくると思っていた。
だけど、違った。
マオたちは先に帰っていったのだった。
私を置いていって。
私が絶句していると、誰かが寄ってきた。
それは、カケルだった。
「どうした?ミサ。なんかすごい顔してるけど。」
わっ!
私は慌て普通の顔を取り繕った。
なんで、なんでカケルが話しかけるの。
やめてよ、注目されたくない。
「な、なんでも、ないから。私のことは気にしないで。」
そう言って曖昧に笑う。
「じゃ、私、帰るから。」
ランドセルをしょって教室を出て、走って昇降口に行く。
心臓がドキドキしていた。
私に話しかけたのはなんで?
私に興味なんかないでしょ。
なんで、なんで。
不思議だらけだった。
内心嬉しく思いながら帰り道を歩く。
そのとき、いきなり二の腕を誰かに掴まれた。
「な、何っ?!」
切ります
何、本当に。
こ、怖い………。
「ゴメン、びっくりした?俺だよ。」
私の腕を掴んでいたのは、なんとカケルだった。
わ、わ、わわわっ!
何何何、何なのー!
やめて、本当に。
「顔、赤いよ。やっぱり体調、悪いんじゃない?」
違う、そっちの意味で赤いんじゃない!
「違うって、大丈夫だから。」
私はハァハァ言ってしまった。
恥ずかし過ぎて。
「息、切れてんじゃん。やっぱり保健室に行った方が………」
あなたのせいだからっ!
「本当に大丈夫だから。一人で帰らせて。」
やっとのことでそう言うと、カケルは眉を上げた。
「ダメ。ちょっと聞きたいことがあるんだ。」
何、聞きたいことって。
「…………、だけど、皆に注目されちゃうし…………。」
カケルは何でもないといった顔になった。
「いいよ、別に。それにもう、皆帰ったと思うよ。」
へぇ。
「だったらいいけど……」
私がそういうと、カケルは笑った。
「じゃ、決まりね。」
早っ。
「で、聞きたいことって何?」
早速話題をだす。
「マオとクルのこと。あ、強いて言えば仲田と朝倉かな。」
ギクッ!
「それが、何なの。」
私は冷静になって言った。
切ります
「何っておまえ、思い当たらないわけ?」
いや、そういう訳ではないけど。
「マオとクルと仲田と朝倉は、おまえのこと嫌ってるんだぜ。あ、クルは違うか。」
は?
クルが違うって、どういうこと?
「今日とかもフツーに話してたけど、ホントは嫌いなんだって。」
私は頭をガーンと打たれた気持ちになった。
嫌い?
マオが?
イっちゃんが?
レモが?
信じられなかった。
「何それ。本当なの?だってマオとイっちゃんとレモは
私の大切な友達…………」
私は悲しくて後の言葉に詰まった。
やだ、なんでなの。
あ。
今、クルは違うって言ったよね。
「ねぇ、クルは違う、んだよね?」
私はカケルを見つめた。
「多分な。でも、まだわからない。」
カケルは下を向く。
「クルは、おまえのこと、嫌いじゃないといいけど。」
え?
「なんで?」
私が聞くと、カケルは自分の言った言葉に驚いたようで、
「え、いや、まあ、おまえはそんなに嫌われる性格じゃないからさ。」
え?
切ります
カケル視線
ヤバ。
「クルは、おまえのこと、嫌いじゃないといいけど。」
自分の言った言葉が頭に蘇る。
なんであんな言葉を言ったかっていうのは、いたって簡単で、
それは………。
クルが好きだから。
だって自分の好きな奴が悪口とか言ってたら嫌じゃん?
だからああやって言った。
ミサには、俺がミサを好き、みたいな言い方をしてしまった。
どうしよう。
勘違いされたら。
切ります
実咲目線
なんか、ドキッとした。
なんだろう、これ。
カケルって……、私のこと、好き、なの?
いや、違う。
そんなわけない。
ありえない。
でも……、だったら私と一緒に帰ろう、なんて言わないよね?
え、何なの。
なんか…複雑。
切ります
奈緒です!初めまして!
この小説、面白いです!
これからも頑張って下さい!応援してます。
ありがとうございます!
多分もうすぐ完結しますっ!
小説
だって、え?
待って、なんか私、おかしくなってる。
カケルって、私のこと、好きなのかもしれない。
いや、そんな訳がない。
でも………。
いくつもの疑問が頭の中を駆け巡る。
そのとき、フッと思い出した。
自分が、カケルが好きっていうことを。
カケルが私を好きっていうのは、わからない。
でも、それが気になった。
もしかしたら、両思い?
気になって仕方がなかった。
それを確かめるには、告白するしかない。
やる?
私。
ねぇ。
なんど問い掛けたって、意味がない。
そりゃあそうだ。
「ちょっとミサ!聞いてんのかよ。」
あ。
まずい、夢中になりすぎた。
「ああ、ごめん。で?」
一回切ります
小説
カケル目線
突然、ミサが黙り込む。
話し掛けようとしても、無駄そうぐらい。
夢中になって、自分の世界に入り込んでるって感じ。
なんか……、かわいい。
夢中になって考え込んでいるミサの横顔は、光り輝いてるぐらい、
かわいく見えた。
おい、待って、これって………。
でも、クルもかわいいんだよな。
真面目で、優しくて、頭も良くて。
ミサは………、真面目というより、純粋なんだな。
必死で、マオたちに馴染もうとしている。
クラスにも、だけど。
でもそれは、外見だけ。
心の中は、本当はクルと一緒なんだ。
そう思った。
俺は……、どっちを選べばいいんだ?!
切ります
小説
ミサ目線
「で、おまえはどうしたいの?」
え?
どうしたいって………、マオたちのこと、だよね?
「認めてもらいたい、マオたちに。」
そう言うと、カケルはフッと笑った。
「本当に?本当は、もうあんな奴ら嫌って、思ってんじゃないの?」
ギクッ。
鋭い、カケル。
「それはまあ、そうだけど……。」
カケルは、言った。
至って簡単に……
「だったら、友達やめれば?」
嫌。
無理だよ。
いくら、頭のいいカケルでも、それは間違ってる。
「嫌だ。」
そう言うと、カケルはなんだよと言ったような顔になった。
「別に、馴染めないなら無理して馴染むことないし。」
それは、そうだけど………。
そのとき思った。
カケルが私を好きかどうかも気になるけど、マオたちといつまでも友達といれる
かどうかも気になった。
切ります
小説
それでその日は、もう終わりにした。
カケルと別れるところが来たから。
よし、夜、自分の部屋で決めよう!
夜、散々考えて、私は、まずカケルに告白することに決めた。
カケルが私のこと好きじゃなくても、告白しないでいるよりも、
振られたほうが後悔は少ないと思うから。
屋上に呼び出すために、手紙を書いた。
カケルへ
カケルに話したいことがあります。
屋上に来て下さい。
ミサより
こんなもんで、いいでしょ。
あとは朝、カケルの靴箱にそっと手紙を入れるだけ。
放課後
私は屋上で待っていた。
しばらくして、カケルがきた。
「なに、ミサ。」
私は息を吸って、勇気を出して言った。
「カケル、私……、ずっとカケルが好きでした。」
顔が勝手に熱を持つ。
沈黙が続いた。
「ミサ、俺は……、ミサの力になりたいと思っていた。マオたちのこと。
でも、好きっていう感情は芽生えてないんだ。俺は、マオたちに馴染む
ミサをすごいと思って、だから力になりたいと思った。でも、それより
先に、告白するんだったら、マオたちはどうでもいいのかって、思う。
俺は、ミサの力になりたい。それは好きっていう感情と似てるかもしれない。
でも、告白してるミサは好きじゃない。せめて、マオたちの問題が終わって
からにしてほしかった。」
言葉が突き刺さる。
そうかもしれなかった。
「マオたちのことは………」
カラカラに渇いた口をパクパクと動かす。
「もう、友達、やめようかなって。クルは好きだけど、私はマオと釣り合わないって
わかったから。」
カケルは目を伏せる。
「でもやだ。ミサ、俺は、言い訳してほしくない。」
え?
言い訳なんか………。
「ミサがもっと、成長したら、付き合うっていうのも考えようかなって。でも、
いまはまだ無理。ごめん。」
振られたんだって。
そう思った。
「わかった。」
そう言って、帰ろうとした。
「ミサ。また迷ったら、相談して。待ってるから。そのときは、好きって言ってやる。」
私は思わず立ち止まった。
「じゃあ、」
涙が出た。
「マオのこと、相談していい?」
カケル、笑った。
「いいよ。それが終ったら、わかるよな?」
うん。
「泣くなよ。ミサは強い。」
「強くなんかない。」
「強いよ。」
誰かに強いなんて言われたこと、なかった。
「ありがとう。」
カケルは、私を認めてくれた。
一回切ります。
多分、次で終わります?
小説
1ヶ月後、マオたちとは友達をやめた。
クルとも。
それで、カケルと付き合うことになったんだ。
嬉しかった。
私は、恵まれていない、不幸な子だと思っていた。
でも、違った。
誰だって、幸せになるんだって、そう思った。
「ミサ。」
いきなりカケルに呼ばれる。
「実咲って、呼んでいい?」
クスッと笑った。
「いいよ。」
そんな日を、夢見ていた。
叶った!
叶わないと思っていたことが。
ありがとう。
完結、しましたっ!
うわ…………
読み返したらおかしな文章w
展開早すぎだし、意味わかんないわ、得に>>42とか。
やっぱり恋愛小説は難しい………………………。
もっと恋愛小説を読もう??
(↑どーせ読まないw)