私は何も出来なかった。

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1:涼葉 ( -.-)ノ ・゚゚・。dice1:2016/08/07(日) 10:22

涼葉といいます。「すずは」です!




この小説は
『恋』『いじめ』『友情』
恋愛小説でありながら
ちょっといじめが入り、
友情が分かる小説ですっ!

更新スピードは
1週間に4回くらいです!



>>2
登場人物

2:涼葉:2016/08/07(日) 11:15

*〜〜〜登場人物〜〜〜*


朝比奈 湊 『アサヒナ・ミナト』男

☆生徒会長を務める
☆スポーツ万能
☆クラスの人気者・モテ男
☆氷雪の幼馴染




風谷 楓弥 『カゼタニ・フウヤ』男

☆クールで勉強が出来る
☆1人でいることが多い
☆クールなところがモテる


立花 涼夜 『タチバナ・リュウヤ』男

☆オレ様系男子
☆常に上から目線なところがモテる



千堂 ひなた『センドウ・ヒナタ』男

☆可愛い顔立ちで女の子みたい
☆絵を描くのが上手い




彩瀬 氷雪 『アヤセ・ヒユキ』女

☆名前の通りクールで常に1人でいる
☆男子も女子も嫌い
☆父親から虐待を受けてため誰も信じることが出来ない






みんな中3です!

3:涼葉:2016/08/07(日) 14:04

静かに私は教室のドアを開けた。

「氷雪さんおはよう。」

「..............。」

私の名前を呼んでくれたにも関わらず、私は頭を少し下げ無表情で自分の席に着いた。
後ろからクラスの女子たちの声が聞こえる。

「氷雪さんにせっかく挨拶したのに返してくれないんだよ。」

「さすが氷の女王。」

氷の女王________。
何度も言われたことだった。
どうして母はこんな名前をつけたのだろう。
氷に雪だなんて寒すぎる。

「氷雪さんってばこんなに暑いのにまた長袖だよ。」

「上着きて暑そう。氷雪なのに寒がりだなんて笑える。」

「3年間半袖着てたとこ見たことないよね」

何を言っても私は気にしない。
どうでもいい。
私はそう思いながら青く晴れた空を眺めていた。
すると、

「おい。」

という透き通った声と共に背中をトンっと叩かれた。

「おい、氷雪。」

私は面倒くさそうにゆっくりと後ろを振り返った。そこには見慣れた顔があった。

「湊。」

朝比奈 湊。
クラスで最も嫌いな男子。
それなのに幼馴染。
いっつもニコニコしてて生徒会長も務める優等生ってやつ。

「また上着かよ。」

「うるさい。別に関係ないし。」

そう。関係ない。
私が何しようが全部関係ない。
すると、湊の隣から男の子っぽい声がした。

「あ?関係ない?湊はお前のこと気にして言ってるんだぞ?」

はぁ。まただ。
湊と同じくらい大嫌いなクラスメイト。
立花涼夜。
女子はオレ様系男子かっこいいーとかいうけどオレ様系男子って何がかっこいいの?
自分が1番じゃないと嫌な自己中男子じゃないの。

「私のことなんか気にしなくてもいいし。逆に鬱陶しい。」

「だからそういう態度がっ!ムカつくんだ!」

何でキレてんの?
だから自己中男子は嫌い。
湊以上に嫌い。






なのに。


なのに、私が頼ってしまう日が来るなんて。




1人でいるつもりだったのに。

4:涼葉:2016/08/07(日) 14:24

「おい、涼夜やめろって。」

注目されるのが嫌いなのに。
人といるのが嫌いなのに。
自己中男子のせいで。

私が上着着てるだけでこんなにカッとなる必要ある?
私は上着がなくちゃ生きていけない。
長袖じゃないと。
寒いわけじゃない。暑いわけでもない。
理由がある。

「ケンカなら向こうでやってくれない?」

そう静かに言い放って私は教室に出た。


そして、女子トイレにはいり、ゆっくりと上着を脱いだ。
腕には複数の傷。
腫れていて血で滲んでいるものもある。
ゆっくりと手で触れてみると

「________ッ。」

激しい痛みが全身に行き渡る。
こんなの見せられない。
見せたらまた何か起きるだけだ。
それに________父から何されるか分からない。





この傷は________。



2年前から始まったことだった。

5:玲夢◆dwc:2016/08/07(日) 17:02

凉葉さん初めまして
玲夢と言います
小説読ませていただきました
とっても面白いですね
続きが気になります
更新頑張ってください

6:玲夢◆dwc:2016/08/07(日) 17:11

それとこちらの小説を

『小説板の小説をオススメしたり、紹介したりするスレ』

で紹介しても大丈夫ですか?

7:涼葉:2016/08/07(日) 18:18

はい!どうもありがとうございます!!
玲夢さんは小説書いているんですか?
書いているなら読みたいです!
続きはまた今度、頑張って書きます!

8:玲夢◆dwc:2016/08/07(日) 19:24

>>7
玲夢も小説書いてるよ!

http://ha10.net/novel/1470458809.html

ここで書いてるんだ
(間違ってたらごめん)

オリジナル小説書きます!!

ってスレで
まだ書き始めたばっかだけどよかったら
読んでみて!
あとタメでいいよ

9:黄緑 星音◆veI:2016/08/07(日) 19:33

涼葉さんはじめまして、題名に誘われふら〜っとやってきた黄緑星音と
申します(`・ω・´)ゞ
小説面白いですね〜(*´ω`*)
続き、楽しみです(*´ω`)

10:涼葉:2016/08/08(月) 07:33

玲夢さんの小説見てみますね!


星音さんありがとうございます!
続き明日頑張って書きます!
よろしくお願いします。(*^^*)

11:黄緑 星音◆veI:2016/08/08(月) 08:32

>>10
よろしくお願いします(*ゝ∇・)ゞ

12:涼葉:2016/08/08(月) 11:23

よろしくお願いしますd(。ゝд・)

あ、あの今日暇なんで今日書きますね笑笑

13:涼葉:2016/08/08(月) 11:50



「母さんと父さんの........せいで。」

小さく小さく呟いた。

この傷は親がつけたものであった。





*━━━━━━*━━━━━━*


毎朝、私が起きるのは夜中や夜明けが多かった。
バシバシと背中を叩いたり
踏みつけたり、それが当たり前だった。
母は暴力をしないが父は暴力を毎日のように振るっていた。
また狭い部屋に響く母の声。

「ねぇ、このテストなに!?」

眠気も吹き飛ばすくらいビクッと肩を震わせ私は振り返った。

「84点.......どういうこと!?何で言わなかったの!?カバンの中で下敷きになってあったけど?!」

「あ.......そんなことでどうして怒るの?」

ついその言葉が出てしまって私はハッとして口をつぐんだ。

「どうして?氷雪。あなたは私と同じ道を歩んで行くのよ。逆らって何様のつもり?」

まただ。親はどうしていつも上から目線なのだろう。

「私は母さんと同じ道を歩みたくない。」

今日は何故か言い返すことができた。
何故か.......自信があった。

「氷雪。いい加減にしなさい!お父さんに言いつけるからね。」

「もう、いい。」

母を無視して私は急いで家を出た。と言っても行く場所がない........。

「え、氷雪?」

そこにいたのは________________。
大嫌いな_________________。

14:涼葉:2016/08/08(月) 11:51

誰でしょうか??





続きは水曜日です(*・ω・人・ω・*)

15:玲夢◆dwc:2016/08/08(月) 11:56

氷雪可哀想…
最後のは誰なんだろう?

16:黄緑 星音◆veI:2016/08/08(月) 15:26

>>13
氷雪、虐待受けてたんだ…(*´Д`)
かわいそう…(´・ω・`)
最後のはわからないな…(-ω-;)

17:ナッツ:2016/08/08(月) 17:04

面白そうですね!
ありそうな話でヒユキのキャラが好きです!
虐待か.........かわいそう.......。
最後に会った人は.....涼夜くんかな?湊くん?出てきた人かなー?

18:涼葉:2016/08/09(火) 11:09

ナッツさん、ありがとうございます。
氷雪いいですよね!クールな感じが笑

秘密です。(*^^*)

19:ナッツ:2016/08/10(水) 08:50

続き楽しみにしてまーす♬

20:涼葉:2016/08/12(金) 10:17

水曜日に書かなくて申し訳ございませんでした。
なので今日書きます。
よろしくお願いします。

21:涼葉:2016/08/12(金) 10:43



「みな........と?」

クラスで最も大嫌いな生徒会長。
腹黒そうな笑顔が気持ち悪い奴。

「氷雪、何でいるんだ?」

驚いているのは私だけではなく。

「何でって........それ.......は.....」

目の前がグラッと歪んだ。
出てくる時もこんな感じだったな。

「氷雪?」

湊が私の顔を覗き込んでくるけどその顔もぐにゃりと歪む。

「みな........」

湊。と言い終わる前に私は何かを吸い取られたような感じで私は意識を失った。

「氷雪っ!?」

その声も水の底から聞こえるように遠くから聞こえた。










「.........ん。」

小さなつぶやきを漏らし私はゆっくりと目を開けた。
目の前にいたのはあいつだった。

「湊っ何でいるのっ。」

「それだけ元気があれば大丈夫だな。」

ニコッとした笑顔がそこにある。
でも助けられたのは事実だ。

「で、聞きたいんだけど何で私は湊の家にいるの?しかもこのベット何?」

冷ややかに睨みつける。

「いつも来てただろ?それにこのベットは掃除したばっかで綺麗だし。」

「バカ、いつも来てなんか________。」

いつも来てなんかない。と言おうとして思い出した。
小学校のときは毎日のように来てたな。

「ほら。」

勝ち誇ったかのように笑った。

「あと、」

さっきの笑顔はなくなり湊は急に真剣な顔になった。

「その傷どうしたんだ。」

ハッとして私は自分の腕と足を見た。
半袖半ズボンのままで家を抜けたのを忘れていた。
いつも通りの傷だらけの腕と足。



「この傷は________その..........。」

22:黄緑 星音◆veI:2016/08/12(金) 14:32

>>21
湊に傷のこと言うのかな…(・・?

23:玲夢◆dwc:2016/08/12(金) 21:56

>>21
隠してきた傷見られちゃったん
だね…
相変わらず小説書くの上手
続きが気になる

24:涼葉:2016/08/19(金) 15:14

最近旅行行ってたんで更新できませんでした........。

今日書きます。これからも忙しいので更新スピードがめちゃくちゃ遅くなると思います。
すみません。

25:涼葉:2016/08/19(金) 15:38

「この傷は________その........。」

ベットから起き上がり、私はごくりとつばを飲んだ。
言ったほうがいいのだろうか?
言わない方が楽なんじゃないか?
湊のために......言わないでおこう。



本当に________
湊のためなのだろうか。
自分の________ためだろうか。

「氷雪?」

私はこんなにつらいのに気づいていないのが鬱陶しくて、ムカついた。

八つ当たりってしってるけど
その声にムカついて、うざくなって
私は湊を睨みつけた。

「別に湊に関係ないし。」

助けてくれてありがとうって伝えようと思ったのに出てきたのはそんな言葉だった。

「氷雪?」

「今、助けてくれたのはありがたかったけど、無駄に心配してくれるのはこっちが迷惑。別に助けてなんて言ってないから。」

「氷雪なんかそう思ってても______。」

「迷惑って言ってんじゃん。」

湊が大嫌い。
大嫌いな人に心配されるのは本当に迷惑。
事実。思っていることをそのままぶつける。
それしか________私には出来ないから。

にこっと微笑むことも出来ない。
泣くことも情けないから出来ない。

無表情で1人で生きていくことしか出来ない。




強がってるけど、私は弱い人間なんだ。
そんなの知ってる。




氷雪は強いな。



そう言う湊に伝えたかった。

私は弱い。


私はね____________。

26:玲夢◆dwc:2016/08/25(木) 23:15

氷雪ちゃん
可哀想
無表情で1人で生きていくなんて
思わないで!
氷雪ちゃんの考えが
変わることを祈る

27:涼葉:2016/09/15(木) 16:28

ほんとうに申し訳ありません。
小説これからだんだん書いていきますので
よろしくお願いします。。。。。。

申し訳ありませんー💦

28:玲夢◆dwc:2016/09/15(木) 16:47

>>27
待ってるね〜


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