ここでは私が小説を書きます!超読みにくいです。ですが頑張って書きます!みなさんもアドバイスや感想をよろしくお願いします♪
101:このは◆cE:2016/10/12(水) 17:27 いちご「ここはこうして〜」
いちごはみんなと協力してライブ会場を建てていった。
40分後
ついに巨大なチェリー型のライブ会場が完成した。
いちご「これでどう?」
チェリーはライブ会場を見つめた。
チェリー「いいですねぇ、これ!こういうのが見たかったんですぅ、まあ褒めてやるですぅ」
ぶどう「協力してあげたのに何ですの?その上から目線な態度」
チェリー「お前には言われたくないですぅ」
チェリーは笑顔でぶどうに反撃した。
ビワ「曲、まだできてないんでしょ?はよ作らんでいいの?」
チェリー「そうだわ!作らなきゃ」
ビワ「反応おせーんだよ」
チェリー「ごめんね!きゃはっ」
ビワ「きゃはっ、じゃない!」
もも「なら早く作らないと」
チェリー「分かってますよぉ!チェリチェリのスペシャルチェリー!」
チェリーは魔法でピアノとギターとドラムを出した。
チェリー「よし!」
何か思い付いたのかチェリーはギターを弾き始めた。
いちご「チェリー、思い付いたんだね!」
30分後
チェリー「できた!」
もも「とてもいい曲だね!」
チェリー「よし、あたし今からライブするよ。みんな、見てですぅ」
いちご「もちろんだよ!」
もも「見ないわけないじゃん!」
なーしー「見るー」
ぶどう「まあ、見てやりますわ」
パイン「見る見る見る見る〜!!」
パインは元気に大声で答えた。
れもん「楽しそうだし見ます」
めろん「もちろんよ」
ザクロ「ああ、もちろんだ」
ビワ「見よっかな〜」
ばなな「見るのだ〜!」
チェリー「じゃあ待ってて!ですぅ」
チェリーは走って準備しに行った。
20分後
みんな客席にいてチェリーがマイクを持って出てきた。
チェリー「ヤッホー、チェリーですぅ!あたしのライブ、楽しんで行ってですぅ」
いちご、もも、パイン、めろん、キウイ「イェーイ!!」
チェリーは魔法でサイリウムを空から降らせた。
みんなはサイリウムを持った。
チェリー「プリティーアイドルのチェリーのライブ、スタートですぅ」
みんな「イェーイ!!」
曲が流れてみんなはサイリウムを振った。
チェリー「あたしはこの世でイチバン!
可愛くてキュートなの♪」
いちご、もも、パイン、キウイ「わぁ〜可愛い〜」
キウイの目がハート目になっていた。
チェリーは歌い続けた。
チェリー「ワガママでぶりっ子?
あらあら そんなこと言うなら
チェリーちゃんからのおしおきだぞ?」
チェリーはウィンクした。
チェリー「いつでもスマイル(スマイル!)
いつでもカラフル(カラフル!)
あたしはパワフル 最強ですぅ!
あたしの魔法かけてあげる
ちゃんと受け取ってよね!
プリティーハート♪」
チェリーはみんなに手を振った。
チェリー「みんな、ありがとうですぅ!」
チェリーは微笑んで空からさくらんぼが降って来た。
いちご、もも、パイン、キウイ、ばなな「サイコー!!」
めろん「可愛かったわ」
ぶどう「まあ、いいんじゃないの?」
れもん「楽しかったです」
ザクロ「よかったぞ」
なーしー「うん」
なーしーは頷いた。
ビワ「よかったよ?チェリー」
チェリー「ありがとですぅ〜、ビワ!いちご、やっぱりあなた普通の小娘じゃなかったんですねぇ」
いちご「えへへっ、それほどでもないよ〜」
いちごは笑顔で少し照れた。
チェリー「これからもよろしくですぅ」
いちご「よろしくね!チェリー。ビワもこれからよろしくね」
ビワ「よろ〜」
こうしてチェリーのライブは成功した。
12話終わり
13話「フレッシュワールド、キャラ変わり事件!」
昼、雨が降っていた。
学校の実験室でビワが一人で実験をしていた。
チェリー「ビワ!」
チェリーがドアを開けて姿を現した。
ビワ「チェリー!すまんが、今忙しいから相手にできないんだ。引っ込んでな」
チェリー「えぇ〜?何の実験してるの?」
ビワ「カンケーないでしょ?」
チェリー「関係あるよ!」
ビワ「いいから向こう行ってなって、危ない実験してんだから」
チェリー「危ない実験?何よ、それ」
ビワ「本当に危ないから向こう行け!」
チェリー「いや!」
チェリーは走って来てビワに飛びかかって来た。
ビワ「う、うわぁぁぁ!!」
チェリーとビワがぶつかり倒れて、大爆発が起こった。
二人共、目を開けて立った。
ビワ「超キュートな天使、ビワだよぉ!あなたのハート、ズッキュ〜ンっ!だぞ?」
チェリーはビワを見て体が震えていた。
ビワ「チェリー?どうしたのぉ?」
チェリー「きゃっ」
チェリーは実験室から出た。
ビワ「あっ、ちょ、チェリー!」
チェリーは歩いていた。
ももといちごが歩いていてチェリーはサッと壁の角に隠れた。
いちご「ちょ、これどうなってんのよ!」
もも「知らない……」
いちごは怒っていてももは暗くなっていた。
いちごとももはなーしーに会った。
なーしー「ヤッホー!なーしーだよ!」
なーしーはいつも眠そうななーしーではなく元気ななーしーになっていた。
いちご「うるさいの!頭が割れるんだけど!」
もも「学校では静かにしようね……」
なーしー「分かってる〜!」
いちご「こいつ、絶対分かってないよね」
いちごはジト目でなーしーを見た。
なーしー「その顔はやめてよ!」
ぶどう「あれ?なーしーといちごともも!何してるの?」
ぶどうが歩いて3人に近づいた。
いちご「また来たよ……ナルシストが!」
ぶどう「えっ?なんでそんなこと言うの?」
いちご「分からないの!?」
ぶどう「分かんないよ!」
もも「ぶどうもいちごもなーしーもいつもと違う……」
ぶどう「そういうももだって」
なーしー「一体どうなってるの〜!?気になる〜!」
ぶどう「なーしーはパインみたい」
パインがダルそうに歩いていた。
ぶどう「あっ、パイン!」
パイン「何?」
パインはダルそうに四人を見た。
ぶどう「どうしたの?パイン。いつものパインじゃないけど」
パイン「そういうぶどうだって違うじゃん……」
5人が話しているとザクロが歩いて5人に声をかけた。
ザクロ「君たち、可愛いね〜!ヘイヘ〜イ!!」
ザクロは5人を見て踊り出した。
いちご「うるさい!この変態!!」
ザクロ「失礼だなぁ〜、そういう君にはこれをあげるよ〜」
ザクロはいちごにキスしようと近づいた。
いちご「きゃー!!!来ないでよ〜!!」
いちごは全力で逃げてザクロはいちごを追いかけた。
ビワが実験室から出て廊下を歩いていた。
ビワ「誰のハートを打ち抜いちゃおうかなぁ〜?チェリー!どこぉ〜?」
チェリーが壁の角で震えながら隠れていた。
ビワ「チェリー、そんな所で何してるのぉ?」
ビワがチェリーに顔を近づけて声をかけてチェリーは震えながらビワを見た。
チェリー「な、何ですか?ビワ」
ビワ「チェリー、隠れたらあなたのハート、打ち抜いちゃうぞっ」
チェリー「ご、ごめんなさい!」
チェリーは涙目でひざまずいた。
ビワ「そんな謝ることないよぉ、えへへっ」
チェリー「だ、だって」
ビワ「いいからおいでよぉ」
チェリー「ビワ〜!」
チェリーはビワに抱きつく。
ビワ「可愛い!」
ビワとチェリーが話していると走っているいちごとザクロが二人の前を通る。
ビワ「今のはいちごとザクロだぁ〜」
チェリー「きゃっ」
チェリーはビワの後ろに隠れた。
ビワ「チェリー、怖いことなんてないよぉ」
またフレッシュワールドの新キャラ出します!(またかよ)
パパイヤ
元気な野生児の男の子。南のフレッシュ島から来たらしい。フレッシュワールドの住人のボケ役。ザクロに負けないくらいの美男子。
魔法のかけ声は「パパパパなスペシャルパパイヤ」
面白いですね!
内容も個人的にいいと思いますし、フレッシュワールドのキャラクターもひとりひとりに個性があって心が惹かれます。
つづきを楽しみにしています!これからも頑張ってください!!
>>109
こんな小説をありがとうございます!嬉しいです(涙)
チェリー「ビワは優しいね」
チェリーとビワが話しているとザクロが歩いて来る。
チェリー「きゃっ」
チェリーは体が震えている。とても怖いのだろう。
ザクロ「ん?」
ザクロは目の前にいるチェリーとビワを見つめる。
ザクロ「見つけたよ、ヘイ彼女たち!」
ザクロは二人に近づく。
ビワ「ちょ、ちょっと!これ以上近づくならあなたの頭、ズッキュ〜ン!よ?」
ザクロ「可愛いぜ」
ビワ、チェリー「ちょっと来ないでよ!」
ザクロは二人を見てヨダレを垂らしながら近づく。
その時!
ばなな「待てよ……」
ばなながザクロの腕を引っ張り、窓の外に放り投げた。
ザクロ「わあ〜!彼女たち助けてくれ〜‼」
ザクロは窓の外から出て行った。
チェリー、ビワ「ありがとう!」
ばなな「私は何もしてない」
チェリー、ビワ「かっこいい……」
後ろからザクロ以外のみんなが声をかけて二人に近づく。
めろん、いちご「どこがかっこいいの!」
いちご「ていうか、私たち永遠にこのまま?」
ビワ「いいじゃん!いいじゃん!楽しいでしょ?」
いちご、めろん「どこが!」
もも、パイン「楽しくないよ……」
れもん「まあまあ、そんなに言うことないですよ。結構楽しかったです。頭いいんですね」
れもんは微笑む。
ビワ「てへっ」
いちご「いいから戻しなさいよ!」
めろん「戻しなさいって言ってるじゃない!さもないと懲らしめるわよ?」
れもん「めろん、そんなキツいこと言わないでさ……」
もも「こういうみんな、いやだな……うん」
ビワ「私、知らないも〜ん」
いちご「はあ!?あんたがしたことでしょ?」
なーしー「何とかしてして〜‼」
めろん「やだよ、こんなの」
ビワ「へぇ〜?」
騒いでいるといちごのパクトが光った。
いちご「何よ……」
いちごはパクトを持って開ける。
中の鏡に文字が映る。
いちご「読めないんですけど!ちょっと、あんたこれ読みなさいよ」
いちごはももにパクトを見せる。
もも「めちゃくちゃな者たちよ、元に戻れ!マジカルエブリーって書いてある……」
いちご「あんたもなかなかやるじゃない!行くわよ?めちゃくちゃな者たちよ、元に戻れ!マジカルエブリー‼」
いちごは鏡に向かって呪文を唱えると学校全体が光り、みんな元に戻った……はずだ。
みんな目を開けた。
いちご「私たち、元に戻ってるよね!」
いちごは手足などを見る。
もも「みたいだね」
ももは頷く。
いちご、もも「やった〜!」
いちごとももは笑顔でハイタッチする。
ぶどう「ずっとあのままかと思いましたわ……」
なーしー「やったー」
パイン「戻ったよ〜?イェ〜〜イ!!!」
れもん「戻ったようですね」
めろん「やったわね」
チェリー「戻ったみたい!」
ビワ「はあ〜、マジヤバかった……」
チェリー「もう危険な実験とかやめてよね!」
ビワ「はあ?大体、あんたが抱き付いて来たから悪いんだろ?」
ばなな「みんな、笑顔なのだ!」
ばななの言う通り、みんな笑顔だ。
これで無事、みんな元に戻った。
……あれ?何か忘れているような……
ザクロ「待ってろよ〜、オレの可愛い彼女たち!ヘーイ!」
ビワ「13話、終わり」
14話「なになに?恐竜が来ちゃった!」
朝、青空が広がっていた。
今日は学校は休みでいちごとももとばななの3人で外を歩いている。
いちご「やっぱフレッシュワールドはいいよね〜」
もも、ばなな「うんうん!」
今3人が歩いている所はパパイヤの森だった。
パパイヤの木がたくさんある。
3人が歩いていると目の前にいちごやももやパインなどのフルーツでできている巨大な恐竜が待ち伏せていた。
恐竜「ガオォォォォォ!!!」
恐竜は大声で喚く。
いちご、もも、ばなな「きゃ〜っ!」
その姿を見た3人は目を丸くして全力で逃げてパパイヤの森から出て行った。
恐竜「クゥーン?」
恐竜の目の前にももたちと同じ一人の住人が木から降りて来て恐竜の頭を撫でる。
???「泣くことはないぞ!パパラン」
一方、いちご、もも、ばななの3人はパパイヤの森の入り口で座って休憩をしている。
いちご「さっきの恐竜、何だったんだろう?」
もも「さあ?いつからここに来たのかな?」
ばなな「大きかったのだ!」
いちご、もも「うん!」
パイン「あれれ〜?youたち何してんの!?この森、入るの禁止だってフルーティア様が言ってたよ?」
パインが偶然3人の近くに来ていて3人を見かけたので声をかける。
いちご、もも、ばなな「パイン!それ本当!?(なのだ!?)」
パイン「うん!やめときなよ!私はおすすめしないしない‼」
いちご、もも、ばなな「分かった……」
四人はパパイヤの森から離れて行った。
恐竜が後ろから四人の跡をたどってパパイヤの森から出た。少年も恐竜の頭に乗っている。
???「腹減っただろ!今日は違うもんが食べたいんだろ?おいらが何か食わせてやる!」
恐竜「ガアァァァァ!!!」
???「そうか、嬉しいのか」
恐竜「クゥーン」
???「可愛いやつだな!」
四人が道を歩いている。
(ドスン!ドスン!)
大きな足音がする。四人が立ち止まり、後ろを振り向く。
いちご「何?この音」
四人の目の前に巨大な恐竜がいた。
いちご、もも、ばなな「きゃ〜っ!さっきの恐竜だ!」
???「おい!お前ら」
いちご「何か声聞こえなかった?」
もも、ばなな、パイン「聞こえた聞こえた!」
???「おい!返事しろ!」
少年が恐竜から降りて四人の目の前に現れる。
いちご「あなたは?」
???「名前はどうでもいいだろ!それより、旨いフルーツの所を案内しろ!おいらのペット、パパランが腹すかしてんだよ!おいらも腹減った。早くウホ食いさせろ!」
いちご「えっ?ウホ食い?」
???「お前、ウホ食いも分かんねぇーのか!ウホ食いってんのはウホウホする食べもんってみだよ!分かったか!」
いちご、もも、ばなな、パイン「分かんな〜い‼(のだ!)」
パパラン「ガアァァァァ!!!」
パパランは大声で喚く。
???「パパラン、大丈夫だぞ!おいらが食べさせてやるから!ほら連れて行け‼さもないとお前ら、おいらのエサにするからな!」
いちご、もも、ばなな「え〜?」
四人は少年の言っている意味が分からない。
パパラン「ガオォォォォォ!!!」
いちご、もも、パイン、ばなな「きゃ〜っ!!!」
パパランは我慢の限界で暴走し始めた。
???「おい!パパラン、落ち着け‼お前ら〜!」
少年は四人を鋭い目で見る。
???「食ってやる!お前ら、いただく!パパラン、あいつら食えよ!」
パパラン「ガウァァァァァァ!!!」
???「いただき〜‼」
少年とパパランは四人に襲いかかる。
いちご、もも、ばなな、パイン「きゃ〜っ‼」
もも「ピチピチのスペシャルピーチ‼」
ももは魔法で少年とパパランを自分たちのそばから離す。
???「負けるか〜っ!エサごときの魔法でおいらたちはやられねぇーよ!パパパパのスペシャルパパイヤ‼」
少年は魔法でももの魔法を消す。
???「何か食わせろ〜っ‼」
???、パパラン「グアァァァァァァ!!!」
少年とパパランは暴れ出し、フレッシュワールドの森などを足で潰して行く。
ぶどうやなーしー、みんな恐竜を見ていた。
なーしー「何か大変だー」
ぶどう「何ですの?あれ」
れもん「なぜ恐竜が?」
めろん「どうしよう……」
ザクロ「大変なことが起きてるな……」
チェリー「何なんですぅ?あれ!」
ビワ「ヤバい!」
みんな恐竜について行く。
恐竜はバナナ、マンゴー、ぶどう、森の果物を食べていく。
いちご「ちょっとやめてよ!フレッシュワールドがめちゃくちゃになるよ!」
???「うるさい!お前が悪いんだい‼パパラン!あいつら食え‼」
パパランはいちごを近づく。
いちご「な、何!?」
パパランは巨大な手でいちごの体を掴む。
いちご「きゃ〜っ!助けて‼離してよ!この変態‼」
パパランはいちごを掴んだまま、どこかへ去って行く。
いちご「きゃ〜っ‼みんな〜っ!」
もも「いちご‼」
めろん「どうしよう、いちごちゃんが……」
もも「とにかく、あの恐竜を探さなきゃ」
パイン、ばなな「うん!」
他のみんなも頷き、歩いていちごを探しに行く。
みんなはマンゴーの森を歩いている。
もも「いちご〜!いちご〜!」
めろん「いちごちゃん……」
マンゴーの森を出るとパパランの大きな足跡が真っ直ぐ道に続いている。
もも「これは……」
ぶどう「間違えないですわ」
みんなは足跡をたどって行った。
一方、いちごはパパランの大きな手で握りしめられたまま、少年とパパイヤの森を歩いていた。
いちご「離してよ!」
???「お前はおいらのエサだ!お前はおいらがいただく!」
いちご「えっ?私、食べられるの?いやだよ!そんなの」
???「だっておいらのエサだ、おいらは狙ったエサは手放さないんだ!だからお前を食う!!」
いちご「えっ?やだやだ!なんで私なの?」
パパイヤ「お前が一番うまそうだからだ!」
いちご「何言ってんの、この人!大体、あなた誰?」
???「教えねぇーよ!それより、おいらに食われる準備はできてるか!?」
いちご「できてるわけないでしょ!早く離してよ!」
???「おいらとパパランは腹へっている!もう我慢の限界だ!」
パパランが止まり、少年は降りた。
パパラン「ガアァァァァ!!!」
いちご「きゃ〜っ!離れてよ〜‼」
パパランはいちごをそのまま口に入れようとする。
???「まだ食うな!少し待て」
パパラン「クゥーン」
パパランはいちごを握りしめている。
???「おいらも食いてぇーんだ!だからまだ食うなよ!それと地面に置いとけ!おいらが食えねぇーだろ?」
パパラン「クゥーン……」
パパランは言われた通り、いちごを地面に置いた。
その時、いちごは思った。
いちご「(まさか、私を助けてくれた?)」
???「ちょっと待ってろよ!おいらのエサ!」
少年は木に登ってパパイヤを5個取る。
パパラン「ガアァァァァ!!!」
パパランは我慢の限界で暴れ出した。
それを見たいちごと少年は焦って少年は木から降りる。
いちご「きゃ〜っ!!」
???「落ち着け!パパラン」
パパラン「グアァァァァ!!!」
パパランは暴走し出してパパイヤの森の木を潰して行く。
いちご「ど、どうしよう!」
???「とりあえず木に隠れろ!!」
いちご「えっ?」
少年はいちごをお姫様抱っこする。
いちご「きゃっ」
少年はいちごを抱えてパパイヤの木に登る。
二人は木の上でパパランを見ている。
パパランはパパイヤの森を出て今度はミカンの森を潰して行った。
いちご「どうしよう……このままじゃ、フレッシュワールドが!」
???「何怖がってんだよ!弱いエサだな!」
いちご「……」
いちごは少年を見つめる。
少年はいちごを抱えたまま、他の木に乗り移ってパパランに近づく。
(ドスンドスン)
ももたちが歩いているとパパランが近づいて来ていることが分かり、少し用心している。
歩き続けるとパパランの巨大な足が目の前にある。
女子たち「きゃ〜っ!!!」
ザクロ「うわ〜っ!!!」
なーしー「うー」
もも「この足、あの恐竜の足だ!いちごを返してよ!」
ビワ「マジ同感、返せよ!」
めろん「泥棒はダメよ」
パパラン「ガアァァァァ!!!」
パパランは大声で喚く。
ぶどう「うるさいわね!いい加減返しなさいよ!」
パパラン「ガオォォォォ!!!」
ぶどう「あんた、このわたくしに向かって!」
パパランはまた歩いて森を潰そうとする。
???「こら〜っ!待て〜‼」
少年はいちごと一緒に木から降りて来てパパランの目の前に立つ。
もも「いちご!それにあなたは……」
???「落ち着けよ!我慢できねぇーのは分かるが少しぐらい待てよ!まだ準備もできてないぞ!!」
パパラン「ガアァァァァ!!!」
パパランは少年を蹴り飛ばす。
???「わっ!」
少年は蹴り飛ばされる。
いちご、もも、パイン、めろん、ばなな「大丈夫!?」
パパイヤ「心配すんな!余計なお世話だ!」
まだ立ち上がる。
パパイヤ「おいらは負けないぞ!!」
いちごのパクトが光っていちごはパクトを出して開けた。
パクトの鏡に文字が出てくる。
いちご「もも!これなんて読むの?」
いちごはももにパクトの鏡を見せる。
もも「止まれ、恐竜よ!モンスターストップ!って書いてある」
>>118 修正
少年は蹴り飛ばされる→少年は蹴り飛ばされて倒れる
いちご「分かった。止まれ、恐竜よ!モンスターストップ!!」
いちごが呪文を唱えると少年の体が金色に光った。
???「おい!」
パパラン「がう?」
少年はパパランの目の前に立つ。
???「お前!誰が主人だと思ってんだ!主人はおいらだぞ?少しは待つってことも覚えたらどうだ!?」
パパラン「クゥーン……」
パパランは少年を見て大人しくなって少年の光が消えた。
???「パパイヤ持ってたんだ。やるぞ!」
少年はパパイヤを1個投げてパパランは食べた。
もも「でも……フレッシュワールドがめちゃくちゃ……」
ももの言う通り、フレッシュワールドがめちゃくちゃだ。
その時、パクトの鏡にまた文字が出てきた。
いちご「あっ、また出た」
もも「自然よ、戻れ!ネイチャーって書いてある」
いちご「分かった。自然よ、戻れ!ネイチャー!!」
いちごが呪文を唱えると潰されていた果物の木など、すべてが元に戻り、一件落着だ。
いちご「ねえ、あなたのこと教えて」
パパイヤ「分かったぞ!おいらはパパイヤ、南の島のフレッシュ島から来た!」
れもんとザクロとなーしー以外「フレッシュ島?」
パパイヤ「知らんのか!?フレッシュワールドには南の島があるんだぞ!んで、何か退屈だったからパパランと散歩してたらここまで来た!」
れもんとザクロ以外「そうだったんだ〜」
パパイヤ「お前ら、本当うまそうだな!」
パパイヤはみんなを見てヨダレが垂れている。
ビワ「ちょ、ヨダレヨダレ!」
パパイヤ「いい!今回は追わずけだ!」
なーしー以外「はあ〜よかった〜」
パパイヤ「けど諦めたんじゃねぇーからな!いつか食ってやる!」
なーしー以外「ひっ」
パパイヤ「後おいら、学校ってもんに行きたいぞ!」
いちご「学校?」
パパイヤ「そうだが」
いちご「いいけど……みんなに迷惑かけないでね」
パパイヤ「分かってるよ!」
ぶどう、ビワ、ザクロ「絶対分かってない……」
ぶどう「全く、世話が焼けますわ」
いちご「14話終わり!」
第15話「野生児が学校に来た!」
朝、青空が広がっていてももたちは学校に行っている。
その時
(ドスンドスン)
大きな足音が聞こえた。
もも「この音は!」
ぶどう「本当うるさいわね」
ビワ「マジで迷惑なんですけど」
現れたのはパパランでパパイヤが頭の上に乗り、学校に向かっている。
ぶどう「本当迷惑よ」
パイン「でも何かクールかもかも!」
パインはパパイヤを見つめる。
ももたちは気にしないで学校に歩いて行った。
パパイヤ「パパラン、腹へっただろ!パパイヤやるぞ!」
パパイヤはパパイヤ1個をパパランの口に近づける。
パパランは食べた。
パパラン「ガウァァァァ!!!」
パパイヤ「おいしいのか!よかったな」
パパイヤもパパイヤ1個を食べる。
2組の教室でミカンがみんなとホームルームを始めていた。
ミカン「今日は新しい友達が来てるわよ。入って来なさい」
ドアを開けて入って来たのはパパイヤだ。
ぶどう「分かっていましたわよ」
ミカン「パパイヤよ、仲良くしなさいよ」
パパイヤ「おいらのエサ〜!!」
パパイヤはヨダレを垂らしながらみんなを見る。
ぶどう「気持ち悪いですわ」
れもん「本当気味悪いです。なぜ、このクラスなんですか?」
パパイヤ「おいらは腹へった……!お前たちはおいらのエサだ‼」
パパイヤはみんなを鋭い目で見る。
ミカン「後もう一人来てるから紹介するわね」
ぶどう、れもん、ビワ「えっ?」
教室に入って来たのかなり痛い住人だった。
ぶどう「あの人、誰かしら?」
れもん「何か少しかっこいいですね」
ビワ「そうか?」
3人は住人を見つめる。
ザクロ「誰だ?あいつは」
ミカン「彼の名はマンゴーよ」
マンゴー「今日もイケてる僕が来た。僕がいればこのフレッシュワールド全体が天使のように光り輝くのさ」
マンゴー
痛いナルシスト。自称「世界一美しい鳥」
だが他の人からは「ヘタレナルシスト」や「変態ナルシスト」などと呼ばれている
ぶどう「何なんですの?あいつ」
れもん「想像と違いますね。なぜ、こんなナルシストなおバカさんと一緒のクラスなのでしょうか?あの校長のことだからきっと頭を打っておかしくなったのでしょうね」
ビワ「うわー、ナルシ引くわー」
ぶどうとれもんとビワはマンゴーを見てこそこそ話している。
マンゴー「よろしく頼むよ、レディたち。ティーチャーをよろしくな」
マンゴーはミカンをキラキラ輝いている目で見つめる。
ザクロの隣とぶどうの隣に机が置いてあった。
ミカン「よ、よろしく……じゃあ、パパイヤはザクロの隣でマンゴーはぶどうの隣ね」
マンゴー「フッ、分かった」
パパイヤ「おいらのエサ……!」
ぶどう「はぁ!?冗談じゃありませんわよ。なぜ、こんな変態ナルシストが隣なんですの?」
ザクロ「何かヤバそうだな」
マンゴーとパパイヤはそれぞれ自分の席に座って隣のぶどうとザクロを見つめる。
マンゴー「可憐なバラのようなプリンセスだ……」
ぶどう「はあ?何言っているんですの?変態ナルシスト!」
パパイヤはヨダレを垂らしながらザクロを見つめる。
パパイヤ「お前が一番うまそう!おいらに食われる準備はいいか!?」
ザクロ「はぁ!?なんでお前に食べられなきゃいけないんだ!?」
パパイヤ「おいらは食うのが仕事だからだ!まずはお前を食う‼」
ザクロ「うわ〜っ!」
パパイヤはザクロを食べようと素早く飛び上がる。
ザクロ「ざっくざくのスペシャルザクロ‼」
ザクロは魔法でパパイヤを5個出す。
パパイヤはパパイヤを見て動きを止めてパパイヤを1個かじる。
パパイヤ「んま〜っ!」
パパイヤはとびきりの笑顔でパパイヤを食べながら席に着いた。
ザクロ「ふぅ〜、助かった〜。野生児だからって何でも食べていいってわけじゃないんだぞ……」
いやあ、久々に見ました。面白いです。
126:このは◆cE:2016/11/30(水) 16:52 >>125
ありがとうございます!これからもぜひ見てくれると嬉しいです♪
こんばんは、ホイップるです!いきなりこっちに来ちゃってごめんね
フレッシュワールドの小説、いつ見ても面白いね!つづきを楽しみに待ってます♪
パパイヤは、食べるのが仕事なんだ…!食べることが好きな人にとっては幸せな仕事だね!
でも、確かにザクロの言う通りなんでも食べちゃうのはよくないかな…ww
新キャラのマンゴーもいいね!ナルシストでも私は好きです
更新頑張ってね!陰ながら応援してるよ!!
>>127
ありがとう!確かに何でも食べちゃうのはよくないよねwwwこれからも見てくれたら嬉しいな♪
給食時間、マンゴーはかっこつけながらゆっくり食べていて、パパイヤは料理を吸い込んでいる。
ザクロ「吸い込んでんじゃねぇーよ!」
パパイヤ「いいだろ?ついでにお前らを……」
ザクロ「だからやめろ!」
ザクロは困っている。
マンゴー「落ち着け、猛獣くんよ。そんなに慌てて食べたら喉に行列ができるよ」
マンゴーがパパイヤに注意をする。
ザクロ「お前もかっこつけながら食べてんじゃねぇーよ」
マンゴー「僕は普通に食べてるよ。世界一美しい鳥の僕に『焦る』という文字はないからね。僕の世界では時間っていうものがないのさ」
ザクロ「ただゆっくり食べたいだけだろ!この現実という世界には時間はあるんだよ。お前の世界とは違う」
マンゴー「じゃあ、君も焦って喉に行列を作りたいのかい?」
ザクロ「あ?」
マンゴー「焦って食べたって喉に行列ができるだけさ」
ザクロ「何言ってんだ?こいつ。とりあえず早く食べろよ」
マンゴー「喉に行列が……」
ザクロ「つべこべ言わずにとっとと食べろ!」
マンゴー「わ、分かった」
ザクロが少しキツめに声をかけるとマンゴーは言われた通り、急いで食べた。
みんな「ごちそうさまでした!」
みんな完食している。
>>126
勿論です。
そして昼休み、マンゴーは廊下を歩いているとチェリーと遭遇する。
チェリー「あれ?あなたは誰ですぅ?」
マンゴー「おや、桜のような美しいレディの登場だ」
マンゴーは赤いバラを持ち、チェリーの前に立つ。
マンゴー「君に会いたかった。ぜひ、この僕と翼を輝かせ、羽ばたいて欲しい」
チェリー「えっ?あなた、あたしのファンですぅ?」
チェリーは意味が分からず、首を傾ける。
チェリー「とにかくあんた誰だよ、早く名乗れよナルシスト、ですぅ」
マンゴー「口の悪いプリンセスだな。僕は世界一美しい鳥、マンゴーさ」
チェリー「世界一美しい鳥?お前、鳥じゃなくて果物だろ、ですぅ」
マンゴー「プリンセス、君の名を知りたい」
マンゴーは名前を知りたそうにチェリーを見つめる。
チェリー「いや、話聞けよ!ですぅ。あたしはプリティーアイドルのチェリーですぅ、よろしくですぅ!きゃはっ」
マンゴー「チェリー……なんと美しい名だろう」
マンゴーはチェリーに手を差し伸べる。
チェリー「えっ?」
マンゴー「僕の世界に来てもらおう」
チェリー「はあ?」
チェリーは足でマンゴーの顔を蹴る。
マンゴー「うわぁ!キックも……美しい……」
マンゴーは笑顔で倒れた。
チェリー「お前には用はねぇーんだよ、変態ナルシスト!」
チェリーは厳しい子供を吐き、去って行く。
一方、パパイヤはザクロの背中に乗っていて二人は廊下を歩いている。
ザクロ「パパイヤ重い!離れろ‼」
パパイヤ「やだ!」
ザクロ「離れろって!」
パパイヤ「やだ〜!」
ザクロ「ふぅ〜、めんどくさい。ざっくざくのスペシャルザクロ」
ザクロは困り、魔法でパパイヤを1個出してパパイヤに見せる。
パパイヤ「はあっ!」
パパイヤはパパイヤを見てザクロの頭の上でヨダレを垂らしている。
ザクロ「汚っ!こら、オレの頭の上でヨダレ垂らすな」
ザクロはパパイヤを奥に投げる。
パパイヤ「パパイヤ〜‼」
パパイヤはザクロから離れてパパイヤの所に走って行き、パパイヤを取ってかじる。
>>131 修正が
『厳しい子供を吐き』ではなく『厳しい言葉を吐き』です。
パパイヤ「んま〜っ‼」
パパイヤは笑顔で嬉しそうにパパイヤを食べる。
ザクロ「はぁ〜、本当あいつには困ったものだぜ……」
放課後、夕日が赤く燃えている。
みんなは普通に歩いて帰っている。
(ドスンドスン)
ぶどう「うるさいわよ!」
この足音といえばパパランだ。
パパイヤがパパランの頭の上に乗って帰っている。
ビワ、ザクロ、ぶどう「フツーに歩けよ!」
チェリー「本当うるさい」
マンゴーとなーしー以外は耳を手で塞ぐ。
マンゴー「猛獣くんよ、レディたちを困らせたらいけないぜ?」
パパイヤ「おいらは帰ってるだけだぞ?なあ、パパラン」
パパラン「がう」
なーしー「でもぼくたちからしたらめーわくだよ」
なーしーも眠そうだが注意をする。
パパイヤ「仕方ねぇーだろ!これくらいはいいじゃねぇーかよ〜」
ザクロ「よくねーよ!」
パパイヤ「さあ、帰るぞ!パパラン」
パパラン「ガアァァァァ!!!」
(ドスンドスン)
パパランは大きな足音を立てて帰って行く。
ザクロ「何でも食べようとするわ、オレの頭に引っ付くわ、恐竜の足音を立てるわ、迷惑なやつだな……」
ぶどう「本当迷惑ですわね」
れもん「あの校長、どうかしてますよ」
めろん「まあまあ、れもんちゃん」
パパイヤの森でパパイヤはパパランと一緒にパパイヤを10個食べている。
パパラン「がう?」
パパイヤ「学校はどうだったか、だと?楽しかったぞ‼おいらのエサもたくさんいたしな!でも一番気に入ったのはあのザクロとかいうやつだ!」
パパラン「ガアァァァァ!!!」
パパイヤ「そうかそうか、行きたかったのか。だが我慢しろよな?まず食うのはおいらだからな!」
パパラン「がう」
パパイヤ「よし、いいやつだ」
パパイヤはパパランの頭を撫でる。
パパラン「ガアァァァァ!!!」
パパイヤ「15話終わりって言ってんだ!」
16話「パパイヤとパパラン」
今日は学校は休みだ。
朝、青空が広がっている。
パパイヤ「かぁ〜‼かぁ〜‼」
パパイヤはパパイヤの森で大きないびきをかいて寝ていた。
パパイヤ「……!」
目を覚まし、起きて周りを見渡す。
パパイヤ「あぁ〜」
あくびをする。
パパイヤ「おはよ……パパラ〜ン」
パパイヤは木に触る。
パパイヤ「……!」
パパイヤはパパランじゃないことに気付いて木から離れる。
いつも目の前にパパランがいるはずだがいなくなっていた。
パパイヤ「パパラン!?」
パパイヤは目を開き、周りを見渡してパパランを探す。
パパイヤ「パパラ〜ン‼」
叫んでもパパランの返事がない。
パパイヤは慌ててパパイヤの森の中を探し回る。
パパイヤ「パパラ〜ン!パパラ〜ン‼」
パパイヤは大声で叫ぶがパパランの声は聞こえなかった。
パパイヤ「パパラン……!」
パパランを探しているといつの間にかパパイヤの森を抜けていた。
パパイヤ「パ〜パラ〜ン‼」
パパイヤは周りを見渡す。
???「うわっ‼」
走っていると何者かにぶつかる。
パパイヤ「お前は……!」
正体はパインだった。
今、二人がいる所はパインの森だ。
パイン「いててて……」
パパイヤ「おいらのエサ……!」
パパイヤはパインを見てヨダレを垂らす。
パイン「ワオ!パパイヤじゃん!どしたの?」
パパイヤ「はっ!今はこんなことよりパパランを探さなきゃ……!」
パパイヤはものすごく焦っている。
パイン「どしたの?何か焦ってるよ!?落ち着いて‼」
パパイヤ「落ち着けねぇ!」
パイン「何かあったの!?」
パパイヤ「パパランがいなくなったんだぞ!」
パイン「パパラン?」
パインはパパランを思い浮かべる。
パイン「あっ!あの恐竜か!」
パパイヤ「そうだ!あいつがいなくなったんだ!」
パイン「大変‼ワタシも手伝う!」
パパイヤ「い、いいのか!?」
パイン「yes!」
パインは笑顔で答える。
パパイヤ「ありがと〜!」
パパイヤは泣いた。
パイン「じゃ、まずは歩いて探し回ろう!イェ〜〜イ!!!」
二人は歩き回ってパパランを探す。
小説拝見させて頂きました!とっても面白かったです…!質問なんですが、なーしーさんの性別って…?
137:このは◆cE:2016/12/26(月) 20:56 >>136
ありがとうございます!なーしーは男の子ですよ
それぞれのキャラクターが個性的で面白かった!
なーしー好きだな〜(´΅`*
>>138
ありがとう!!私もなーしー気に入ってるんだ!
パイン「あれ〜?いないな〜!」
周りをキョロキョロと見渡すパイン。
パパイヤ「いたか?」
パインを鋭い目でじっと見つめて聞くパパイヤ。
パイン「NO!いなかったよ!」
パインは手のひらを前に出し、首を振る。
パパイヤ「そうか……どこに行ったんだよ、あいつ……」
悲しそうな表情になり、ウルウルと涙目になるパパイヤ。
パイン「youとパパランはどんな関係なの!?」
両手を顔の下に添え、目を丸めてどういう関係なのかを聞くパイン。
パパイヤ「おいらとパパランは一番の親友だったんだ。昔、おいらは恐竜たちにいじめられていた」
パパイヤは過去のことを思い出しながら空を見上げて話す。
恐竜たち「ガァァァァ!!!」
パパイヤがまだ6歳ぐらいの話だ。
フレッシュ島の森の中に恐竜たちがたくさんおり、なきわめている。その声は森の外まで響いていた。
何が起きているのかというと恐竜たちがパパイヤを襲っているのだ。
パパイヤ「助けてくれ〜〜!!」
パパイヤは泣きそうになるが涙をこらえる。
心の中で叫んでいた。「誰か助けてくれ」と。
その時……
???「ガァァァァ!!!」
遠くから大きな鳴き声が聞こえてくる。そう、この声はパパランだ。
パパランが歩いてくると他の恐竜たちは逃げて行った。
パパイヤ「ありがとな!」
涙を流しては、パパランに思いっきり抱きつくパパイヤ。
パパイヤ「今日からお前はおいらのペットでパパランだ!」
パパラン「ガァァァァ!!!」
抱きつきながら笑顔で名前を付けるパパイヤ。パパランも嬉しそうに喜んでいる。
パパイヤ「これがおいらとパパランの出会いだ。ここから、おいらとパパランは一緒に過ごしていたんだ」
パパイヤは悲しそうだか少し笑いながら話している。パパランが心配なのだろう。
パイン「パパイヤとパパランは仲良しだったんだね〜!」
ふむふむと頷き、ぴょんぴょんと元気よく笑顔で飛びはねるパイン。
パパイヤ「そうだ。パパランがいないとおいらは悲しくなる。だってパパランは一番のパートナーだからさ。あいつ、もうフレッシュ島に帰ったのかな……」
パパランと過ごした日々を思い出していると涙を一粒流すパパイヤ。パパイヤを置いてパパランはどこに行ったのだろうか。
パイン「だいじょうブイ!きっと見つかるよ〜〜!!」
笑顔で元気よく飛びはね続けるパイン。
パパイヤ「本当か!?じゃあ、どうすれば見つかるんだ?」
目に涙を浮かべながらパインを見つめるパパイヤ。
パイン「とにかくぴょ〜んぴょ〜んって飛び跳ねたらいいんだよ!イェ〜〜イ!!!」
飛び跳ねたまま、手を元気よく上げるパイン。適当そうだ。
パパイヤ「何、適当に変なこと言ってんだよ!おいらは真剣なんだぞ?」
ぷんぷんと怒るパパイヤ。パパランのことで頭がいっぱいである。
パイン「ワタシだって真剣だよ!絶対、見つけようね!!」
着地して明るい笑顔で手を差し伸べるパイン。
パパイヤ「あ、ああ!」
手を繋ごうと近づけ、パインの手を握るパパイヤ。
パイン「よ〜し!見つけるぞ〜〜!!」
パパイヤ「お〜っ!!」
2人はグーにした手を上に上げる。パパランを見つけることはできるのであろうか。
???「きゃああああ!!!」
2人がなしの森の中を探していると遠くから悲鳴が響く。
パイン「この声は…………グレープン!!」
パインの言う通り、この悲鳴はぶどうの声である。
ぶどうが何かに襲われているようだ。
「ガァァァァ!!!」
大きな鳴き声もする。この声は間違えなくパパランだ。
パパイヤ「パパランもいるみたいだな!」
パイン「とにかくレッツゴ〜〜!!」
2人は猛スピードでぶどうの所へ行く。
ここはぶどうの森だ。
2人はキョロキョロと見渡しながらぶどうとパパランを探す。
「ちょっとあなた何ですの?生意気ね!」
強がっているが少し体が震えているぶどう。本当は怖いのだろう。
「ガァァァァ!!!」
ゆっくりと足音を鳴らしながら近づくパパラン。
「グレープ〜〜ン!!!」
「パパラ〜ン!!」
パインとパパイヤの声が聞こえてくる。ぶどうとパパランを見つけて大声で呼びかけているのだ。
「パイン!」
「ガァ!」
ぶどうとパパランは走ってくるパインとパパイヤを見る。
パインはぶどうの前に、パパイヤはパパランの前に立った。
「パパラ〜ン!どこ行ってたんだよ〜!」
パパランの足に抱きついては、頬を付けてスリスリするパパイヤ。
「クゥ〜ン」
パパランも笑顔に変わる。パパイヤに会えて嬉しいみたいだ。
「本当に心配したんだからな!もう黙ってどっかに行くなよ!」
笑顔だが涙を流しながらスリスリし続けるパパイヤ。
「パパイヤ、よかったね!グレープンも無事でよかった〜!」
にこにこと優しく微笑むパイン。
「べ、別に嬉しくなくてよ?でも感謝してあげるわ。後、グレープンじゃないわよ!」
赤面しながら手のひらを口に付けてツンツンするぶどう。本当は嬉しいはずなのに相変わらず、素直じゃない。
「全く、グレープンは素直じゃないな〜!」
ぶどうのおでこを指でツンツンとつつくパイン。
「うるさい!わたくしはいつだって素直よ。そしてつつくんじゃないわよ!」
手でパインの指を払うぶどう。「素直よ!」と言い張っている。
「本当は仲良しなんだな!なっ、パパラン!」
ぶどうとパインを見ながらウィンクしてパパランに話しかけるパパイヤ。
「ガァ!」
パパランは笑顔で頷いていた。今日もパパイヤはパパランと一緒だ。
終わり
新キャラを紹介します
マスカット
「マスカットです。よろしくお願いします」
「キウイ様は私のものよ!誰にも渡さないわ!」
マスカットがモチーフのフレッシュワールドの住人。ぶどうのライバルでキウイに恋をしている。普段は大人しいがキウイとぶどうの前では強気な性格に変わる。
パインに「マシュカット」と呼ばれている。
一人称は「私」
二人称は「あなた」「あんた」「〜さん」「呼び捨て」「〜様」
魔法のかけ声は「まっすますのスペシャルマスカット」
りんご
「りんごだよ。今日も頑張る!」
「それって奇跡だよ!き・せ・き!」
りんごがモチーフのフレッシュワールドの住人。とても明るいお嬢様。「それって奇跡だよ!き・せ・き」が口癖。
アロエ
「僕はアロエ!何かあったら言ってね?」
「そんなわけないじゃん!」
アロエがモチーフのフレッシュワールドの住人。ザクロの幼馴染。
しっかり者で常識人。よくザクロとツッコむ。ドSな所がある。
一人称 僕
二人称 君、呼び捨て
ラズベリー
「あたしはラズベリー。チェリーには負けないでしゅ!」
「チェリーなんか簡単に倒してみせましゅ!」
ラズベリーがモチーフのフレッシュワールドの住人。アイドルでチェリーのライバル。
チェリーと同様、ぶりっ子でわがままな女の子。よくチェリーにライブ対決を申し込む。
語尾に「でしゅ」や「しゅ」と付けて話す。
一人称 あたし
二人称 あなた、あんた、呼び捨て
ライム
「ライムだべ!よろしくだべ!」
「君の頼みなら何でもするべ!」
ライムがモチーフのフレッシュワールドの住人の1人。お人好しでちょっぴり泣き虫な男の子。頼まれたらすぐに行動する。
語尾に「だべ」や「べ」と付けて話す。
一人称 僕
二人称 君、〜ちゃん、呼び捨て
「みんな、大丈夫!」
「楽しいのが1番!」
ゆず
明るくて元気なフレッシュワールドの住人の1人。いつもにこにこしていてみんなのお姉さんタイプ。
誰とでも仲良くなれる。たまにハチャメチャなことをしてしまうがそれは後先を考えてやっている。
17話「ワクワク!転入生がいっぱい!」
朝、青空が広がっていて太陽もにこにこと微笑んでいる。今日はすごく暑い。
「今日もいい日になりそう!」
いちごはモモの家から出て背伸びをして笑顔で空を見上げる。今日はどんな日になるのだろうか。
「いちご〜!行こ!」
「早く早くなのだ〜!」
モモとばななも家から出て猛スピードで元気よく走る。モモとばななはいつも元気だが今日はいつも以上に元気だ。
「待ってよ、モモ!ばなな!」
いちごも走って2人に近づき、明るい笑顔で抱きつく。3人共、とても楽しそうだ。
「そういえば今日は転入生が来るんでしょ?」
首をこてんと傾げて転入生が来るのかを聞くモモ。
「誰が来るのか楽しみなのだ〜!」
元気よく手を上げて笑顔で飛び跳ねるばなな。
「うん!今日は転入生がいっぱい来るんだ!」
そう、いちごの言う通り今日は転入生がいっぱい来る日だ。ばななもモモも転入生がいっぱい来ると聞いていつもよりテンションが高かったのだろう。
「一体、どんな子たちが来るのかな?」
「楽しみなのだ〜!」
2人はウキウキが止まらない。どんな子たちが来るのか楽しみで仕方がない。
「私も楽しみ!」
いちごもウキウキしている。3人は校門へ入って行く。
3人は校内に入る。いちごとばななは校長室、モモは教室へ向かう。
「おっはよ〜!」
元気よく挨拶をして教室へ入るモモ。
「モモ、おはよ〜」
なーしーはふんわりまくらを持って眠そうにモモの前に立ち、ゆっくりと挨拶をする。
「おはよう、なーしー!今日も眠そうだね」
眠そうななーしーを見つめてにこにこと笑顔で挨拶を返すモモ。
「ねむ〜い」
あくびをしようとするが口を押さえ、ゆっくりとあくびをして半目で答えるなーしー。
「でも今日も頑張ろうね!」
グーの手を上げてウィンクをして呼びかけるモモ。いつものようにやる気満々だ。
「うん」
なーしーはゆっくりと頷く。どうやら、なーしーもやる気満々のようだ。
そろそろ、ホームルームの時間だ。キウイとミカンが教室へ向かっている。
「あっ、そろそろホームルームの時間だね!」
キウイの形の時計を見てホームルームの時間だと気付くモモ。
「早く席につけ」
ザクロが呼びかけると1組の子たちも2組の子たちも一斉に席につく。
教室のドアを開けるとキウイは1組に、ミカンは2組に入って教卓についた。
どんな子たちが転入してくるのだろうか。まずは1組の様子を覗いてみよう。
(今日も天使たちが集まっているぞ!)
生徒たちを見ては、嬉しくなり幸せそうに心の中で「天使だ〜!」と呟くキウイ。
「キウイ先生、まだですか?」
みんなウキウキしていて転入生が待ちきれない。「まだですか?」とテンション高めに聞くモモ。
「楽しみで待ちきれないよ〜〜!!」
楽しみすぎてつい、ぴょんぴょんと飛び跳ねそうになるパイン。
「早くしやがれ!ですぅ」
楽しみすぎて口が悪くなるチェリー。その言い方は先生相手に失礼だ。
「ごめんよ〜。今日は転入生が来てるからね!」
キウイは手を頭に当てて謝るが心の中では「急がせる姿も可愛いな!天使だ〜!抱きつきたい!」と思っている。
「じゃあ、転入生を紹介するよ。入って来てくれ!」
楽しそうににこにこと微笑みながら呼びかけるキウイ。
教室に入って来たのは、2人の女の子だ。
「今日からみんなと勉強するラズベリーちゃんとゆずちゃんだ」
キウイは楽しそうに紹介をする。
「ゆずです。みんなと仲良くなりたいな!よろしくね」
にこにこと明るく微笑んで自己紹介をするゆず。とても優しそうな子だ。
「すっごく優しそ〜う!!」
ゆずと仲良くなりたいと思い、純粋な笑顔で見るパイン。
「ラズベリーでしゅ!可愛いアイドルを目指してましゅ。仲良くして欲しいでしゅ!」
手でハートを作って自己紹介をしては、みんなに向けて投げキッスを放つラズベリー。
「うわ〜、ぶりっ子可愛くないわ……」
肩をすくめながらラズベリーを見て、可愛いくないと小声でこっそりと呟くチェリー。お前に言われたくない。
「じゃあ、ラズベリーちゃんはチェリーちゃんの隣でゆずちゃんはパインちゃんの隣の席についてね」
笑顔で優しく席を選ぶキウイ。心の中では「天使が増えた〜!」と嬉しそうに呟いている。
「はい!」
ラズベリーとゆずは笑顔で返事をしてキウイの言われた通りにラズベリーはチェリーの隣に、ゆずはパインの隣の席につく。
(ちぇっ、なんでよりによってこんな可愛くないやつと……!)
心の中で「可愛くないやつ」と呟き、いやそうにラズベリーをチラチラと見るチェリー。それほどいやなのか。
(こいつ、プリティーアイドルのチェリーじゃない。まあ、あたしの方が可愛いし!)
ラズベリーはチェリーを知っているのか、「やっと見つけた」みたいな感じで後に自分の方が可愛いと心の中で呟く。
この2人は仲良くできるのだろうか。
「ゆずっていうんだ!ワタシはパイン、よっろしっくね〜〜!!イェ〜〜イ!!!」
元気よく自己紹介をしては、手を上げて笑顔でぴょんぴょんと飛び跳ねるパイン。
「パインね。これからよろしく」
ゆずはにこっと優しく微笑んで握手しようと手を近づける。
「うん!フレンズができて嬉しいよ〜〜!!」
ぴょんぴょんと元気よく飛び跳ねては、着地してゆずの手を掴んで仲良く握手をするパイン。
「うふふっ、元気ね」
フフッと柔らかな笑みを浮かべるゆず。ゆずも嬉しいようだ。
一方、2組では……
「転入生が来てるわよ。入ってらっしゃい」
手を前に出しては、指を動かして「おいで」の合図を出すミカン。ドアを開けると転入生たちが入って来た。
「マスカットとりんごとアロエとライムよ。仲良くしなさいね」
フフッと微笑みながら転入生たちの紹介をするミカン。
「マスカットです。よろしくお願いします」
礼儀正しくぺこりと頭を下げては、顔を上げて笑顔で挨拶をするマスカット。大人しい子だ。
「りんごです。みんなと出会えたことは奇跡だよ!よろしくね!」
手を頭に添えて明るく自己紹介をするりんご。とても明るい子だ。
「アロエだよ。よろしく」
腰に手を付けて自己紹介をするアロエ。常識人なようだ。
「ライムだべ!よろしくだべ!」
お腹に手を添えてお辞儀をするライム。お人好しな子だ。
「じゃあ、マスカットはぶどうの後ろでりんごはぶどうの左側の席でライムはれもんの隣でアロエはザクロの隣よ」
「分かりました」
ミカンに席を決めてもらっては、返事をして言われた通りに席につくマスカットたち。
「よろしくね、グレープン!」
ぶどうのことをグレープンと呼び、にこっと笑顔で挨拶をするりんご。
「グレープンじゃないわよ!わたくしはぶどうですわ!」
腰に両手を当ててプンプンしながら「グレープンじゃない」と答えるぶどう。
「グレープンって可愛い名前じゃん!あたしは好きだよ!」
笑顔でぶどうの頬をツンツンとつつくりんご。りんごはグレープンという名前が好きなようだ。
「どこが可愛い名前なのよ!」
指を左右に動かしてプンプンし続けるぶどう。
「大体、どこで聞いたのよ」
また腰に手を当てながらどこでグレープンという名を知ったのか聞くぶどう。
「パインから教えてもらったの!」
にこにこと微笑みながら元気に答えるりんご。パインから知ったらしい。
「またあいつね……」
パインを頭に浮かべて煙がプスプスと浮き上がるぶどう。
「まあまあ、いい子だよ。仲良しなんでしょ?」
手を頬に当てて微笑んでは、可愛くウィンクをするりんご。
「べ、別に仲良くなんかありませんわよ?まあ、悪くもありませんわ」
ツンツンと赤面しながら答えるぶどう。素直じゃない。
「パインの言った通りだ!グレープンって素直じゃないんだね!」
にこにこと楽しそうに「素直じゃない」と言うりんご。素直じゃないってこともパインから聞いたらしい。
「う、うるさい!わたくしはいつだって素直よ!」
赤面しながらそっぽを向くぶどう。いつものように「素直よ」と答える。
「あははっ、可愛いね。パインが好きになる気持ちも分かるよ」
嬉しそうに微笑んでぶどうを見るりんご。りんごとぶどうは仲良くできそうだ。
アロエとザクロも楽しそうに話している。
「久しぶりじゃん、ザクロ!」
爽やかな笑顔で手を上げて「久しぶり」と言葉を浮かべるアロエ。どうやら、初めて会ったわけではないらしい。
「アロエか。久しぶりだな」
笑顔で少し手を上げて返すザクロ。2人は目を合わせている。
「僕ら、幼馴染なんだよね」
ザクロに目線を合わせながら聞くアロエ。幼馴染とは本当のことなのだろうか。
「ああ」
うんと頷いて答えるザクロ。アロエの言う通り、ザクロとアロエは幼馴染で前からの付き合いだ。
「懐かしいな」
アロエの目を見ながら少し笑うザクロ。久しぶりに会うので一緒に遊んでいたことが頭に浮かんでいるのだ。
「うん。あの時は楽しかったよね」
ザクロに会えたので嬉しそうな笑みを浮かべて答えるアロエ。2人で遊んだ時の思い出がよみがえる。
「また遊べるね」
ザクロの顔を見つめて幸せそうにウィンクをするアロエ。
「そうだな」
にこっと微笑んで頷き、アロエの手をぎゅっと握るザクロ。会えたことが本当に嬉しいようだ。
「楽しそうなクラスだべ!」
純粋な笑顔で周りを見渡すライム。「にぎやかで楽しそうなクラスだべ」と思っている。
「確かに楽しそうですよね」
柔らかな笑みを浮かべながら周りを見渡すマスカット。見渡した後ににこっと微笑む。
「うん!こういうクラス大好きだべ!」
元気に両手を大きく広げて笑いながら「大好き」と呟くライム。
「にぎやかですからね」
ふわっとした笑みを浮かべて答えるマスカット。みんなはすっごく楽しそうだ。
これが新しい転入生たちである。これからどんなことが起きるのであろうか。
終わり
18話「キウイをめぐって!ぶどうVSマスカット!」
清々しい朝、青空が広がっていて太陽がにこりと笑っている。
今日は学校は休みだ。みんなは楽しく遊んでいる。
「今日もいい天気ですわね」
ぶどうはぶどうの森をいつものドレスを着て歩いている。立ち止まると笑顔で太陽を見上げて「いい天気」と呟く。
「キウイ先生、本当にステキ……!」
太陽を見ているとキウイに見えてくるぶどう。太陽を見れば見るほどキウイに見えて顔が真っ赤に染まり、下を向くぶどう。
「な、なんで太陽を見るだけで顔が真っ赤になるのよ!」
太陽を見るだけで顔が真っ赤になることが不思議に思うぶどう。目を瞑ってうーんと考える。
「あっ、ぶどうちゃん!」
ぶどうが下を向いていると歩いてきて笑顔で話しかけてるキウイ。
「キ、キウイ先生……!」
顔を上げてキウイを見るとますます顔が真っ赤に染まるぶどう。心がドキドキしている。
「こんにちは、ぶどうちゃん!何してるの?」
笑顔で挨拶をしては、首を傾げて何をしているのかを聞くキウイ。心の中では「今日も可愛い天使の登場だ〜!」と楽しそうに呟いている。
「ごきげんよう。な、何もしていませんわ」
キウイを見つめて赤面しながら挨拶をして答えるぶどう。ドキドキが止まらない。
「フフッ、可愛い」
ぶどうを見てフフッと微笑むキウイ。心の中では「可愛すぎだろ!抱きしめてチュした〜い!!」と愛の言葉を叫んでいる。