皆さん、どうも。レミリと申します。私は、『あの日の物語』という小説も書いています。見てくれたら嬉しいです。今回のテーマは、『恋愛』です。はじめて恋愛系に挑戦します。応援してくれたら嬉しいです!
ルール
荒らし、悪口、なりすましは禁止です。私は、小説書くのが下手なのでアドバイスしてくれたら嬉しいです!あと、感想もお願いします。
>>2 登場人物
>>3 ストーリー
>>4 プロローグ
>>2->>4までレス禁です。
>>100 ルナの小説を荒らさないでください。
ルナへ
小説、楽しみ!
削除依頼、出す?
>>100
荒らすのはやめてもらえますかね?
>>101
ありがとう!
削除依頼出した方が良いな。
まぁ荒らしは無視しようよ
104:ルナ◆3es:2017/08/30(水) 21:17 >>103
そうだね
乱入ごめんね。
荒らし、大丈夫?
すごい迷惑だよね!
ルナ、荒らしに負けずに(ルナなら負けないよね!)頑張れ!
>>105
ありがとう!
いえいえ。
大したことないよ。
荒らし、本当迷惑だよね〜
私は荒らされたことないんだけど、荒らしがいなくなるように願おう!
ルナ、削除依頼出しといたよ!
109:ルナ◆3es:2017/08/30(水) 21:34 >>107
うん。そうだね
>>108
忙しいのにありがとう!
削除
111:ルナ◆3es:2017/08/30(水) 22:32 >>110
いい加減荒らすのをやめてください!
アク禁依頼してきますよ?
削除
113:ルナ◆3es:2017/08/31(木) 06:56 >>113
もうやめてください。
アク禁になって良いんですか?
アク禁依頼してきますよ?
「では、鈴木君は、有村さんの後ろに座ってください」
「はーい!」
鈴木君は、スキップをしながら席に行った。
「えっと、昨日会ったよね!よろしくね!」
「あ。うん!有村ユカリです」
私は、鈴木君に軽めな自己紹介をした。
「有村、鈴木とだったのか?」
「うん。まぁね。でも、清野の方が好きだからね」
清野が小声で聞いてきて私も小声で答えた。
こんにちは!抹茶です!
いつも見させてもらってます(*^-^*)
ルナさんは、小説作りが上手です!
これからも、応援させて頂きます!
失礼しました!
荒らし、やめてくださいよ!
皆さんの迷惑になってるって分からないんですか?
ルナ、続き楽しみ!
三角関係なっちゃう………?
失礼します。
ルナさんの小説はすごく素敵です!
いつも、見ています!
ですが、そんな素敵な小説を荒らすなんて!
すごく迷惑になってるんですよ!!
ルナさんにすごく失礼ですよ!?
ルナさん、続き楽しみにまってます!
長文失礼しました。
>>117
おぉーー!!応援してくれた人がいるなんて、ルナは…ルナは……嬉しいですぅーーー!!!ありがとうございます!!
そういえばさ、ルナ………
記念すべき100が荒らしだよ……(言っちゃってごめん)
依頼出したとはいえ、私の質問スレも荒らされたの。
きっと同じ人だけど。
もしかしたら、注意したリリカやルナの他のスレとかも荒らされちゃうかもだけど、大丈夫かな?
暗いこと言ってごめんね!じゃ!
失礼しますね、、、
荒らしはともかく反応したら意味ないですよ( >>103の方も言ってますけど )
>>100を取っただろうがなんだろうが反応したら向こうは面白がって続けますよ
荒らしに反応したら荒らしっていう言葉があるほどなので
他のスレも荒らされてますけど 反応したら続くだけですよ
最後になりましたけど小説頑張ってくださいね
抹茶さん、はじめまして!ルナと申します!ありがとうございます!ぜひ、
『あの日の物語』、『心に声を響かせて…』を読んでみてくださいね!
かおるん、かおるんとか、リリカには感謝してるよ!ありがと!
匿名さん、はい。確かにそうですね。もしかしたら、かまちょとか知れませんね。ありがとうございます!
「では、教科書を開いてください。と言いたいのですが、有村さん、鈴木君に学校案内をしてください!」
「え?!なんで私なんですか?!楓じゃなくて?!」
私は、びっくりした。てか、普通は隣の楓だよ?普通。
「でも、鈴木君が有村さんにお願いしたいと。」
えぇ………私は、清野が居れば良かったな……
「ダメかな?」
鈴木君は、上目づかいで目をうるうるした。もしかして、泣くの?!こういう時めんどくさいし……あと、こういうのに私弱いんだよね……
「はい。わかりました…」
私は、棒読みで言った。すると、鈴木君は、
「やったぁー!」
鈴木君は、ばんざいをして喜んだ。てか、6文字であらわすと、『めんどくさい』かな。まぁ、ぱぱぱっとして早く終わらせよう。
「じゃあ。行くよ」
私は、鈴木君を引っ張って教室を出た。鈴木君はにこにこしている。普通は、痛いとか言うのに……もしかして、鈴木君って、M?
>>121
そちらの小説も見てみますね!
教えてくださってありがとうごさいます!
「ここは、保健室で、給食室かな。」
私は、自分的には丁寧に教えた。
他にも、2階、3階、4階といろいろな教室を教えた。そして、屋上に行ったとき………
「ここで最後かな!」
私は、解放感があり、凄くすっきりした。
「そろそろ戻る?」
私は、ニコニコしながら鈴木君に聞いた。
「いや。まだいたい」
「わかった。じゃあ、私は行く…」
私は、屋上から出ようと屋上のドアを開けたとき、鈴木君から手を引っ張られた。
「え?何?」
私は、困った顔をして言った。
「有村さん……いや、ユカリお前かわいすぎ…」
え……キャラ変わった…?もしかして、Mじゃなくて、S…?
「俺の物にしたい…」
すると、鈴木君は、私のほっぺにキスをした…まだ、清野とやってなかったのに………
「わ、私!もう、教室に戻るね!」
私は、顔を赤くして屋上から出た。
side 鈴木君
くそ……ユカリを俺の物にしたかった…昨日から好きになってしまった…俺は、あいつのことが好きだ…
「ただいま」
私が教室のドアをガラッと開けた。
「有村お帰り!」
清野は笑顔で迎えてくれた。やっぱり、清野だとホッとする……
「はい」
清野は、私にノートを渡してきた。
「え?何?」
私は首をかしげて聞いた。
「さっき、鈴木に学校案内してただろ?黒板消されてるし、俺のノート見せるから写せ」
「あ、ありがと」
私は、顔を赤くしてこくりとうなずいて言った。
「う〜ん!終わったぁ!」
4分後、私はやっとノートを写し終わった。
「清野〜!」
私は、清野を呼んだ。
「ん?」
「ノート貸してくれてありがとうね!」
私は、にっこりして清野のノートを渡した。
「お、おぅ。」
清野は、自分のノートを取った。
「次なんだっけ?」
「音楽だよ」
清野は時間割りを見て言った。
「そっか!ありがとう!」
私はニコッと笑って音楽の準備をした。
side 清野
有村かわいいな……有村ってちょっとおっちょこちょいで天然なところがあるけど、まぁ、そこがかわいいんだけど…
思ったんだが、鈴木が怪しい……有村は誰にも渡さない…
「清野?どうしたの?顔怖いよ?」
清野は、怒ってる顔をしてなんだか怖い。
「あ。悪い。音楽室一緒に行こうな」
清野は、私の頭を撫でてくれた。
「うん!」
私は笑顔で答えた。音楽室に着き、席についた。
「皆さんおはようございま〜す!」
来たのは、音楽担当の今井亜梨沙先生だ。
「では、皆さんリコーダーを準備してください」
と指示をされた。何をやるんだろう?
「今日は、威風堂々をやりたいと思います。」
威風堂々………私が好きな曲だ…
威風堂々!
私が去年死に物狂いで(?)練習したやつだ(笑)
今はもう忘れちゃったな〜
恋の進展、楽しみにしてる‼
「威風堂々は、今度テストをやるので、班でペアを作ってください」
「はーい!」
みんなが返事をして早速班でペア作り。
「有村、俺とやろう?」
「ユカリ、清野とやれば〜?」
誘ってくれた清野と、ニヤニヤしている楓。私は、もちろん清野とやる。
「うん。良いよ」
私は、にっこりと笑った。
「僕も有村さんとやりたい」
鈴木君は、ブスッとした顔をして言った。
「え。で、でも……」
私は、焦った。なんだか、恋のバトルみたいで、邪魔しちゃいけない感じがして。
「俺が最初に誘ったんだぞ?」
「でも、僕だって有村さんとやりたいもん!」
あぁ……なんか、めんどくさいことが始まった。
「俺だ!」
「僕だ!」
うっわぁ……こいつらめんどくせぇ……
「ユカリは、清野と鈴木君どっちがいい?」
楓は、また、ニヤニヤしながら聞いてきた。って、これまためんどくせぇ選択だわ……
「私は………」
「清野が良いです……」
私は、下を向いて、顔を赤くして恥ずかしそうに言った。
「ok!鈴木君は、私とで良いかな?」
楓は、首をかしげてにっこりして聞いた。
「あ。うん。有村さんが清野君とやるとは残念だけどね。柚川さんも可愛いしね!」
鈴木君ってチャラ男かな?まぁ、気にせず、清野とやることになって嬉しい!
side 清野
やっぱり、鈴木も有村のこと好きだったのか。俺の方が有村を守る自信がある。まぁ、有村と一緒にやることになって嬉しいけどな……
「ペアは決まりましたか?」
「はーい!」
みんな、先生に言ったことにちゃんと、返事をした。
「決まったペアで一緒に練習してください」
「えぇー!!!」
みんなが返事したことが嘘のように消えていく。
「ペアで、バラバラだと嫌でしょ?もちろん、再テストもやりますよ?」
「そ、それは無理です………」
みんなは、凄く嫌そうな顔をして声を合わせて言った。
「わかったなら、良かったです。まず、最初に皆さんで吹いてみましょう!さんはい!」
〜♪ 〜♪
〜〜〜♪ 〜〜〜〜♪
〜〜〜♪ 〜〜♪
〜♪ 〜〜〜〜〜♪
「はい!皆さん良くできました!でも、少しバラバラなので気を付けましょう!」
「はい!」
音楽が終わった後、楓と一緒に教室へ戻った。
「ユカリ良かったね!」
楓はニタニタしながら言った。
「え?何が?」
私は、全然わからず首をかしげた。
「だってぇ、清野と一緒に威風堂々を演奏することになったでしょ〜?」
楓は、だんだんニタニタがとまらなくなった。私は、だんだん恥ずかしくなり、最終的には、顔を赤くした。
「か、楓やめてー!」
私は、楓のほっぺをむぎゅっとして言った。
「しゅ、しゅみませぇん……」
楓は、ほっぺをむぎゅっとされてるまま謝った。私は、楓のほっぺから手を離した。
「も、もう!恥ずかしくなるんだから!」
私は、顔を赤くして言った。
次の授業は、社会だ。私は、社会の教科書を2さつと、社会ノートを出した。
「あっれ〜?おかしいなぁ……」
隣にいる清野が机で何かを探していた。
「清野どうしたの?」
私は、清野の肩をぽんぽんとして聞いてみた。
「地図の教科書はあるんだけど、もう1さつがなくて…」
清野は、困った顔をして言った。
「あ!だったら、一緒に見よう?」
私は、清野の机の隣にくっつけた。
「有村ありがとな」
清野は、ニッと笑った。その眩しい笑顔反則だよ……
「…で、ロシアが広い国なんです」
あぁ……どうしよう………清野の隣でドキドキして勉強に集中できないし、頭にも入らない……
「じゃあ、ここの大陸を……有村さん!」
どうしよう……ドキドキが…
「有村さん!」
先生が、私の肩をぽんと叩いた。
「は、はい!」
私は、先生の方を向いた。
「有村さんここの大陸を答えてください」
「え、えっと、オーストラリア大陸です。」
「正解です!」
私は、席に座った。ボーッとしてて指名されてたの気づかなかった……
「有村大丈夫か?顔赤いけど。」
清野は、心配そうな顔をして言った。
「だ、大丈夫だよ!」
私は、顔を赤くしながら笑った。
side 鈴木君
あの二人羨ましすぎる……てか、ラブラブ過ぎだろ
「ねぇねぇ、清野一緒に帰ろっ!」
私は、ニコニコして清野に言った。
「おぉ。良いぜ!」
清野は、嬉しそうな顔をして言った。
「ユカリ〜!トイレ行こう?」
楓がポンポンと肩を叩いた。
「うん。良いよ。私も行きたかったし。」
私と楓は、トイレに行った。
「でね、そのRAPIPIの洋服ゲット出来たの!」
「良かったね!」
「今度二人で買いに行こう?」
「良いよ!」
私と楓は、廊下で楽しく喋っていた。
「ユカリトイレ終わったら待っててね?」
「良いよ。」
楓は、トイレを一人で行くのが苦手なのだ。なぜなら、トイレの花子さんが出てきそうで怖いんだって…そんなの出てくる訳ないじゃん…
「ふぅ……」
私は、すっきりして、トイレから出た。手を洗いながら、楓を待った。
「ユカリごめんね!」
「ううん。大丈夫だよ!」
私は、にっこりと笑った。
そして、楓とユカリで教室に戻った。すると、廊下に担任の先生がいた。
「柚川さんと、有村さんは仲が良いんですね!」
先生は、羨ましそうににっこりと笑った。
「幼稚園からずっと仲良しなので、今でも仲良しです!」
楓は、ニコッとした。その笑顔マジで神ですよ!楓!
「ふふふ。そうなんですか。そろそろ授業なので席に座ってくださいね」
先生は、ふんわりとした笑顔で言った。
「はーい!」
私と楓は元気良く返事をした。
5時間目が終わり、私は帰りの準備をした。
「清野君!放課後良いかな?」
清野に話しかけたのは、鈴木君だ。なんだろう?告白?いやいや男子だし…で、でも、前に兄貴からBLとか聞いたんだけど……やべぇじゃん!ちょ!想像しないでおこう。
「あ。いいけど…」
清野は、困り顔で私を見た。私は、ニコッと笑って、
「大丈夫だよ!私、図書室で勉強してるね!」
と、大丈夫そうに言った。
「悪いな。すぐ戻る」
清野は、なんども謝った。許すけど、なんだろう……ヤキモチって言うのかな……?
「では、皆さん気をつけて帰ってくださいね!」
「はーい!」
みんな次々と、教室から出ていく。
「有村さん、最後に窓閉めと電気を消してくれますか?」
先生は、急がしそうな顔をしていた。
「はい!大丈夫です!」
私は、ニコッと笑った。
「じゃあ、お願いね!」
先生は、安心した顔で教室から出てった。
「ユカリ帰んないの?」
ランドセルを背負った楓がちょっと首をかしげて聞いてきた。
「清野を待ってるの。鈴木君とお話してるみたいで…」
「そっか。私、弟と帰るからじゃーね!」
楓は、元気良く手を振って教室から出た。電気はついていなく、窓も閉めている、静かな教室で、私は静かに本を読んでいる。今ごろ清野と鈴木君何を話しているのかな………?
side 清野
いったい、鈴木何の話をするんだよ。俺は屋上の扉を開けると空を見上げている鈴木の姿があった。
「鈴木来たぞ」
「待ってたよ。清野君。」
「何の話だよ」
「それはね……」
……なんだ…?鈴木の目付きが変わった。
「有村さんをかけて勝負をするんだよ」
「は?お前何言って……」
俺は正直言うと、鈴木が言ってる意味がわからない…
「勝負は簡単。今度の体育でバスケをやるだろ?それでだよ」
鈴木は俺の方を向いてニヤリと笑った。
「あぁ。良いぞ…」
有村には申し訳ないが、有村を守れるならそれでいい。
side ユカリ
「有村お待たせ!」
清野は、息切れをして私のところに来た。
「じゃあ、帰ろっか!」
「あぁ。」
私と清野は、一緒に帰った。下駄場に内ズックを入れた。
「じゃあ、行くか!」
清野は、ニッと私に笑った。私は、こくりとうなずいた。
「ねぇ、なんの話していたの?」
私は、気になって、首をかしげて清野に聞いた。
「……」
清野は、黙っている。嫌なことなのかな…?あ。ダメだよね…
「無理に言わなくて大丈夫だよ!」
「あ、あぁ…」
本当は聞きたいけど我慢する。もしかしたら、清野に何か嫌なことでもあるのかな?
私は帰ってからも気になっていた。そして、次の日………
「みんなおはよう!」
私は、元気よく挨拶をして教室に入った。
「おっと!賞品が来ました!!」
うちのクラスの男子は、「ヒュー!」と言ったり、拍手をしたりしている。いったい何なの?うるさいな……
「ちょっと!男子なんなのよ!」
私は、うるさくて思わず怒ってしまった。てか、気になるし……
「清野と鈴木が有村をきそって勝負するんだってよ!」
「え?!」
読書板で、読んだ小説の感想などを掲載しているのですがレアさんの私の恋は叶うの?を掲載してもよろしいですか?
返信お願いします。
>>141
ユニコーンさん、はじめまして!レアと申します。
あ!はい!ぜひ、よろしくお願いします!とても嬉しいです!!ありがとうございます!!
えっと、ぜひ、あの日の物語と心に声を響かせて…も読んでくれると幸いです。
>>142
ありがとうございます。
『あの日の物語』も拝見させていただいています。どちらも続きを楽しみにしています。頑張ってください。
>>143
ありがとうございます!
第8章ー清野VS鈴木ー
ひ、ひぇーー!!!どうなっちゃうの?!
「はよーっす」
清野は、冷静な顔をしながら教室に入ってきた。
「ちょ!ちょっと!清野!!どういうこと?!」
私は、真っ青になって、泣き目になりながら、清野の肩をがしっとつかんだ。
「俺も知らないぞ?」
は、はぁ?!どういうこと?!
「ほんと!バカだなぁ……」
席に座っている鈴木君が言った。
「ちょっと!鈴木君どういうことよ?!」
私は、鈴木君のところに駆け足で来て怒った。
「え?僕がみんなに教えたの」
「はぁ?!なんでだよ?!」
最近出てしまった……男っぽい口調が……
「だって、怪しまれるだろ?」
「だからって!!」
私は、鈴木君を殴ろうとすると、殴ろうとした後ろから腕を捕まれた
「清野!」
私は、びっくりした。
「有村ダメだよ。女子なんだから。俺が鈴木に絶対に勝つから。」
「う、うん。ありがとう…」
私は、顔を少し赤くして言った。
「とーにーかーく!ユカリと清野は、ランドセル片付けないと先生から怒られるよ?」
楓は騒ぎをやめさせた。私は、自分の席に行って宿題を出しに行った。
「ユカリ大丈夫?」
楓は、ヒソッと声をかけた。楓心配しているのかな?
「清野が負けそうで怖いんだよな…」
私は、少し震えながら答えた。
「大丈夫!清野はユカリと同じで運動神経抜群でしょ?清野を信じなさいよ!」
楓は、私を慰めるように清野のことを話してくれた。楓……ありがとう……
「はい!皆さん朝の会しますよ〜!では、日直の柚川さんお願いします。」
あ。今日は、楓が日直か!すっかり忘れてた。
「起立!おはようございます!」
「おはようございます!」
大きな声で声を重ねて挨拶をした。
「おはようございます。」
「着席」
みんなは、いっせいに座った。ガタガタという音がしたけど。
「では、健康観察をします。」
戦うね……うんうんうん……
「有村さん」
「あ!はい。元気ですぅ」
「あはははは」
みんなから笑われた……めっちゃ恥ずかしいんだけど?!
「じゃあ、いつも通り、有村さん健康観察簿を置いてきてください。」
「あ。はい」
私は、先生から健康観察簿をもらって、教室から出た。確か、1階の保健室に届けるんだよね。めんどくさいな…
「戻りました。」
私は、すぐに、健康観察簿を置いてきた。
「ご苦労様です。今日のことを話します。1時間目は……」
今日は、5時間授業か………めんどくさいな……
「では、理科室に行くので、理科の準備をしてください。」
「え?!理科室行くの?!」
ヤバい。私先生の話聞いてなかった。
「そうだよ。ユカリ行こっ!」
楓は、ニコニコして私を待ってくれた。
「今日芸人体育祭が放送されるんだけど、ユカリは観るの?」
「観ようかなって思ってるかな。あれ、面白いし」
私と楓が話しているのは、今日放送の芸人体育祭だ。あれは、毎年春にあってとても面白いの!
「そう言えば、明日バスケの試合をやるんだよね!楽しみ!」
楓は、ニコニコしながらやる気満々!はっ!バスケと言えば……鈴木君と、清野が勝負するんだ…………
「ユカリ〜!大丈夫か〜?」
「あ!うん!大丈夫!」
大丈夫じゃない………全然大丈夫じゃない…!だって、明日までめっちゃドキドキするじゃん!!
えーっと、なんとなく(?)久しぶり‼
清野くんに鈴木くん、どうなっちゃうの⁉
楽しみにしてるね!
>>150
かおるん久しぶり!
うん!ありがとう!かおるんも頑張ってね!
そして、いよいよ当日………私は、朝からドキドキしながら学校へ向かった。確か、1、2時間目だったな。
「ユカリおはよう!一緒に更衣室行こう!」
私が、宿題を出していると、楓が、肩をポンポンと軽く叩いてきた。
「うん。」
私は、準備が終わって、体育着を持って更衣室に行った。
「あれ?ユカリちゃんおはよう!今日だね!」
更衣室にいるみんなからいろいろ言われた。
「やめてよ〜!余計緊張するじゃん!」
私は、顔を真っ赤にして言った。
「ごめんごめん。確か、着替えたらすぐに健康観察……って、ヤバッ!じゃあ、私行くね!」
と、次々とみんなが帰った。って!私達も急がないと!!
「楓急ぐぞ!」
私と楓は、早着替えをして5年3組へ向かった。
「ま、間に合った?」
私は、髪がボサボサになってぜーぜーと息切れをして教室へ入った。
「大丈夫間に合ったぞ」
清野は、にこにこしながら私に言った。
「なら良かった………」
私は、すごくホッとした。
「髪ボサボサ」
清野は、クククッと笑って指をさした。え?!マジで…?最悪だわ……
「髪とかすから待ってろよ?」
「はい………」
やっぱり、清野の彼女でよかった……はっ!めっちゃ恥ずかしいこと考えてしまった!私変態じゃん!!うぅ……
「あとは、大丈夫だよ」
「ありがとう!」
私はニコッと笑った。やっぱりね…清野のこと好きになった理由は、優しいところだよ。
「では、体育館に行ってください。」
先生は、教室に響くくらいの大きな声でみんなに呼び掛けた。すると、みんなは、いっせいに、教室から出た。
「危ないので、廊下は走らないでくださーい!」
先生は、大きな声で男子に注意をした。
「ユカリいよいよだよ!」
楓はわくわくしながら私に聞いてきた。
「うぅ……どっちが勝つかわからないんだから!」
私は、ムスゥッとした顔をした。すると、後ろからポンポンと優しく私の頭を誰かが叩いてきた。後ろを振り返ると、
「清野!」
「俺頑張るからな!」
と、清野は、ニッと笑った。今は恥ずかしくて言えないけど、清野頑張れ!
「では、体操をします!!」
「1.2.3.4.5.6.7.8」
みんなで揃えた声が体育館に響いた。そして、体操が終わると、さっそくバスケが行われる。
「有村、オレがバスケしてる時にオレのこと見ないでくれよ?」
「むっ!なんでよ!」
あぁ……少し怒鳴り過ぎたかも……
「そしたら、恥ずかしいんだよ」
「あ。うん……」
なんだよ!そのこと言うなら恥ずかしがらなくても良いのに!
「では、男子で戦いますので、女子はステージにあがって応援してください」
「はーい」
私達女子はステージのところまで走っていった。一番最初に着いたのは私だった。
「では、よーいスタート!」
『ピー!』と強い音の笛の音が体育館に鳴り響いた。いよいよだ……
「ユカリ、清野のこと応援しなよ〜!」
楓は、にやにやしながら、私に言った。
「いや、応援したいんだけど、清野から応援するな。気がちる。みたいなおと言われててさ…」
すると、何も言わず、楓はびっくりした顔をした。
「じゃあ、話が変わるけど、私彼氏と別れた。」
「はぁ?!なんで?!」
楓を振るなんて最低!!
「なんか、好きな人ができたみたいで…」
「そうなんだ……」
親友としてなんか楓の役に立ちたいな…
「キャーーー!!!!」
両隣から、大きな声で叫ぶ女子がいた。
「え?!どうしたの?!」
私は、私の隣にいた女子に聞いてみた。
「ユカリちゃんの彼氏の清野君が点を入れたの!」
私の隣にいた女子はニコニコして答えてくれた。
「え?!本当に?!やった…!」
私は、恥ずかしくなりながら喜んだ。
「清野チーム頑張れよ!!」
「ユカリちゃんのために、勝てよ!!
」
女子のみんなは清野チームを応援していた。私は、恥ずかしくなった。私は、清野をチラッと見ると、清野は顔を赤くしていた。恥ずかしいんだな…
そして、5分たった。結果は?
「お願い勝って!勝ってよ!」
私は、手を合わせて、一生懸命お願いをした。
「勝ったのは………Aチーム!!」
Aチームって、清野のチーム……?
「ユカリ、やったね!清野勝ったよ!」
楓は、ピースをしてにぃっと笑った。
「やった……やったーー!!!」
私は、嬉しくて涙が出そうになった。
「次は女子の皆さん集合してくださーい!」
先生が大きな声で、女子を呼んだ。私は、赤白帽子を被って、集合しようとした。
「有村」
前で、清野がニコリっと笑っていた。
「清野ありがとう!勝ってくれて!」
私は、ニコッと明るい笑顔をした。
「有村は誰にも渡さないって言っただろ?遅れると悪いから行きな」
「うん!」
「それと……」
「ん?」
清野は私の腕をぐぃっと引っ張った。
「ご褒美ちょうだいよ?」
「は…はーい……」
私は、顔を赤くして女子がいるところに集合した。
「では、よーい、スタート!」
先生の笛がピーっと体育館に響いた。
「ユカリン!」
私は、同じチームの子からボールをもらって、ドリブルをしてそのままシュートをした。すると、一発で入った!
「イェーイ!」
私は、いろんな人とハイタッチをした。よし!この調子で頑張るぞ!
そして、結果が私のチームが勝った。体育の授業が終わって、みんな教室へ向かう。
「清野〜!」
私は、清野のところまで走った。
「おぉ!有村!良かったな!」
清野は、ニッと笑った。
「今日一緒に帰ろっ!」
私は、ニコニコしながら聞いた。すると、清野は嬉しいのかわからないけど、顔を少し赤くしてこくりとうなずいた。
「ユカリ良かったね!」
「ユカリちゃん良かったね!」
更衣室で、みんなからいろいろ言われた。
「うん。それでね、絶対に言わないでね?」
「うんうん」
女子全員は、こくりとうなずきながら言った。
「ご褒美ちょうだいって言われた…」
「きゃーー!!良いじゃん!」
みんなは、黄色い声をあげた。
「じゃあ、キスなんてどう?」
楓は、にやにやしながら私に言った。
「き、キス?!無理無理無理無理!!」
私は、顔を赤くして言った。
だ、だって!小学生でキスって早くない?!私は無理だよ!
「嘘だよ!冗談!」
楓は、笑いをこらえて言った。絶対笑ってるな……
「でも、一回一人で考えてみるね!もし、わからなくなったら、楓にメールで聞くね!」
「ok!受付はいつでもokよ!」
なんか、どこかの漫画みたいだな………
まぁ、楓ありがとう!!!
下校の時に、私は恥ずかしい顔をして帰った。理由は……
「有村なんかご褒美ないの?」
そう。清野と帰っている。まぁ、清野と帰るのが嫌って訳ではない。ただ、更衣室のことを思い出してしまうからだ。
「あ、あるよ!」
「ふーん……何?」
うっ………やっぱりそうなる…………よね……
「清野が選んで。ご褒美デートか……」
「デートか?」
清野は、ニコニコしながら聞いてきた。
「き………」
「き?」
ますます、清野は、顔をニコニコして私に近づいてくる。
「き、キスです………」
私は、顔を赤くして言うと、清野まで顔が赤くなっていた。
「あ!やっぱ、忘れて?」
私は、苦笑いをして言った。気まずい空気になるからな。
「有村…」
「え?何……?」
私は、清野に腕を引っ張られ、ほっぺに………キスを……されました…………
「せ、清野?!」
私は、キスされたほっぺを触って顔を赤くした。い、いきなりされたから!
「悪い…体が勝手に……」
「ううん。良いよ。別に…」
私は、顔を赤くして言った。
「…で、ご褒美デートはどうする?」
うっ…やっぱりそうなるよね…
「水族館とか良いかなって思ったんだけど…」
「あぁ。別に有村が行きたいところなら何処でも良いからな」
「うん……!」
私は、恥ずかしそうに笑顔で笑った。デートが楽しみだ!
第9章ー清野へご褒美ー
土曜日…私は走ってバス停まで行った。すると、バス停には清野がいた。
「あ…!せ……」
はっ!待てよ?私服カッコヨクナイ?ま、毎日私服見てるのに!うぅ!なんで!
「あ…」
そう言えば、リップ塗るの忘れてた!このリップは色つきじゃないからバレない!
「よし!頑張れ私!」
私は小さな声で自分が頑張れるように自分が自分を応援した。なんかややこしいな…まぁ、行こう!
「せ、清野……お、お待たせ……」
私は、恥ずかしそうに清野に声をかけた。
「あ。ありむ……ら……」
清野はびっくりした顔をしていた。あぁ。びっくりするよね。実は、髪を切りました。
「髪どうしたんだ?」
「えっと…ちょっと切ろうかなって思って切ったの。どう……かな……」
私は少し照れながら清野に聞いた。
「いや……その………かわいすぎ…」
清野は、顔を赤くして答えた。私は清野が言った言葉が恥ずかしくて顔を清野より真っ赤になった。
「お、おい。大丈夫か?」
「うん!だいじょ……きゃっ…」
清野は、自分の手を私のほっぺに当てた。冷たくてびっくりした……
「良かった。元気で」
清野は、顔を赤くして笑った。か、かわいい……
「あ。バス来たよ!」
私はバスを指さして、清野に教えた。あぁ!やっと行ける!
「先に有村乗って」
「うん。ありがとう。」
なんか、清野が執事みたい…恥ずかしいな……
私が椅子に座ると、清野が隣に座った。
「せ、せまくない?」
「いや。全然」
清野はニコッと笑って答えた。うぅ。本当だったら言ってくれよ?
30分後……私はボーッとしていて、いつの間にか着いていた。
「清野下りよう?」
「うん」
清野は立ち上がり、私の荷物も取った。
「自分で持つから良いよ?」
「いや、彼氏の仕事だし……」
清野は顔を赤くして言った。私も恥ずかしいよ!
私は、こくりとうなずいた。
「わぁ!久しぶりに来たな!」
水族館に入ると、私は楽しくなった。何年ぶりだろうな……
「お、お金払わなくて良いの?」
清野は、受付にお金を渡さずにチケットをもらっていて聞いてみた。
「ここは、入場なら無料だし。食べ物とかは払うけどね。はい。有村の」
「あ。ありがと……」
私は清野からチケットを受け取った。さっそく魚を観に行った。
「わぁ!凄い!」
私の目に入ったのは、小さい水槽に、キラキラと光るお魚がいたのだ。青、水色………私の好きな色!
「あ。ごめん!一人で騒いで…」
私は反省している顔で清野に謝った。
「いや、有村が楽しんでくれてるならそれで良かった」
清野は嬉しそうな顔をして言った。で、でも一応ご褒美デートだし!
「な、なぁ…有村……」
清野は顔を赤くして私に声をかけてきた。どうしたんだろう……
「これ見てみ……」
「?!」
私の目に入ったのは、一回行ってみたかった、この水族館のカップルスポットの永遠に結ばれる、海の噴水だ。確か、キスをするとそのカップルは永遠に幸せになるって都市伝説だ。まぁ、小学生でキスは早いだろうが(笑)
「そこ行きたい?」
え?!なぜ、そんなことを?!行きたいけど、もう少し大人になってから…
「いや…もう少し大人になってから…」
私は、顔を赤くして、小さな声で答えると、清野はますます顔が赤くなっていた。
「あ。忘れて?ね?」
私は慌てて、清野に言った。あの事恥ずかしいでしょ!
「は、はい……」
清野は恥ずかしそうに返事をした。うぅ……
「な、なぁ、観覧車あるみたいだけど行くか?」
「あ!うん!行きたい!」
私はこくりこくりとうなずいて観覧車のところに行った。
「2名様ですか?では、いってらっしゃ〜い!」
お姉さんが手を振っている。ふふふ…元気な人だな……
「……」
「?どうしたの?清野黙って……」
私は首をかしげて聞いた。すると、清野は少し悲しそうな顔をした。
「有村って俺のこと嫌い?」
「え……?」
「なんで?」
「え…だって、俺のこと全然見てくれないし……」
その事なの?う〜ん……慰める方法……もう!これしかない!
「清野」
「ん?」
清野が私を見たときに………私は…
「あ、有村?!」
私は清野をギュッと抱き締めた。私は清野の耳元で
「嫌いなわけないじゃん……大好き…」
「有村ってこういう感じの性格だっけ?」
「えへへ…」
清野は顔を赤くして言った。別に、照れたわけではないらしい。
「……」
「……」
まだ、観覧車はてっぺんまでは言ってない。私と清野はゆっくりと、手を恋人繋ぎで座った。
「ただいま〜!」
私は17時に帰宅をした。私は靴を揃えてリビングに向かった。
「お帰り〜」
リビングのソファーでゴロゴロしながら兄貴がスマホをしていた。
「兄貴!ちゃんと勉強してよ!」
私は兄貴が膝にかけてた毛布をバッと取った。
「さ、寒いなぁ…」
「兄貴が半袖半ズボンが悪いんだから!」
兄貴の格好は、体育着の半袖半ズボン。ちなみに兄貴はサッカー部だ。いつも兄貴のファンクラブが兄貴の応援をして来る。しかも、兄貴が小6の時、私は小2だった。下駄箱を開けるとたくさんのラブレターやお菓子などもう嫌だ。
「あ。ユカリ〜!」
「何?」
私は兄貴をギロリとにらんで聞いた。
「明日用事あるか?」
「ないけど…?」
私は夕飯を食べる準備をしながら答えた。
「明日俺の彼女紹介するから」
第10章ー兄貴の彼女ー
「い、良いけど……な、なんで?」
私はエプロンを着ながら聞いた。
「いや……紹介したくてさぁ……」
兄貴は苦笑いをして言った。あ…絶対に私に言いたいんだな。オレの彼女かわいいだろってアピール…まぁ、彼女がかわいいは当たり前。私なんてかわいくないけど…でも、兄貴イケメンじゃないのに……
「じゃあ、よろしくな。」
「はーい…ちなみに名前は?」
私は首をかしげて聞いた。名前は気になりますよ〜!
「清野綾羽っていう名前なんだけど…」
な、なんか聞いたことあるような…ないような……まぁ…いっか!
お知らせ
瑞です!名前変えました!
えっと、清野の姉の名前のことです。
最近、4つの四季フレンズという小説を創作板で連載始めたのですが(ぜひ、見てください!)、その小説に千秋というキャラクターがいて、さらに、清野のお姉さんも千秋って名前なので変えます!
清野綾羽(せいのあやは)にします!
さらに、中3という設定にします!
ネタバレになりますが、今後とも
『私の恋は叶うの?』をお楽しみください!
土曜日……私は、兄貴と一緒に待ち合わせ場所の噴水がある公園に来た。
「お前そんなにおしゃれしなくても…」
兄貴は、苦笑いした。兄貴め!女子のことわかってない!
「兄貴わかってないな!女子はオシャレと女子力が大切なの!」
私は兄貴にビシィッと言った。さぁ…これで兄貴はどうだ!
「ぎゃはははは!!お前バカか?」
兄貴がニヤニヤしながら笑っている。てか、大爆笑してる……
「う、うるさい!このクソ兄貴!」
ほんと!兄貴はバカだな!バカ雪斗!いや!バカ斗!!
「ごめん!待った?」
「あ!綾羽!」
兄貴はその女の子に手を振った。あれ?何処かで……
「あれ?ユカリちゃん?!」
「綾羽さん?!」
私と綾羽さんは、目を真ん丸にして驚いた。ま、まさか…(このクソ)兄貴の彼女だったなんて!
「えっと二人とも知り合いだったの…?」
兄貴首をかしげて笑っている。兄貴まさか知らなかったぁ?ぷっぷー!
「ありがとね!弟と仲良くしてくれて!」
「あ。いえ…」
私下を向いてうなずきながら答えた。あ、兄貴に話しておらんよ……
「え?どゆこと?」
「実はね…私の弟とユカリちゃんね、つきあってるの!」
「は?お前彼氏いたのか?!」
兄貴はびっくりしていて私は小さくうなずいた。
「お前ブスの癖に彼氏いたんだなぁ〜!」
「今なんつった?!」
私は兄貴が言った『ブス』に反応してマジギレした。
「あぁー!!ユカリさんは美人ですぅ!すみませんでしたぁ!!」
ははーん……兄貴はちょろいな…(笑)
兄貴はちょろいから『ちょろ斗』でも良いな(笑)
次の日…私は途中まで兄貴と一緒に登校した。周りからは「あの人カッコいい!」とか「イケメンじゃん!」とか言ってるけど兄貴は彼女いるからね(笑)
「ユカリ!彼氏に迷惑かけるなよ!」
「はいはい。わかった!兄貴も綾羽さんに迷惑かけるなよ!?」
お互いに迷惑をかけないように注意をした。なんか不毛…
「ユカリおっはー!」
楓がピョンっと顔を出して私に声をかけてきた。
「あ。楓おはよう」
私にニコッとして挨拶をした。他にも同じクラスの子と一緒にお喋りをして下駄箱に向かった。私が下駄箱を開けると……
「な、何これ……」
私の下に落ちてきたのは何枚もある手紙だった。
第11章ーユカリにモテ期?!ー
な、なんだろう……
私は、一番最初に手に取った手紙の封筒をそっと開けた。すると…
『ユカリさんへ
僕はユカリさんを1年生の時からずっと見てました。
僕と付き合ってください!返事はユカリさんの下駄箱に入れてください。』
は、はぁ?!もしかしてこれってラブレター?!付き合う訳ないじゃん!だって私彼氏いるし……
「うわぁ……ユカリに嫌がらせなの?」
楓は、私の下駄箱にたくさんの手紙を入れた人に対してイライラしてたっていうか怒っていた。本当にこういうのやめてほしいよ…
「とにかく、これは先生に相談しよう。」
楓は私が持ってたたくさんの手紙を少し持ってくれた。
「でも、もう少し様子見てから…」
私は少し焦っているけど、明日には大丈夫でしょ…そう思っていました。
「みんなおはよう!」
私はニコッと笑って教室へ入った。すると、男子はしーんと静まった。
「あ!ユカリン!!ランドセル片付けたらすぐに多目的室来て!!」
同じクラスの胡桃が私に慌てながらもあわあわとしていた。
「う、うん…」
私は急いで宿題を提出して1時間目の準備をしてランドセルを片付けて胡桃に言われた通り楓と一緒に多目的室に行くと、女子がたくさんいた。
「みんな来たよ…」
私は入った瞬間嫌な空気に入った気がして緊張した。
「あ!ありりん!!ここに座って!」
隣のクラスの子は、私の椅子を持ってきてくれた。
「あ、ありがとね…」
私は小さな声でお礼を言った。
「では、何があったのかを説明するね。」
胡桃は大きく息を吸って
「実は、ユカリンはモテ期になってしまったのだ!!」
はぁ?!私に?!ありえないよ!
「う、嘘でしょ?!ただ、私をからかうためにじゃないの?」
私はなぜか焦って胡桃に言った。すると、
「私聞いたんだ…教室行くときに男子がユカリンの話をしててかわいいとか言ってて」
「え、えぇ?!」
私は、ますます顔が赤くなっていった。だ、だって恥ずかしいし!!うぅ…
「一回教室に戻ろうよ」
「う、うん」
私達女子は自分のクラスへと戻った。さすがにないよね。
「……」
私はムスッとした顔で教室に入ると、男子が私に注目をする。
「有村可愛くね?」
黒板の前で男子がコソコソと私を見ながら話している。正直私はイラついた。
私は、そのコソコソ話していた男子の席に座った。すると、男子は顔を真っ赤にしていた。
私は気づいた。清野が凄く嫉妬?をしている顔をしていた。
「清野大丈夫」
私は口パクで清野に言うと、清野はコクリとうなずいていた。
私は思いきって、その男子の席をばーんと蹴った。
「ちょっ!何してるの?!」
男子は机を戻しに駆け足で来た。私は男子の耳元で、
「お前らふざけるなよ?」
私は男子っぽい性格がまた出てしまった。すると、男子はコクコクとうなずいた。
私は教室から出ようとすると…
「ユカリちゃん待ってよ…」
後ろから声がして後ろを向くと鈴木君がいた。
「何?」
私は鈴木君をギロリと睨み付けた。
「なんでそんなことするの?」
「それはこっちの台詞。どうせ、鈴木君のせいでしょ?!」
私は鈴木君の前に来た。すると、鈴木君はフフッと笑って、
「うん!そうだよ!清野君とユカリちゃんがうらやましいからだよ!僕はユカリちゃんが大好きだった。だから僕の物にしようとしたの。」
「だ、だからって……男子みんなを!」
「いやいや。男子から視線が出ているユカリちゃんを僕が助ける作戦だよ。これならきっと清野君も諦めてくれると思ったけど…流石にユカリちゃんがヤバかったとは…」
「くっ………」
私は鈴木君に何も言えなくなった。まるで何かが詰まっているように感じた。
突然失礼します
今日から読み始めたのですが、面白すぎます!!清野君かっこいい!明日も読みますね。楽しみです!
これからも、頑張ってください!
応援してます!
テストに苦しんでいる中1より
>>182
はじめまして〜!作者の瑞(元レミリ)です!
ありがとうございます!久しぶりの感想が来て嬉しいです!ありがとうございます!
「有村行くぞ…」
すると、清野は私の腕をグイッと引っ張って廊下から出た。私は泣き出しそうだった。着いたのは誰もいなくて寒い屋上だった。
「さ、寒い……」
私はガタガタ震えながら呟いたら、清野が私に何故かジャージを被せた。
「え…?」
「有村が風邪引いたら嫌なんだよ…」
清野は私の顔を見ないでツーンとしていた。でも私から見ると顔を赤くしている姿があった。
「ありがとう…」
私は清野のところにきてギュッと軽く抱きついた。
「………」
清野はまた顔を赤くしている私の頭を優しく撫でてくれた。私も顔を赤くした。
「あのさ……話なんだけど…」
「ん…?何?」
私は体育座りをして首をかしげて清野に聞いた。
「有村さ、鈴木と勝負するのか?」
清野は空を見上げながら私に聞いた。すると、私は少し黙ってから
「私は…清野と別れたくない。勝負で負けるのが怖いけど…勝負をしないとダメだし中途半端で終わりたくないから私勝負を受ける…」
私はその場からバッと立って笑顔になって言った。
「頑張れよ……」
フッと笑った清野は私をギュッと優しく抱きついた。
「うん…!」
私はにっこりと笑って清野を軽く抱きしめた。なんだ泣きそうな倉嬉しかった…
「勝負って絶対にリコーダーのテストだな…」
私は苦笑いをして言った。清野も苦笑いをしてうなずいた。
そして、私が教室に入ると、みんなから何故か注目されていた。
「ユカリちゃん待ってたよ…」
鈴木君はにっこりと笑って言った。一瞬鈴木君の笑顔が悪夢に見えた……
「…で、返事は決めたの?」
「えぇ……」
私は鈴木君の顔を見ないように軽く目をつぶっていった。
「何?」
鈴木君は私をにらみつけて笑いながら聞いてきた。私はスッと目をゆっくりと開けて…
「もちろん挑むよ……」
第12章ーユカリVS鈴木?!ー
そして……対決当日……対決するのはリコーダーのテストと、陸上。陸上は私の得意なやつだ。陸上はクラブで入っているし……少しは…やる気はあるかな…
「はい!皆さんおはようございます!」
と、音楽担当の先生がスタスタと音楽室に入ってきた。
そして、挨拶をして……
「はい!皆さん!今日は何の日ですか〜?」
先生は意地悪そうな笑顔でみんなに聞いた。みんなは、真っ青にして…
「り、リコーダーのテスト…です…」
と言った。って!みんな暗いだろ!私は少し音楽得意だけどね……
「はい。まずは、宮水さんと木村君。」
「はーい」
私達の番はまだまだだ……頑張ろう…
木村と色葉ちゃんの威風堂々がとてもきれいなメロディーで音楽室に響いた。演奏が終わるとパラパラと拍手が鳴った。
そして……いよいよ……
「では、清野君と有村さん!」
「はい」
私と清野は同時に立って、前に行った。「よし!頑張るぞ!」と私が思った瞬間……
「……っ!」
私は急に足が震え始めた。さっきまでは緊張していなかったのに……急に怖くなってきた。
すると、さっそく先生の伴奏が始まった。
私はできる……きっと……!清野とずっと一緒に居たい!
〜〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜♪ 〜〜〜〜〜〜♪
〜〜〜〜〜♪
そして、終わると大きな拍手がパラパラと聞こえた。リコーダーが音楽室に響いたのは自分でもわかっていた。
「はい。清野君と有村さんごうかーく!」
先生はにっこりと笑って言った。そして、楓と鈴木くんが終わると先生は立って、
「みんな合格です!素晴らしいです!」
と、自分のことのように嬉しそうに話してた。
授業が終わると、鈴木くんは私のところへ来た。
「まぁ、さっきのは同点だったから引き分けだったな。次の対決期待してるからね!」
鈴木君は、鈴木君が目がハートになりそうな感じのウィンクをした。はぁ……
そして、休み時間に私達女子は更衣室に行った。
「ありりん、本当に陸上で勝って見せるの?」
隣のクラスの子からいろいろ心配されたけど、
「大丈夫!私陸上クラブだし!大丈夫!」
私は、えっへんとした顔でみんなを安心させた。大丈夫!
3時間目……グラウンドで陸上。最後の対決だ。外は晴れていてグラウンドの砂はキラキラと小さな宝石のように光っている。
「はい。今日は先週言った通り長距離、短距離のタイムを計るぞー。最初は鈴木、有村、長岡、草平」
「はい!」
私達は一斉に立ち上がった。って!えーー!こ、これはやべぇぞ……
「じゃあ、短距離からな。位置について」
怖い……怖い……!!
「よーーい!!」
私は走る構えをした。私はできる!絶対!!
「ドン!!」
先生の笛がグラウンドに響くくらいの音を出して、一斉にスタートした。
私は最初少し軽めに走った。短距離では私が1位だった。でも、問題がある……それは長距離だ。長距離はとても得意だが…怖いことがひとつある。鈴木君から抜かされるのが怖いのだ。
「全員走り終わったな?んじゃ、長距離を計る。一番最初に走った人並んで。」
と先生が少し低い声で言った。ちなみに体育担当の先生は一応人気がある先生。よく女子からはモテる。顔がイケメンだからかな。
「んじゃ、位置について!よーい!ドン!」
先生の笛がまた響いた。
「どうしよう…なんだか心臓がバクバクする……もし負けたら……」
と私は思いながら目をギュゥッと涙が出そうなくらい瞑った。
「はい!有村さん、鈴木君、草平君、長岡さん」
先生は来た順で名前を呼んだ。ちなみに聞いたところ私は10秒台くらいだった。鈴木君は0.1秒差で私が勝った。ということは……
「僕の負けかな…」
鈴木君はえへへと笑って私に言った。
「私からのお願い」
「ん?何?」
私は鈴木君にあるお願いをすることにした。鈴木君はゆっくりと首をかしげた。
「楓さ…あんたのことが好きなんだよ。だから…付き合ってあげて……」
私はギュッと握り拳を作った。なんだか怖いのだ。楓がフラれるのが……
先週のことだ……………
「ふぅ……お風呂からあがった…暖まるねぇ…」
私がお風呂からあがって、部屋に戻りタオルで頭をゴシゴシと拭いていた。すると、『プルルルルル』
とスマホの音が聞こえた。
私は自分の勉強机にあったスマホを取った。
「あ…楓からだ……」
私はソファーに座って通話を押した。
『もしもし?ユカリ?』
「うん。どうしたの?」
楓の声は学校に居たよりと声が元気ではなかった。
「あのね……私…好きな人できたの…」
電話でも楓の声が少し震えているのは私にも伝わる。
「えっと…誰…?」
「す、鈴木君……」
「え?!」
私は消えそうな声の楓の声と鈴木君のことが好きなことにびっくりした。
「いつから…?」
「1週間前……」
私は楓の消えそうな声に私も引き込まれ消えそうな声になってしまった。
「そっか……私応援してるよ。私に言って少しは楽になったでしょ?」
「うん。ありがとう!」
私は、元気な声で楓を元気付けようとしながら言った。すると、楓は元気になった様子だった。
そして………現在に戻る…
「いいよ……僕最近柚川さんのこと気になり始めたんだ……」
鈴木君は、少し苦笑いをしながら話した。
「もしかして、私が好きだったってことは嘘ってことになるのかな?」
私は、偉そうな感じで自分の腕を組み鈴木君に少し意地悪な質問をした。
「それは事実。本当は勝負を辞めたかったけど、ユカリちゃんには勝負を挑んだから…抜け出せなくて…」
鈴木君は少し下を向いて小さな声で言った。少し苦笑いをしているのは私にもわかる。
「別に抜け出してもよかったのに…」
「そしたら精神的に僕の性格がね…」
鈴木君は、少しアハハと笑いながらポリポリとほっぺをかいた。
「とーにーかーく!今日は楓に告白!」
第13章ー鈴木の告白ー
side 鈴木
僕の名前は鈴木真也。この学校に僕は転校してきた。幼稚園の時にこの町に居たが、お父さんの都合で違う街に居た。
ある日、僕はこの学校に転校する前男子が女子と喋っているところを見た。通り過ぎようと思った時……
「やめ……や…」
女子が泣きそうな声で助けを呼んでいた。僕は見てみぬフリをできなくて女子を助けた。女子は、僕にお礼を言いたそうにしていたけど僕は走って家に帰った。
次の日だ。僕は5年生だから5年生の教室へ行った。僕は5年3組だった。
僕が、教室に入ると見覚えがある人がいた。
(あの子だ!)
と、僕がこの学校に転校する日の前に助けた女子だった。まさか、一緒になるとは思わなかった。
「昨日会ったよね?」
僕は女子の後ろの席に座って、話しかけた。女子はニコッと笑って、
「あ、うん!有村ユカリです!」
と眩しい笑顔をした。僕はこの時に……初恋の人が現れた。その人は……
有村ユカリちゃんだ
ユカリちゃんとの出会い(?)の書き方が凄くいい!
鈴木くんって、ちょっと謎な感じがするね……。
でも、ユカリちゃんと清野くんが別れなくてよかった!
二人とも、ラブラブでいいなぁ。
鈴木くんの気持ち、分からんでもないな(笑)
>>195
ありがとう!
うん。なんか私の想像と違ってしまった…
コメントありがとう!
その子は、明るくて…元気で、みんなの人気者、スポーツ万能など…まるで…元気な妖精のようにキラキラしていた。僕はそれに惚れてしまった。
でも………僕はその恋は終わりを指していたのだ。ユカリちゃんには、彼氏がいたのだ……名前は『清野 夏樹』。どうしてユカリちゃんが清野君のことを好きになったのかもわからない。僕の方がユカリちゃんを守る自信はあった。でも、どうやらユカリちゃんは清野君のことが好きらしい……ここで、僕は勝負をしかけた。でも負けた。
僕はある方法を考えた。
「ねぇ、有村さんってさ、凄く可愛いよね!」
など、ユカリちゃんの良いところを男子に言って、ユカリちゃんを困らせる作戦をたてていた。正直あの時の僕はバカだった。
その時だった………ユカリちゃんと一緒にいた柚川さんが僕の目に飛び込んだ。その時僕は好きになった。
そして、今に戻る……
「んじゃ、いつに告る?」
ユカリちゃんは自分の腕を組んで聞いてきた。
「放課後にしようと思ってる」
僕はよく考えて休み時間だとみんなからいろいろ誘われるから、放課後の方がほとんどが帰るし。
「わかった。んじゃ楓に伝えとくね」
ユカリちゃんはニヒヒと笑い教室へ戻っていった。
side ユカリ
私は、着替え終わると、楓のところまで軽めに廊下を走った。
「楓〜!」
私は楓に大きく手を振りながら楓を呼び止めた。
「ん?ユカリ。遅かったね。」
楓は、あははと笑いながら私に言う。
「そう言えば、鈴木君が放課後に伝えたいことがあるって言ってたよ!」
私は、ニコッと笑いながら楓に放課後に行く場所が書いてある紙を渡した。
「ん?なんだろう……」
楓は、頭に『?』を浮かべながら首をかしげていた。
「鈴木君言ってきたよ〜!」
私は元気よくピースをしてニヒヒと笑った。
「ユカリちゃんありがとう。役に立つじゃん!」
「私元から役に立たない奴って思ってた?」
私は少しイラつきながら苦笑いをした
。さぁ……放課後が楽しみだ。
放課後………私と清野は、鈴木君が告るところにこっそり見に行った。すると、鈴木君と楓の姿があった。
「柚川さん………」
「ん?」
はぁ………鈴木君は少し緊張していて固まっていた。
「僕と付き合ってください!!」
鈴木君は、手を出して頭を下げた。楓はニコッと笑い、鈴木君の手を握った。
「はい!」
楓はとても嬉しそうに微笑んだ。よし!これでミッションクリア!
「やったな!」
「うぇーい!」
私と清野は思いっきり手でハイタッチをした。手はとてもヒリヒリしている。
「俺達帰ろっか…」
清野は、さっきハイタッチをした手で手を繋いだ。
「うん」
私は優しく微笑んで手を繋ぎ一緒に帰った。