抜けメンも参加!
シンデレラ (もちゃ)
継母(ぽたろのすけ)
姉1(リノール)
姉2( のろりん)
王子(駄犬)
魔法使い(コアラ)
王子の側近(リノールの旦那)
・シンデレラの設定を全てブチ壊しています。
・つけ組知らない人からすれば「なんのこっちゃ…」です
・二次創作ではないから移動なし
むかーしむかしのそのまた昔、いや、そんなに昔でもないです。
病的なまでに細く白い娘が、継母とケンカしていました。
「こんッのクソ野郎!まぁた私の下着を使って、汚いわっ!!でもそれがたまらないの!!!」
「嬉しいんならイイじゃないのォ、ほら紐パン借りてくわね?」
「ああっ、この変態!」
「あんたもねー」
……………ケンカを、していました。
パンツ使われて喜んでいる変態娘は、見た目だけなら最高でした。
透けるように白い肌、艶のある黒髪
大きな瞳を縁取るまつげは、何もしていないのに、長く綺麗です
しかしその中身は。
「び、びすったら!!また暖炉に頭突っ込んで…汚いからやめなさいっ!」
(実際は年下なのに、設定上は姉の)娘が何を言おうと、
「いいんですお姉様…私は今、幸せなのです。ふがふが… それよりも、私のことはシンデレラとお呼び下さい」
「なっ…!! 可愛い妹を灰かぶりと呼ぶなど、できるわけがないでしょう!?」
「いいから呼べよォ!!」
「お前どうした!!」
呆れた姉がテレビを見に離れて行きましたが、シンデレラはそれには気がつきませんでした。
とろんとした瞳を宙に嵯迷わせ、
「あぁ…汚い。でも、それがいいの」
彼女はとんだド変態なのでした。
その頃パンツ取って行った母は。
「ふぅ…やっぱり落ち着くわね」
美しい声の響く室内で彼女は、纏ったドレスを脱いでいきます。
しゅるりしゅるりと絹擦れの音。
衣服の下からあらわれた肌は・・・・・・
「っあ"〜。今日も腹筋は調子イイな、この調子で1ダース割るぞ!」
全身を筋肉で覆われた、鍛え上げられた肉体美。
どう見たって女性の物ではありません。
そう、彼もまた、数多く存在する変態のうちの一人・・・
女装と筋トレという「なぜそれを組み合わせる」と言いたくなるような趣味を持った男。
「シンデレラに借りたパンツは後で履くとするか!!」
お父様気持ち悪ーい。
遠くから聞こえた愛娘の声は聞かなかった事にして、自称母はダンベルを持ち上げ始めました。
「「お城の舞踊会ぃい???」」
姉1と姉2が同時に声をあげました。
「その姉2って止めてよ。舞でいいよ舞で」
「あたしもりのでいーからさー」
姉1と姉2は
「「聞けよ!!!」」
……………。
「で、なんだっけ。舞踊会?」
姉1が再度聞き返します。
「そうなのよォ、国主催でね?
なんでも王子の婚約者を探す会らしいから、見初められたら未来の王妃よ!」
きゃいきゃいと自称母が騒ぎます。
「うるさ…」
「何か言ったかしらシンデレラ」
「なんでもないよ?」
「まぁまぁその辺にして…。それにしてもあのバカ王子、こんな会まで開かなきゃ婚約者も見つけられないなんて…」
「もー舞ったら。気持ちは分かるけど失礼よー?気持ちは分かるけど」
「りのお姉様も失礼ですって……正しいですけど」
「あら、王子に興味なさそうねェ?」
「「「全くないです」」」
三人の娘の、気持ちいい即答だった。
それも当然のことだった。
王子はその身分と容姿を持ってしても、目を瞑れないほどの人格破綻者。
控えめに言ってクズなのだ。
「いずれ国の王になるお人なんだから、多少のスキャンダルは勲章よ?」
「●リー伊藤…」
「びす、そんな事言わないの」
「はぁい、あとシンデレラで。」
「あのバカ王子、また国家予算で女買ったんでしょ?」
「しかもその子…婚約者までいたのに、命令に逆らえなくてムリヤリ…」
「挙げ句飽きたらポイだもんね。ほんっとクズ、いやクズに失礼よ。クズは土に混ぜれば肥料になるもの」
好き勝手に王子の悪口を言う娘たち。
「王子は確かにクズだけど…身分は高貴なお方よォ?幸せな結婚をしたいのなら、ピッタリじゃない」
継母には耳がないのでしょうか…。
汚い物でも見るかのような目付きで姉1が言う。
「女を吐き捨てるような扱いしかできないゴミに嫁いで、幸せだと思うような女がいるとでも?」
続けて姉2。
「本当です。そんな男に媚びるお父様も、とんだクズですね?」
「あ、いや、そのぉ…」
「分かったらもう話は終わりにして下さいよ。」
「し、シンデレラ!お前俺を誰だと…
「食事係は私です。今日はスープの日でしたね…。 これ以上続けるのなら、うっかり間違えて煙草の煮汁を混ぜてしまうかもちれませんよ?」
シンデレラの堂々の犯罪宣言に、自称母は肩を落とした。
「なんでそんなにイヤなんだ…。」
娘たちが頑なに王子を拒むのには、別の理由もありました。
既に三人には、それぞれ、心に決めた人がいたのです。
姉1は、王子の側近と相思相愛。幸せ真っ只中です。
姉2は、町1番のプレイボーイと称されるアルマ・リィにご執心。
シンデレラは、『視線で人を殺る』
と言われる伝説の魔王に恋。
姉2は見る目の無さが原因ですが、末のシンデレラはちょっとしたファンタジー…。
ですが彼女達はその相手以外考えられません。全員、王子にも、王子の地位にも興味がないのでした。
みもりん暇なの?
10:箕犁:2017/07/30(日) 21:38もちゃだ!ヒマだよ〜
11:箕犁:2017/07/31(月) 01:32 「あーだりー」
「どうしてこうなったの…」
「ほらしゃんとしなさいよォ!」
煌びやかな会場で、項垂れる美少女二人とウッキウキのオネェ。
「国中の美しい娘を集めろ」という国王の命令で騎士団出動。
姉1と姉2は強制的に舞踊会に参加していました。
「あたしら男爵令嬢だよ?王子サマの目になんか留まるわけなくない??」
姉1がぶつくさ言います。
「同感です…ていうかびすが居ないんですけど。」
「ああ、あの子なら逃げたわ」
憎々しげに言う自称母。
「「…………え?」」
その頃シンデレラは。
がさがさがさがさがさっ!!
どたどた…ごっ、「痛っ」がっゴロロロロロッ「ひゃわああああああ!?」
………どちぇっ。
「うぇええ、痛い…」
家に押し掛けてきた騎士団を見たシンデレラは、窓から飛び降りて脱出。
「下の茂みに落ちて転がって、石に頭をぶつけて、おまけに落とし穴に落ちるなんて…」
奇跡のドジをぶちかましていました。
頭をさすっていると、いつの間に近づいたのか人の気配がします。
嫌な予感がして上を見上げると…
「長い台詞だね桃。説明乙」
「煩いわよ、てかシンデレラと呼びなさい」
『桃色空間構築』魔法の使い手、
DT様がそこに「いやいやいや俺童貞じゃねぇからな!?」
…………魔法使い様が「なんでちょっと不満そうなの!?」
「魔法使いさんうるさーい」
「いやコレ怒っていいと思うんだけどな!!」
「で、お前なにしてんの」
「あんたこそ何で人んちの庭にいんのよ。不法侵入でしょ」
ぎく★と効果音が聞こえました。
「………彼女に、美味いラプンツェルを食わせてやりたくて、少し頂いていこうかと」
「無許可で?」
「ぐっ……泥棒なのは分かってる。だけどこのままじゃ、しぃもお腹の子供も危ないんだ!!」
だからどうしたというのでしょう。
「これ、『じゃあ好きなだけ食っていいから子供寄越せ』って言って、その子を棟に閉じ込める…」
言ってはいけません。これはあくまでも『シンデレラ』です。
「……まぁいいや。見逃したげる」
「本当か!?」
「その代わりさぁ、あたし今困ってんの」
「え」
「だからさ、わかるよね?」
「あの」
「ちょっと私と服を取り替えて欲しいの。」
「嫌だあああああああああ!!!!」
当然です、魔法使いさんは男の子なんですから。
なんせシンデレラの服装は、
「お前それ、どっからどう見ても●ンミラじゃねえか!!」
「そうだよ?」
姉たちからは、普通に妹として可愛がられているシンデレラですが、自称母はなかなかの態度をとります。
「……パンツ貸せってのもか?」
「あれはフツー」
「お前の親父おかしいだろ!!」
衣服も満足に与えられていないため、使い古しの自称母のコスチュームを着ることが当たり前でした。
「仕方ないじゃない、抜け道使っても外に出たらこの格好怪しすぎるし。逃げるために地味な服ほしーの!」
「俺が目立ちまくるわ!!」
「警備隊の引き付け役にもなる、ちょうどいいじゃない?」
「騎士団よりヤベー奴に追っかけ回されるの俺!?」
騎士団は力をウリにしてはおらず、どちらかと言えば…その容姿で人々を魅了し、手なずけるのが役目。
『ガチで力でねじ伏せてやんよ』な仕事は、幼少から厳しい訓練を積んだ警備隊に任されている。
「警備隊に楯突いたら流石に殺されるわボケェ!!」
「骨くらいは拾ったげるわー、嫁に野菜食わせたきゃ●ンミラ着なさい?」
「ぐお"お"お"お"!!!!!!」
魔法使い、桃色●ンミラデビューー★
「字だけだとAVっぽいというか、悪くはないわね」
「ぶざげんなあ"あぁぁあぁあ!!」
魔法使いから、黒いコートと白いシャツ、スキニージーンズを剥ぎ取って、シンデレラは
「あんたにはもう用はないわー。じゃあね魔法使い」
と、金ヅルを捨てる彼氏のような台詞を吐いて去っていきました。
無駄毛処理など、一切していない男の
生足を晒したアンミ「ちゃんと伏せ字入れろ馬鹿野郎!!!」
………●ンミラ姿は、ハッキリ言って非常に気持ち悪い。
人目を引くには最高でした。
「実はあいつの姿、隠しカメラで撮ってるんだよねー。」
先を歩くシンデレラの呟きは、
「焼き増しして三丁目のホモに売ろ」
多分誰にも、聞かれていません。
王子がシンデレラに迫ってるなう
(リアルで)
諦め悪いよ駄犬。帰れ〜。
そんなこんなでシンデレラは逃亡。
舞踊会組はというと…
「舞ちゃんと、りのちゃん?君たちすごく可愛いね。僕の王妃にならない?」
「……」
「えっと………」
口説かれて、いました。
天さん魔王かよwwww
19:天尽禍終霊◆Qw:2017/08/01(火) 16:50どうやらそうらしい。
20:箕犁:2017/08/05(土) 19:32 ここからエロあるから
別サイトで終わらせたんだけど、このスレもったいないかあ。
18禁カットで載せちゃえ。
「ふたり共可愛がってあげるから、ほら、……ね?」
ふたりはゾッとするほど美しい、しかし気分の悪くなる笑みを浮かべた王子に、迫られていました。
そんな王子を見て姉1は思わず、
「あああああもう、こういうクズはシンデレラの暇潰しに使われればいいのに…!!!」
「姉さん心の声漏れてます」
「は!?だって……あっ」
いくら名ばかりだとしても、国の王子に求愛されて顔を歪め、「クズ」と罵る男爵令嬢。
「あー………あたし、死んだ…?」
「死にましたね…いえ、これから死にますね……」
おまけ(本編とは無関係)
「ねぇ聞いて!下スレとすごっく名前が似てるのよ!!」
シンデレラ嬉しそうです。でもそれよりも、
「すごっくwwwww」
「ちょ、すごっくってwww」
「あ、み……ミスったの。うち間違いくらい誰にでもあるでしょ!」
「「すごっくwwwwwww」」
姉二人はたまに意地悪なのでした。
おまけ(本編とはrk)
???「………下スレって、タイミング次第でどのスレかわかんないよね。」
「魔王くん、それは言っちゃだめなんじゃない?」
「お前こそ『???』にしてるのに名前呼ぶんじゃない。」
「あ、はーい。」
まだ登場しない魔王様の城の中、
姉にバカにされてすねたシンデレラとの会話。
いきなり腸が飛んでった……♪
今期一番面白いと思っているアニメのOP空耳が頭をよぎった。
(やべーわこれ…腸じゃなくて首飛ぶかもしんない。)
ちなみに箕犁は、異世界食堂が一番好きです。
シンデレラはアホガールとか言ってますね、ウホウホ。
話を戻して
「…………りの、ちゃん。今、なんて言ったの…?」
「聡明で慈悲深く容姿端麗な王子様の側に、あた…私などを置くのは貴方の品位が下がります、と。」
「いやサラッと大嘘つくのやめよう?」
「ちっ」
「聞こえてるからねりのちゃん!?」
もちゃイラスト描いてくれないかな〜
26:ゆのる◆Qw:2017/08/06(日) 06:15え
27:ゆのる◆Qw:2017/08/06(日) 06:16むりむりむり描けないよ
28:箕犁:2017/08/06(日) 08:54 >>27 へー
http://ha10.net/up/data/img/20566.jpg
なにしてんの!?
30:箕犁:2017/08/06(日) 09:59 続き〜
「姉様まずいですよ、とりあえず土下座しましょう」
「舞ちゃんも聞こえてるよー…」
「ハウアッ!!!」
『王子がホールのど真ん中で男爵令嬢に求婚している』
あの王子とはいえここは婚約者を探す会。二人はかなり周りの視線を集めていました。
全く好転しない状況の中、死への時間が近づくだけの二人は、顔面蒼白でただその場に立ちつくすのみ。
「この俺に暴言って、普通は殺してるんだけど……君たち可愛いし、情けをかけてあげるよ」
神はそんな二人に、最後のチャンスを与えました。
「ほっ、本当ですか!?」
「えっ」
「舞、素がダダ漏れ」
「あ、そっ、その…ごめんなさい」
あまりの食いつきに苦笑する王子。
「いいんだよ、その代わり、君達は僕の王妃になってもらう。死にたくないならね?」
「「お断りします」」
姫1、姫2、共に死亡決定。
ひまつぶし(本編あきた)
「ねーねーねーねーねーさま」
「呼び掛けと名前を混ぜるのやめなさいシンデレラ」
「はぁい」
「で、どーしたの。お腹すいた?」
「私拒食気味なんですけど。違うよ、そうじゃなくてさあ」
「?」
「なんでこの小説は、キャラクター説明がないの?」
暇潰しメタワールドへようこそー。
「それはねシンデレラ、暇潰し板でちゃんと書いたからよ」
「そんなの知ってる人ほぼいないよ」
「大丈夫よ。そっち見た人しかこれ読んでないはずだから」
確かに内輪ネタに溢れてるし、
ふざけてるし、やる気の欠片も感じません。
「どうしていきなりそんな事を?」
「いや、読み返してて思ったの。この『魔王』って誰よ、って」
シンデレラが、彼女だけは言ってはいけない事を言いました。
「あんたの彼氏でしょ」
「いやそうだけど、>>1にもいないし、後付けの説明もないし。」
「ちゃんと暇潰し板「だから、わざわざそこ読むのだるいんだって」
「仮にも主役が『読むのだるい』とか言うんじゃねえよ!」
おや、姫1の、くちょうが…!?
「いや進化しないから。なにポケモソみたいに言ってんの」
「ねーねーキャラ説つくってよー。なんか舞踊会組のターン長くて、私ぜんぜん出てないもん。忘れられちゃうよー」
「確かにびすすんの変態設定は空気化してるよね」
「シンデレラって呼べ」
そこはぶれないんですね。
「まあいいけど。ぶっちゃけ本編書くの飽きてきたし」
「最初から飽きてたでしょ…」
「うん」
実は18禁シーンを抜くと話が成り立たないので、ほぼ全て書き直し。
あきた。ねこやのプリンアラモードでも食べたいです。
「地の文が異世界食堂推してるー。アホガール見ようよアホガール」
「いやいや、実力至上が一番だよ」
ラノベ原作ものが好きな人って、リア充も普通にいますよね…。
「なんで略したん」
「さいごまで打つのダルかった」
(話を戻せ……)
「なに今の声」
「多分魔王くんやね」
出張お疲れ様です、魔王様。
「軌道修正しろって事かな…、なんなの魔王、もしかして神?世話焼き??」
「いや魔王くんは魔王でしょ」
「あ、そっか」
(阿呆しか居ないのか此処は…。)
「てか、天さんなんで魔王なの?初期の名前『骸の王』じゃん」
ほんとですね。いつの間にか、名前が魔王になってました。
(え、ちょ、無視?)
「やっぱキャラ説、いるかもね…。名前変わってたの気づかなかったよ」
「そやよー。コアラとか思いっきり『しぃ』って言ってるし。まだしゅりちゃん出てないよ」
「本当だ。じゃあ後で書いとこうか」
「ういういー」
(俺の「阿呆」はスルーされたの?)
おまけにも飽きた…ここで終わり。
「キャラクター紹介〜」
「おせーんだよなマジで」
「りの姉様…」
*シンデレラ(びす)
ヒロイン(仮)。
言葉攻めと羞恥プレイを愛するドM
魔王に恋するファンタジー娘。
興味のない人間=石ころ ぐらいにしか考えていない。
大切な人は自分の命より大切にするけど。
*姫1(りの)
王子の側近と相思相愛、彼しか見えません!な恋愛煩悩女。
親友に手を出した王子が大嫌い。
コイツが真のヒロインなんじゃないかな…時々思います。
*姫2(麕)
美人で、性格もそう悪くない。
でも男の好みが致命的に悪く、周りを巻き込みとんでもない目に合わす。
実際はシンデレラより年下だが、設定上は姉。
街一番のプレイボーイに、糖分控え目な片想いを続けている。
*継母(ぽ太郎)
自称継母。本当は女装と筋トレが趣味なだけの、ただのおっさん。
初対面で「オカマってやつですか?」
と聞かれたのを根に持っていて、シンデレラをやや嫌っている。
*国王(とわ)
王妃の尻にしかれているイエスマン。
何も考えない行動が多い。
息子が国の女に嫌われまくっているのを心配し、『王子の評判を気にしていない』と聞いたシンデレラに縁談をもちかける。
実際は『王子に興味ないから、行動なんか気にする理由ない』なのだが。
*王子(六)
可愛い子なら老若男女だれでもいけます、顔が人間の全てだ!と考えて生きるうんこ。
容姿端麗で王子という身分がありながら、誰も彼と結婚したがらない。
シンデレラに
「猫耳似合いそうですね」と言われてからずっとつけてる。変なとこ素直。
*魔法使い(コアラ)
彼女大好き、彼女愛してる、彼女のためならタヒねる、彼女彼女彼女彼女…な男。DTではない。
『桃色空間構築』魔法を使えるため、シンデレラから魔法使いと呼ばれる。
同じく恋人至上な姫1、彼女の飼っていた猫が脱走したとき、保護したシンデレラとは友人。
*農家の娘(朱李奈)
愛称はしぃ、しゅりちゃん。
魔法使いの婚約者で、溺愛っぷりに
やや嫌気がさしている。
それでも愛してるけどね。
*魔王(天尽禍終霊)
『視線で人を殺せる』と噂され、
恐れられている存在。伝説ではなく
普通に実在する。
森の奥でひっそり暮らしていたが、
迷い混んだシンデレラに発見され、やたらなつかれた。
怒ると『骸の王』になる。普通の時は優しいお兄さん。らしい
「長いよみもりん」
「自分でも分かってるよそんなの…」
姉達が死を覚悟する少し前、妹は。
がさがさがさがさがさ…
「こーっちーかなー」
がさささ…ばき「痛っ!?」
ごそ、ごそ「もー…どこー??」
「ぶふっ」
「あ、今誰か笑ったでしょ!!!」
「…………相変わらずですね」
「そりゃー私だからねー!」
森の奥にすむ、魔王のところに遊びに来ていました。
気づけシンデレラ、姉が死ぬぞ。
「それにしてもあなた、何で俺の事見つけられるんだろうね。
「へ?」
「不可視魔法かかってるから、俺も俺の家も人に見える訳ないの」
かれこれ半年ほど交流を続けていた魔王の、まさかの事実です。
「えー…それはホラ…純粋な子供にだけ見えるとかさ」
「お前のどこが純粋だよ。俺はトトロか何か?」
「森の精霊っぽいし、いいじゃん」
「俺いちおう魔王な」
rk
明日がなんの日かわかる?
「ついに地の文が話しかけてきた」
わかる?
「葉っぱの日やろ?」
「答えるのねシンデレラ。……てか、何それ聞いたことない」
説明しよう!
「うわしゃしゃらないでよ箕犁」
つっても詳しい事とか知らないけど。
「みもりんそれ意味なくない?」
「詳しくなくていーから話してよ。あと、その発情期のゴリラみたいな顔するのやめて」
「ひで」
「いちいち改行すんのもうざい。」
誰がゴリラだビチビチグッソ…
「あ、改行はやめてくれた。」
「ぴちぴちぴっちに謝れ」
で、葉っぱの日だけどさ
「そーいやそんな話してたねー」
「ああ。もう興味ない」
まー聞いてよ。実はその「その日だけ全ての書き込み規制が解除されて、みんな自由に書き込める、だっけ?」
言わせてよ!!
「え、マジで?あたしのサブちゃん使えるの??」
「それだと、某有名演歌歌手を思い出すからやめて」
北じ「やめろってば」
「で、それが何なのみもーん」
(⊃・ω・)⊃【り】
いやさ、ちょっと気になって
「なにそれ」
そんな日本当にあるのか?って
「え、そこ?」
うん。荒しまくられるの分かっててそんなことする?
「まじであっても年に一度だし。」
「夏の風物詩的な?」
「んだ」
そういうもんかー…
「なにどしたの」
いや、鍵部屋にだいぶ嵐増えたし、変な人が入ってくる日なんかやだなーと思って。
「あたしがチャット嵐なの分かってて言ってんの?」
それはそれ。
……やっぱやだなぁ。嵐…
「長い。つまらん。飽きた。結局何が言いたかったのよ」
「徒然見るから、はよ終わらせて?」
すみません。葉っぱの日が楽しみだけど不安って気持ちを共有したかっただけです。
「「帰る」」
あ、そんなぁー……
「何で、いつもおまけに呼ばれるの、あたしたちなの?」
「動かしやすいらしいです」
「馬鹿は扱いやすいってか。タヒね」
「口悪いよりのー。」
肩パッドはちゃんと入れたよー。
えらい腕短いけど、ママさん
http://ha10.net/up/data/ing/20611.jpg
んん?
37:ゆのる◆Qw:2017/08/07(月) 21:01 あぁ。http://ha10.net/up/data/img/20611.jpg
……かなぁ?mをnにしてたかな
えっ継母可愛すぎない?w
ちょ見てこれ>>37
肩幅は無理やり感あるけど、他かんぺき女じゃんかw
試しにマジで左手使ってみた
やっぱ字むりなのに、絵は描ける…
http://ha10.net/up/data/img/20617.jpg
ほあああああああああ嫁ぇええええ
41:天尽禍終霊◆Qw:2017/08/08(火) 17:57アンタ既婚者だったの???
42:箕犁:2017/08/08(火) 18:48 私の嫁は継母たんです。かわいい
既婚はリノールだけじゃ?
rk
「またですか。とっとと本編更新して下さいよ」
許してよ姫2ちゃん〜、継母たんが可愛すぎて死にそうなの〜。
「はいはい。で、何の用ですか?」
継母ちゃんの可愛さを知ってもらうためにアピ「帰ります」
あー……
「ねーねーまおーうくーん」
「なんですか」
「私のことさー、どう思ってる?」
「はい?」
呑気なシンデレラは、まだ姉の窮地に気がついていません。
普通気がつきませんけどね。
「急にどうしたの」
「ききたくなったー。」
微妙に頬を赤らめて、目線を下げるシンデレラは女の子そのもの。
灰につっこむ変態にも乙女ご「すっごい失礼だからねそれ。」
……年頃の娘らしい一面です。
「いきなり宙に向かって話してどうした。気でもふれたか?」
「なんでもなーい。」
「そうか?」
どうにか誤魔化せました、いやきっと誤魔化せたはずです。
「それで魔王くんはさー、私のことどう思ってるのっ」
「忘れて無かったのか… なぜいきなりそんな事を?」
「さっきから言ってるじゃん、ききたいからだよー。」
「そういうお前こそどうなんだ」
ふん、と鼻を鳴らして逆に問いかける魔王さん。
(多分『怖いー』とか、『私の質問はー?』とか言うんだろうな)
ですが、その予想は大きく外れ、
「好きだよ」
斜め上の上の上の上をいく、本気トーンの言葉が返ってきたのです。
「……は?」
「好き」
「なんで二度言うんだ」
「『は?』って言われたから」
「「…………………」」
「とりあえず、今日は帰るね」
「ああ、うん」
シンデレラは、そのまま振り返らずに歩き、城の外に出て…………、猛ダッシュ
たたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた、ッン「ひあっ!?」
した直後に石につまづいて転びました。
「どどどどうしよう…言っちゃった言っちゃった言っちゃった言っちゃった言っちゃった言っちゃった、なんか言いたくなって言っちゃった…!!!!!」
シンデレラ今更パニクっています。
残念もう遅い。照れても悔やんでも、もう全て終わっています…
もちゃが爆弾発言……ガタガタ
CP組み直しなんかできないよ!?
あははー
47:箕犁:2017/08/11(金) 12:57 rk
「電気なんっもわかんない。コイルがどっちに回転しようと関係ないよ…」
なに中学生みたいなこと言ってるのシンデレラ。
「中学生だよ、てか受験生だよ。私魔王くんに告白してる場合じゃないんたけど。」
今回はシンデレラの勉強話。
もはやほぼ完璧に実話
面倒なのでQ&Aでいきますね。
「私に拒否権は?」
ありませんよそんなもの。
「はーい。」
Q 1日の勉強時間は?
A「12時間くらい…?10時間は塾にいて、残り2時間だけ家でやる。」
Q それ何時間寝てるの…?
A「6時間ちょっとかな?それくらいでじゅーぶん」
Q 行きたい学校でもあるの?
A「あるよー。将来つきたい仕事、接客業でね。でも会話苦手だから、接客授業のある学校に行きたい。」
Q 魔王さんのモデルの天さんとは、高校違うの?
A「多分ねー。」
Q それ、寂しくないの?
A「普段から学校で話すことも会うこともないから。大して変わらないと思うよ?」
Q 冷めてるね〜。
A「いや冷めてはないと思うけど…うーん、どうなんだろうね?これ。」
Q 話を戻そうか。嫌いな教科は?
A「理数。理科って何が楽しいんだろう…?」
Q じゃあ、好きな科目は?
A「ないよ。得意なのは国語。でも語彙力とかは無いから、身に付いてるかって言われたらノー。」
Q あれ、美術好きじゃなかった?
A「絵画表彰でステージ上がらされたのがトラウマで、学校で描くの無理になっちゃったの。」
Q 高校は受かると思う?
A「どうだろう?受かると思って頑張ってるけど、わかんないよね」
Q 大学には行くの?
A「行かないよー、専門学校行く。」
Q 専門学校?
A「うん、ウェディングプランナー学科。県内のとこ行くか、県外に出るかはまだ考え中」
Q 結婚かー、女の子らしい事を
A「自分のを諦めたぶん人のに関わりたいって、女の子らしい理由?」
Q それ詳しく聞いていい?
A「え、『子供欲しくないけど結婚はしたいかな』って、厳しくない?」
Q うぅん…なんで子供ほしくないの
A「私が子供だから」
おおうきっぱりはっきり。
Q そのうち欲しくなるかもよ?
A「そしたら考えるー。」
「脱線してるし、そろそろ終わろうよ」
そうだねー。もちゃ協力ありがとうございました。
鍵部屋内での会話メモを元に書いたものなので、返答は全てもちゃが実際に言ったことです。
楽しかったから別の人でまたやるかも
rk
シンデレラが告白した日の夜だと思えば話繋がります。
「姉様はいちばん可愛いのに、どうしてそんなクズばかり好きになるの?」
「えっ?」
姫2+シンデレラ、寝る前のガールズトークタイムです。
「し、しんでれりゃ「噛んでます」
「シンデレラ、いい?好きになったらもう、全部好きなの。恋は盲目ってやつじゃないかしら…」
「目の前で他の女とキスしたり、浮気デートの最中に出くわしても悪びれず話しかけてくるうんこを好き?」
姫2の愛するアルマ・リィは、顔だけはいいうんこ野郎なのです。
あの容姿がなければ、性格破綻者でしかありません…あれ、もちゃや舞の知り合いって、そんなのばかり。
それでも彼女はアルマを庇います。
「アルマはうんこじゃありません」
「うんこ以下ですか」
「やめなさいシンデレラ」
……花の乙女がうんこうんこ連呼するこの状況、お金の匂いがしなくもないですね。
「いい?シンデレラ」
「?」
「アルマはどんなに酷いことをしても、私と居る時だけは、私だけを見てくれるの。」
「他の女にも同じ事してますよ?」
「それでもいいの。一瞬でもいいから私だけを見て、愛してくれる人が欲しかった。」
「姉様だけのものには、なってくれなくてもいいんですか?」
その問いかけに姫2は少しだけ考え、
「いいの。それがアルマだから」
寂しそうな笑顔で答えました。
「ふーん…私は、私だけのものになってくれる人を好きになりますけど…」
「それが一番だけど、そううまくはいかないでしょ?」
「……はい。」
ぐっ、と悔しそうな顔のシンデレラ。
彼女も彼女で、想い人の難攻不落ぶりに悩んでいますからね。
「で、魔王さんとはどうなの」
「勢いで行動したのを悔やんでるところです…あぁあぁ…!!」
「えっ、なになに!?まさか…」
二人のガールズトークは、夜更けまで続くのでした。
ずっと入りたそうにしていた姫1には、気がつかないままで(笑)。
rk
「ねぇ舞、スレが下がりにくくなってない?」
「え…………、あっ、確かに。前は10分もしたら下がってたのに、どうしたんだろう?」
「時間帯とかもあるだろうけど…」
ちょっと気になったので考えます。
「なになにーお姉様達ー、私もまぜて下さいよー」
「あ、びすす「シンデレラ」
「……シンデレラ。いいわよ」
「いま、スレが下がりにくいねってお話してたの」
「……あ、そういえばそうだね。」
最終更新は9時なのに、そこまで下がっていません。
文章や内容からして、小学生が多いはずなのに「箕犁も文章力ないわよ」
私は文章力がないなんて一言も言ってませんよ。
馴れ合いが多いからそう思っただけです。
「馴れ合いって…そういうノリが嫌なら、匿名板行きなよみもりん。」
「そうですよみもさん。それが普通の場所でそんな事言うのって、馬鹿にされてると思ってもおかしくないですよ?」
「てかさー、こんなメタばっかの
小説(笑)書いてて楽しいの?『自分周りとは違うっすから』とかやりたいの?」
いてててて…私フルボッコですね
「またそれがキモイ。なに、ラノベ?ラノベの主人公でも気取りたいの?」
「りのお姉様、それラノベ主人公バカにしてるって取られますよ」
あのぉ…話戻していいですか。
「まだあんたへの文句言い足りないんだけど?」
「ね、姉様そのくらいで…」
「りのお姉様の気持ちもわかるからー…止めないっ」
「いい子ねシンデレラ。そうね……箕犁。特別に、土下座したら許してあげる。そうすれば、話を戻してやってもいいわよ?」
ええー…土下座ですか。
「あ、あとねー、『ここの人達をバカにしたともとれる発言をしたこと、深く反省しております。小学生は最高です』って言って?」
最後あんたの趣味でしょ!?
「天使の3Pはアホガールと並ぶ。」
「で、やるの?やらないの?」
(やらないと話が終わらない…)やり……ます。
「いい子ね。じゃあ、頭を地面に擦り付けなさい。」
くっ…。ジャリッ……
「ほんとにやっちゃいました…」
「日常みたいに前屈しちゃダメだよ」
しませんよ!普通に土下座してるでしょう、ホラッ。
「ほんとだねー、で、はいっ。台詞いってみよーう!」
こ、この人達を、バカにしたともとれる発言をしたこと…ふかく、反省して…おります……。
「ざまぁないわねぇ箕犁。で?」
し、しょ、うがくせい、は…最高…………です…!!
「うわほんとに言った。」
「すごいねみもりん!ロリコン?」
「ふっ、二人が言わせたんだよ…」
ありがとう姫2。それで、話を戻してもいいですか?
「いーけどー、ちょっと長いし、脱線したし、一回切ろうよ」
そう…ですね。じゃあ続きは後で書くとして、髪を洗ってきます。
「あぁぁみもさん…」
「は〜いっ、>>50に続きます!」
「あれ?戻るの早かったね」
コアラがのろけてた。殺意をここで発散させようと思って
「あー、『しぃが一番に決まってるだろ!』だよね?」
詳しくは暇潰し板をチェッ「人増えても困るから宣伝するな」
はい、すいませんでした。
「じゃあ土下座もさせたことだし、理由をちゃんと考えよう」
あ、覚えていてくれた、良かった…。
「お盆だから祖父母の家に行ってて、3DS民がネット使えなくて更新止まってるとか?」
「普通みんなスマホ持ってるから…」
「え、小学生ですよ姉様」
「シンデレラ、最近の小学生はスマホ持ってるのよ。むしろあんたが中3にもなって、欲しがらないのは異常」
「小学生にスマホって…親バカとかじゃないの?」
シンデレラそれ危ない。ストップ。
「友達からハブられるから買って〜とか、ラインやりたいよぉ〜とか、そんなんで欲しがる子は多いから…」
「それでハブる友達なら、その程度の仲だから捨てなよ。」
シンデレラ、シンデレラ、気持ちはわかるけど待って。
仲良しごっこは世渡りの基本だよ!
「みもさんもダメですよそれ」
「『わたしたちの友情をバカにするな』とか言われるよ?」
「まぁ…いいや。これ以上続けてもロクな事にならないし、進めよ」
「じゃ自演が多いとか」
やめなさいこのバカは本当に!!
「自演はともかく、かけもち連載の人がいるから…その人が少し忙しければ、ありえるよね。」
「あー。それなら…。」
「お姉様も何か言って下さい」
「え?そーだな…」
「なれあっ………交流→仲良くなる→仲良し板とかに作家が流れる→過疎タイム発生」
その人たちが話してる間は、書かなくなるからって事?
「うん」
「そもそも、ここに1日何回も来る方がおかしいですって…。夏休みですよ?」
「友達とかと遊びつつ、たまに葉っぱに来てるってこと?」
「そんな感じ。」
「掲示板使うってほぼ陰キャだし……暇でしょ?」
「わー、りのお姉様暴論…」
もうやめようよこの話。
『お盆だから』が一番平和だから、それにしよ?
「収集つかなくなったら止めるのね。ほんとクズだわ」
あんたらの発言のがよほどク…
「クズじゃないですよ、みもさん。すこーし、酷いだけです」
すこーし!?
「あーまた長くなる…で、『お盆だから』でいいんですね?」
そ、そうそうシンデレラ!もう締めよう!!!
「はいまたらいしゅー」
「じゃーんけ「それはまずいです」
なんだろこれ
52:箕犁:2017/08/13(日) 09:16 rk
「みもりん、あの番外編のせいで、姫1と2が助かるのバレたよ?」
あっ。
さてここからどう助かるか、それが見物という物。
54:箕犁:2017/08/13(日) 12:42 rk
魔王様とシンデレラの普段の会話。
【1】
「魔王くんっていつもなにしてるの?」
「猫触るか、寝るか、本読むか。あと討伐に来た人間追っ払うか」
「へー…最後以外はわりと普通。」
「まぁ元人間だしね」
「えっ」
「国から『魔王職に選ばれました』って通達来たからやってる。」
「えっ」
【2】
「お前3日に1回ぐらい来るけど暇人なの?」
「暇じゃないけど、友達少ないよ」
「だからって魔王のとこ来る?」
「魔王だけど何もしないし。優しいし。あとかっこいいし」
「おい最後」
【3】
「その髪の毛、地毛?」
「違う。染めてる」
「白になるまで色抜いたの!?そうとう痛んだでしょそれ…」
「まぁ。かなり柔らかくなったな」
「あ…ほんとだー」
なでなでなで
「止めろ撫でるな」
「ふわふわで気持ちいいねー」
なでなでなで
「聞け」
【4】*本編に絡むかも
「この間言ってたけど、魔王職に選ばれたってなに?魔王って職業なの??」
「あー…説明が難しいな。お前でも分かるように色々省くぞ」
「はーい」
「『国民の不満は全て魔王のせい、魔王さえ倒せば解決』って民に思わせるための、国のシステムなのよ。魔王って」
「んんー?」
「俺絶対悪。討伐隊は自分達を守ろうとしてくれてる。俺は悪者。討伐隊を作ってるのも育ててるのも国だ。じゃあ国は」
「いいものだって民が思い込む?」
「正解、実際俺なんもしてないけどね。そこは上層部お得意の情報操作でうまくやってんだろ」
「うわぁこの国腐ってるね…」
「だな。」
「私だったら絶対引き受けたくない」
「そうか?一応公務員だから、福利厚生もしっかりしてるぞ。この城も衣服も全部国から支給。」
「えええぇ…ちなみにお給料は?」
「貰ってない。代わりに要求したもん全部現物支給される」
「結構、好待遇なんだ…?」
「そのぶん討伐隊にいつ殺されるかわかんねー仕事だぞ」
「死なないでよ魔王くん。さびしい」
「はいはい」
【5】
「魔王くんおーきーてー」
「………あ"ぁ?」
「ひぃ!?」
「……あーお前か。怯えてどうした」
「寝ぼけてるときの声、結構ドス効いてて怖かった……」
「魔王っぽかったか?」
「街のチンピラっぽかったかな」
「おい」
私はこのかぷが一番スキ。
そろそろ姉様助けないと死ぬな…
56:箕犁:2017/08/13(日) 13:10 後悔でごろごろし続けるシンデレラの元に、アンミラを着た変態男が走ってきました。
「恥ずかしがってるとこ悪いな、死んでろや」
「うわあああああああああああああああああ…あ…童て「俺は非童貞だ」
「そうなんだ…で、何よ。私いま元気ないから。あんたの息子と同じくらいへこたれてるよ…」
シンデレラは疲れると下ネタを言いまくる質の娘でした。
「下ネタ言ってる場合じゃねぇよ死んでろや。お前の姉さん達、死ぬかもしんねーぞ」
「んん…なにいってんの短小…冗談はそのサイズだけにしたら?」
「いや本当なんだけど…助けて」
下ネタマシンガンと化したシンデレラの相手は、男女平等パンチを繰り出せるような人にしかできません。
「本当なんだって。お前が逃げた舞踊会、身分関係無く、国中の見目麗しい娘が集められてんの。」
「なにそのハーレム羨ましい」
「うるせぇ茶々入れんな。そこにしぃもいるんだけど、あいつが見たって言ってるんだよ」
「何をよ」
「国王に姫1と2の、打ち首許可貰おうとしてる王子。」
「はぁ?なんでそんな事」
「二人が王子の求婚断ったんだよ」
ようやく姉達のピンチを知った妹は、思いきり顔をしかめて言いました。
「だから助け「それ私に言ってどうするつもりなの?」
「は…?」
「家族って言っても義理なの。そりゃ少しくらい心配ではあるけど、あの王子の求婚を少しも濁さず拒否なんて、『殺して』って言ってるよーなもんじゃん」
「そ、れは…そうだけど」
「あの人達は死にに行ったんでしょ。私にどうしろって言いたかったの?」
自分にとって『大切な人』『そうでない人』の2つしかない彼女に、後者を助けるという考えはありません。
「でも、あの人たち助けないと…しぃの友達なんだ、姫2の方……」
「だから何よ…。私に全く関係ないじゃない、それ。」
「ふざけんなよ?」
「なんにもふざけてないよ。」
「お前っ…俺は、お前があいつらの事心配してると思って、あちこち走り回って探して…!!!」
「そこまでしてくれたんだ、ありがとう魔法使い。」
「じゃあ…」
「でもごめんね?
私はあの人たちを助けたりしないよ。無駄だったね、疲れたでしょ。」
それだけ言うと、シンデレラは魔法使いに背を向けて、さっさと歩いていきました。
「人でなし」だの「クズ」だの叫ぶ彼を無視して歩くシンデレラは考えます。
(どうやって城に侵入しようか…。)
rk
「なんか私すごい悪者っぽい…」
許してもちゃ。こうでもしないとあのアンミラ男追い払えないから。
「ついにアンミラをぼかさなくなったね、みもりん」
あっ。
一旦舞踊会組のターン!
目の前で国王に死刑執行許可を求める王子を見ながら、姫1はボケッとした顔で言いました。
「いやぁ舞、ほんと美しいね王子って。容姿だけは」
「現実逃避ですか姉様…」
求婚拒否の直後、ヒスをおこした王子の声で駆けつけた黒服さんたちに、二人はあっさり捕らえられました。
こんな人数どこから湧いた?
「お父様はオロオロしてるし、妹はどこ行ったかわからないし、頂点がアレじゃ国に助けは求められないし。」
「死にましたね。」
「死んだな。」
死んだ魚のような目をして笑いあう二人。でも、姫1にだけ、聞こえた声がありました。
「大丈夫、お前だけは、絶対に助けるから。」
「……っえ?」
聞き覚えのあるその声は、自分を拘束している男のものでした。
振り返って顔を覗きこむと、そこには
「柚、大丈夫?腕痛かったら少し緩めるからね。」
「へ、あ、なるくっ……」
つけ組シンデレラで一番のイケメンにして真の王子様キャラ、側近の弘がいました。
「お待たせお姫様。」
「っ…も、もう。なるくんたら…」
「………タヒねばいいのに」
横でイチャつき始めた二人に、姫2のつぶやきは届きませんでした。
(『お前だけは』って事は、私は助けてもらえそうにないな…。何とかしないとマジ死ぬ)
http://ha10.net/up/data/img/20716.jpg
もちゃから届いた魔王様。
右肩は、子供の頃に先代魔王を
見ようと森に侵入したとき、魔物に食いちぎられたのでありません。
裏設定…になるのかな?左はただのケガ。
左利きだからまァ設定はいいとして、
絶対似てない(確信)。
似せようともしてない。
64:箕犁:2017/08/13(日) 22:17 rk
「現在、いちおう主役CPである『まおシン』のENDをバッドにするか、ハピエンで終わらせるか、の話し合いが行われていますっ…。」
ちなみに完結済みの別サイトでは、このCPのみ片方が凄惨な死を遂げ、残された方が後を追っています。最悪ですよね。
「でも面白かったよ?」
「死んだ本人が何言うかボケナス」
「だってあの人絶対後追いとかしそうにないし。わー創作物おもしろーい、って感じだった。」
ちなみにもちゃならしますか?
「何を?」
後追いですよ。
「する」
「即答だねびすすん…」
「うん。でもその人を覚えてる人が一人もいない、とかいう状況なら生きるかな?」
「ふ、ふぅん…」
こっちもこっちで闇深いなおい…。
で、胸糞エンド、本人たちはどう言ってたの?
「天さんは『よくあるよくある。』びすは『べーつにー』です。」
軽っ!?
私は推しCPだし、ぜひハピエンにしたいんですけど…。
「じゃあそうしたらいいじゃん。結局書くのはみもりんだし」
ええ…もちゃ冷たい
もう少し考えますよ……。
まおシンは幸せにして下さい
あれは悲惨すぎるから。
挿絵がグロかった
67:ゆのる◆Qw:2017/08/13(日) 23:05 >>66
超力作だからね。
つってももう二度と描きたくない…
幸せエンドのが楽そう。
よっしハピエンにもってこう!
69:箕犁:2017/08/13(日) 23:19 とりあえずさぁ。
いい加減主役のシンデレラの絵欲しい
対価はVEXYスバルクリアファイル
手抜きは止めてね。主役だから
へい。
72:箕犁:2017/08/14(月) 14:16 rk
ゆ「ポプテピピックのキャラチョコ作るお(^ω^)」
六(どうせ無理だろうな…)
箕(ですね…)
10分後
ゆ「線画できたお(^ω^)」
素直に言うと欲しい。
ツンデレると、もらってあげなくもないんだからねっ!
やらん
74:箕犁:2017/08/15(火) 08:57 rk
「創作板で私のキャラデザやってるみたいだね。見てきた」
描いてるのはあんたでしょ…
「ここの私はみもりんが好きに動かしてるじゃん。別物別物」
あぁそうですか。
「私、なんであんなにピンクピンクしてるの?サワデー?」
イメージカラーがピンクなんだよ…
何気に全員にあるからね。イメカラ
「え?全員に!?」
当たり前でしょう。例えば魔王様は白で、継母たんは濃紺…とか。
「魔王くんは黒」
え
「魔王くんは黒」
いや、あの…
「魔王くんは黒」
もう決まった事だか
「魔王くんは黒」
わかった!
わかったから止めて!!
「おー、言ってみるもんだね…」
あんなにゴリ押しされたら変えるしかないじゃん。
「じゃあ私は気がすんだから、もう好きに終わっていいよー。」
いやいやシンデレラなに勝手な事…
「私のイメ画近日こうかーい!」
聞けよ!!!!!
俺も出たいな(だめもと)
76:箕犁:2017/08/15(火) 17:48 >>75
城の門番(からちき)
舞踊会当日限りの雇われ門番。
チップを渡せば通してくれるチョロメン。
rk
まおシン、書けないかも…
「でしょーねー。」
「だろうな。」
当事者二人とも落ち着いてる!?
「あそこまで重い過去を背負った人が、一人の姫を好きになる理由って…ねぇ。思い付かないでしょ」
そうなの…もう無理
「うん。だから仕方ないと思うよぉ」
だよね、そうだよね。
なんとかしてくっつける方法考えるけど、ダメなら本当に『生贄の花嫁』になってもらうね…。
「うん。分かった」
http://ha10.net/up/data/img/20743.jpg
魔王じゃない頃の魔王くん。
本当にチンピラっぽくなっちゃった…
違うんです。違うんです…!!
>>78 → >>60
人間 → 魔王
魔王様すんごい色素薄くなってるw
rk
シンデレラが逃げた後の魔王様。
(ちょっと待て。ちょっと待てちょっと待てちょっと待てちょっと待てちょっと待て……何があった。)
人として生まれ15年、魔王として、老いる事なく生きること500年強。
魔王という立場や、
この国では『魔物の証』として忌み嫌われている緑の瞳。
人から憎まれること、傷つけられること、恐れられることはあれど、
好意を持たれた事は……殆ど無いに等しい。
「特にこの瞳は、人間を殺めると言われているんだぞ…?」
人として生きた頃の、身を焼くような苦しみや憎しみは…体が朽ち果てても消える事は無かった。
圧倒的な『怨み』を糧に得た物は、不老不死の肉体、周囲を圧倒する力、そして…傷つける事しか出来ない瞳。
彼の異常なまでの怨念は、魔力という形でその瞳に宿った。
普段は意識してコントロールしているが、普通の人間なら、まともに目が合うだけでも気が触れてしまうだろう。
もし睨みでもしたら?
それは、伝承が真実だった、という証拠ができるだけの事。
(だが…)
一度、寝ているところを起こされ、あの馬鹿を思いきり睨んだ事があった。
だが、彼女は怯えただけだった。
どんなに屈強な戦士ですら、一発で発狂したというのに。
(あいつの持っている魔力が、相当に高ければ。有り得なくもないが…)
一緒にいても大丈夫なのだろうか。
傷つけてしまわないだろうか。
そして何よりも…
「もしあいつを信じても……俺は、裏切られてしまうんじゃないのか?」
憎悪だけで自分を支えてきた。
周りが思う以上に脆く、いつ壊れてしまうか。本当は自分自身、不安でたまらなかった。
こんな自分を好きになる存在なんて、好きで居続けられる存在なんて。
「いないんじゃ、ないのか?」
シンデレラは、自分が手を伸ばした存在が、とんでもなく深い闇だと気がついていません。
それを知らないまま二人が結ばれる事は…おそらく無いでしょうね。
rk
魔法使いと婚約者のLINEが憎い
(モロに中の人達のやりとり。)
ネタが尽きたんです。
【1】
『そろそろ帰るよ』
『お疲れ。お腹すいてる?』
『ペコペコ(><)』
『なにか食べたいものは?』
『お前』
『もう、ばーか。』
【2】
『お風呂掃除してくれない?』
『一緒に入ってくれるならするよ』
『すぐそういう事言う…』
『好きだよ』
『もー、お風呂掃除して!!』
【3】
『好き』
『俺の方が大好き』
『私だって大好きだもん』
『甘いな。愛してる』
『世界で一番愛してる!!』
『可愛い』
『なっ、いきなり!?』
『宇宙一愛してる』
『それもいきなり!?』
こんなスクショが鍵部屋には溢れています、事故れ別れろ。
>>76 (´・ω・`)
83:箕犁:2017/08/17(木) 23:33 きゃあきゃあ。わぁわぁ。
甲高い、悲鳴にも似た歓喜の声。
女性特有の、所謂「黄色い悲鳴」の中心で、気だるげな表情をしている青年がひとり。
「アルマ、私のお菓子、どうだった?」
「リィさん。今日はこれからヒマですか、良かったらお買い物に…」
「ちょっと、私が先よ!!」
「この服どうでしょうかアルマさん、すごく悩んだんです…」
「その色、アルマは嫌いよ?そんな事も知らないのにアルマを好きなんて」
アルマ、アルマ、アルマ、アルマ。
周りを取り囲む女たちにうんざりした青年は、ふとあることに気がつきます。
「今日はなんだか、可愛い子たちが少ないね。どうしたの?」
オブラートに包むという事を知らないのでしょうかこの男は。
ですが周りの女たちは特に気にした様子もなく…否。
悲しみと嫉妬を、顔に出さぬよう必死に堪えて言います。
「今日はお城で、王子の婚約者を探す舞踊会が行われているんです。」
「へぇ?そうなんだ」
「それで、国中の美しい娘が城に招待されているのよ。いつもの子たちも何人か、騎士団に声をかけられていたわ」
「ふぅん…。道理で、いつも絶対に来るあの子がいないわけだ。」
「…あの子って誰?アルマ。」
「そうですよ、リィさんが誰かの顔を覚えているなんて…」
「ね、誰、それ。いつもいるの?」
「どういう事ですかアルマさん」
僅かに顔をしかめて、少女たちが聞きます。
「うるさいなぁ………。ほら、あの黒髪ロングの女の子。すっごく可愛い。いつもいるでしょ?」
それを聞いて、少女たちは一瞬固まってしまいました。
「あれ、みんな、どうしたの?」
無理もありません。
圧倒的な美しさを持ったその少女は、なんとメイザス家の次女。
「ね、ねぇ………。あの男爵令嬢が…アルマの本命なの…?」
「本命…?」
「ここにいるみんな、アルマさんの事好きなんです。もちろんあの子も…」
「リィくんはあの子が好きなの?」
ねぇねぇねぇ、ねぇねぇ。
あちこちからあがる質問。
困った彼は、
「うーん。本命とかはともかく、あの子が一番かわいいのは確かだよね。」
嫉妬という炎の中に、無意識に爆弾を投下してしまいました。
「可愛い子がいないなら今日はいいや。みんな、じゃあね。」
ひらひらと手をふって、青年はその場から離れました。
背後ではギャーだのキャアアアアアアだのコロシテヤルウウウウウウだの、女が喚いていますが、気にしません。
彼は見た目のいい女性にしか興味が無いのです。
自分の引き起こした騒ぎを一切気に止めず、ぽつりと呟きます。
「あの子も今頃舞踊会か。」
えぇ、舞踊会にいますよ。
騒ぎの中心人物として、姉と共に捕らえられているとは、流石に想像できないでしょうけど。
http://ha10.net/up/data/img/20820.jpg
間違えてる気がするキラッ
>>84
香取先輩オーラすんごい…w
(あれだけ言えば来ないはず…)
森を抜けながら、シンデレラはため息をつきました。
「仕方ないよね…」
婚約者命の魔法使いの事です。助けると言えば、何がなんでも付いてきたでしょう。
だって姉は、姫1は、彼の婚約者の友人です。彼女が悲しむ理由は、自分の手で排除しなくては気がすまないのが彼なのですから。
「でもそれじゃ困るんだよねぇー。」
シンデレラ独り言が多いです。
(家に騎士団が来たときに少し聞こえたもの…)
「会場は、保護者以外の男性は立ち入り禁止です。」
と、説明していた事を。
魔法使いがいては、確実に侵入の邪魔になる。そう思ったシンデレラは、
彼を失望させる事で突き放しました。
(でも、これからのプランなんて皆無だし…どうやって潜り込もう。)
ドレスを借りて、見た目を整えればそれなりに見えなくもありません。
一応男爵令嬢、身分説明も問題なし。体調不良で遅れたとでも言えば、どうとでもなるでしょう。
(ただ…危機感ないしゅりちゃんが、慌てて助け求めるって…本気でまずいんだよね。)
頭に血が上った王子は、何をしでかすか分からないと聞きます。
その場で切りかかられ… 流石に、それはないか。
もし姉たちが既に会場から出され、
牢に入れられていたとしたら?
助け出すのはほぼ不可能となります。
僅かに希望があるとすれば、
「国指定の建造物のカギはぜーんぶ同じなんだけどなぁ…」
王宮鍵師が安月給への抗議のつもりでひっそりと続けている、バレたら即首の飛ぶ行為。
それは、『国指定の建物の牢獄の鍵を全て同じにする』というもの。
なんでシンデレラがそんなこと知ってるかって?
彼女のかつての両親は、そういう事をするのが仕事だったんですよ。
(まぁ、まだ、監禁されてるなんて
確証ないけど…
あの王子そういうの好きそうだし。
念には念を入れたいなぁ)
問題は、
(どうやって牢の鍵を手に入れたら………あっ。)
そこでシンデレラは思い出しました。
魔王城に、生贄を監禁する地下牢があったことを。
rk
「行…きたくないなぁ…。」
「俺もこの状況で戻ってこられたらビビるわ。」
「多分顔が赤くなるどころじゃすまない。緊張で死んじゃう」
「心配すんな。治癒魔法くらいかけてやるから」
魔王様、そういう事じゃないです。
とても、面白い内容ですね!
89:箕犁:2017/08/20(日) 10:10 rk
さて。
共依存だの、生まれ変わりだの、人間化だの、不老不死化だの…まぁ色々意見は出ていますが。
「みーもりーん。それ、
創作見てない人本気でわかんないよ」
シンデレラ、発言するときは挙手。
「ういうい。」
ではこれより、『シンデレラと魔王様をどう幸せにするか』の話し合いを始めます。
司会進行は地の文、箕犁が担当します。
とりま、誰が発言してるかわかりにくいんで…ちょっとシステム変更。
シ「あーこれ前もやったね。」
魔「議長、俺と天さんが見分けつかないっす。」
魔「この通り。」
………………
ろ「結局コレかい」
天「まァ、さっきよりはいいんじゃねぇの?」
静粛に…は、始めます。
元々まおシンのテーマは『永遠の犠牲者』です。
魔王様がシンデレラを守ると
彼が死に、シンデレラが魔王様を守ると彼女が死にます。
お互いがお互いを想うことでしか、二人で助かる道はありません。
ゆ「まー私1人で守ろうとした結果、溺死内臓ぐちゃぐちゃendだし。それはいいけど」
ぽ「何で死ぬの?そういうルール?」
魔力の暴走とか、国の軍事力誇示のためとか、色々理由はあるんですけど…
とにかく死ぬのは確かですね。
二人が幸せになる…って、正直ほとんど無理です。
お互いさえいればそれで幸せ、他なんにもいらない。
くらいの境地にたどり着ければいけますけど……
天「そうなったら、俺が人間になるか、シンデレラが不老不死になるかで解決か。」
そうですね。
物語のメインは間違いなくまおシンです。でも、主役じゃありません。
ゆ「だから幸せになれないんだもんねー。たーのしー」
黙ってなさいフレンズ。
主役を幸せにするために犠牲になり続けるのがシンデレラ。
国の為に苦しみ続けるのが魔王様。
この二人が生きていないと、主役は幸せになれません。
自分達の、不幸処理班ですからね。
り「なんかごめん…」
ゆ「いや、このクソみたいな設定作ったの、ぜんぶみもりんだし。」
ごめんなさい(土下座)
それでですね。シンデレラを不老不死にして、魔王様と結ばれ、二人を共依存関係にすることで
『お互いさえいればいい、私達幸せ!』って思わせればいいんじゃないかと…
天「まともな幸せは諦めろと。」
そういう事です。
の「僕はそんなの耐えられないな…」
コ「えっ。麕、あのクズに耐えてるのに無理なの?」
の「レベル違うでしょ。」
ゆ「とりあえず、ここでこれ以上ネタバレするの止めましょやー」
そうですね、また強制ぶった切りいきますか。
ゆ「秘技、ゆのるスイッチ。強制ブラックアウトォォー!!!」
ピッ……
あ、もし魔王くん死んでも
死体食べたら私的には生きてることになるぬぬぬ。
やめろヤンデレラ
92:箕犁:2017/08/20(日) 23:57 rk
ごめんね。
好き。好き、好き、好き、好き、好き好き好き好き好き好き好き好き好き。
こんな言葉じゃもう足りない。
あなたの全てが欲しい、全てを捧げたい、あなたの全てを受け入れたい。
愛しい。恋しい。私はあなたを、
「誰より何より、愛してた。」
今も彼女は、彼女への想いを声に出すことがあります。
彼女がこの世から姿を消した日のような、雲が月を隠す夜に。
彼女の異常な愛は、執着という形で
今も強く残っています。
恋愛感情は失せてしまったのに。
彼女が固執するのは、その少女ただ一人だけ。
恋でもない、愛でもない。友人なんてベクトルではない。
じゃあ、何なのか。
それはきっと自分ですら、分かっていないのでしょうね。
迷いこんだ森の奥。
彼女の心を癒したのは、誰より優しい青年でした。
孤独を恐れ、しかし孤独を望む。
愛に飢えた彼に、彼女がほんの少し『執着』を見せるまで、あと少し。
地下牢の鍵を、借りようか。
魔王城に戻るか、このまま進むか。
シンデレラは悩んでいました。
(成功率を上げるためには…戻った方がいい。)
魔王くんは言っていました。
『城も衣服も全て国支給』の物だと。
現世の怪物を閉じ込めておく城が、森にたまたま建っていた屋敷だとは考えにくい。
(おそらく…国が、魔力を抑え込むための仕掛けをしてある。)
屋敷にか、土地にか。恐らく両方に。
国指定の建造物の地下牢の鍵は全て同じ。
そして魔王城は、国によって作られたものであるはずです。
(鍵師は、元は公爵家の息子…代々家業を続けている。)
流石に、500年も前からつまらない悪戯をしているとは思えませんでしたが…
「とりあえず、行ってみよう。」
姉の敵は国です。
やれる事はやっておかなければ、
自分まで死んでしまう。
照れを必死に殺し、シンデレラは魔王の城へと走ります。
……2分後にはスタミナが切れ、
歩いていったのは言わずもがな。
3分は走れるよ!!!!!!!!!
95:箕犁:2017/08/21(月) 21:16 rk
はい、箕犁です。
暇潰し板を覗いていたら、もちゃが
ぬいぐるみに名前をつけて愛でている
残念女子であると分かりました。
「桃はこれくらい余裕っすよw」
魔法使いさん、それマ?
「マ。あのピンクの熊も、いつから部屋にいるんだろうな?」
ぬいぐるみと戯れる中学生。
とことん残念シンデレラですね…
深い森の奥、ひとりぼっち。
狂愛の牢獄から出られない。
『どれだけお互いを求めても。』
つけ組シンデレラ、ゆずかぼすの
悪ノリで同人誌出ます。
“例えばこんな二人がいるなら”
まおシンをメインに他CPもあり。
本家サイトにて試し読みできまーす。
※年齢制限あり。URL、検索キーワード非公開。ご了承下さい
狂愛って。
まじでヤンデレラにする気?
「うわ……夜に来ると超不気味…。」
城に戻ると決めたはいいものの、道に迷ってたどり着けず……
完全に日が沈んだ頃。
漸くシンデレラは、城の前に立つことができました。
(おばけ屋敷そのものって見た目…
城の主は、おばけより恐ろしいかもしれないけど。)
ただ。扉の前まで来ても、シンデレラは中には入りませんでした。
昼に、うっかり伝えてしまった『アレ』が頭をよぎるともう。
「っああああああああああああああああわたしなんてことしたのもうひゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!
「真夜中にうるせぇよ誰だ……あ。」
叫び声を聞いて、やって来た城の主。
彼を見てシンデレラは、
「ぃいいやああああああああああおばけぇええええええええええええええええええええええ!?」
「いやなんでだよ!!!!」
「何か白くてふわふわしてるおっきいおばけがいるいいいいいやああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
真っ白の髪と、これまた白い肌。
服も基本色が白。
そのせいで魔王様、シンデレラには、
暗闇で浮かぶお化けにしか見えなかったようです。
ちなみに彼女は右目0.8、左目0.05。
「落ち着け俺だ魔王だ!!!」
慌てた魔王様が、なんとかして落ち着かせようとするも、
「魔王くんのおばけ!?生き霊っ!?」
「ちげぇよ!!!!!!!!」
パニック状態のシンデレラ。
話が全く通じません…
結局、『この蛆虫が!!黙るか死ぬか好きな方選べ!!!!!』の一言で
ときめかせ(狙った訳ではない)
なんとか正気に戻しました。
今日もお疲れ様です、魔王様…
「……とりあえず中入れ。」
「はい…ごめんなさい…………。」
rk
「負け組シンデレラ読みたいのに、全く更新されないよぉ…」
人の作品の名前、勝手に出さないの。
「ごめんなさい。」
あー…あれでしょ?ちょっと前に
名前そっくり!って、喜んでたやつ。
「そうそう!」
あれはパクられたって怒っていいと思うんだけどね…
「こんなセンスの欠片もないタイトルパクって得なくない?」
こら。
「ごめんなさい」
というか…あれ、読んでたんだ。
「うん。あれと、明●イと、●己満足と、●霊のやつは読んでる」
伏せ字入れても分かるよシンデレラ。
なんで?面白いから?
「急展開ものが好きだから」
おい。
「だって面白いものが読みたいなら、本屋に行けばいいんだもん。一気に話が進む感じが好きなの。」
面白さはどうでもいいんですか……
「いや面白いと思って読んでるけど」
最初からそう言えよ!!
「急展開>面白さ>名前の奇抜さ」
何ですか、これ?
「私が読むって決める基準」
雑すぎない!?
「もちろん同人とかの場合だよ?
商業小説なら、面白さ>読みやすさ」
……私は面白さしか基準にないわ
「あ、なら二次創作板のマ●オと●ッパss」
ホント勝手に名前出して大丈夫!?
「伏せ字入れてるじゃん…」
分かるよ一発で!
駄目だ。ちょっと今回危ない、早めに切ります…!!
「えー私まだ話した」では次回!!
rk
おまけ絡み1発目、まおシン
「あっ、シロツメクサだ…こんなにいっぱいある。」
魔王城の外に広がる芝生の庭。
そこに見えるシロツメクサに、シンデレラがはしゃいでいます。
「春になると何時もこうだよ。」
「へぇ…!!いいなぁ、これだけあったら冠たくさん作れそう。」
そう言った彼女の手元には、既に大量に摘まれたシロツメクサ。
「本当に沢山あるな。」
やや呆れた様子の魔王様。
「えっへへ…沢山かんむり作りたいもの。魔王くんにもつけるからねっ!!」
「俺には似合わないよ?」
「もう、そんなことないって……」
「なくない。」
「どうしたの?魔王く…」
魔王はもう一度言いました。
「幸運なんて。絶対に…俺には似合わないよ。」
春の暖かさの中に咲く、幸運の花言葉。
自分には似合わないと、魔王は
「それ」を拒絶しました。
その後、なんとなく二人とも声を出せずにいて。
静かにかんむりを編むシンデレラを、魔王が黙って見ていました。
「……できた。」
白い塊をいくつもつけた冠。
不器用な彼女は、時間をかけて編みあげたそれを、「てやっ。」
「……何のつもりだ?」
魔王の頭にぽんとのせました。
「さっき俺には似合わないって…」
「あのね魔王くん」
言葉を遮り、シンデレラは言います。
「これ、魔王くんに似合うよ?」
「は?」
「だって、シロツメクサの花言葉、
『復讐』だもん。」
瞬間、魔王の視線が鋭く刺さります。
「何を、知ってるの?」
その視線を向けられてなお、シンデレラは
「さぁ。」
何も答えはしませんでした。
「お前は…」
「うん?」
「お前は俺に、復讐の花が似合うと思うのか…?」
ぽつりと魔王が聞きました。
「どうかなぁ…」
珍しく無感情な瞳で、それに答えます。
「『幸せは似合わない』なんて自分で言ってるうちは、『復讐』が似合ってるよ。」
熱のないその答えに、魔王もまた
「そうか。」
とだけ返事をしました。
復讐の白い花は、まだ沢山咲いています。