マイペースに小説を書いていきます。
素人なので誤字があったり、話の内容がおかしかったりと
読みにくいかもしれませんが、どうぞ温かい目で読んでくれたら
嬉しいです<(_ _)>
コメント・アドバイスもぜひどうぞ。返信はその日のうちには無理かも
しれませんが、必ず返します。
長文失礼しました。
-このお話は恋愛小説です。-
>>2
登場人物紹介(明日に書きます。)
あらすじ(簡単な)
>>3
本編 1.モテすぎて困るっ!
*39.チョコより大切なもの*
私は今、自分の部屋に籠ってます。
卓君へのチョコ、なくなっちゃった。
頭が回らなくて、何していいか分からなくて_
ベットで布団にくるまって止まらない涙を止めようとしてる。
私は、出ないだろう卓君に電話をかけた。
受験…もう終わったはず。結果はどうだったかな。
コールが4回ほどなって、卓君は電話に出た。
「はい」
「卓…君?私だよ」
「恋ちゃん!」
あぁ。どうしよう、ほんとに。
「ね…。受験はどう?」
「受験、受かったんだ!なんとかね」
「卓君なら受かると思ってた。頭いいもん。おめでとう」
私は卓君の喜ぶ顔を想像してみた。
すっごく喜んだだろうなぁ。受験に合格出来てよろこばない人なんていないよ。
あ_チョコ、どうしよ。
「卓君。私、卓君にチョコあげようと思ってたの」
そしたら電話の向こうから驚きと喜びの声が聞こえてきた。
「僕に…?!今までチョコなんかとは遠い縁だったから本命じゃなくても嬉しいよ。恋ちゃんのチョコ、きっと美味しいだろうね」
…
ズキンと心の奥底が痛む。
卓君はきっと今、電話の向こうで、嬉しそうにしてるのかな。
でも、チョコやっぱないんだ。なんて言ったら_
「ごめん」
「え?え、恋ちゃん?」
卓君はいきなり謝られてあたふたしていた。
「チョコ、色々あってなくなっちゃったの。あげたかった、のに…__」
また涙が溢れてきた。
「ごっめ…んっねっ…」
うまく喋れない。
私は服の袖で涙をぬぐう。
そしたら、しばらく黙っていた卓君の声が聞こえてきた。
「ありがとう」
一言、そう言った。
えっ?ありがとうって何?チョコあげれなかったのに?
びっくりして涙が止まる。
「卓君、あのっ、どういう…?」
「恋ちゃん、僕のことそんな思ってくれてたんだって。チョコあげれなくてごめんだなんて、そんなに僕にあげたかったのかなって、なんかその気持ちだけで嬉しいよ。チョコよりも、相手を想う気持ちのが断然大事だよ」
相手を想う…気持ち…?
あぁ、確かに私は卓君に喜んでもらいたい。頑張ろう!って思いながら、おいしくなれって願いながら、チョコを作ってた。
卓君を思いながら…。
「卓君…」
「あはは。気にしないで!そんな悲しんでたら、僕まで悲しくなるよ。ありがとう。気持ちだけもらっておくね。チョコはしょうがないんだし、僕がいいって言ってるんだから平気。じゃあね」
「もう泣かないよ。うん…じゃあね…。なんかこちらこそ、ありがとう」
私はそう言って電話を切った。
卓君への気持ち、伝わってよかった。
私はふふっと微笑んだ。
*次回 40.学校でアイドルデビュー?!*
*40.学校でアイドルデビュー?!*
2時限目_
将来の夢についての授業をしているんだけど、私の夢は看護師!
人を助けたり人の役に立つ仕事に就きたいんだぁ。
歌ちゃんはアイドルってすごい大声で言ってたけど、アイドルの才能はあるし、夢を本気で追いかけてるからすごいことだよ。
アイドルなんて私には当然無理。
スカウトされたことは何回かあるけど、歌もダンスもいまひとつな私がアイドルなんかなっても売れないアイドルだよ。まぁそれ以前になれないけど…。
人前で笑顔で歌って踊れるなんて、すごいよね。
アイドル…かぁ…。
*
2時限目が終わり、業間休み。
シャーペンを筆箱にしまっているとー。。
とんとんと肩をたたかれ振り向くと、歌ちゃんが目をきらっきらさせて私を見つめてた。
ちょっと、びっくり。あ、歌ちゃんとは仲が悪い訳ではないんだ。なんかライバル視されてるらしいけど…。
「ねぇ恋ちゃんっ。今日の昼休み、知ってる??」
私はキョトン。
「昼休みなら知ってるよ。昼休みは昼休み」
「ちがうちがう!ぜーんぜんち・が・う!!天然発言しなくていいのにぃ」
天然発言…?したつもりぜーんぜんないのになぁ。
だって昼休み、知ってる?ってそりゃ知ってるよ〜。
「昼休みがどうかしたの?」
「恋ちゃんは今日の昼休みのコト、なんも知らないのね。今日放送でやってたでしょ?
『今日の昼休み、ダンス部の恒例行事のダンス発表会をします。ステージの上に、無理矢理引きずり込むことがありますが、皆ぜひ踊ってねっ』って!」
ダンス発表会…?
「あれぇ…?そんなこと言ってたけ?」
「言ってた!ね、それ一緒に見に行かない?ステージの上に無理やり引きずり込むって、とってもいいじゃない?アイドルみたいにステージの上で踊れるんだよお。一番前の席に座って、目立つ恋ちゃんの横にこの超絶可愛い私がいれば、2人ともステージに行けるでしょ?ねっ。お願い〜」
えええっ。
「行ってもいいけど、私踊れないから…。歌ちゃんだけ踊るならまだしも。ステージで、人前で何て無理だよ〜…!」
「行くで決定ね♡」
うそぉぉぉぉっ?!
*
そして昼休み。
ああああ。時が止まればなぁ。
ダンス部の発表を見ていると、来ました!
ダンス部の女の子がステージからおりてきて、テキトーに選んだ人をステージに引きずりこんでる!
歌ちゃんは待ちきれなくなったのか、いきなり私の手をつかんで、私を道連れにして勝手にステージに上がりこんだしっ!!
「この歌大好きなの〜」
歌ちゃんはにこにこしながら踊ってるけど…、私はうっと立ちすくむ。
無理だよ!
そしたらダンス部の人が駆けつけてきて、私の耳元で言った。
「あなた美人で有名な恋ちゃん?可愛い美貌を生かしてアイドルになりきって!ねっ☆」
美貌?!
アイドルになりきる?!
はぁ。そんなことできません。
「ほら!新しいことにチャレンジするのって楽しいのよ!踊ろう!」
新しいことに…
よし。。ステージに上がってしまった限り踊らなきゃ!
私は歌に合わせて踊った。
一番前で真ん中だったけど、踊ってみたら恥ずかしくなくて、楽しくて。
終わったとき、観客席から歓声と拍手が。
「ありがとう!」
あれっ。ありがとうなんか言っちゃって。なんかアイドルになった気分。
歌ちゃんも嬉しそう。
楽しかったなぁ。
そして、帰ろうとするとダンス部の人に呼び止められた。
「恋ちゃん。あなた才能がある!学校のアイドルにならない?」
学校の、あいどる?
「そっ!この学校にアイドルがいたらすごくよくないって今思ったの。どう?新しいことにチャレンジよ!」
えええっ!
無理だよッ。
「無理とか思ってるの?あなたすごく踊りうまかった。ダンス部に入部してほしいくらい。新しい自分を発見して、新しいことをするのも悪くないわ!お願いできる?アイドル!」
わわわわわ…
あっ、歌ちゃんに…。
「歌ちゃん!アイドルだって!なったら?歌ちゃんのがもっといいし」
歌ちゃんならやるやるーってくいついてくると思ったら、そうじゃなかった。
「恋ちゃんにオマカセするよぉっ!先に帰ってるねっ」
嘘!!
横では、ダンス部の人が目をうるうるさせてこっちを見てた。
うう…。
卓にチョコレートよりも大切な想いを伝わってよかったよ!
また卓が出て来て欲しいね卒業してからも
>>170
卓は卒業してからも出てきます!恋とは電話とかメールとかできるので。
学校のアイドルになった恋のお話も書くので、そちらは恋愛とは少し離れますが
恋の努力している姿がたくさん見られます!そっちも楽しんでくださいね☺
*41.アイドルになりました⋆*
しょうがない…アイドル…やるしか…。
「やりますっ!やりますから!」
私が叫んだ瞬間、ダンス部の方たち、目をうっるうるさせて、私に飛びついて来た。
「ありがとおおおおっ!嬉しい〜。ほんと優しすぎるよ恋ちゃんっ」
初対面なのに、すごいな…。圧力…。
「あっ、じゃぁ、明日、昼休みにダンス部の部室に来て!お願いね」
いきなりだなぁ…。まぁいっか。暇だし!
「はい!分かりました!」
*
「ってことがあったんだよ〜。文ちゃん」
「私恋のファンになる!ていうかもう、一番のファンよ!恋がアイドルかぁ〜。ふふ〜」
「一番のファン?ありがとうっ。文ちゃん!」
文ちゃんがいればなんだって平気な気がする。
いつも感謝してるよ、文ちゃん。
「文ちゃん大好き!」
私が文ちゃんに飛びつくと、文ちゃんが優しく私を抱きしめた。
「私も大好き!一番のファンデいさせてね」
「勿論!」
*
次の日_
昼休み。
私は急いでダンス部の部室に行った。
10分遅刻だ〜!
ガラッ
勢いよくドアを開けると、そこには衝撃的な光景が。。
「絆君!?」
そう、絆君がダンス部の皆に紛れて椅子に座っていたのだ。
「恋ちゃん!聞いたよっ。アイドルだって?俺は恋ちゃんのファンになるぞ!」
「どういうこと…」
そしたらダンス部の一人の女の子が、てへっと首をかしげ、舌を出した。
「恋ちゃんがアイドルになるっていう噂が流れたら、絆がまっさきに来てね。俺は恋ちゃんのファンだーって言って…」
「絆君…」
「俺は恋ちゃんと久々に話せてめちゃ嬉しいぜ!恋ちゃんの写真入りストラップとかぁ、作ろうかなって思ってるんだけどどう思うか?」
写真入りストラップ?!
「ダメダメ!そんなの恥ずかしい!」
私がじたばたすると、絆君の足につまづいて転んでしまった_
と、思ったら絆君によりかかっていた。
「!ごっごめんっ!」
私がすぐ離れようとすると、絆君が私の背中に手をまわした。
「ふぇっ?」
なんなのか分からずキョトンとしていると、絆君が言った。
「もう少し俺によりかかってて。恋ちゃんが近くにいると…嬉しいんだ」
どういう意味〜っ?
そしたら、ダンス部の皆がキャーって。
「どういう関係?!」
「らぶらぶ〜」
ううっ。
「絆君、恥ずかしいよ…」
「恥ずかしい?俺は恥ずかしくなんかない。恋ちゃんがそばにいてくれて嬉しい」
絆君…!
わわわわ…そんな近くに来ないでっ。ほんと恥ずかしい〜!
あ…こんな時にだケド、私は…アイドルになりました。学校の、ね!
*次回 42.絆君とラブラブな恋♡*
久し振りの絆が出て嬉しいけど一体どうなるの?
175: 飛鳥 ◆uc:2018/02/10(土) 12:11
>>174
絆は結構自分から行くタイプなので、どうなるのでしょうかっ…☺