葉っぱに復帰したななみです!
リア友と共同で書いてる小説をあげようと思います。感想とかくれると嬉しいです。
〜登場人物〜
ー仲良しグループー
吉野 未来(よしの みら)
大石 葉(おおいし よう)
西中 雄星(にしなか ゆうせい)
滝山 愛梨(たきやま あいり)
守川 鈴歌(もりかわ りんか)
ー幼馴染みー
西岡 若菜(にしおか わかな)
ー漫画仲間ー
中春 結花(なかはる ゆいか)
今のところこれだけです。また増えるかも……?
プロローグ〜未来編〜
ー4月6日(月)昼ー
「たっだいま〜!…って言っても誰もいないんだっけ?」
私は自分で自分に問いかけながら新品のリュックをおろす。
「は〜……教科書多すぎ!肩いった〜!」
私は肩をほぐす仕草をしながら呟く。こんなこと言っても相手にしてくれる人はいないけどね!
今日は中学校の入学式だったの!教科書十冊以上配られて肩チョー痛い!
「ふぅ〜………」
私は部屋のソファーにダイブした。
・・・約十分後。
「あ〜!今日皆で遊ぶんだった!」
半分寝ていた私は、飛び起きて自分の部屋に飛び込んで制服を脱ぎ捨てる。
その時、部屋の隅の鏡が目に入った。
「そう言えばこの鏡全然使ってないな……」
私は鏡を部屋の真ん中に引きずり出す。
「おっき〜!」
その鏡は天井ギリギリの高さで、私の体が全部映るほどだった。
(この鏡、いつからうちにあるっけ?)
そんなことを考えていたけど、鏡に映るブレザーにジーパンという中途半端な格好をした自分を見てあることを思い出した。
「あ〜!遅刻遅刻!」
私は大急ぎで着替えると、みんなにメールを送りながら家を飛び出た。
すみません。>>3の最初の方に『4月6日(月)』と書いていますが、『4月6日(金)』に訂正します!
5:ななみ◆lY:2018/06/29(金) 15:12 【第一話】〜私と同じ名前を名乗る人〜
ー4月6日(金)夕方ー
「たっだいま〜!……あ、そっか、誰もいないのか。」
私は一人で呟きながら自分の部屋に入った。
(あ、そうだ、この鏡…)
部屋に入って真っ先に視界に入ったのがあのデカイ鏡だった。よく見ると、とても特徴的な形をしている。黒い縁に、炎のような型どり。まるでおとぎ話に出てくる呪いの鏡のようだった。
その鏡はまるで私の帰りを待っていたかのように部屋の真ん中にそびえ立っている。
(ちょっと不気味だな……)
私は、誰かが見ている訳でもないのに、足音をたてず、静かに近寄った。
「ん?」
近寄ってみると、黒い縁の下の方に小さなスイッチがある。私は、震える手で恐る恐るスイッチを押した。
(・・・・・・!?)
鏡の中が変わった。さっきまで私の勉強机と鏡に近づいた私を映していたのに、どんなに動いても私は映っていない。それに、勉強机に誰か座ってる…?
(…女子高校生、だよね?)
なんで私の机に人が座っているの?
今この部屋には、それどころかこの家中誰もいないはずであって…
私は後ろを振り返った。しかし、誰かがいるはずはなくて……
私はもっと詳しく見ようと思って鏡に手をついた。
………つもりだった。
私の手は鏡に引き込まれた。
それから何分経っただろうか。案外あまり経っていないのかも知れない。
目を開けると、あの鏡の中の女子高生が私の顔を覗き込んでいた。
「………っっっ!?」
私は驚きのあまり、声にならない声を出して飛び起きた。
「びっくりしなくていいよ!私の名前は吉野 未来。星城女子高の新一年生だよ!あなたのお名前は?」
これが彼女が放った第一声。私は驚きのあまり声を失った。だって……
“彼女の名前は私と同じ名前だったから”…
【第二話】未来の自分〜未来編〜
ー4月6日(金)夜ー
「…今……なんて?」
私はやっと出たかすれる声でそう聞いた。だって私と同じ名前の女子高生がいるんだもん!しかもここどこ?なんで私倒れてたの??
「ここは多分あなたの世界からみた“パラレルワールド”だよ。あなたはあなたの部屋にあるパラレルワールドの入り口からこの部屋の押入れに飛んできたの。多分急に変なところに吸い込まれたからびっくりして気絶したんじゃないかな〜?」
「……!?」
心を読まれてる!?
「別に心を読んだ訳じゃないよ〜?あなた分かりやすいんだもん」
私って分かりやすいのかな……?
じゃなくて!
「パラレルワールドってなんですか?なんであなたは私と同じ名前なんです?」
「私も詳しくは知らないけど、“もう1つの世界”って意味じゃなかったっけ?だから私達の名前が同じなのは、私達が同一人物だからってこと!なんらかのきっかけで入り口が開いたんだと思うよ」
「……?」
難しすぎる。私には理解できない。わかったのは、あの鏡が何かあるということ。
「あちゃ〜!もうこんな時間!ごめんね未来ちゃん!私今から高校に行かなきゃだから……日曜日のお昼、空いてる?」
外を見るともう真っ暗だった。私の世界も暗いのかな?…日曜日のお昼は、習い事もないし、遊ぶ約束もしてない!
「はい、空いてます」
「じゃあ日曜日のお昼13時に会おうね。じゃ!」
そういうと彼女はドタバタと走っていった。
「……どうやって帰ろうか…」
部屋を見渡すと、明らかに私と同じ家。しかも“鏡以外”のものの配置は全て一緒だった。
「確か押入れは…」
私は自分の部屋の押入れがあるところに行くと、本当にあった。
私は狭い押入れに入って三角座りになると、強く念じた。“早く元の世界に戻してください”と……
>>6
一番最初の一行間違えました!正しくは
『【第二話】パラレルワールド〜未来編〜』
です!すみません!