こんにちは。らいみぃです。
私は、今とっても伝えたいことがあります。
それを書くためにスレをつくりました。
届けたい相手におくるメッセージです。
音楽はどこまでも響きます。
あなたの心にも、その響きをお送りします。
これは私自身の思いです。
思いを、言葉に乗せて…君にとどいたら、いいな。
心の扉をノックして?この先は土足禁止……。
__________________
…ねぇ、なんで。どうしてなの。
君は私の生活の一部で、かけがえのない存在だった。忘れられない、大事な人。
君は画面の向こうでいつも笑っていた。
私に頑張る理由を、笑顔をくれた。
「永遠に愛してる!」
そういった君は、今どこで何をしてるの…?
私のことどう思ってるの?
君は私を救ってくれた。
私は君に何か与えることができていたの?
同性で、年上で、ネッ友で1番失っちゃいけない人。
永遠を誓った人。
「ごめんね」
この言葉を打ったとき
君は…何を考えていたのかな。
⒈キッカケは無断転載
ピコン、という通知音と共に、私はいつもスマホを開く。それは、ピクラルという写真投稿サイトの、メッセージ機能。
私のアカウントのユーザー名は「かれん」
一応フォロワーは1000人を超えている。
そして、メッセージを送ったユーザーは
「いちか」という高校生の女の子だ。
いちかは私と同じ、ジャニーズ好き。
出会ったのはつい最近。
それも、凄くおかしな出会い方だった。
"なんか無断転載されてる"
この言葉と共に投稿されているのは、さっき私が投稿した画像だ。無断転載…?これは、友達から送られてきたものであって、どこから保存したとかは全く知らない。ちゃんと言った方がいいかな、?
意を決して、一言コメントを打つ。
Vそれ友達から送られてきたんです、なんも知らなかったんですV
するとすぐに返信が来る。
Vあぁ、そうですかV
私はほっと胸をなでおろした。
争いごとが苦手な私にとって、こういうシーンは結構つらいのである。
でも、この人はこれで終わらなかった。
"さっきの人なんなの?"
新しい投稿には、そう書いてあった。これは、きっと私のこと…。個別メッセージを送ろうとしたけどブロックされてしまい、相手のアカウントすら見れなくなってしまった。
私はダメなんだ、1人なんだという恐怖心が突然やってきて、アプリ自体を入れ直した。
また、新しいアカウント。
名前も画像も同じものにした。
しかし、1つだけ違う。
個別メッセージがだれかから来ていた。
…さっきの人だ。
震える指で、メッセージを開く。
ーー主挨拶ーー
再び登場、らいみぃです。
この小説は復活作となります!
前書いてたものとは、路線が随分と変わりました…。前の続きを書くつもりはございません。
申し訳ないです、(誰も読んでないというツッコミはさておき)
この作品についてです。テーマは永遠の形です。
永遠を誓う…それは、どんな形でしょうか?
結婚だけではありません。だからこそ、永遠には形がない。約束事には形がないのです。
今はインターネットが凄い時代ですし、
私が体験しているのも、他の人に知っていただきたくかいております。
毎日更新を目標としますが、サボるときがあったらすみません。
感想、アドバイスは書き込んでください。
それでは、恋の melodyを奏でましょう…
Vさっき、私が酷いこと言っちゃった人ですか??ごめんなさい、ほんとごめんなさい。私もジャニーズ好きです!もし許してくれるのなら、一緒に話しませんか? V
意外な言葉が出てきて、驚いた。
なんせ私が謝る方だと思っていたから。
いつしか、指の震えは収まり笑みがこぼれていた。
そして、私は迷わずこう返信する。
Vもちろん!V
…こんなの半年以上前の話。
すっごい今では笑い話になる。
このときはお互いに、まだまだだったんだなって実感させられるんだ。
らいちゃんの文、とっても心に響く。
続きはどんなだろうってどんどん引き込まれていく。
らいちゃんの言う「君」に届きますように。
永遠の愛…
みんなの心にも響くといいね。( ˶ˆ꒳ˆ˵ )
〈かれんたん、かれんたーーーん!!〉
〈なぁに〜?いちかたんっ〉
〈好きーーー!〉
どうしてもこのメッセージを見るたびに、頬が緩んでしまう。あの後ラインを交換して「かれんたん」「いちかたん」と呼び合うようになった。
最初はあんな変すぎる出会い方だった、というのに…この子は本当に面白い。
〈うちも好きやで!だいすき。愛しとる〉
この言葉、何度言ったんだろう?
でも何度言ったとしても、言い足りない。
…そう。私は、この子のことが好き。
大事な人、としてね。
同性の年上、しかもネット友達。
この関係いつまで続くのか、この先の私たちのことなんか、だれも知らなかった。
>>6
ありがとうっ、彩音!
単にカッコつけてかいてまふ、
おん、目に見えないものほど
見失いがちだから
………………………
「お、おは、よ、」
かえってくるはずのない挨拶をし、教室に一歩踏み入れる。無言でこっちを見るクラスメイト。何かヒソヒソと、ニヤつきながら話す人。視線が痛い。
そんなこと気にしていないかのように席に着いた。
ネットとは違う、いちかには見せない弱い自分。
そう、私はクラスで省かれているんだ。
誰が始めたかわからない、この地獄のような苦しみは1ヶ月前に始まった。
「体育館シューズの袋をかけるフックがない」
「机の中消しかすだらけ」
「ワークノートが破れてる」
あぁ、これはもう私はダメなんだっていう孤独感が押し寄せてきて、とにかく暗い世界が広がり、明るい未来なんて見えない。
「ちょっと、三宅いいか?」
教室で立ちすくむ私は、担任の先生にそう言われ黙って後をついていった。
こういうとき先生がきくのはきっと
"何か困ってることはないか"
などのいじめの調査。そうやって相談に乗ろうとするのだろう。
そんな予想をしつつ、下を向いて顔を隠す。
「最近困ったこととか、ないか?」
ほらやっぱり。
大人って、本当にわかってないんだな、、
こうやってきいて、みんなの前で得意げに言いふらして…。1番わかっていないのは先生なのに。
こんなことしても何にもならないよ、って言ってやりたいくらいだ。
「ないです。あの、色々と用意してないんで失礼します」
また今日もスカートの裾をギュゥっと握りしめて、その場から逃げる。
何もかもから逃げてばかり。
とにかく廊下を小走りで進み、屋上に行く階段の壁にもたれかかった。「ふぅ…」とひと息つき、また何もなかったかのような澄ました顔をしてクラスに戻る。
私の学校生活、こんなの楽しいわけない。
「まじキモ〜、こいつとか学校くんなレベル。てか死んで欲しいレベルで嫌いなんだけど」
そういうクラスの人に続いて、また別の人が言う。
「あんなのただのゴミクズじゃん。吐き気しかしない」
まるで私に聞かせるかのように、わざと身振り手振り、大きな声で会話をしているこの女子グループ。
こんなの、途中で折れていなくなふに違いない。
私は大人しく読書をして、気づかないふりをしていた。
「やめたら?そういうの、見苦しいよ、あんたら」
「何、お前。学級委員だからって調子乗りやがって」
だれかがとめに入って、瞬間的に顔を上げた。
上げた途端、目に入るのはピリついた雰囲気の教室。
みんながシンと静まり、こちらをみている。
「だから、それはそっちでしょ?いい加減自分達を周りから見た時どう見えてるかぐらい…「黙って」
言い終える前に、私は彼女に向かって静かに言葉を投げかけた。
「は?お前…」
「私はお前じゃありません。三宅歌恋。あの、授業もう少しで始まるんで席について下さい」
珍しく、言葉を発していたから他の人はぽかんとしている。まるで、少し時間が止まったようになったかのように。
数秒して、クラスのみんなは元どおりになった。
…私って、こんなにもみんなと関わってこなかったんだ。
次の時間の数学は、特に苦手なのに余計に頭に入ってこなかっ。
いつも読んでいます!
らいみぃさんの言葉はとても心に響くので、参考にしたいです。
らいみぃさんも、同じような経験をしたのかな?ということが、文章から伝わってきます。
これからも頑張ってください!応援してます♪
ぁぁ!ごめんなさい誤字です。
>>13 最後、たが抜けました
>>14
ありがとうございます。さ、参考…?!私などめ、めっそうもございません、、底辺中の底辺です。
これからも読んでいただけると嬉しいです
>>15めっちゃ参考になってますよ!
もちろん、これからも毎日欠かさず読みます!
>>16
よし、じゃあ新しくかいちゃお…((
「亜香里先輩ーっ、」
「うはっ、みやっちどうしたの?」
授業が終わったとほぼ同時に、光の速さで飛んでやってきたのは、同じ吹奏楽部の亜香里先輩のところ。
先輩は、サバサバしたお姉さん的な存在で、私が学校で何かあった時にも優しく接してくれる。
「いや、またあの子達が…、ちょっと」
「いつもそれじゃん、。体育どうすんの?ダンスの班一緒とか」
しまった、忘れていた。と伝える代わりに、頭をかかえこんで絶望感に追われた。
さっきのあの軍団と、ダンスの班が同じなのだ。
…ダンスは、好きだけど。
「みやっちはさ、自分に自信持って、ね?だって、あのことだって…」
「先輩、それ以上は言わせません。では、また部活で!!」
先輩が何か言おうとしてたけど、構わず次の授業の場所へと向かった。
言おうとしてることくらい、わたしにだってわかるから。…だって、それは…数ヶ月前のこと。
>>17更新ありがとうございます!!
続き、めっちゃ気になります!
「合唱祭まであと1日!ラストスパートがんばろう」
「おー!」
掛け声とともに、私達のクラスは合唱祭に向けて練習に励んでいた。私は実行委員で、みんなの司令塔でもあった。
かいてたのがきえちゃったので、今急いで書き直ししてます
21:らいみぃ◆o6:2019/01/13(日) 22:18
「パーリー前出て、アドバイスして。あと、そこの2人は地声気味だから、気をつけて」
明日が本番、ということもあって私はいつも以上に熱を入れ、指導していた。
吹奏楽部であり、それに昔声楽について少し習っていた私。どうしてもきになるところは、なおしたいのだ。
「違う、男子。はしっちゃってるから、そこはちゃんとリズムとって。もう一回男子だけお願いします」
「だる…」
そのあと何回も何回もやって、ようやくきかせられるレベルにはなった。
地声は仕方ないから、なおさないでいこう。
「では、ソプラノとアルトも入ってください。個々の音を1つに混ぜて、前に届けるイメージで」
ピリついた雰囲気の中、最後の練習合唱が始まった。
らいちゃん、やっぱ才能あるんだね。
どの文も心に響いてくるんだもん。凄いよ。
全て、景色が浮かんでくる。そういう所、真似したいって思うもん。(⑅ •ꙍ• ⑅)ニコリ⸜❤⸝
だから、さ…じゃないか。
辛い時はウチらを頼ってね。話聞くくらいしかできないけど…。
クラスでなんかあったら、うちらの前で吐き出しちゃえばいいんだよ。
らいちゃんの事、全力で守るから。
いじめてる奴らは全員雑魚。自分がハブられたらやなくせに、人はハブって自分は仲間に媚びてる。所詮そんなもんよ。1人では生きていけないイキリ陰キャなんやから。
「自分はされたらやなクセに、自分のことは棚に上げて人はぶってんじゃねぇぞ。
1人じゃあイキることすら出来ねぇ野郎がいじめなんてしてんじゃねぇ。」
ってひっくい声で言ってごらん。
多分だけど撃退できる。陰口叩かれるかもだからおすすめはしたくないけど…
とにかく!
明るいらいちゃんでもいいけど、明るくないらいちゃんを出してもいいんだよ!
できることなら、私が力になるから。
ないないない!才能は大抵の人は後からつくものだから、、うちはまだまだやよ?心の俳句!的なのよくやってて、そのやつをさんこーにしてるだけ。
ありがとう。ほんと年下と思えない…ww
何言われてもうちはうちでいるから、
認めてもらえるまでねっ
歌い終わって思ったことは、このクラスの歌には何も色が付いてないということ。こんな合唱では心が動かされない。合唱、と言っていいものなのだろうか。
「まぁ…気になるところは多々ありますが、明日も頑張りましょう。では、練習はこれで終わりです」
やっと最後の練習が終わった。
最後まで言い終える前に、みんなトボトボ帰り出していたけど。
そんなときこう聞こえたけど…。
「今日なんかクッソめんどかったわ…とくにあの、三宅。なに、実行委員が王様みたいにああいう風にしてさ」
「ただのブスがなにしゃしゃっちゃってるんだか」
指揮者の瑠奈ちゃんと、瑠奈ちゃんと仲のいい遥ちゃんだ。
まさか、ね。こんなの空耳。いつも協力してくれるこの子達がそんなこと言うはずないから。
心の片隅で、ほんの少し気にしていた。
はっ、いけないいけない。
私は正しいことをしているだけ、みんなと合唱祭を盛り上げたいだけ…。悪いことなんて、してない。
「みやっち!お疲れ様〜、あの、ここ手伝ってくれない?」
「あっ、はい!わかりました。こうでいいですよね?」
「そうそうっ、みやっちさすが。センスあるぅっ!」
亜香里先輩は、いつも元気がないときに限って私のとこに来る。今だって、実行委員の仕事を手伝って、と言ってきた。周りの人が私を冷たい目で見たとしても、決して亜香里先輩は私のことを貶したりなどしない。
ふふっ、と1人で微笑んでいたらバシッと背中を1発叩かれた。
「いでっ、せ、せんぱい何ですかー?」
「ん?特になんもない。明日がんばろー!2年は亜香里のクラスが優勝ほぼ確定だから」
ドヤ顔で、仁王立ちして先輩は言った。
たしかに学校イチ上手いクラスだと私も思うから、無言で頷く。
「私のクラスは…無理かな」
そう小さく呟いた声は、きっと先輩が聞き逃すわけがなかった。
「ファイト」
聞こえるか聞こえないかくらいの、小さな声で、でもしっかりと私の背に向けて、エールを送った先輩はすぐにいなくなっていた。
おいら年下…www
ただ強気なだけだよ。実際は…弱い人間だから、私。
なんか番長になっちゃったけど、本当は喧嘩なんか強くもなんともねぇし、ただ口悪いだけだし。性格もちょっと男子っぽいだけで、ヤンキーぶってる陰キャなんだよ。多分。
それよりらいちゃん、今日飴ちゃん食いながらしゃがんでて、そしたら男子がチャリをグランド内で走ってて、「何やってんすかー?」って言った、「こえー!ヤンキーや!」って言われたどうしよう←
小説のかんそー!
面白い。そして切ない。
さて、続きはどうなるのやら!!めちゃんこ気になりますっ!
>>26
ありがと!諸事情により今日は続きかかない…
明日にいくつか書く予定やから!すんまへん
「ただいま」
かえってこないのに、いつもの癖で言ってしまう。誰もいないのだから、それも当たり前。
「…いちか、、今平気かな」
考えるより先に手が動いた。
いちかとのトーク画面を開き、通話ボタンを押す。
「どーしたのっ?かれんたん、珍しいね」
わずか数コールでプルルという音は切れ、私の大好きないちかの声がした。
「い…ち、かたん…、うち、うちっ…」
久しぶりに声を聞いて安心したせいか、気が緩んだのか、こらえてた感情が一気に溢れ出す。
ぶわっと滲んだ涙はとまることなく、私の頬を伝う。
「いちかだよ。…どうしたの?かれん、大丈夫?」
私の異変をすぐに察知したいちかは、いつも大丈夫だよと言ってくれる。それを聞くと、少しだけほっとするのはまるで魔法のようだ。
そんな中嗚咽をこらえながら、何とか言葉をつなぐ。
「きらわ、れた。また1人になった。昔みたいに…まえ、っみたいに。やだよ、1人…だれも、うちのことなんてっ…」
頭の中がごちゃごちゃしていて、何を言ってるのかじぶんねもよくわかっていない。
ただただ、でまかせといってもいいほどに口が勝手に動いていた。
「違う、かれん、落ち着いて。何でそうなったの?」
それから私はなぜこうなったのか。合唱祭の練習の出来事。みんなから悪口を言われていること。
そして、自分は1人だと思うと全く違う人のように怯えきってしまうことを打ち明けた。
ーーー作者よりーーー
読んでいただきありがとうございます。
これは実話なのですが、本当に存在する私の周りの人と同じようなキャラクターで成り立っています。
主人公は私をイメージした子で、引きずりやすいタイプ。一方、先輩はサバサバして意外とサッパリとしたタイプ。いちかはまだまだよくわからないですが、これから先になるにつれ、存在は大きくなっていきます。さて、この後主人公のいちかはどうなるのでしょうか。ぜひお楽しみに…
ふぇー…切ないぃぃ…。
らいちゃんは頑張ってるよ。悪いことなんてなーんもしてないんだもん…。らいちゃんを嫌うやつ全員どっかいっちまえ!
ごめん、気になったことがあって…ただいまに返ってこないってどういうこと?
親は仕事なんだけどつい言っちゃうっていう意味?
いちかたん…いい人なんだね。
早く話せるようになるといいね!ガンバですっ!
>>30
言葉変やったなぁ、ごめん、
(訂正版)
「ただいま」と小さく呟きながら家に入っても、「おかえり」とかえってくることはない。
いつもの癖だから、これは仕方ないんだ。
だって癖はなおしにくいから…。
バックを放り投げるとほぼ同時に、スマホを取り出しいちかとのトーク画面を開いた。
「…いちか、、今平気かな」
そんなことを言ったのは口の出まかせ。
そんなことも気にせずに、私は迷わず通話のボタンをおした。
「どーしたのっ?かれんたん、珍しいね」
わずか数コールでプルルという音は切れ、私の大好きないちかの声がした。
「い…ち、かたん…、うち、うちっ…」
久しぶりに声を聞いて安心したせいか、気が緩んだのか、こらえてた感情が一気に溢れ出す。
ぶわっと滲んだ涙はとまることなく、私の頬を伝う。
「いちかだよ。…どうしたの?かれん、大丈夫?」
私の異変をすぐに察知したいちかは、いつも大丈夫だよと言ってくれる。それを聞くと、少しだけほっとするのはまるで魔法のようだ。
そんな中嗚咽をこらえながら、何とか言葉をつなぐ。
「きらわ、れた。また1人になった。昔みたいに…まえ、っみたいに。やだよ、1人…だれも、うちのことなんてっ…」
頭の中がごちゃごちゃしていて、何を言ってるのかじぶんねもよくわかっていない。
ただただ、でまかせといってもいいほどに口が勝手に動いていた。
「違う、かれん、落ち着いて。何でそうなったの?」
「えっとね…」
それから私はなぜこうなったのか。合唱祭の練習の出来事。みんなから悪口を言われていること。
そして、自分は1人だと思うと全く違う人のように怯えきってしまうことを打ち明けた。
「そっか…。かれん、頑張ったね。何かあったら、絶対うちに言って?駆けつけてあげることはできなくても、気持ちはかれんのすぐそばにいるから。かれんのこと悪くいう奴も許さない。とにかくうちは、かれんのこと見捨てたりなんてしない。だから、もっと胸張って自信持っていていいんだよ。難しいかもしれないけど、少しずつでいいから」
ほんと、いちかは凄い。いちかが出す言葉は、私の心の傷を癒してくれる。他の何にもがあることのできない、魔法の薬のように。
「いちかっ…うち頑張る、いちかのために頑張る。うちにはいちかがおったから…」
「無理だけはしないでね」
「わかってる!またね、」
いちかがいなかったら、私きっと、きっと…。
通話を終えると、なぜか少しだけ明日の合唱祭が楽しみで、心が弾んだ。
明日の歌は何色に染まるかな
私の世界の色は変わってしまっても、
思ったことをやることなんて、間違ったことなんてないんだよ。
「明日が奇跡でまた…溢れるように」
最後のフレーズを口ずさんで、電気を消し眠りについた。
「おはようございます。今日はついに、合唱祭です。今までで1番の、最高の合唱にしましょう!」
私は私らしく。
しっかりと、やることをやるんだ。
「では、出番までの間他のクラスの合唱に耳を傾けて、良く聞いていてください」
最後まで言い終え、私は急いで実行委員会の仕事へ向かった。私の担当は、司会だ。1番大事な役目といってもいいほど、重要。
曲紹介は特に力を入れたんじゃないか、と思う。
「みやっち!マイクオッケー!開始時間だよ。大丈夫、みやっちなら平気っ」
「先輩、私それくらい大丈夫ですって、ありがとうございます」
先輩からのバトン、とも言えるマイクを受け取り、軽く深呼吸をし呼吸を整える。
瞳を開くとほぼ同時に、まるで私は違う人のようだった。
「これより、合唱祭を始めます。始めの言葉、実行委員長の神楽亜香里さん、お願いします」
「はい」
先輩は、ステージ上で自信に満ち溢れ、そして強く綺麗だった。私になんて、高嶺の花…。
そんな先輩が話すだけで、周りに花が咲いたかのように雰囲が変わる。
先輩は私と真逆なんだ…。
みんなの人気者で、ムードメーカーで。
臆病な私とは全く住む世界が違うのだ。
「みなさん、今回のテーマは奏詞奏愛〜音に込めるメッセージ〜です。相思相愛のように、愛のある歌を、みなさんで奏でましょう!そして、三年生は最高の合唱祭だった、と思える卒業までの青春のの1ページに刻みましょう!ここに、合唱祭開催を宣言します」
愛のある、歌…。
三年生ではないのに、先輩は堂々としているしとっても将来性がある。
みにきているひとも、みな笑顔だ。
「ありがとうございました。それでは、全校合唱に移ります。曲目、涙と笑顔の境に。指揮は神楽さん、伴奏は三宅さんです」
_またまた作者より
すみません、スキー教室帰ってきて
ちょっと体調が良くないので
体調良くなったらまた書きます!
次は"涙と笑顔の境に"の歌詞を書きます
では、もうしばらくお待ちください
ごめんなさい、
ここの中での、いちか、
つまり私の大事な人との間に出来事が多すぎて、今整理ができていません。
ここから先かくのはきっと無理になるかもしれない、です