こんにちは。これまで私は、前作でいじめの話をちょいちょい入れてました。「オタク女が恋を知るまで…」や、「私は美人になれるのか…〜美人を目指して〜(後に『びじめざ』と記述)」など。
ですが、今回はいじめが主役です。そして、題名の通りいじめの舞台は学校です。
今、びじめざも書いてるのでそちらもどうぞ見て下さい。コメント待ってます☆
※「好きな人の、好きな人」は、ネタが思いつかずやめさせてもらいます。見ていた人達ごめんなさいm(--;m
ルール
・閲覧OK!
・感想やアトバイスどしどし書き込んで下さい!
・辛口や悪口はお断りで…
・なりすなしされたらアク禁だしますね(^▽^)
登場人物紹介
相沢永久(あいざわとわ)
主人公。明るく積極的で、クラスの中心的存在な人気者。とあるトラブルで、ターゲットにされてしまう…。
金井楓(かないかえで)
永久の親友。優しく控えめで、永久とは正反対の性格。小学生の時から永久とずっと同じクラス。
九条杏樹(くじょうあんじゅ)
クラスの女王様的な存在。男子の前でだけぶりっ子なので、一部の女子たちに反感を買っている。いじめっ子。何人か、杏樹の家来的な人達がいる。
↓杏樹の家来的な人達を、簡単に紹介しますね↓
・星野夏音(ほしのかのん)
・鈴木渚(すずきなぎさ)
・夢川林檎(ゆめかわりんご)
・戸川恵(とがわめぐみ)
明日から、本編に入ります!
4:みぃ◆VZbV1gU:2019/02/21(木) 16:25 私、相沢永久!楽しいこと大好きな中学一年生。
「おはよう、永久」
「あっ、楓ー!おはよーーーー!!!!」
この子は私の親友、金井楓。頭のいい、優等生。私も、楓の成績を見習わないとっ…て、思う時もあります↓↓↓正反対だけど、小学校もずっとクラスが同じで、仲良し。
楓とまた同じクラスになれたし、クラスの人達とも仲良しだし、ああ、恵まれてるんだなって、いつも思う。
毎日が楽しく、嫌なことなんてない。そう思ってた。
あの時までは…
二時間目は、国語の授業。うう…国語苦手。でも、国語が終わったら休み時間があるんだ!頑張ろう。
ん?後ろの席の子が、話し掛けて来た。
「これ、杏樹さんから。永久に渡してって」
杏樹さんこと、クラスの女王様的存在の九条杏樹。私、このクラスの中でこの人とだけはあまり話したことがない。
だから、皆のことは呼び捨てかあだ名で呼ぶけど、この子だけは「九条さん」って無意識に呼んじゃうし。
九条さんから呼び出させるなんて、珍しいな。でも、九条さんと仲良くなれるいい機会なのかも!ーうん、これはきっと、チャンスなの。チャンス!
チャイムが鳴り、私は九条さんの席に行く。
「何?九条さん」
「ねぇ、私の定規取ってない?あれ、気に入ってるんだけど。」
え?知らないよ。普段あまり話さない人の物なんて…そもそも興味ないし。
「知らないなぁ…」
「ほんと?怪しいなぁ。ちょっと筆箱見せて!」
そして九条さんは、私の手を強引に振り払った。えっ、違うって言ってるのに。
「えっ、ちょっ、まっ…」
私がいいかけた時には、もう遅かった。九条さんは、手に「九条杏樹」と書いてある定規を持っていた。
違う。絶対取ってない!
「ほ〜ら、やっぱり」
「そんなっ。私、絶対してない!」
「あら?こんな教室の空気を見てもそう言えるのです?」
クラスの皆は、私のほうを見てヒソヒソ話してる。
「相沢さん。あなた、あたしのお気に入りの定規を取って…どうなるのかわかっていて?」
そんなっ…。なんでそんなことになるの?
「あなたには明日から罰を与えますわ。覚悟なさい!」
そんなっ、どうなるの?
翌日。教室に入るのが怖い。どんなことをやられるの?
勇気を出して…ガラッ。扉を開ける。そこには、黒板に大きく私への悪口が!
「えっ…何これ」
「あらあら、誰が相沢さんの悪口をお書きになってますの?あんた達、直ちに消して上げなさい!」
九条さんは、いつもくっついている九条さんの子分的な存在の人達に、黒板の字を消させた。
…わかった。あれは全部九条さんがやったんだ。それで、九条さんは自分がやったことがバレないように、ああいう風に黒板を消した(消させた)
なんて勝手な奴だ…。
「おはよう!」
私は後ろの席の子に、挨拶をした。ところが…
「..........」
後ろの席の子は、何も反応しない。
「どうしたの?具合悪いの?」
「..........」
何も返事しない。えっ、なんなの?
後ろの席の子だけじゃない。楓以外、クラス皆私のことを無視している。
これも何か、九条さんが何か知ってるのかな?
「九条さん、クラス皆に無視されるんだけど…何か知らない?」
「あん?昨日の話聞こえなかった?私の定規を取った罰なのよ、これは」
やってないって、言ってるのに…。いつまでやられたら気がすむの?
「とにかく、当分あんたには罰を受けてもらうからね!」
そんな、酷いよ。皆にも誤解されて白い目で見られて、あげくの果てにこんなことに…。
九条さんなんて、大嫌い。
「まぁ、こんなのお遊びだよ。お遊びはおしまい。もっと酷いことをしてあげるから、お楽しみに★☆」
そんな、もっと酷いことをされるの?嫌だ、嫌だ。
「そんな、無理だよ!」
「何?あんたがあたしの定規を取らなければ、こうにはならなかった。違う?」
「..............」
「定規は、取っていない。誤解だよ」と言いたいが、それを言ったら何をされるかわからない。
「何も言えなくてわろたwまぁ、お楽しみに!」
休み時間、私はいつも通り楓と話していた。
「楓ーーー‼️昨日のテレビ観た〜?」
「見てないよ」
「えー、また勉強でもしてたの?もう、楓は優等生なんだからー😊」
楓と話している時が、一番楽しい。楓と話している時は、いじめられている辛さも忘れる。
「どんな番組だったの?」
「あのね!音楽の番組なんだけど、私の大好きなアイドルが出でて〜、もう興奮しちゃった🤣楓の好きな歌手もいたよー💗」
「え、ほんと⁉️見たかったな〜」
やっぱり楓といると楽しいな〜。いじめられてても、楓は私の大親友だからねー!
楓には、いじめられていることは隠しておこう。そしたら、心配かけるから...
楓と話しているうちに、チャイムがなってしまった。急いで椅子に座ると、私の机には何かが彫られていた。
何..❓「永久のブス、学校来るな」...?
私はこれをやった犯人がすぐ分かった。九条さん達だ。私がこれを見たのがわかったのか、九条さんと渚達は私の方を見てクスクス笑ってる。
次の瞬間、九条さん達が立ち上がった。
「あのー、永久さんが体調悪いらしいので、保健室に連れてってもいいですか?」
「ああ、いいですよ」
具合なんて悪くない。きっと九条さんは何か企んでるな。
九条さんは私の腕を掴んで、
「ほら、行きますよ」
と言った。何故か恵達も一緒にいった。