彼女→魔法少女【事情】

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1:フォー:2019/04/14(日) 18:02

初投稿

9:フォー:2019/04/19(金) 20:58

キャラ紹介と本編



おはよー!


能天気な優理の声が響く。
「おはよ〜。優理ちゃん、遅かったねぇ〜。寝坊?」

おっとりとした声で赤谷 環 (あかたに たまき)が尋ねる。

「んなわけないだろ環。どうせまた野犬に襲われて逃げてたんだろ。中学からそんなんだからなあ」

大きく下品な声。隅田 幸彦(すみだ ゆきひこ)

「それマジぃ?幸彦。漫画の世界でしかないでしょ!」

軽くだるそうな声。阿山サキ (あやま さき)

「昨日の入学式は間に合ったのにね。ざんねん。」

優しく通る声。浅田 悠馬(あさだゆうま)



※実はほとんど出てこないので、覚えなくていいです。


「ちがうよ!!もっと重要な出来事があって...〜って、なんだっけ?」

途中まで思い出すが、すぐに消えてしまった。

「まだ寝てんじゃねーの?お前の頭ー!。」

「いや!ちがう!綺麗な女の人がいたんだよ!しかもその人はここの生徒でね!」

そこまで聞いた幸彦はギャハハと笑い、なんだよそれ。と呟いたところで予鈴が鳴った。

10:フォー:2019/04/19(金) 21:15

今日も今日とてつまらない授業をかます国語教師の禿げた頭に光が当たり、まるでミラーボールだとほぼ止まった頭で考え頬杖をつきながらネタまでつまらないとため息をひとつはく。



ホームルームが終わり、友達の誘いを断った。ジェラートが好みでないのもあったが、もっと重要なことがあるのだ。

「あんれー??大地優奈さん、ここのクラスでもないんだー?」

つい今朝出会った美少女、大地優奈を探し回っていた。

「その大地優奈さんって、本当に一年生なんですか?」

1年2組を訪ね、3組を訪ね、あとは4組だけ。というところで4組の眼鏡女に訝しむような目つきで見られてしまった。

(でもあのひと、1日遅れの入学って言ってた。なら、転校してきたわけじゃないよなあ)

あれをキッカケにあの美少女とお近づきになりたかった、と肩を落とす。

(まあ、間違えて入学って言ったのかもだし。てか、そういう言い方するのかもしれないし。よし!!2年も3年も探しちゃおう!!!)




「え、あ、居ないんですか。え、本当に?え、でもあのひとたしかに葎花の制服を...」
「居ないの!わかったらさっさと水泳してなさい!!!!」

水泳部顧問兼三年4組担任の先生に聞いたのが間違いだったかもしれない。

しかし、例の少女は一体何者なのか。それだけが気がかりだった。

11:フォー:2019/04/19(金) 21:34

side ???

おはよぉ

気怠げに起きた少女は、まずはじめに「仲間」に声をかける。

「あれ、みんなどっか行ってんのか。駿河(するが)くらいいると思ったのに。」

独り言を満喫した後、いてて、と腰に手を当てる。
痛いのも当たり前だ。

廃墟と化した事務所の硬い床で雑魚寝をしているのだから。


少女は九条 紗夜(くじょう さや)。葎花高等学校2年生。いつもは2つ結びのおさげを前に垂らしている。整った顔立ちをしているが冷たいその眼は近寄りがたい雰囲気を醸し出しており、友達はいない。昼休みに彼女を見るものはなぜかいない。帰宅部。

そして

(あ、もう35分。支度したら急いで行かなきゃだな。よし、





飛んで行こう)




魔法少女だ

12:フォー:2019/04/29(月) 16:17

低浮上です

13:フォー:2019/04/29(月) 21:14

魔法少女はそれぞれ組織的に活動している。 敵を倒すことを目的とし、協力しながら勢力を伸ばして行く。組織と組織で獲物を巡るなどして対立が起こることはしばしば。どちらかの組織が完全に潰れるまで戦う。完全に敗北させるまで、戦う。
魔法少女にとっての敗北は勿論 、死。

彼女たちはなぜ戦うのか?何のために?魔法少女とは?敵とは?



彼女は魔法少女 事情を探る 物語

14:フォー:2019/04/29(月) 21:17

低浮上ってだけで投稿してた!低浮上でした。と言う報告です。といっても自己満小説なので低浮上についてはだれも気にしてないので謝りません。

15:フォー:2019/04/29(月) 21:51

side 九条紗夜

彼女は今、飛んでいる。そびえ立つ瓦礫、電灯、ビル、たまに車。そんなことをしても誰も気が付かない。
魔法少女はそれぞれ個人にコスチュームが用意されている。本人の記憶や願いをもとにした可愛らしい衣装だ。その姿に変身したら魔法少女以外には姿は見えなくなる。
つまりいま、衣装を着用している。

(これ、魔法少女下にいたらパンツ丸見えだな。)

なかなかのミニスカートで大股開きで飛んで行く。


(......!)

瘴気。


マンションからマンションへ飛び移ろうとした時、感じた 確かな瘴気。足を止めた。

「...あっちゃー。急いでたのに。」

マンションを軽々と飛び降りる。

(ま、雑魚っぽいしサクッと片付けちゃいますか。)

人通りの少なくなった十字路。倒れた自転車。倒れた1人の少女。 紗夜は少女の頭に手を当て、目を閉じた。瞬間、2人の概念は十字路から消えた。


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