私はまだ一度も着ていない制服に袖を通す。
私は結び慣れている 靴紐をギュッと解けないように締めて__.
緑に囲まれただけの この町は 知名度が低く,そりゃあ観光客も来ないだろうと
言われがちの山深い所だ。
何故私がこんな所に住むことになったのか、
元々私は東京に住んでいた。お父さんの仕事の都合により
地元を離れなければならないことになった。私は正直東京を離れるのは嫌だった。
タピオカを飲んだり今の流行についていったり、可愛い服を買ったり‥。彼氏を作ったり。
でも此処は田舎すぎるのでそんな事は絶対に出来ないだろう。
学校はどんな感じなんだろう?人数は少なくはない とお父さんからは聞いたけど‥
私は気を引き締めて学校の門を潜る。
>>12ありがとうございます。文章には自信がありませんがそう言っていただけると,励みになります。
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先生「集会があるので、今から体育館に向かいます。」
初めての集会。しっかりと先生の話を聞いてちょんとしなきゃ。
私はいつも「完璧」を意識しすぎてしまう。
意識をしないと、私はダメになってしまう。
前の学校では、私は完全に”おかしな子“だった。それが苦痛でほぼ毎日不登校になっていた。
それが悔しかった。 今回こそは、“普通の子”として過ごしていきたいのだ。
__________あのさぁ -.
私は振り向く。
男子1「なにボーッとしてんの」
「あ‥。」
ある女は小声でこう言ったのだ。
『まなさんって浮かれてるよね。』 『あぁいう子苦手かも‥。』
(苦手、か・・・・)
もういやだ‥。東京に帰りたい‥‥。
先生「はい、並んでー。あ、まなさんは後ろから9番目…」
私は馴染めないクラスメイトの間を通る。
『そこじゃないよ。えーと、まなちゃんは私の前だよ』
「あっ、、」
⦅大丈夫かなあの子⦆⦅見てるだけでしんどいわ‥。⦆
ここから私は我慢できず、 学校を休みがちになってしまった。
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「お腹が痛い」
私はまたお母さんに嘘をついてしまった。
本当はこんな事しちゃいけないって分かっている。
学校でいじめられているとか、そんなんじゃなくて,ただ単に苦痛なのだ。
母「学校の先生に電話かけるけど,いいの?」
「……いいよ」
お母さんは 「はぁ…」とため息を吐く。
私はこの町が嫌いだ。知り合いもいないし,遊び場も少ない。
学校の人は苦手な人ばかりだ。ここで恋なんてできない、というかしたくない。
「東京に帰りたいな…。 ミサちゃん‥今何をしているんだろう…」
ミサちゃんとは,前の学校の一番の友人。私が この町に訪れる前,ミサちゃんは私にこう告げたの__。
「まな が 遠くに居ても、私達はずっと友達だからね!これは、永遠の絆の証!(ブレスネッ
トを渡す)これで私達は強い絆で繋がれている!遠くでも頑張って。私も頑張るから!」
そう告げたのだ。
大切にしまっておいたブレスネットを箱から取り出す。
ブレスネットは光に反射していて、とても輝いて見える。
なんでなんでなんでなんで?なんで話しかけてくれないの?
転校生が来たら普通話しかけてくるのが当たり前だよね?
私は「どっはぁぁあ」 とため息を吐く。
このままだと私は病んでしまうよ。
私は冷静になって自分と向き合ってみる。
逆に、自分から話しかけるのはどうだろうか。
ま、まずは友達作りから‥。あ〜緊張するよぉ‥。これをやらないと私の人生はブラックに染まってしまう。それは嫌だ!楽しい学校生活を迎えたい!あ、でも逆に引かれたらどうしよう‥。
私はまたネガティブになってしまう。
すると、下の階から何やら美味しそうな匂いがしてきた。匂いにつられて私は体が動く。
仮病って役立つなぁ~うんうん。と、一人で頷いているアホらしい風景が浮かんで、私は真っ赤になる。
私はこの先どうしたらいいのだろうか‥。私は正しい生き方を忘れてしまったのだろうか?
すると、あれ‥‥?
_______本当に吐き気がしてきた。
これは、天罰か何か? 私は気持ち悪い吐き気を止めることが出来ず、すぐにトイレへ駆け込んだ。
ここ最近本当に、ついていないな。
そう、私は失敗作だ。
音芽さんが、がんばって書いてる気持ちが出ていて応援したくなります。
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