私はまだ一度も着ていない制服に袖を通す。
私は結び慣れている 靴紐をギュッと解けないように締めて__.
緑に囲まれただけの この町は 知名度が低く,そりゃあ観光客も来ないだろうと
言われがちの山深い所だ。
何故私がこんな所に住むことになったのか、
元々私は東京に住んでいた。お父さんの仕事の都合により
地元を離れなければならないことになった。私は正直東京を離れるのは嫌だった。
タピオカを飲んだり今の流行についていったり、可愛い服を買ったり‥。彼氏を作ったり。
でも此処は田舎すぎるのでそんな事は絶対に出来ないだろう。
学校はどんな感じなんだろう?人数は少なくはない とお父さんからは聞いたけど‥
私は気を引き締めて学校の門を潜る。