この作品はフィクションです
実在の人物、団体、事件とは一切関係ありません。
深く考えてはいなかった
ガツンッッッ
「調子乗んなよ玖村ぁ…何だよさっきの態度」
「ちはるー程々にね」
「は?私は親切に人との付き合い方を教えてんのよ」
……
お気の毒
でもあんたも暗いから悪いのよー
いじめなんて
どこにでもある事で
むしろ出逢わない方が難しい
だから
「行こっ」
こんな事になるなんて思わなかったんだ
第1話「期待」
「うーわー…ザ・田舎」
「舞、荷解きは?」
「今やるー」
ふぁ!?
最寄駅徒歩40分!?!?
うわあぁ…田舎ナメてた…
葛西舞、15歳
本日東京から引っ越してきました
「…マックに行くのに電車に乗らなきゃ行けないとは…」
便利な都会とは
全く違う環境
浮かないように溶け込まなきゃ
学校
あそこの本質は勉強では無く「集団」に染まる事だと思う
集団から外れた人間は見下され、攻撃される
天国にも地獄にもなるシビアな場所
さながら社会の練習台
まぁ今まで上手くやってきた
きっと
大丈夫
次の日
キーンコーンカーン…
「小田切さん!」
「翠ちゃん」
「こら先生でしょ!…月曜の事なんだけど」
「あ、転校生の件ね」
これから
「楽しみだなぁ」
私の新しい学校生活が始まる
To be continued.
第2話「再会」
「あなたが葛西さんね、担任の大瀬戸翠です」
「葛西舞です、よろしくお願いします」
「週末に越してきたんでしょ?どう?こっちは」
「いやぁ…何も無いですね!」
「アッハッハ、まぁそうだね、大丈夫慣れるよ、あーよかったぁ、東京の子だって言うからもっとギャルかと思った」
「ハハ」
髪色暗くしといて良かった…
引っ越し前は金髪だったもんな
「クラスの子に迎えに来て貰う事になってるからちょっと待ってね」
「はい」
…どんな子だろ
少し緊張してきた
ガラッ
「あ、来た来た、小田切さん時間通りね、よろしく」
何か…素朴な子
しかも何かガン見されてる!
「じゃあ葛西さん小田切さんと教室に行って」
「はーい」
「葛西…?」
ぞくっ
な…な、何今の!!
凄い睨まれた
先生気づいてないし…
「じゃあ行こっか葛西さん」
え、え?
「1年生の教室は3階だから階段上るね」
「うん」
気のせい…か?
一瞬睨まれたと思ったけど…
普通…にしてくれてるっぽいしな…
気にしないでおこう…
To be continued.
第3話「決意」
「あ、葛西さんトイレはいい?」
「行きたい!場所も確認したいし」
「ねぇ葛西さん、中学どこだった?」
「えー?分かんないと思うけど花丘学園って所だったよ、一貫校の割に馬鹿ばっかでね遊んでばっかりだったよ」
「…へぇ、東京って田舎からしたら派手なイメージだな、荒れてないの?いじめ酷かったりとかさ」
「あ、偏見、そりゃ無くは無いけど何処にでもある事じゃん、そんな大した事無いって」
ガチャッ
「ごめんね待たせて」
「ううん…私と同じ地獄を見ればいい」
「何か言った?」
「ううん、何でもない」
To be continued.
第4話「教室」
カッカッ
「えーというわけで葛西さん自己紹介お願いね」
「東京から来ました、葛西舞です、よろしくお願いします、趣味はプリ撮ったりアクセ集めたりとか、あっSNSやってるんで気軽に絡んでください」
…ていうか
地味!!
髪染めてる子1人…2人?
女子マスカラすらして無いじゃん
うっわあぁ
これが田舎かよ…
まぁ、そういう所だって言うなら合わせるけどさ
キーンコーンカーン…
「ねぇねぇみなちゃん話しかけてみようよ」
「え〜行くの?」
「東京の話聞きたいじゃん」
「うーん…」
あのニキビちゃんビビってんな
さて、行動を
「ねぇ、私藤塚優里亜、話そうよ」
顔は可愛い…
けどなんか中途半端なギャルだな…
微妙にダサいと言うか…
「いいよ!」
「あぁ〜先越されちゃった」
「あ…本当だ、藤塚さん達、仕方ないね、後にしようよ」
「藤塚さん派手だし東京の事興味ありそう」
ふーん
クラス内の力関係的にこの子結構強そうね
ひとまず仲良くしておこう
「よろしくね藤塚さん、おしゃれだねー!髪…ピンクアッシュ?可愛いねー」
「あ、分かる?流石東京人」
「わかるよー!私もアッシュ入れてるの、ブラウンアッシュー」
「あ、本当?」
「何か…やっぱ雰囲気違うね、都会人って感じ」
「……」
「詩乃?」
To be continued.
第5話「告白」
「渋谷とか原宿はよく行ってた?」
「学校が近かったから帰りに寄ってたよ」
「本当に?すごーい!109とかどんな感じ?」
「よく行ってたショップは7階の雑貨屋で凄い可愛いiPhoneケースが一杯あってー…」
「そーなんだ〜!やっぱ東京って凄いね〜!いーないーなぁ、やっぱ都会は違うよね〜、こっちって見た目地味な子が多いからあんまり流行りの話とか盛り上がらないんだよねぇ」
「ハハ」
「…小田切さんなんかも東京に住んでたらしいけど素朴で大人しい子だからそーゆー感じじゃ無いし…」
「えっ、小田切さん東京に居たの!?」
「うんなんか中学の途中まで東京に居たらしいよ、聞いてみたら?」
「うんそうするー!」
「ねぇねぇ小田切さん、東京に住んでたんだって?何で言ってくれないのー、どこ中??何区に住んでた?」
「…ばーか」
そういうと詩乃は急に過呼吸になってしまった
「…小田切さん?」
「しの!?大丈夫!?」
「ゲホッゴホッゴホッうぇっ…ご、ごめん、普通にしようと思ったけど…無理!!!私中学の時葛西さんにいじめられてたの…ゲホッゴホッゴホッ」
「詩乃ティッシュ!!」
「っ……!!」
「詩乃!!」
詩乃は走り去っていった
詩乃が出ていった後
「…いじめだって…」
「まじで?」
「本当かな」
「でも詩乃ちゃんの様子やばくなかった?」
「い…いや、違くて誤解だから、ね!?」
「…しの、中1の時いじめが原因で不登校になったっていってた、葛西さん…もしかしてあんた?」
To be continued.
第6話「想起」
中1
……
………
舞は中1の時を思い出すと
「っ…」
走り去る
「ちょっと!!!」
その呼び止めも聞かず私は教室を飛び出した
舞が出て行った後
「ねぇゆりどうするの?」
「え?」
「葛西さんをうちのグループに入れるって…」
「あー…そうね…場合によっては仲良くしない方が良いかもしんないねぇ」
その頃舞は
苗字と髪型が変わってて気づかなかった
あいつは
「玖村…お前、やっぱり…玖村なんでしょ!」
「あ、思い出してくれたんだ、おっそーい、苗字が変わっていたとは言え元クラスメイトなのにさ」
「お前どういうつもりだよ!!」
「何の事?わざわざみんなの前でいじめの事をバラした事?私は嘘はついていない、転校初日だって言うのに印象最悪だね」
「玖村、お前…」
「葛西さん、あんたそれがいけない事だって私に言う資格あるの?私はあんたにチャンスをあげた、わざといじめの話を振って気づかせようとした、あの時気付いて一言でも謝ってくれたなら許すことは出来ないけれどあんたの邪魔はしないつもりだった、けどあんたは思い出すどころか「大したことない」って言った、あの瞬間に心にしまっておいた恨みが湧き上がってきたの」
To be continued.
第7話「狂気」
「い…いや、その…私は、たしかにうちのグループはあんたをいじめてたけど…私は良くないって思ってたよ?」
「そうね、あんたはただ見てることが多かった、見張りとか言ってね、けどそれは良心が痛むからじゃない、いざという時自分はやってませんって言い逃れする気だったんでしょ、私は知ってたわ、あんたが一歩引いたところでいじめを面白がっていたこと、私はあんたのそう言う卑怯なところがすごく嫌いだった、葛西、あんただって同罪だ!!!」
「…何様?玖村の癖に!!!」
そう言うと詩乃は私を蹴り飛ばした
「い…たっ!!」
私は知らなかった
自分がこんなにも激しく恨まれていた事
「もう昔の私じゃないのよ、足蹴りなされた気分はどう?」
「痛っ…」
「葛西さん、私はね決めたの、あんたに楽しい学校生活なんて送らせない、追い詰めて追い詰めて死にたくなるくらい惨めにしてあげるから楽しみにしててよ、ここにはあんたの仲間はいないのよ、面倒事を避けて逃げてきたあんたが1人でどこまで耐えられるかなぁ、頑張ってね、葛西さん」
そしてこれから何が起こるのかを
To be continued.
ここまでで冒頭部分は終了し次回からは違うパートに入ります
22:恵那:2020/03/22(日) 21:40 第8話「名取静@」
ヒーローっていいよね
かっこよくてワクワクする
けどいつからかな
あれ?と思うようになった
何人もいるヒーローが1人の怪人を皆でやっつけて
これっていじめじゃないのかな?
静の家にて
「静ー!もう半になるわよー!」
「うん分かってる!ひーさしっぶりのがーっこぉーだー!」
「ちょっと!!後4分でバス来るわよ!!」
「行ってきまぁーす」
学校にて舞は
昨日は結局1日中避けられていた
最悪…
教室行くの気が重いな…
あいつのせいで
玖村の分際でふざけやがって
そっち側に行く気なんてない
少しずつ空気を変えていってやる
その時静が
「ちぃ〜こぉ〜くぅ〜!!」
ドンッッ
「あ、ごめんね!」
「……」
教室にて
「ゆりちゃんえっちゃん久しぶり!!静、ふっかーつ!」
「あ、名取じゃん久しぶり、お前靴履き替えるの忘れてんぞ」
「お久ー!」
「静!インフル治った?」
「うんもう完全回復だよ!!ずっとDVD観てて充電もバッチリ、エコノミー、ビジネス、マネーパワーーー変身!この通りもうすっかり元気だよ!」
「…ねぇ恵那あれ何?」
「日曜の朝やってるヒーローアニメらしいよ…」
「ちょっと待って最近のアニメどうなってんの」
「あ、そーだ!ゆりちゃんえっちゃん先週LINEで言ってた転校生どうだった?来るって言ってたよね!?」
「あ、あー…それがねぇ…なんていうか…見てみ」
「ふぇ?」
「詩乃ちゃん大丈夫?」
「何か言われたら言ってね、守るし」
「ありがとう…」
「…詩乃ちゃん具合悪いの?」
「そうじゃなくて…」
ガラッ
舞が登校してくる
「あ、来たわ…」
「あっさっきぶつかった子!あの子?」
「ちょっと声でかい」
「何ー?何なのー?」
「あのね、静、あのこさぁ中学時代小田切さんと一緒の学校で小田切さんをいじめてたんだって、もう昨日大変だったんだから!!小田切さん大号泣で過呼吸になって早退しちゃって教室の空気お通夜状態よ!」
「…いじめてた、詩乃ちゃんを…悪い子なんだ、そっか」
To be continued.
第9話「名取静A」
ヒーローは正義の味方
悪い奴から弱い人を守る人
「まだよく分かんないけどそういう訳でちょっと様子を…って静!!!」
舞は
あれ
あの子…さっきの…
そう思っていると静は詩乃に
「ねぇねぇ詩乃ちゃん、詩乃ちゃんいじめられてたの?」
「え…」
「ちょっと名取さん」
「仲間はずれにされたの?水かけられたりとか?」
「ま…まぁ…」
「名取さんいい加減」
「静に任せて!静は正義の味方だから悪い子は懲らしめたげる!!」
「え?」
そう言うと静は自分の席に戻り鞄から水筒を取り出す
そしてそれをバシャンと舞に掛けた
「ねぇ今どう言う気持ち?やな気持ちでしょ?人をいじめちゃダメなんだよ!分かった?」
「ちょ…静ちゃん何してるの」
「えー?静だって辛いけど…ヒーローはさ、悪い奴を諭して改心させるでしょ?」
「静ちゃん今そういうのは…」
…何この子
「ぷっ!静ー!あんたいきなり何してんのー!」
「見てあの顔ぽけーっとしてる」
「藤塚さ…」
「千穂」
「名取、ナイス厨二病、うけるわー」
「天罰だろ」
「お前らもそう思う所あるだろ?」
まずい…
「あ、葛西さん待ちなよ!!詩乃ちゃんに謝りなよ、ねぇ!!」
「静ぁー、程々にしてあげたらぁー?」
「ねぇってば逃げるの!?」
あーもううるさい…
空気読めない子だな
うざい!!!!!
そう思い舞が思いっきり扉を閉めると静が
「痛い!!!!」
静の手を扉に挟んでしまった
「…うえええええええぇんっ」
To be continued.
第10話「名取静B」
「静大丈夫!?怪我は!?」
「うええええぇ、ゆりちゃああん、痛いー」
「葛西てめぇ…」
「ち…ちが、わざとじゃ…」
「あ、あ、あ、あ、あ」
「詩乃大丈夫!?」
「だ…大丈夫、昔の事思い出して、同じ事された事あるから…ごめん…」
「…何?わざとなわけ?」
「違う…ちょっと力が入って」
「黙れ、何?朝ぶつかったとか言ってたけどそれ?どんだけ性格悪いんだよ」
そう言うと優里亜は私のカバンを私に投げつけ
「帰れ、静に怪我させやがって帰れよ!!」
「いいぞ藤塚ー、お帰りの準備良いですか〜、お出口こちらでーす」
舞は出て行った
「やべぇー!久しぶりに面白いもん見たわぁー!なぁお前ら?」
「ぷっ、やべーうけるー!」
「まじで帰るんかな?」
「静ちゃん大丈夫?皮むけた?」
「おいやばくね?翠ちゃんになんて言う?」
「……」
「…なんなのあの子、最悪」
「今日は散々だったね静」
「うんゆりちゃん大好きー!」
「本当あいつないわ…恵那?何してんの?そこあいつの机」
恵那は舞のノートをゴミ箱に捨てた
「これぐらいしたっていいでしょ、静に怪我させたんだし当然の報いだよ」