傷だらけの悪魔

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1:恵那:2020/03/22(日) 19:34

この作品はフィクションです
実在の人物、団体、事件とは一切関係ありません。


深く考えてはいなかった

ガツンッッッ

「調子乗んなよ玖村ぁ…何だよさっきの態度」

「ちはるー程々にね」

「は?私は親切に人との付き合い方を教えてんのよ」

……

お気の毒

でもあんたも暗いから悪いのよー

いじめなんて

どこにでもある事で

むしろ出逢わない方が難しい

だから

「行こっ」

こんな事になるなんて思わなかったんだ

35:恵那:2020/03/23(月) 09:29

「そっか、ペンケースにしーよぉ…ぽいっ」

ヒーローが大勢で1人を倒すのはいじめじゃないのか?

静は考えた

考えて考えて答えを出した

いじめじゃないよ

だってみんながそれを支持してるんでしょ?

良いって思ってるんでしょ?

だからきっとそれはフェアじゃなくても正義なんだよ

みんながいいって思っていれば正義なんだよ

「ゆりちゃん良いよね?」

そう

だから

葛西さんの物をゴミ箱に捨てるのも

「良いんじゃない?」

みんなが良いと思えば正義に変わる

葛西さんは悪い人

懲らしめて、詩乃ちゃんや静の気持ちを分かって貰わなきゃ

静は正義の味方!!



To be continued.

36:恵那:2020/03/23(月) 09:33

第11話「連絡」

「ねぇ藤塚さん達まだこれ貰ってないよね?昨日HR居なかったし」

「何これ?」

「再来週泊まりの校外学習あるでしょ?それのしおり」

「あー!あれか…分かったありがと、大変だね花房さん、係なんだ」

「うんまぁ」

「ゆりちゃんお泊りだよー!楽しみだね!」

「えー…あれ進路についての講演とかでしょ?めんどくさいわ」

「静はヒーローか魔法使いになるって決めてるよ!!」

「叶うといいねぇ」

37:恵那:2020/03/23(月) 11:16

「次選択授業だよねー?」

「あ、やばい私パレット洗ってない」

「千穂移動するよ」

「…うん」

「行こう詩乃」

「うん」

舞はと言うと

机に落書きがされていた

がきくせー…

中学生とやる事変わんないじゃん

はぁー…

「葛西さぁーん、どうしたのぉー?なぁに?それ…東京では机アートが流行りなの?流石発想が違うわー!」

いや、犯人お前だろ…

刺激したくないから言わないけど

「えっちゃん静が描いた猫ちゃん上手でしょ?」

「こら!」

この子大丈夫か…

くだらない嫌がらせ

だけど

これが毎日続いて行ったら

何かが変わってしまうのだろうか

玖村のように

38:恵那:2020/03/23(月) 11:18

「ちょっと無視ー?ねーぇ」

どーするべきかな…

はー…

反応すると付け上がりそうだしな…

まんまと玖村の思惑通りだ

その時ポーンとLINEの着信がなる

あ…LINE来てる

…いや時間無いし後で返そう

そう思い舞は去っていく

39:恵那:2020/03/23(月) 11:22

「無反応だねぇ、冷めてるわぁ」

「全然響かないー!反省無いー!」

「つまんないわぁ…」

そう言うと優里亜は舞のカバンから舞のスマホを取り出し操作し始める

「よし、まだロック掛かってない」

「ちょ…ゆり」

「別にLINEとかは見ないわよ、あ、あったSNS…しかもこいつ2個アカウントあるわ、恵那アカウントメモして、こーゆーSNSってさぁ、結構面白かったりするんだよね」

40:恵那:2020/03/23(月) 11:44

その日の夜舞は

あ、そうだLINE返してなかったわ…

誰だろ

越智栞(おちしおり)

「まいまい元気?そっちはどう?」19:30

栞…

転校するまでちはると3人でずっと一緒だった

元気かな

41:恵那:2020/03/23(月) 11:48

プルルルルルル

「はぁ〜い!まいまい?」

「うん久しぶりー」

栞の声だ…

「元気ー?って1週間経ってないけどどうよ?」

「家の目の前が田んぼでさ…本当にど田舎」

「うわーまじで?……まいまいなんか元気なく無い?大丈夫?」

「え……分かるんだ」

「分かるよー、3年も一緒だったじゃん、なんかあった?聞くよ?」

「…玖村が、居る」



To be continued.

42:恵那:2020/03/23(月) 13:01

第12話「悪煽」

「は?玖村…って、あの玖村?中1の時の」

「うん」

「え?まじ?何それどういう偶然…そういや玖村って途中で転校したんだっけ…」

「何か前と全然態度違くて!!凄い敵意剥き出しで喧嘩売ってくる!!!」

「はー!?何それ…玖村って暗くて黙ってる印象しか無いんだけど…てかそれってさ、まいまいやばいよね、あたしが言うのもなんだけど…信用ないのは多分新参者のまいまいの方だし…クラスの人的に」

「…うん」

「あのさまいまい……何て言ったら良いか分からないけど負けずに頑張ろーよ、始まったばっかじゃん」

「…うん」

「しばらく下手に出て様子見な!ね、相手は玖村っしょ?何とかなるよ」

「うん」

あ…そう言えば

あの子に謝ってないや…

そして電話を切る

43:恵那:2020/03/23(月) 13:05

…喋りすぎたかな

つい…爆発しちゃった

こっちで話せる子居ないからなぁ…

……

話して、良かったのかな

冷静になってきた…

今はもう離れて居るから栞になんて思われても最悪大丈夫だけど…

あの人達は…

いいや今は考えたくない

それよりも明日からの私の事だ

私はTwitterを開き「明日も頑張る。」そう呟いた

…これからどうなるんだろう

44:恵那:2020/03/23(月) 13:07

その頃栞は

プルルルルルル

「あ、もしもしちはるー?」

「はーい」

「あのね…」

その頃優里亜は

ウィンウィン

ガー…

「よし!準備OK!」

45:恵那:2020/03/23(月) 13:17

次の日

…とりあえずあの子に謝っておこう…

その方が良い

ガラ…

「あ、きたよ」

…?

黒板の所に集まって何やってる…?

そう思い舞は黒板の前へ行く

これは…

私のSNS…!!!

Twitterのアカウントの写真が印刷されて黒板に張り出されていた

「3月27日、16時28分『おとーさんの転勤が決まった。中間テスト終わったら引っ越すらしい。ちょうど田舎らしい。まじ憂鬱。』5月22日、11時12分『やばい…家の周り探索したけど何もない。同じ日本と思えない、全体的に寂れてるし人も田舎臭さハンパない。うわあぁ、ここに染まりたくないわあぁ。東京帰りたい〜』…随分ディスってくれてんじゃん、ねぇ?こんだけ馬鹿にされたらこっちだって仲良くする気無くなると思わない???ねぇ、葛西さん?」



To be continued.

46:恵那:2020/03/23(月) 13:18

第13話「友達」

何で…

このアカウントは誰にも教えてないのに…!

47:恵那:2020/03/23(月) 13:25

「こんなんもあるよー、2月7日16時56分『さっき3人で歩いてたら大学生に声かけられたー!ファミレスでケーキ奢って貰ったよ!ロリコン乙笑』」

「ビッチじゃん」

「知らない人についていくなって言われてないのー?」

その言葉を聞き私は黒板に貼ってある紙をビリビリ剥がす

「無駄よー?もうみんな見てるしアカウント知ってるから」

「あ、これもやばくね?」

「うけるー」

その人達を睨み付けると優里亜が

「何よ、何が不満なの?あんたが最初に「気軽に絡んで」って言ってたから絡んであげたんじゃない、あぁそうだ葛西さん、明日も頑張るなんてツイートしてたけど今の状況は自業自得でしょ?被害者ぶってんじゃねーよ、静にも謝らないし」

「あ…それは謝ろうと」

「いいよいいよいらないそういうの、あんたがクズなのはよーくわかった、静のことも、小田切さんのことだって悪いなんて思ってないでしょ?葛西さんあのね、ここにはもうあんたを信用してる人間なんていないから、謝られたって信用出来ない」

48:恵那:2020/03/23(月) 14:14

「…藤塚さん調子づいてるなぁ…」

それから休み時間になり舞は人気のない階段で1人座って居る

ポーン

LINE来た…

越智栞、神谷ちはる

「まいまい今日は大丈夫ー?」

「がんば笑」

…いや、「笑」じゃねーし

やっぱ言うんじゃなかった

眼に浮かぶよ

昔いじめてたやつと再会するなんていいネタなんだろうな

きっと2人して面白がって居るんだ

本気で心配していたら「笑」なんて語尾に付かないだろうし

何より2人はそう言う人だ

私は何度もそういう2人の様子を見てきたし

そうやって他人を笑って居る2人と一緒に他人を笑ってきた

栞はクラスで権力があったちはるの機嫌をとって甘い蜜を吸うタイプ

昔いじめてたやつが転校先に居たなんて美味しいネタ

栞がちはるに黙っているわけがない

笑い話に必ずする

私の心配なんてしてない、だってもう私は傍に居ない

私はもう

仲間として重要じゃない

あの2人はそういう人だ

切り替えが早くてシビア

別にいいんだ、2人にとって私はその程度の存在だったんだろうし

私にとってもそうだったから

…自分でも驚くほど

ちはるにも栞にも執着が無い

ただ楽だったから一緒に居た

49:恵那:2020/03/23(月) 14:17

学校ってめんどくさいよね

1人で居ると損をするようになっているから

居場所を見つけなきゃいけない、取り繕わなきゃいけない

私はちはるや栞と一緒に居る事で

いじめられる事も無かったし面倒な係やら立場を避ける事が出来た

けど私は

心から2人と繋がっていたわけじゃなくて

ただ自分が損をしないために

計算して一緒に居ただけ

50:恵那:2020/03/23(月) 14:37

…はぁ、嫌な事考えちゃったな

…いざ自分が笑われていると思うとめんどくさい…

色々冷める

友達の事どう思ってる?

もし友達というものが

漫画やドラマみたいにお互い信頼しあう仲を指すのなら

私には友達など

居なかったのかもしれない



To be continued.

51:恵那:2020/03/23(月) 14:40

第14話「花房浩子@」

「葛西さーんおはよう」

「朝からゴミ漁ってどうしたの?」

「ていうかくさーい」

やる事が古典的すぎる

引き出しすくねーな

52:恵那:2020/03/23(月) 16:56

「なぁ、あれさぁ…どうよ?藤塚達」

「…まぁ…良くはないと思うけどしょーがなくね?口出ししたら藤塚や冬馬になんか言われそうじゃん?」

「ほっとけばいいだろ、そのうち飽きるって、なぁ唯」

53:恵那:2020/03/23(月) 17:01

「……あ、浩子、ノート持っていくのか?手伝う」

「いい、1人で行ける、付いてこないで」

ガラッ

「大変だねぇ、お兄ちゃん、花房妹は相変わらずつれないねぇ」

「いっつも1人だよな友達いねーの?」

「あいつめんどくさがりだから1人が好きなんだよ、いじめたらころすからな」

「いじめねーよ、手は出すかもしれねーけど」

「やってみろよ、前髪ぶち抜いて生え際五センチ後退させてやる」

「こわっ!シスコンこわっ!」

54:恵那:2020/03/23(月) 17:19

「あ、そうだ葛西さん、SNSのアカウント消したの?なんか今朝見たら無かったけど、まぁそうだよねー、あんな痛い事書いてたのバレちゃったらそのまんまになんか…」

ガタッ

舞はぴしゃんと教室の扉を閉め出て行く

「止めた方が…良いよね…」

「詩乃は気にしなくて良いって」

「そうだよ詩乃ちゃん」

「私…私ね、私がやめてって言ってあげれば葛西さんへの嫌がらせが和らぐんじゃないかと思うの、でもそうしたくない自分がいるの、嫌なやつよね」

「そんな事無いよ」

「当然だよ、あんな人に関わらない方がいいよ、自業自得なんだから放っておきなよ」

「…みんなありがとう…」

55:恵那:2020/03/23(月) 19:50

その頃舞は廊下で

誰も私の話など聞く気がない

このクラスには馴染めない

物が無くなったり捨てられたりは本当に困るんだけど…

先生に言っても後々エスカレートするかもだしな…

耐えるしかないのかな

1つ分かった事がある

悪意を向けられる事はそれだけでストレスだ

酷く疲れる…

56:恵那:2020/03/23(月) 20:14

その時

「葛西さん、良かった見つかって、どこに行ったのかと思った」

「えっと…」

この子誰だっけ…

「これ、渡して無かったよね、机の中に入れておいても良かったけれど捨てられそうだから直接渡そうと思って」

「あ…ありがとう」

気を遣ってくれた…?

「あの、これって」

「今度泊まりの行事があるの、そのしおり」

泊まり…!?

最悪…今の状況で…!?

「確かに渡したから、あ、スカートの後ろ折れてる」

「えっ」

「はい直った、じゃあねそういう事で」

なんか…

あのこ

普通にしてくれた?

避けては…居なかったよね?

57:恵那:2020/03/23(月) 20:37

舞は教室に戻り座席表を見る

「あった座席表」

前から2列目…

花房…浩子



To be continued.

58:恵那:2020/03/23(月) 20:40

第15話「花房浩子A」

「花房さん!」

「…何?」

「あの…ちょっと良いかな、ここじゃなんだから場所…変えて」

「…良いけど」

59:恵那:2020/03/23(月) 22:23

舞と浩子は校舎裏に行く

「さっきはありがとう、教えてくれなかったら行事の事知らなかったよ」

「まぁ係だし」

「あれって毎年やってるの?」

「そうみたいね」

「泊まる所ってどんな所なのかなぁ」

「さぁ…私も行った事無いから」

は…話が広がらない…!!

これだからナチュラルぼっちは…

頑張れ私…

教室の感じではこの子特につるんでるこ居なかった

いじめってものは1人で居るから標的になりやすい

なんとかこの子を引き込んで2人になれば…

60:恵那:2020/03/24(火) 10:22

「あのね…気を遣ってくれてありがとう、私に…話しかけるの勇気がいるでしょ?周りの目とか…嬉しかった、あのね私…玖…小田切さんと前の学校で色々あったけど私も…その…友達を止められなくて…しんどかったんだ…小田切さんには…そう見えて無かったみたいだけど」

「…そう」

61:恵那:2020/03/24(火) 10:27

「こっちの人のこと…あんな風に言ったことも反省してる…環境が変わるのが不安で…つい…」

ちょっとずつでも

「あ…あのさ、花房さん…良かったら…たまにでいいから、こっそりでいいから、私と話してくれないかな、やっぱ寂しくて…自業自得だけど…」

玖村に植え付けられたイメージと違うって思わせられたら…

「…話す分には良いけど…」

「本当!?」

「でも友達にはならないよ」

62:恵那:2020/03/24(火) 10:32

「…え?」

「私1人が好きだし面倒な事嫌いなの、わざわざリスクを犯して葛西さんと仲良くするメリットある??普通に会話くらいはするよ?無視とかくだらないいじめする気ないし、けど葛西さんを助けたいとも思わない、私は何もせず見てるから私を巻き込まないで」

「……」

「ただ見てるだけ、それの何が悪いって言うの?葛西さんだって覚えがあるんじゃないの?」

63:恵那:2020/03/24(火) 10:45

「浩子」

「光輝」

「ちょっと来て、すぐに」

「…じゃあ行くから」

浩子が校舎の中に行くと光輝が

「今葛西と喋ってただろ、やめとけよ、藤塚に見られたら面倒だぞ」

「知ってるわよ大丈夫、私は葛西さんと友達になる気は無いわ、藤塚さん達みたいに子供っぽい嫌がらせする気もないけど」

「…何かあったら俺に言えよ」

「はいはい、好きにすれば良いのよ、いじめようがいじめられようが、私に被害がなければそれで良い、誰だって自分が一番かわいいのよ」



To be continued.

64:恵那:2020/03/24(火) 10:48

第16話「獲物」

浩子が去って行った後舞は

『何が悪いって言うの?』

悪いなんて言えない

それが賢いと思う

けど自分が実際言われると

ものすごくむかつく


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