咲き誇れっ!☆フローラルガールズ

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1:ふたば◆r.:2020/04/10(金) 07:50

遠い遠い、どこかの場所。亜空間。
その中に、黒い球体が浮かんでいた。

球体の中はさらなる闇が広がっていて、闇の中に男が二人。
一人が何かを思いついたように、高笑いする。

「ははは!次なるターゲットが決まったぞ」

「……まだ、飽き足ら無いのですか?」

もう一人の男は、高笑いした男に少し呆れ気味だ。

「ははははははは!!まだ満足できぬわ!次なる場所は……」

呆れ気味の男は、高笑いが止まらない男にもはや止めようともせず、
彼のさらなる目的を聞き届けた。


「……なるほど。そういう事でしたら、早速向かうとしましょう」


球体は異常な加速を始め、異空間を抜けていく。


「次なるターゲットは、人間界。地球」

4:ふたば◆r.:2020/04/10(金) 07:52

……光が止んだその瞬間、
破壊され尽くした会場の中に、桜の花びらが吹雪く。

「あ……?……あ!?」

花びらの発生源に、大柄な男は驚きを隠せない。
なぜなら、そこに立っていたのは。


「これ、私なの……?すごい、変身しちゃってる!」

先ほどまでターゲットにしていた、無謀でか弱い少女であったからだ。それがほんの少ししかわからないほど、見た目が変貌していた。

長く伸びた髪。ピンクと白のドレス。神々しい雰囲気。
先ほどとは、ほぼ別人であった。

「力がみなぎって、今ならなんでもできそうだよ!
えっと、どうしたらいいの?」

『何でもいいわ!とにかくあのドリル怪人を倒すのよ!』

「わかった!やってみる!」

頭の中に響く声と会話をしながら、子供を一旦そばに置いた千春は、
ドリルの怪物へ拳を向けて飛びかかった。


「ぎゅうううう……う!?」

怪物は、分厚く硬い装甲でパンチを受け流す筈だった。しかし、ダメだった。

「なっ!」

パンチが命中し、怪人が吹っ飛ばされると同時に、
大量の桜が渦巻く。

男は、それに目を奪われていたのではない。
ただの人間が、なぜここまで怪物にダメージを与えるのか。
今戦えば、自分も無事では済まない……そう思った。


「ふっ、はあっ!」

千春は、 人間離れした反射神経で……
打ち込まれるドリルアームを全て回避する。


「やああっ!」

隙ができたところに、無駄のないフォームと強い気合で
後ろ回し蹴りを浴びせた。

桜が舞い、怪物は地面に倒れ込んだ。

『さあ!ブレスレットのボタンを押して必殺技を決めて!』

「うん!」

千春は、頭の中から話しかけてくる謎の生物の指示を受け、

「ボタン……これかな!」

メダルの挿入口の逆に、一枚の花びらを模したボタンがついている。それをグッと押し込む。


「行くよ!……サクラ・ブルーミングストーム!」

ブレスレットから放たれる光が、怪物をロックオンして離さない。

「はあああああ!」

空いた左手から、とてつもない量の花吹雪が放たれた。

「どり、どり、ドリル……」

意外と静かな断末魔をあげて、花吹雪に包まれながらドリル怪人は消えた。


「厄介なガキだ。ナニモンだあいつは……」

生き残った大柄な男は、いつの間にか姿を消す。
消えるその瞬間に見せた表情は、疑問に打ちひしがれている目をしていた……。


「はー……あ。今の、私がやったの?」

変身を解いた千春は、謎の桜生物に疑問をぶつける。

「そう!あたしは妖精。名前はチェリーって言うの。
あなたには、とてつもないパワーを与えちゃったんだけど……
それで、地球を救って欲しいの!」

「ん、地球を、すくう……え?

……ええええええ!?」


チェリーと名乗る妖精から発せられた言葉は、
千春を驚かせるには十分すぎるものであった。

5:雪りんご◆:2020/04/14(火) 17:31

面白いですね!
魔法少女ものですか?


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