こんにちは。前回のいじめ~女子の修羅場~が終わったので、新しく作りました。今回は虐めの加害者目線で書いていこうと思います。
ちなみに今までで書き上げた作品は
・オタク女が恋を知るまで…
・いじめ~学校という空間~
・いじめ~女子の修羅場~
です。是非見て欲しいです。
登場人物紹介
里中茉莉(さとなかまり)
クラスのボス的な存在。気が強い。
佐崎梨奈(さざきりな)
気が弱く、控えめ。目立つのが好きじゃない。
高梨桜(たかなしさくら)
茉莉の手下のような存在。クラス1の秀才
橘澄恋(たちばなすみれ)
茉莉の手下のような存在。男子と女子の間で態度が変わる
私は里中茉莉。中学三年生だ。
私はクラスの皆を使って遊んでいる。毎日同じことの繰り返しの学校生活、つまらない授業……誰かと遊ばないと退屈で仕方がない。
今私が遊んでやってるのは、地味で目立たない佐崎梨奈だ。こいつは友達が少なくて隙間がたくさんあるから、遊びやすい。そしてこいつと遊ぶのに都合がいいのが、高梨桜と橘澄恋だ。この二人は私が美人で気が強いからって私についてきている。私が美人で気が強いから二人は逆らえない。
全く、どいつもこいつも私に遊ばれるのが怖いからって逆らえない弱いやつばかりでつまらない。だがしかし、気が弱いクラスメイト達は私の退屈な心を満たすのには最適だった。
まぁ私は悪くない。だって気が弱いクラスメイト達のメンタルを鍛えてあげてるんだから。感謝してほしいね。クラスメイトのメンタルを鍛えられて、私の心も満たされて、まさに一石二鳥だ。
さて、今日は何をして梨奈と遊ぼうか……
わぁ!この小説もめっちゃ面白そう!
今回も応援してます✨
>>4
ありがとう!
さてと、今日は梨奈の上履きに画鋲を入れて遊んでみるか。
私は桜と澄恋と一緒に学校に早く来て、家にある大量の画鋲を持ってきた。桜達にも持ってこさせた。そして私達は梨奈の上履きに入れられるだけ画鋲を入れた。
待っている間、退屈だったので教室に行って梨奈の机に落書きをしてやった。「ブス」「ぼっち野郎」など。あいつの気が弱いからいけないんだよね。私はメンタルを鍛えてあげてるだけ。
「ねぇ茉莉、梨奈の足に画鋲が刺さったらどうするの?」
「は?あいつがよく見てないから悪いんじゃん。私は一切責任を取らない」
「だよね、言うと思った!」
「茉莉は本当に、遊びを考えるのが上手いね!」
当然。だって私は今までもこうやってクラスメイトで遊んできたんだから。まぁ、桜も持ち前の頭脳で面白い遊びを提案してくれるが。でも桜には一切感謝していない。だって二人が私を楽しませるのは当たり前なのだから。
そう言う他愛のない会話で梨奈が来るのを待った。
しばらくして、梨奈が学校に来た。
クスッ、何あの不格好な姿。よくあんな外見で学校来れるね。私が梨奈みたいな外見だったら絶対不登校になってるわ。
梨奈が自分の上履きに手を出した。私は画鋲に刺さるか刺さらないか、とてもワクワクしながら遠くで見ていた。
「っ、、痛い、、」
どうやら、手に画鋲が刺さったようだ。
……なんだよ、足に刺されば良かったのに。それでブスな顔がもっとブスになればよかったのに。
私達はすぐに梨奈の所へ行った。
「ぷっ、、あははははは!画鋲にも気づかないなんてだっさーい!自分で画鋲片付けといてねー」
そう言って私達は梨奈の返事を聞かずに教室へ向かった。梨奈が自分の机を見たときの顔を写真に納める為だ。人ががっかりしている顔を見るのはなんとも清々しい。
梨奈は、自分の机を見て泣きそうな顔になっていた。しかし、決して本当に泣くことはなかった。
またしても失敗。そのまま泣けばよかったのに。……まぁいいや、人の不幸の顔はどんな顔でも心地よい。
私はこっそりと、梨奈の顔を写真撮った。
梨奈、がっかりしないで……私は今とっても幸せなんだから。あんたのその顔を見る度に、私の退屈な心は満たされていくんだよ……だからずっとその顔をしてくれ。
それにしても、他のクラスメイトも梨奈を助けない弱いやつばかり。私に遊ばれたくないからって皆梨奈を助けない。
「ねぇ梨奈、どう?画鋲で痛い思いをしてからの落書きって」
「え……うん……その……」
全く、梨奈は話すのが遅くてイライラする。私はお仕置き代わりに、梨奈のペンケースを踏んづけてあげた。
「ちゃんと話そうねー。あと、誤解しないでね、私は梨奈がちゃんと話せないから説教してあげてるだけ。虐めてるわけではないから」
友達のいなくて気の弱い梨奈の相手をしてメンタルを鍛えてあげてる私……優しすぎる
https://i.imgur.com/0RMNX9n.png
茉莉です。
https://i.imgur.com/RPHEXqL.png
梨奈です
https://i.imgur.com/QPpXbJn.png
桜てす
こんにちわ!
ももです!
今回も頑張ってください!
とっても楽しみにしています!
入力ミス
てす→です
https://i.imgur.com/fjQeum2.png
澄恋です
>>9-10-14
あの………キャラメーカーで作ったやつですかね?
よければメーカー名を教えていただけると嬉しいです
>>15
ピツメーカーというアプリで作りました
>>12
ありがとうございます
さてと、次は何をして梨奈と遊ぼうか……
ぼんやりとそんなことを考えていると、後ろから桜が私をつついてきた。
「ねぇ茉莉、次の遊びを考えたんだけどさ、こんな遊びはどう?梨奈が彼氏出来るまで手当たり次第男子に告白させるゲーム」
ああ、なるほど。梨奈に彼氏が出来るまで告白させるゲームか。ふふ、悪くない。
「うん、いいと思う」
「よかったぁ、結構自信あったんだよね!」
自信あった?いやいや、私を楽しませるのはあんたの役目でしょ?桜がアイデアを考えるのは当たり前なんだよ。何自分のお手柄みたいな態度取っているの?本当にイライラする。
イライラが修まり、私は遊びの内容を梨奈に教えるために梨奈を探し回った。
私は図書室で梨奈を見つけた。私は梨奈の肩をがしっと掴んだ。
「ねぇ、梨奈!新しい遊び考えたよ!」
梨奈は一瞬戸惑った顔をした。だがしかし、私にとってこいつの気持ちなんて知ったことないので、私は言葉を続けた。
「あんたに彼氏が出来るまで手当たり次第告白させるゲーム。誰に告白するのかとか告白の時の台詞は私が考えるから。どう、楽しそうでしょう?」
「あ、いや……その…………」
「はい、すぐ答えられなかったから決まりね!……そんな嫌そうな顔しないでよ。地味でブスでなんの取り柄もないあんたでも、好きになってくれる人は必ずいるって!」
と、私は口では言っているが内心、梨奈なんかに彼氏なんて出来る訳ないと確信していた。皆こんなブスで地味な女より、美人な私を選ぶに決まっている。梨奈のことが好きな人がいるとしても、かなりの物好きかイケメンに引き立て役に使われるなど、その程度だと思った。
すっごく面白い✨
梨奈がどう行動していくのかが、凄い気になる……!
続き気になります!
楽しみにしています!
放課後、早速私達は梨奈にで一番カッコいい常磐に告白させた。校舎裏で告白するよう言っておいたので、私達は校舎裏で梨奈を待った。
しばらくして、梨奈と常磐の姿が見えた。私は笑いをこらえるのに精一杯だった。桜と澄恋も私ほどではないけれど笑っていた。
私はボイスレコーダーとカメラを用意する。
「私より、可愛い女の子は世界中どこを探してもいないよ?だから、私と付き合ったら損するよ?」
ああ、簡単。全てが私の思い通りに行く。
「ごめん、タイプじゃないから」
私達は梨奈のところに行って大爆笑した。
「ぷっ……………うっわー!自分のこと可愛いと思ってるの?そんな顔で?あー、おっかしー」
梨奈は何も言わずにその場を去っていった。
「桜、澄恋、明日あんたたち二人で梨奈が常磐に告白していたことを広めてよ!振られたことも、ね」
「うん、わかった!」
この二人も随分と都合がいいな。
読んでいて気になったことがあったのですが…。
「私より、可愛い女の子は世界中どこを探してもいないよ?だから、私と付き合ったら損するよ?」
これは、「私より可愛い女の子は居ないよ、付き合ったら損するよ」という意味になっていて、少し矛盾(?)して居ます。これはわざとなら申し訳ないのですが、そこを明白にしたいので答えて頂ければ幸いです。
新しい作品も、頑張って下さいね!応援しています。(乱入&長文失礼しました)
>>23
すみません、そこは間違いでした。次からは間違えないように気をつけますね!
正しくは、「私より、可愛い女の子は世界中どこを探してもいないよ?だから、私と付き合わないと損するよ?」です
26:みぃ◆VZbV1gU:2020/06/14(日) 10:15 翌日、あの梨奈がまさかのリップクリームを持ってきていた。しかも結構可愛いデザインのものだ。
は?こんなブスがリップクリームを塗っても何も変わらないでしょ?何こいつ、可愛くなりたいとでも思ってるの?……黙ってみていられないね。
「何あんたブスの癖に可愛いデザインのリップクリーム持ってきているの?ブスの癖に夢見てんじゃねぇよ」
私は梨奈のリップクリームを取った。
「あの…………これ…………自分のお小遣いで買ったんですけど………………」
梨奈の事情なんて、私が知る訳ない。それに、私みたいな美人が使ったほうが、リップクリームも嬉しいはず。こんなブスに使われたらリップクリームが可哀想だ。
「あのねぇ、こういう可愛いリップクリームは、可愛い子が使うものなの!一回自分の顔を鏡で見てきな」
可愛いリップ……これを梨奈が使うのは勿体なさすぎる。どうせなら唇が乾いてバリバリに皮が剥がれてもっとブスになればいい。
私は可愛いリップを手に入れられてとてもいい気分だった。だがしかし、私のお気に入りのシャーペンが壊れていた。今日は少し家を出るのが遅かったので、走っていた時の振動で壊れたのだろうか……
「先生ー、佐崎さんにシャーペン壊されましたー」
その瞬間、直ぐに先生はしかめた顔をした。
「佐崎さん、何回里中さんの物を壊しているのですか?気をつけて下さい」
「え……あ……はい………」
そう、私は何か物が壊れていたりなくなっていたら梨奈のせいにしている。そしてその度に担任に嘘の告げ口をしている。何回も梨奈が壊したことにすれば梨奈の成績が落ちると思ったから。
それにしても担任も馬鹿だな。何回も梨奈にやられたと告げ口しているのに怪しまれないなんて。私が担任の立場だったら、絶対に疑うわ。まぁ、担任といつも話している私と、担任と全く接点のない梨奈だから、担任も私の方を信じてるんだろうけど。
本当に人間って弱くて馬鹿な生き物なんだな。
梨奈可哀想………どうなるんだろ?
てか、茉莉ムカつく!
私はブスの癖に調子に乗った梨奈に腹が立ったので、梨奈に命令をしようと思った。ブスは前に出てはいけないという教訓をしてあげるのだ。
「ねぇ梨奈、私前からハンドクリームが欲しかったんだよね。だからあんた薬局屋で盗んできてよ。それで明日私に渡してよ」
「え………あの…………それは………」
梨奈の返事が遅かったので、私は梨奈の返事を聞かずに言葉を発した。
「は?ブスの癖に前に出ようとしたあんたが悪いんでしょう?言っとくけど放課後あんたがちゃんと万引きしているか見るつもりだから。絶対逃げられないよ」
「………はい」
やっぱりこいつは都合がいい。なんも反抗できない弱いやつ。心までブスなんだな。
まぁいいや。放課後梨奈が万引きをしているところを遠慮なく堪能するか。
放課後、私は梨奈の後をつけてきた。約束通り、梨奈は薬局にいた。私も薬局の中に入る。
ハンドクリームの場所を見つけ、私は遠くで梨奈の様子を見た。梨奈は不安そうな顔で辺りを見回した。
……おお、このまま盗むのかな……
私はスマホのビデオをつけた。盗んだ瞬間を録り、あとでクラスラインに載せるつもりだ。
そしてしばらくすると……梨奈はフルーツの匂いのするピンク色のハンドクリームを鞄の中にしまった。そして私は同時にスマホのビデオの録画を止めた。
フルーツの匂いか……中々良い物を盗ったじゃないか。でも私の心を満たすのがブスな梨奈の役目なんだから当たり前か。
よし、じゃあ家に帰ってゆっくりとクラスラインに写真を載せるか。私は鼻歌を歌い、スキップをしながら家に帰った。
「見てみてー!さっき薬局に行ってたんだけど、梨奈が万引きしているところを見ちゃったー!」
私はさっき撮ったビデオを送信した。すると、直ぐに既読がついた。
「うわぁ、梨奈最低!」
そう真っ先に返信してきたのは澄恋だった。続いて桜も頷いた顔をしているスタンプを送信してきた。
まぁ、あんたたちがすぐに返信するのは当たり前なんだけどね。桜と澄恋は私がラインをしたら10分以内に返さないといけないというルールがある。
こっちがあっちにいい思いさせてあげてるんだから、桜たちからも何かしてもらわないと困るからね。なんならもっと私の雑用を引き受けて貰いたいが、心の広い私は我慢してあげている。
そして何人も既読がついた。しかし、返信してきたのは桜と澄恋だけだった。
まぁいいや。皆梨奈が万引きをしたということはわかったようだから。
あぁ、明日梨奈は皆になんて言われるのだろう
すごい……好きです…。
33:アル ◆6.:2020/06/16(火) 17:16 凄い展開!めっちゃ好き!
これからも頑張れ、みぃちゃん😉
わぁ!
続き気になる〜!
これからも頑張って!!
朝、私が学校に行くと誰かの叫び声が聞こえた。
「あんた何昨日薬局で万引きしていたの?この間も常磐に告白していてさー、最近ブスの癖に調子のってない?キモいんだよ!」
そう言って澄恋が梨奈を叩いた。すると他のクラスメイト達がクスクスと笑い声を立て始めた。
「ぷっ……あんたその顔で常磐に告白したの?身の程を知ればぁ?」
誰かがそう言い始めてから、次々と皆は梨奈のことを馬鹿にしていった。そんな中私は私の机に座り、梨奈の机にあったハンドクリームをこっそりと取った。そして私は机に顔をうつ伏せて笑った。
こんなにクラスメイトが薄情だとは思ってもなかった。誰かが梨奈の肩を持ち、思い通りに行かないこともあるのではないかと予想していた。
だって、「身の程を知れ」って、要するに梨奈が常磐みたいなカッコいい男子と付き合ってはいけないと言う事でしょ?
自分が遊ばれたくないからって誰も梨奈を助けない挙げ句梨奈の悪口を言うなんて……人間の愚かさを改めて知った。
ますます面白そうな展開になってくる予感がした。
本当に人間って、怖いなぁ。
37:みぃ◆VZbV1gU:2020/06/19(金) 14:49 それから梨奈は、「ブスの癖に常磐に告白した生意気な女」というレッテルを貼られ、更にクラスで孤立するようになった。
可哀想に、誰にも相手にされなくて……可哀想だから私が相手をしてあげようか。
「桜、澄恋、梨奈とトイレで遊ぼうと思ってるからさ、逃げられないように3人で梨奈を連れて行こうよ」
「うん、わかった!じゃあ梨奈を呼びに行こう」
そうして私達はただ一人で座っている梨奈に声をかけた。
「ねぇ梨奈、トイレで一緒に遊ぼうよ。ほら、早く来て!」
私達は梨奈の返事を聞かずに梨奈の腕を引っ張った。私は梨奈の腕が千切れそうなくらい強く引っ張った。強く引っ張ったほうが梨奈の体も丈夫になりそうで、梨奈のためになりそうだからだ。
そうして私達はトイレにつき、梨奈を思いっきり床に突き落とした。
ああ、突き落とした時の梨奈の醜い表情ときたら……
私は一歩後ろに下がった。そして桜が声をあげた。
「あんたさー、最近調子のってない?……こういう生意気なブスには、ちょーっとお仕置きしないとねー」
そうして桜と澄恋は掃除用具で梨奈を叩いたり、トイレの水をバケツですくって梨奈にかけたりした。
……本当に都合がいいなぁ。まぁ、私みたいな可愛い女の子は体を汚したくないんでね。こういう体が汚れるような遊びは大して可愛くないこいつらにやらせるのが一番だね。
いつの間にか梨奈の体はあざだらけになっていた。桜達が何度も叩いたからだろう。
「仕上げにトイレの水に顔をつけてお辞儀して。『私みたいなブスが調子にのってすみませんでした』って敬意をこめて」
そうして桜と澄恋は二人がかりで梨奈を押さえつけ、無理矢理梨奈の顔をトイレの便器に突っ込ませた。
「………あの、なんで私を虐めるんですか?私、茉莉さんに何かしましたか?」
珍しく梨奈は淡々と話した。その言葉で私は堪忍袋の緒が切れた。
何?「虐めるんですか?」って。遊んであげているのに。
「……は?あんたがブスで気が弱いからに決まってんだろ?ていうか何勘違いしてんの?私は虐めているんじゃなくめあんたの心を鍛えているだけ。っていうかブスの癖に気安く下の名前で呼ばないでくれる?あと、わざわざ梨奈の相手をしてやったんだから、あんたがトイレを片付けておいてよね」
そうして私達はトイレを出ていった。
私は梨奈が戻ってきたことを確認したら、椅子から立ち上がった。そして私は口を開いた。
「皆さーん!梨奈のあだ名を考えたので聞いてくださーい!梨奈はブスで何の取り柄もない、心までブスな子なので『ブス子』というあだ名を作りましたー!なので『佐崎梨奈』という女の子はいなくなり、代わりに『佐崎ブス子』という女の子がやってきましたー!」
辺りを見回すと、少し戸惑っているような人や、私に目をつけられたくないから一緒になって遊んでいる人、近くの人と何か話している人など、様々な人がいた。
まぁいいや。私は言葉を続ける。
「なので、今日からこの子を『ブス子』と呼ばなかった人がいたら、次の日からその呼ばなかった人と遊ぼうと思いまーす!」
私はかなり大きな声で、満面の笑顔で言い切った。弱いクラスメイト達は、私に遊ばれるのが嫌なのか、全員揃って首を縦に振った。
私は梨奈の方を振り返り、梨奈にしか聞こえないぐらいの大きさの声で話した。
「よかったね、あだ名をつけられて。これで少しは友達できるかもね」
と、口ではそう言った。だがしかし、こんなブスで地味で話すのが遅くて頭もそこまでよくない梨奈が、友達なんて出来るわけないと思っている。
人間こわwwww
41:みぃ◆VZbV1gU:2020/06/23(火) 17:51 それから、クラスの皆は梨奈に何か用があるときは梨奈のことを「ブス子」と呼ぶようになった。しかし、元々皆あまり梨奈と話さないので、あまり皆が「ブス子」と読んでいる姿は見かけなかった。
だがしかし、私と桜と澄恋は色々な理由をつけて「ブス子」と呼ぶ機会を作っていった。
……あ、梨奈が扉のところにいる。これは「ブス子」と呼ぶチャンスだ。
私達は扉へ向かった。そして私はわざと梨奈を思い切り蹴った。
「おい、そこ邪魔なんだよ!早くどけよ、ブス子!」
梨奈は何も言わずに悲しそうな顔で扉から離れて言った。
まぁ、扉の向こうに行く気は一切ないんだけどね。ただ単に「ブス子」と言いたかっただけ。「ブス子」という言葉をたくさん使って、梨奈なんて絶望のどん底に落ちてしまえばいい。そして自分に自身をなくしてもっとブスになればいい。
「誰か、この宿題のチェックを昼休みまでにしてくれませんか?」
先生が、今日提出の宿題を誰が出したか確認しろと言った。私はすかさず手を上げる。
「先生!私やります!」
「里中さん、いつもありがとうございます。いつも里中さんに任せてしまって」
「いえいえ、お役に立てて嬉しいです!」
先生は申し訳なさそうな笑顔で教室を出てった。
……ばーか。本当にお前のことを手伝う訳ないだろ、この馬鹿教師が。
私は梨奈の方をくるりと回り、プリントとくらすの名簿を梨奈の机にドサっと置いた。
「昼休みまでにやっといてね」
「は……………はい……………」
先生から信頼されたほうが色々と有利だろうが、こういうのをやるのは面倒くさいからやりたくないんでね。こういう地味な仕事は梨奈みたいなクラスの脇役にやらせればいいんだよ。
どっちにしろ私が先生に渡すから得するのは私だしね……
梨奈は一人で黙々とプリントのチェックをしていた。
「ねぇブス子ー、はかどってるー?」
「え、あ、はい…………」
話している暇があるならとっとと手を動かせよ。早くしないと昼休み過ぎちゃうでしょ?
手を止めて口を開いてる梨奈に対して怒りの気持ちが沸いてきた。なので私はそのお仕置きに梨奈の机をひっくり返し、プリントをあちこちに散らばらせた。
「あっ、ごっめーん!手が滑っちゃったー」
すると近くにいた桜と澄恋も一緒になって笑った。
「クスッ、ブス子大丈夫ー?」
「プッ、茉莉怖ーい」
それに続くように、私は口を開いた。
「まぁ、ブス子が手を動かしてないのが悪いんだよ!早くプリント拾っておいてね。じゃないと昼休み過ぎちゃうから」
ふー、すっきりした。やっぱりこいつと遊んでいると心が満たされるなー。
「さ、里中さん……………終わりましたよ」
「は?遅かったじゃん。どうやったらこんなに遅くなるの?馬鹿じゃない?」
私は梨奈の髪をぐいっと引っ張った。梨奈は少し痛そうな顔をしたが、私は全く気にしない。
「まぁいいや。今度からはちゃんと早く終わらせてよね」
私はプリントを職員室へ届けるために、プリントを持って職員室へ向かった。
「先生!終わりましたよ」
私はにこやかな表情で先生に渡した。すると、先生がぱっと顔を明るくした。
「いつもありがとうございます。里中さんにばかりやらせて申し訳ないです」
「いえいえ!また困っていたら言ってください。失礼しました」
そうして私は教室へ向かった。
……ばーか。誰が本当にこんな馬鹿教師を助けると思ってるんだよ。いっつも私にやることが沢山あるからって雑用を押し付けやがってよ。自分のことは自分でやれよ、糞教師が。
「ねぇブス子、今日は私の仕事を手伝ってくれてありがとー」
私は教室へ戻り、にっこりと梨奈に話しかけた。梨奈は思わずびっくりとする。
「でね、そのお礼にさ、またあんたに告白させようと思ってるんだよねー。次に告白させようと思うのは既に彼女のいる、3組の佐藤にしようと思ってるんだー」
「あの……その………」
相変わらず梨奈は応えるのが遅い。なので私はまた梨奈の返事を聞かずに口を開く。
「はい、また応えられなかったから決まり!場所は、放課後の教室で。放課後に3階の多目的室で待っていてね。台詞の紙はまたあとで渡すからー!」
そう言って私は桜と澄恋の所へ行った。告白の時の台詞はいつも大体桜と澄恋に書かせている。桜の文章力と、澄恋の妄想力なら、きっと痛い告白の内容が生まれると思うからだ。
「桜、澄恋ー、また告白の台詞書いて。相手は既に彼女のいる佐藤で、告白の場所は放課後の多目的室だから。それに添った痛々しい告白の内容を書いて」
「うん、分かった!楽しみにしててね」
「じゃあブス子、頑張って。彼氏できるといいねー」
私は桜と澄恋に書かせた台詞を梨奈に渡した。
私はわざと嫌味らしい笑みを浮かべ、ヘラヘラと笑いながら紙を渡した。
しばらく私達は教卓にしゃがんで梨奈の様子を伺っていた。すると、佐藤が多目的室へやってきた。私はラインの録音ボタンを押した。
「あのさ、佐藤って彼女いるんだよね?なんであんなブスで何の取り柄もない子を選んだの?私のほうが可愛くて賢くて性格もいいんだよ?だからあんな彼女とは別れて、私と付き合おうよ」
桜と澄恋は、二人に気づかれないようにスマホで写真を撮った。
なんて素晴らしい光景なのだろう。
しばらくして佐藤が口を開いた。
「なんで俺の彼女をそんなに悪く言うの?お前は俺の彼女のことが嫌いなのかもしれない。でも俺にとってあんないい彼女は他にいないんだ。頼むから俺の彼女の悪口を俺の前で言わないでくれ。………あのさ、何の取り柄もないのは、お前のほうじゃないの?」
佐藤がいなくなり、私は録音ボタンを離した。そして私達は梨奈の所に行った。
「クスッ、また彼氏できなかったねー!」
「え、あ……………はい」
「大丈夫!次はもっとレベルの低い人を選んであげるからー!次こそ出来るといいね!」
私達は梨奈の肩を嫌味ったらしくポンポンと叩いた。
「皆ー、おっはよー!!」
「お、おはよう……」
皆の弱々しい挨拶が返ってきた。
「皆さーん、昨日のボイスメッセージは見ましたかー?昨日ブス子はー、既に彼女のいる佐藤に告白しましたー!」
すると、クラスからクスクスと笑い声が聞こえてきた。
「うわっ、そんな顔して彼女持ちの男に手を出すとか」
「どんだけ自分のこと勘違いしてんだよ」
あー、いい光景。弱いクラスメイトを見ているのはやはり飽きないなぁ。皆が梨奈を笑う度に人間の愚かさを感じる。
私は梨奈の机に近づき、梨奈の匂い付きの消しゴムを盗った。
「なーにブスの癖に調子こいてんの?ブース」
私は消しゴムを地面に落とし、踏みつけた。すると梨奈がばっと立ち上がった。
「や、やめてください……!この消しゴムは気に入っていて、そうやって踏んづけられると匂いが消えてしまいます……!」
梨奈がこんなに自分の言いたい事を言うところなんて初めて見た。
……ああ、いい気味。梨奈が本当に嫌がっていることをして梨奈のメンタルを鍛えてあげている私……なんて優しいのだろう。
もう匂いが消えたかな?と思い、私は消しゴムの匂いを嗅ぐ。
よっしゃ!匂いが消えてる。私の勝ちだ!
「ざんねーん!消しゴムの匂いは消えましたー」
「…………!?」
その瞬間、梨奈が涙を流した。梨奈の涙を見たのは初めてだ。
「あんた何泣いてんのー?ブスがもっとブスになってて笑えるー!」
私はお酒を飲んだおじさんぐらいのテンションで、大笑いをした。
たかが消しゴムでしょ?しかも匂いは消えたけど使えるし。バカバカしい。
「っ……………!」
梨奈は無言でどこかへ行った。
「あーあ、消しゴムごときで何泣いてんだか。アホらしい。メンタル弱すぎ」
私はため息を吐きながら梨奈が教室を出ていった方向を眺めていた。
その後、梨奈はどこかへ行ったきり帰ってこなかった。
アホらしい。たかが消しゴムでどこかに出ていきやがってよ……なんなの?アイツ。
私はイライラし、爪を強く噛む。親指の爪を凄い強く噛んだので、凄い痛いが気にしない。今は爪ではなく梨奈のことのほうが大事だ。
その時、誰かがポンポンと肩を叩いてきた。
「里中さん……隣のクラスのブス子と小学生が同じだった人が言ってたんだけど……」
クラスの女子が話しかけてきた。
「ブス子は、昔からお爺ちゃん子だったみたいなの。ブス子のお爺さんが消しゴムはんこを作る人でね、ブス子にも消しゴムはんこを結構プレゼントしていてさ、中でも気に入っていたのがさっき里中さんが踏んづけていた匂い付きの消しゴムはんこなんだって。そこにはお爺さんがブス子に書いたメッセージもあって……でもその消しゴムはんこをブス子にあげてすぐにお爺さんは死んじゃったみたいでさ……だからブス子はお爺さんの形見として大事に持っていたんだって」
なるほど、どうりでもう一つ消しゴムを持ってたわけだ。
「だから結構今回のは酷いんじゃない?」と、女子は付け加えた。
ハッ、それがなんだっていうんだよ。アイツの事情なんて私は知らないし。ていうかよく梨奈を「ブス子」って呼んでるお前が言えるな。
お前も同罪だろ?
私は女子の髪をぐいっと引っ張った。
「は?お前も見ていたんだから同罪だろ?ていうか『ブス子』って呼んでるあんたがよく言えるね」
「きゃあっ!」
そして私は女子をドンと付き倒した。そして私は女子の胸ぐらを掴んだ。
「今度私に逆らったら……次はお前を虐めるからな?この弱物が!」
「は、はい……」
そうして女子はびっくりした顔で走って逃げていった。
全く、弱い奴が。ちょっと髪を引っ張って脅した程度で逃げやがって……どいつもこいつも弱すぎる。ちっとも相手にならない。
まぁいいや。弱い奴らは皆私の下僕。一番強くて美人な私が一番上の立場にいるのは当たり前。この世は弱肉強食なんでしょ?
弱いクラスメイトはすぐに勝てるが、私の心を満たすのにはとても丁度いい道具だ。
全てが私を中心にして回っている……ああ、なんて素敵な世界なのだろう
私は帰りに梨奈の家に行った。梨奈を明日学校に行かせるためだ。このまま梨奈が不登校なんかになったら、次のターゲットを選ぶのに一苦労だ。散々皆で遊んだので、次のターゲットはいないに等しい。
えっと……梨奈の家はこのアパートの203号室だよね。
私は「佐崎」と書いてある表札の隣にあるインターホンをならした。しばらくして梨奈が出てきた。
「さ、里中……さん……」
梨奈は私の顔を見て少しびっくりとした。
「ほら、学校来なかったんだから一緒に太陽の光浴びよう!」
私は梨奈を外に出させてから、梨奈を階段から転げ落とさせた。
「う………………痛………………」
梨奈は地面に横たわった。私は階段を降り、梨奈のことをお構いなしに言葉を発した。
「あのさ、なんで今日消しゴムごときで休んだわけ?退屈だったんだけど」