SS リサーチャー

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1:匿名:2023/11/18(土) 02:06

暑い真夏の真昼間の出来事……
宅配屋から馬鹿でかい荷物が届いた。
しかもそのでかさときたら、まるで棺桶。
業者さんと二人がかりで俺の部屋まで運んだのだが……
いやはや、重いのなんのって。
一体何が入ってるんだ……
業者さんにお礼にとお茶お勧めて見送った後、早速この「棺桶」
をあける。
が、そこには……
一人の女性が全裸で入っていた。
まっまさか……
俺は悲鳴を上げることも出来ずに腰を抜かしてしまった。

(リサーチャー) 


「死体?」
俺の思考は今目の前の「死体」でパニックになっていた。
あわててその「棺桶」に書いてある、住所に連絡を取る。
最近は電話も進化して、一家に一台テレビ電話が普及している。
うちもこれに買い替えて20年近く経っっている。
俺はあわてて「棺桶」に貼り付けてある「送り主の住所の書いてあるラベル」
を剥ぎ取り電話のモニターにぺたりと貼り付ける。
わざわざ電話番号を入力する必要もなく当然受話器も存在しない。
紙をモニターからはずすと読み込み成功と、通信中のメッセージが表示された。
そしてモニターに出てきたのは幼い女の子であった。
俺は保護者に代わる様に言ったのだが、どうやらこの子は訳ありのようだった。
「ご用件は何でしょうか?」
幼い女の子とは思えない口調それも無表情でモニター越しから問いかける。
俺は例の「棺桶」のことを聞き出そうとパニックしている頭から、言葉を選んで質問していく。


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