暗殺教室〜デスゲーム2〜 《ドロケイ》

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1:ミカエル:2015/12/31(木) 16:07 ID:W/Y

シリーズものです

前回は、暗殺教室〜人狼ゲーム〜でした

今回は、ただバトルするだけみたいな感じなので、推理とかはないです

では、年明けから始めます

よろしくお願いします

105:ミカエル:2016/02/29(月) 20:05 ID:W/Y

現在の生き残り


警察チーム

赤羽、神崎、倉橋、木村、前原、片岡、

寺坂、村松、吉田


計9名



泥棒チーム

磯貝、岡野、速水



計3名

106:ミカエル:2016/03/01(火) 06:25 ID:W/Y

倉橋side

倉橋「おぉ〜カルマくんたち瞬殺したね〜」

木村「あぁ、さすがだな」

やっぱすご〜い

寺りん達は少し手こずったみたいだけど

木村「おい……見ろよ倉橋」

倉橋「なになに?」


あ、誰かいるね。あれは……


倉橋「……!!」

木村「あぁ、」


倉橋「いいな…私も、あそこに混ざりたい」

木村「俺もだよ」


これは、目を離せないよね……


木村「どっちが勝っても……誰も文句は
言わないな」

倉橋「うん……」


前原くんとメグちゃん

磯貝くんとひなたちゃん




どっちが……勝つんだろう

107:ミカエル:2016/03/02(水) 17:42 ID:W/Y

前原side


そんなに驚くなよ

ちゃんと予告しといたろ

岡野「本当に…殺る気なの?」

片岡「当たり前だよ。だからここまで生き残ってきたの」

前原「お前らと戦いたいから」



磯貝「岡野…」

岡野「磯貝くん」

磯貝「殺ろう……」


ようやく覚悟が決まったか……


前原「どっちが勝っても…恨みっこなしな」


岡野「ごめん……私……殺る……」

片岡「楽しみにしてるからね。ひなた。

例え……私たちの方が成績が悪くたって……
結局は実戦で力を出せるかどうかが重要
なんだから……」

磯貝「……」

岡野「……」

ったく。全然乗り気じゃねーな

そんなんじゃ楽しめねーだろ

前原「おーいお前ら。大丈夫か?

その状況じゃ、俺らに瞬殺されて終わりだぞ?」

ずっとうつむきやがって……


磯貝「あぁ……」

岡野「……!」

磯貝「ごめんな……」



磯貝が顔を上げる……


その顔は……その目は……


暗殺者の目だった…………


いつもと雰囲気が違うのは、明らかにわかる


前原「くっそ……」

一瞬びびっちゃったじゃねーか……


岡野「……」


片岡「それじゃあ……手加減はナシで……」


岡野「うん……!」


始まる……

108:杏◆RLI:2016/03/02(水) 17:56 ID:tEw

どちらも負けてほしくない!!

109:ミカエル:2016/03/02(水) 18:07 ID:W/Y

磯貝side


磯貝・岡野「!!!」



キィィィィィンンンンンン!!


いきなりか……!!



前原と片岡が攻撃してきた

なんとかナイフで防いだ


前原(ニヤッ)


……!

俺を見て笑った……!!

その目で……訴えてきた





前原『お前の相手は……俺だって……』って


磯貝「……」

ああ……受けて立つよ……


磯貝「岡野……」

岡野「……ん」

磯貝「わかってるよな」

岡野「もちろん」


俺は、岡野に手をグーにして突きつける

磯貝「……」

岡野「……」


岡野も同じように出して……

ポン……

ぐーパンチをした


磯貝「スー……ハァーー……」


大きく深呼吸をする


集中しろ……


前原「そうこなくっちゃな」

前原が攻めてくる

110:ミカエル:2016/03/03(木) 07:13 ID:W/Y

磯貝side

シュッシュッ

ナイフを当て合う

磯貝「ひとつ聞いていいか?前原」

キィィィィィンンンンンン!!

ナイスとナイフが当たり

磯貝「お前ら…なんでそんな戦法なんだ」

当たったまま話し続ける

前原「俺たちは……負けたくないんだよ
この勝負に……死にたくないんだよ」

磯貝「けど…」

前原「俺らは……知っちゃったんだよ」



そう言って、後ろに大きく飛ぶ前原

そのまま空中で回転して

片岡とハイタッチをした

キィィィィィンンンンンン!!


磯貝「片岡……!」

片岡「私達もね……最初は驚いたよ
奥田さんが狭間さんを殺したのを見たときは
けどそれと同時に、

なんて面白いんだろう!!って……」

磯貝「……なっ!」

片岡「私達は、ゲームマスターの気持ちがわかるの。」

磯貝「な……んで……」

片岡「ゲームマスターは、楽しんでるの
私達が仲間を殺しあうのを見て……

私達も同じ……

今まで教わったことをフルに生かして
あなた達を殺したい……そう思った」

磯貝「……」

片岡「それで……いざ殺してみるとね」



岡野「きゃあ!」

磯貝「岡野!」

どさっ
岡野が飛ばされてきた

磯貝「大丈夫か?」

岡野「うん。この体育着だしね」





片岡「殺してみるとね……」

その先には、片岡と前原がいた

前原「最高に楽しいんだよ」


風が吹いている

2人の目は…俺たちが決して見たことのない
純粋に……楽しんでいる
純粋に……殺したいと思っている

そう見えた

岡野「狂ってる……!」


片岡「たしかに狂ってる。
けど…あなた達も感じてない?」

岡野「友達を殺すことがそんなに楽しいの?
ねぇ……メグ……目を覚ましてよ」

片岡「楽しいからこうしてるの」


シャキ

片岡がもう一本のナイフを取り出す

磯貝「岡野!避けろ!」

片岡「フフッ」

片岡が攻めてくる

シュッ


俺と岡野はなんとか避け切った


岡野「危なかっ……た」

ボンっ!!!!!




磯貝「こ、これは!」

岡野「煙幕!?」

何も見えない……!

くっそ……どこだ!



磯貝「………!岡野!後ろ!」

岡野「……!!」


シュッ!


岡野「……っ!」

磯貝「大丈夫か!?」

岡野「かすっただけ。大丈夫」


くっそ……こうなったら銃で……

霧が晴れていく
周りにはビルたちがある

磯貝「いつの間に……地上に」


……いた!




パン!!!


岡野「えっ……!」

磯貝「矢田!!!」


ビルの窓から、矢田の遺体が放り出された
それを俺は片岡と勘違いした


岡野「……後ろ!!」

磯貝「……なっ!」


キィィィィィンンンンンン!!!

111:杏◆RLI:2016/03/03(木) 16:40 ID:tEw

どうなっちゃうの??

112:ミカエル:2016/03/08(火) 19:30 ID:W/Y

すいません

すごい今更なのですが、

岡野さんって、磯貝くんの事
「磯貝くん」って呼んでますか?
それとも「磯貝」でしょうか

誰かコメントお願いします

113:さな◆gw YELLOW DANCER:2016/03/08(火) 21:32 ID:LTg

おそらくそうだと思います。そのような描写が思い浮かばないので、正確には分かりませんが…

114:ミカエル:2016/03/08(火) 22:06 ID:W/Y

やっぱり「磯貝」でしたか……

すいません。私も描写が思い浮かばなくて、

次からはきおつけます

さなさん、ありがとうございます

115:ミカエル:2016/03/09(水) 22:22 ID:W/Y

すいません。

次から「磯貝」と呼ぶようにします
いきなりすいません

他にも違和感などがあれば、コメント下さい

よろしくお願いします

116:ハッピー:2016/03/11(金) 22:03 ID:Qg6

はじめましてハッピーです。
とっても面白いです。次が楽しみです‼

117:ミカエル:2016/03/12(土) 13:34 ID:W/Y

岡野side


岡野「うわっ…!!」

磯貝「岡野!!」


私は後ろに飛ばされた


前原「やっぱり女子は力がねーな」

片岡「それ、私に失礼じゃない?」


磯貝「……大丈夫か?」

私に駆け寄ってきた

岡野「う…ん。……!痛っ!」

突如襲ってきた痛みに、私は左腕を抑えた

磯貝「岡野……血が……」

岡野「大丈夫……かすっただけ」


前原「おーい。大丈夫か?」

岡野「うるさい。大丈夫に決まってんでしょ
こんなかすり傷……痛ッ!」

磯貝「無理に喋るな!」

片岡「休憩しないとダメかな?」


悔しい……意地でも勝ちたい

岡野「んなわけ……」

磯貝「岡野」


……磯貝…?

磯貝「このまま戦っても負ける。

お前は一旦休んで、手当てしてこい
一人でできるよな?」

岡野「それは……できるけど……」


そしたら……磯貝は……

磯貝「俺は……戦ってるから……

お前がしっかり手当てして、戻ってくるまで

俺が時間を稼ぐ」

そんな……

岡野「ムチャだよ!うっ……そんな……

この2人相手に……一人なんて……

リスクが高すぎるよ」

磯貝「大丈夫。約束しよう

お前は傷を治して、必ず戻ってくる

俺はその間……絶対死なない」


岡野「そんな……」


断りたかった……戦いたかった

けど…

なぜか……断れなかった



岡野「うん……わかった……

絶対生きててね!!」


まっすぐ彼を見つめて伝えた

磯貝「もちろん。約束だ」

私は微笑んだ

そして、その場を離れていった

118:ミカエル:2016/03/12(土) 13:49 ID:W/Y

片岡side


ひなたが行った

片岡「本気なの?磯貝くん」

前原「ま、俺らも随分と舐められたもんだな

まだまだって事か」

磯貝「そんなんじゃないよ」

片岡「私たち2人相手に……かなうと思ってるの?」


磯貝「………」

黙っちゃった……


磯貝「まともに戦えるとは……思ってない」

前原「だろーな。しっかし

はっきり言われるとこっちもがっかり……」


磯貝「けど…!



可能性は……0じゃない」



片岡・前原「……!!」



磯貝「だろ」



風が吹いていた


彼は笑った……


怖い……その笑顔が……何より怖い……


前原「ハッ……」

隣にいる彼も笑った……


前原「面白そうじゃん」


この2人……雰囲気が違う……

私も……負けてられない

119:ミカエル:2016/03/12(土) 17:28 ID:W/Y

磯貝side

落ち着け……集中しろ……


そう自分に言い聞かせているものの、

明らかに鼓動が早くなっていってるのがわかる


磯貝「スー……ハーーー」


大丈夫……







相手が前原と片岡なだけ……まだよかった

120:ミカエル:2016/03/12(土) 18:00 ID:W/Y

前原side


岡野はガサツだから、テンパって逆に
手当てが遅くなるはず……

時間稼ぎになるといいけどな……


前原「そんじゃ、いっちょ暴れますか」

片岡「あれ。さっきのは大して暴れてないの?」

前原「まぁな」





キィィィィィンンン!!!!!



前原「っぶね……!」

磯貝「無駄話するからだ」



けど…戸惑ったのは俺一人……


つまり……


片岡「っ!!」

キィィィィィンンン!!!!!


片岡が後ろから襲ってきた


けど…それを磯貝は左手で防ぐ


こいつ……2つのナイフを止めている


だいぶ腕震えてるけど……


俺は素早くもう一本のナイフを


パァァァァァァン!!



前原「なっ……」

片岡「嘘……」


一瞬だった……

その瞬間だけスローモーションに見えた



俺と片岡の血が散った



前原「くっ……そ!」

片岡「……!」


俺と片岡は、後退するしかなかった


前原「チッ」

片岡「かすり傷か」


あの一瞬の出来事……


俺がナイフを取り出した……

そして、刺すよりも早く……あいつは……


2本のナイフで俺と片岡をさばいた


なんとかかすり傷程度で済んだけど……


片岡は二の腕か……大丈夫そうだな


間はあるが……俺と片岡に挟まれてる

あいつは……


もう笑っていなかった


上目遣いに俺たちを睨んできたその目は…


目だけで……俺たちを震わせた



前原「こりゃあ、ちょいとてこづるかもな」

片岡「問題ないよ」



そいつから出てくる半端ない殺気……


これが……こいつの力……

121:ミカエル:2016/03/12(土) 18:08 ID:W/Y

片岡side

すごい……磯貝くん……

寒気がする……

体が勝手に震えてる……!


片岡「フフッ」


そう……これだよ……

私が感じたかったのは……この感じ……!!




すごい……楽しみ……!!

122:ミカエル:2016/03/13(日) 19:34 ID:W/Y

前原side

磯貝「ほんと……相手がお前らなだけまだよかったよ」

は?


おい待て……こいつ、笑ってる?

片岡「どういう意味」

磯貝「それは……」


ビュッッッッ!!


前原「なっ…」

気がつけば磯貝は俺の目の前にいた


バンッッッッ!!!!!


前原「うっ……!!」


横腹を蹴られた

なんつー威力だ……!!


そしてあいつは……すぐに片岡の方を向き…

片岡「……!!」


キィィィィィンンン!!!!!

片岡「くっ……」


あぶねー……

よく防いだな……片岡

男子並みに力のある片岡なら……このまま


磯貝「やっぱり……」

片岡「え?」


磯貝「女の子だな。片岡は」

片岡「なっ……!」

磯貝「スキあり……」


バンッッッッ!!!



片岡「かはっ!!」


前原「片岡!」

片岡が腹蹴りを食らった

片岡が磯貝の言葉に顔を赤くしている
スキを狙って


なんてやつだよ……


前原「片岡!すぐ起きろ!」

片岡「うっ……わかってる……!」



シュッシュッシュッ!!


磯貝は2本
俺らは4本

ナイフの差では圧倒的に磯貝が不利


なのに……


シュッシュッ

なんでちっともあたらねぇんだよ!!


その4本の刃を軽やかにかわしていく


お前は……

前原「ハハッ!」

ほんと……尊敬するぜ……

123:ミカエル:2016/03/13(日) 19:50 ID:W/Y

神崎side


岡野さんがいなくなって

磯貝くんが2人の相手をしている

神崎「なんだか……
2人の方が押されてるみたい」

赤羽「うーん……ま、そう見えるよね」

神崎「え?違うの?」

赤羽「確かに磯貝が押してるけど……

逆になんであの2人が手こずるのか」

神崎「……?どういうこと?」

赤羽「つまり……磯貝は見てたんだよ


今までナイフを当てあってきて……


前原と片岡のクセを……そして…弱点を」

神崎「それって……」

赤羽「そう。おそらくそれで力は互角になってるんだよ。

相手にスキを見せずに……さらに

相手の弱点をつく……

その観察眼も……それを実践で出す事も……

殺し屋に必要なスキルじゃない?」


神崎「……」

すごい……磯貝くん……

124:杏◆RLI:2016/03/13(日) 19:59 ID:tEw

磯貝まじで尊敬!!

125:みーか:2016/03/19(土) 01:00 ID:9ZU

あーつまんなかったー

126:ミカエル:2016/03/19(土) 08:55 ID:W/Y

みーかさん

つまらなかったですか?
どういう展開を期待しましたか?

これで完結ではないです

127:夏輝 美井薫☆天才暗殺者☆:2016/03/19(土) 09:05 ID:Jqw

ミカエルごめん…
125私じゃないです…
私と同じ名前の誰かです…

128:ミカエル:2016/03/19(土) 09:09 ID:W/Y

わかりまた!
みーかが2人いるんですね

大丈夫ですよ

129:葉月 美桜(夏輝 美井薫):2016/03/19(土) 09:34 ID:Jqw

ミカエルごめんね。
あ、名前変えたから、そっちでよんでもらっても…みゆといいます。

130:ミカエル:2016/03/19(土) 09:38 ID:W/Y

いえいえ。

よろしくお願いします

131:ミカエル:2016/03/20(日) 12:22 ID:.36

片岡side


全然当たらない……

それにこっちが押されてる!?

手榴弾はもうないし……


こうなったら…まだ一度も試したことないけど……!


スッ


私は後ろに後退した


バッッッ


足からナイフを出して……


シュッ!!


磯貝「……!」

私のナイフを避けた磯貝くんは……

空中で……



キィィィィィンンン!!


前原君に殺られるだろう……


磯貝「くっ……!」


ひなたがよく使うこの技……

ひなたみたいにできないけど

敵を動揺させることはできる……

磯貝くんの体勢が崩れた

そして、その隙に一気に攻撃を……!!


前原・片岡(もらった!!)
































え……



















ボンッッッッ!!!


















片岡「なっ……!」



そうか……そっちには……奥田さんが!!


前原「片岡!逃げろ!爆発するぞ!」


キィィィィィ
















バンッッッッ!!!!!













くっ……


爆風が……!!




片岡「なっ……!」


目の前には……磯貝くんがいた……



やばい……!

132:杏◆RLI:2016/03/20(日) 16:01 ID:9gI

どうなるの!?

133:ハッピー:2016/03/25(金) 15:15 ID:Qg6

続き楽しみ!

134:ミカエル:2016/03/25(金) 22:44 ID:W/Y

前原side


くそ!!なんも見えねー!

片岡「うっ……!!」


前原「なっ……片岡!!大丈夫か!」

片岡の声……

磯貝に殺られたか……!?


くっ……!どこだ!

片岡「前原君!逃げて!!」

前原「え……」







パン!!!





前原「くっ……!」


右足を撃たれた!

やば……!



日が落ちてきた……




ドン!!!


前原「うぐっ!!」



正面から腹けられたら……痛いだろうな




片岡「前原君!!」

前原「片岡……!殺れ!」


キィィィィィンンン!!!


片岡「くっ…」


めっちゃいいところ蹴られたな……

ちょーいてぇ……

135:ミカエル:2016/03/25(金) 22:54 ID:W/Y

片岡side

強い!!


必殺技……使うしかないのかな……


こんな場面で使うことになるとわね

ホント……感謝しなくちゃ


ありがとうございました

ビッチ先生……





私は……ゆっくり顔を上げて……



片岡(ニコッ)


笑った……

磯貝「……!!」


相手がナイフで攻めてきたら……


それを軽やかにかわして……


磯貝「なっ……」


そのまま……


抱きつくだけ……


磯貝「!!」


あはは
磯貝くんの表情が変わってく……


そして……そのまま……



2本目の刃を……

















バンッッッッ!!!








片岡「なっ……!」







嘘……このタイミングで……!?





片岡「ひなた!!」




岡野「磯貝!遅れてごめん!!」


私と磯貝くんの間に蹴りを入れてきた……



磯貝「いやいや。思ってたより早かったよ」

岡野「本当にありがと!こっからは私が頑張るから」

磯貝「にしても、ベストタイミングだな」

岡野「本当にね」



くっ……あと少しだったのに



前原「惜しかったな。片岡」

片岡「前原君……大丈夫なの?」


前原「あぁ。大分良くなったわ」

片岡「そう……」

日の位置が低くなってきた……




前原「さーー!こっからが本番だ」


岡野「わかってる」


片岡「決着を……つけよう」


磯貝「当然……」




血の気を引くような激戦が始まるのは……


ここからだった

136:ミカエル:2016/03/25(金) 23:30 ID:W/Y

岡野side


本当は……もっと前から戻れてた……

けど…

磯貝くんが……強すぎて……


1人でも……あの2人に勝てるんじゃないかって……


けど…後悔したくないから……


殺るね……

137:ミカエル:2016/03/25(金) 23:34 ID:W/Y

磯貝side


岡野「磯貝」ボソッ

磯貝「なんだ?」

岡野「私……最初メグと戦いたい……

伝えたいことがあるから……」

磯貝「わかった……」

岡野「ありがと」



日が沈む前に決着をつけたい……


バッ!!


キィィィィィンンン!!




岡野と別れた……

予想通り……俺についてきたのは前原……

138:ハッピー:2016/04/04(月) 10:40 ID:Qg6

更新がんばってください!

139:橘 舞花☆赤髪の殺し屋◆Us:2016/04/04(月) 11:37 ID:p/I

私からも同じく更新頑張ってくださいね
続き楽しみにしてます!

140:ミカエル:2016/04/05(火) 10:30 ID:W/Y

ミカエルです

申し訳ございません
春休み中、家族旅行に行っておりました

これからはジャンジャン投稿します

141:ミカエル:2016/04/09(土) 17:49 ID:W/Y

岡野side


夕日がきらめく……


磯貝と前原はもう戦っていた



片岡「ありがとうね。ひなた」

メグは笑っていた

岡野「なにが?」

片岡「私と仲良くしてくれて……」

岡野「今さら何言ってんの?」

片岡「特に深い意味はないけどね……」


そう言って、静かにナイフを取り出すメグ


片岡「今なら……殺れる気がする」


なんでだろう……メグが怖い……

その絶対的自信と、純粋な殺意が……



岡野「私も……頑張るから……」


私も純粋に…勝ちたいと思ってる……





負けない……!!

142:ミカエル:2016/04/09(土) 18:01 ID:W/Y

木村side


キィィィィィンンン!!


バシッ!!

シュッシュッシュッ!



激しい攻撃が繰り返される


俺と倉橋は……2人の戦いを見物していた


倉橋「凄いね〜2人とも。さすがだよ」

木村「あぁ、近接戦で強い2人だからな」


こんな話をしてる間も、2人の戦いは続く


倉橋「でもね……私……知ってるんだ。」

木村「なにが?」


倉橋「メグちゃんが………本当は………


ううん……何でもない」


木村「そう……か?」


倉橋「あれ?見てきむちゃん」

木村「え?」


そう言って倉橋が指差したのは

学校の裏山に向かう片岡と……
それを追いかける岡野の姿だった


木村「片岡……何する気なんだ?」

倉橋「さぁ?」

143:ミカエル:2016/04/09(土) 18:23 ID:W/Y

岡野side

メグ……なんで……裏山なんかに……



ザッ


そう思いながら…裏山の中へと入っていく


メグの姿が……見えにくい……




バッ!




え?ここは………








………プール?




メグ!見失った!


夕日の光に反射してキラキラ光る水面……


プールサイドで気配を察知する

どこ……どこに行ったの……!?



風がそよめき……木々がゆれる音がする



























ドンっ!!!






岡野「ぐっ……!」




思い切り背中を蹴られた………




嘘でしょ……そんな……











ドボン!!





私は……プールの中に落とされた


まずい……早く上がらなきゃ……!


バッ!


なっ……メグ!?


メグが私を押さえつけてきた



メグ……溺死を選んだの……?

水中で、潜水でメグに敵うわけない



うっ……息が……


がぼっ……ゴッ……


やばい……死ぬのかな……


ごめん、磯貝……私……
































ダメ……だよ……

144:ミカエル:2016/04/09(土) 18:38 ID:W/Y

片岡side


ふふっ苦しいでしょ?ひなた


苦しみながら……ゆっくり死んで……


そう……だんだん意識が遠のいていって

体も動かなくなるの……



ギュ……


私は、ひなたを抱きしめた……




そろそろ……かな……













ドンッ!!






片岡「ぐっ……がは……」






うそ……




腹を蹴られた……


くっ……





上に上がるしかなかった……




ザバッッ!!!



スタっ

くっ……


プールサイドに上がった


何で……そんな力……残ってないはず……



ザバッ!


ひなたは、反対のプールサイドに上がった




岡野「はー……はー……かはっ」

ひなた、凄い息が上がってる


片岡「あらあら、大丈夫ひなた」


蹴る力が残っていたことに驚いたことは
顔に出さない


岡野「はー……はー……」




やっぱりすごいな……ひなたは

145:ミカエル:2016/04/09(土) 19:25 ID:W/Y

岡野side

片岡「なんで……ひなたはいつも」

岡野「……え?」

片岡「今までだってそうよ……

私だって頑張ってるのに、先を行くのは
いつもひなた……」

メグ……?

片岡「ナイフだって……」
岡野「そんなこと……ないよ。

メグだってしっかりしてるし、私より
かっこいいし」

片岡「そう……みんなそう言うの。
かっこいいって……しっかりしてるって。

けど、私が欲しいもの……全部ひなたが
持ってる。」

岡野「そんな……私だってメグの欲しいなって思うところあるよ」

片岡「じゃあそれを言ってみてよ」

岡野「優しいし、背高いししっかりしてるしモテるし優しいし……」

片岡「そんなの全然嬉しくないよ……
優しいなんて、他にいいところがない人に言う言葉じゃない。」

岡野「……ごめん」

片岡「ひなたはナイフ術も1位だしね。

それに、明るいし素直だし……
本当に……名前の通り太陽みたい」


岡野「メグ……?」

片岡「そんなひなたのこと……


わたしずっと…………






ずっとウザかったのよ!!!!」


……メ…グ…



泣いてる……そんな……思いだったの?
私にも涙が溢れてきて……

岡野「ごめ…ん。私、知らなかった……」

メグがそんなに辛かったなんて……
その場に座り込んでしまった

片岡「申し訳ないと思ってるの……?」

岡野「思ってる……思ってるよ……」


2人とも泣いていた


片岡「なら……死んで!!!」



メグが向かってくる……
その目は……もういつものメグの目じゃない

私は動けなかった


ごめんメグ……本当に……








磯貝「情に流されるな!岡野!」


キィィィィィンンン!!!

岡野「磯貝……!」

磯貝「騙されるな!目を覚ませ!」


何言ってんの……?

メグは……泣いてるんだよ……見えないの?






片岡「はーあ。さすが磯貝くんだね。
簡単には騙せないや」


岡野「え?」





そこには、涙なんてかけらも見えない
メグがいた



岡野「メグ……?なんで…さっきは」

片岡「ごめんね、ひなた。あなたは素直だから、騙せると思ってたけど……

こんな簡単に行くなんて思ってなかった」



磯貝「……」

片岡「演技させてもらったよ」




岡野「う……そ…」

力が……抜けて……




前原「背中がガラ空きだぜ!!」

ハッ!前原……後ろに!


キィィィィィンンン!!


岡野「ごめん!磯貝」
磯貝「大丈夫だよ」


バッ


プールを挟んで、反対のプールサイドに
いる私達……


磯貝「立てるか……岡野」
岡野「うん。ありがと」


磯貝に手を借りて立ち上がる

前原「そーそー。それだよそれ」


……前原?


前原「俺も片岡と同じ気持ちだよ。

頑張ってても……お前は常に俺の先を行く
俺は……常にお前の2番目だった」


磯貝「……」
岡野「前原……」


片岡「だから……」


前原「これは……

俺らがお前らを超えるチャンスなんだよ!」


そっか……

146:ミカエル:2016/04/09(土) 19:29 ID:W/Y

神崎side


レベルが高い……

日没まで時間もない……

赤羽「夜になって戦われちゃ、作戦が狂う」


神崎「けど……」

赤羽「長続きするかもねー。けど、

この戦いの間に、誰も殺ろうとはしないでしょ〜」


神崎「うん……そうだね」

147:橘 舞花☆赤髪の殺し屋◆Us:2016/04/09(土) 20:30 ID:p/I

来ました!小説の続きが!
これからもバンバン小説更新していって下さい!応援してます!

148:魔女 ゆかにゃん:2016/04/13(水) 15:57 ID:k/k

続きが気になります!

149:ハッピー:2016/04/17(日) 20:39 ID:22k

どうなるの〜気になる

150:美咲 hk:2016/05/01(日) 12:48 ID:UmY

面白いです
投稿頑張ってください

151:葵:2016/12/09(金) 11:59 ID:lHs

おおおお!
とても、面白い!
頑張ってください!
私の大好きな神崎ちゃんの出番も多くて……!

152:匿名さん:2017/08/01(火) 22:22 ID:F66

私は、磯貝くんたちに勝ってほしいです‼
そして、これからも頑張ってください‼

153:匿名さん:2017/08/01(火) 22:23 ID:F66

私は、磯貝くんたちに勝ってほしいです‼
そして、これからも頑張ってください

154:ミカエル:2023/04/12(水) 00:43 ID:aRU

赤羽side


赤羽「磯貝が思ったより厄介かもなぁ……」

神崎「やっぱり、ナイフも狙撃も優秀なだけあるかもね」

赤羽「いや…それもそうだけど、この状況への理解度が高いんだ」

神崎「…?
どういうこと?」

赤羽「あいつは今、岡野が片岡さんの訴えに騙されかけたでしょ?普通はそうなんだよ。けどあいつはそれを止めた。
クラスメイトを疑うなんて絶対しなそうなやつなのに」

神崎「それって…つまり磯貝くんは……」

赤羽「そう…あいつはもう理解してるんだよ。














信じれる人はいないって」



本来なら岡野みたく、クラスメイトに情が湧くものだ。けど磯貝にはもうそれが無い。

一見あるように見えるし、本人も無自覚だろうけど、もうあいつの心の中の俺らの顔は、黒く塗りつぶされてんだ


赤羽「神崎さん」

神崎「どうしたの?」

赤羽「こりゃあ俺ら、相当気合い入れないとマズイかもなぁ」


友を友と思わなくなった暗殺者が、
1番恐ろしいんだよねえ


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