*Tangled~自由へと向かって~* 二次創作

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧キーワード▼下へ
1:AL ◆6.:2020/12/30(水) 17:12 ID:IqI

「塔の上のラプンツェル」の二次創作スレです。
本編から時間が経ち、ユーラプ結婚しているという
世界観です。


⚠️注意⚠️
・ザ・シリーズ観てないです
・荒らし、勝手に小説を進めること禁止
・マイナスコメントはお止めくださいまし
・いつでも感想待ってます!
・こんな話読みたい〜というリクエストも
お受けします。

2:AL ◆6.:2020/12/30(水) 17:29 ID:IqI

*第1話 私の人生はここから始まる*

ーー愛するユージーンと結婚をし、皆から
祝福され、ラプンツェルは幸せの絶頂にあった。
隣に寄り添うユージーンを見つめて、うふふと
微笑んだ。

「ラプンツェル、どうした?」

ユージーンの瞳がラプンツェルを見つめ返す。

「いいえ。ただ、塔の中で外を見つめて、想像していた
未来が、現実になったんだと思うと嬉しくて……」

「そうだな、俺も同じ気持ちだよ」

自分の感情を普段あまり口に出さないユージーンも
そう言ってラプンツェルに同調した。

「私の人生はここから始まるのよ」

高い高い空を見上げ、ラプンツェルは呟いた。

3:AL ◆6.:2021/01/10(日) 09:49 ID:7BY

*第2話 舞踏会の準備*

ーー早起きのラプンツェルは、この日も
朝日が空に昇ったと同時に起きてしまった。
隣に眠る恋人、ユージーンを愛おしげに見つめると
起こしてしまわないよう、忍び足でベッドから
出ると、そのまま忍び足で、この寝室と繋がっている
ラプンツェルの自室に向かった。
自室のカーテンを勢いよく開け
(隣の寝室にユージーンが寝ている為、音はなるべく
立てないように気を付けたが)、朝の光を部屋に
入れた。

「んん、良い気持ち」

ラプンツェルは思わず呟いた。朝の光を部屋に
入れると、次に、ドレッサーに向かい、前より
ずっと短くすっきりした髪を櫛でとかす。 

4:AL ◆6.:2021/01/10(日) 10:11 ID:7BY

>>3の続き》

朝の支度が全て終わり、自身の趣味で特技でもある
絵画制作に取り組んだ。両親や城の使用人の了承を
得て、搭の中で暮らしていた頃のように、壁いっぱいに
絵を描いているのだ。
あらかた絵を描き終えると、満足気に微笑み
友達のカメレオン、パスカルに話しかけた。

「どう、パスカル?なかなか良い感じだと思わない?」

パスカルはラプンツェルに返答するように
うんうんと頷いた。

「あら、やっぱりパスカルもそう思う?
うふ、そうよね!」

ラプンツェルがはしゃいでいると、パスカルが
寝室の方を指差した。

「?」

一瞬、ラプンツェルは意味が分からなかったが
すぐに理解し、その大きな瞳を輝かせた。
そして、たたたっと寝室に走り出す。

「ユージーン!!」

寝室に向かってラプンツェルは叫んだ。

「ああ、ラプンツェル。おはよう」

ベッドの上からユージーンが優しく微笑んだ。

「もう!ユージーンったら、お寝坊ね!」

ラプンツェルは咎めるようにユージーンを
見ると、そう言った。

「おいおい、よしてくれよ。君が早過ぎるんだ」

「今日くらい早く起きたって良いじゃない!
もうすぐ舞踏会があるんだから!今日はその準備が
あるのよ!」


新着レス 全部 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新