詩を置きます。(8)

スピカ:2024/02/28(水) 20:45 [返信]

【チャルダッシュ】

もう夢をすべて見尽くしたと思うなら

そっと私の肩を抱いてほしい

それであなたが白痴のように喜ぶならば

もう私は土に還ってしまいたい

走れ 走れ
二度と光がささない道を

走れ 走れ
冷たい水に肌を切らせて


もう誰も信じてくれないと思うなら

深く激しく私を責め抜いてほしい

それであなたがもう一度立ち上がれるならば

もう私は泥にまみれて眠りたい

走れ 走れ
素足と夢が触れあえるまで

走れ 走れ
小石の雨に肌をさらして

───
───

愛していても(3)

◆ZM:2024/02/27(火) 23:53 [返信]

人間は醜い

ぶよぶよとした獣の肉

骨の白を汚い肉で包んで

ベチャベチャでまずい肉料理

微妙でカラフルなピンク

君の顔がかわいくても

なにかに秀でていても

芯から不浄な肉

嫌いな人間と同じ形

子鹿みたいに濡れた黒い目

ぐるぐるまわって気持ち悪い

並ぶ白い歯は肉を噛み切るために

つるつると光る口内

流れる血の美しい赤色

汚らわしい肉の塊

旅鼠の厭世詩(350)

レミング◆yc:2024/02/20(火) 14:17 [返信]

貴方だけを見ていてあげる
鍵穴の外側から

孤独な貴方を
惨めな貴方を
大好きな貴方を
亡霊なんかに盗られた貴方を

怨嗟と呪詛が聞こえてくる
鍵穴の向こうから
私はそれを子守唄に
今日も眠りにつこうと思う

貴方は夜な夜な吐き出している
切らなくても擦らなくても
吐き出されるそれは
紛うことなき血の想いだ

飲んであげる
苦くて酸っぱくて
嫌な匂いのするそれを
全部残らず飲みほして
私の喉を焼いてあげる


貴方 私を好きだと言ったのにね
月明かりに夢見てしまったのね
可哀想な人

ねえ
まだ許してあげるから
少しだけ私を見てちょうだいよ
まだそこに戻ってあげるから
みんなみんな忘れてあげるから

ねえ
ねえ……

貴方が死んだら
そうしたらきっと私
貴方のお家に行って
貴方の嫌いな人を
みんな残らず殺してあげる

棺桶に眠る貴方を見て
鼻で笑って
攫ってあげる

空っぽの底に
菊の造花を一輪残して

だからね 今日も見守ってあげる
鍵穴を覗いて
饐えた匂いの箱庭に
たったひとり閉じ込められた貴方を
ずっとずぅっと見ていてあげる

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