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亜留羽「まずいです、これは。このままあの扇動者の思惑に沿うように空気が
傾いたら歯止めがきかなくなる。暴動が起こりますよ。何とかしないと、
……あれ、舞綴先輩?何処に行っ……」(キョロキョロ)
舞綴「異議あぁぁぁああり!そこな市販のドレッシングみたいな名前のちび……おおっと失礼。
女の私よりも小柄な背丈の!コ・ガ・ラ!で ミ ニ マ ム な!!背丈のぉぉ!!白軍服よ!」
↑
(いつの間にかピエトロのド真ん前に陣取って名乗りを上げていた)
亜留羽 「」【゚Д゚】
舞綴「地を這うフレンチドレッシング教だか空飛ぶスパゲッティモンスター教だかはしらん
がそれは押しつけがましい理屈なんじゃぁないのか?あたかも”それ”が当然のものであると言わ
んばかりの厚かましい態度だか、この場で貴様が投げかけているのは貴様の主観から視たもの
に過ぎん(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)ではないか。
貴様にとっての”救い”とやらが民衆にとって同じものであるとどう証明するというのだぁ?」
亜留羽「な、な、な……!!?」(なにやってんですかー!!?)
サン・ピエトロ
「……居るんですよね、何処にでも恐れを知らず、ただ気に食わぬと言う些末な理由で、何も知らずに吠えて来る愚者が……
……小柄…………?」
サン・ピエトロは大衆の中で、臆す事なく自分の前に対峙し、言葉を投げ掛ける舞綴に対して、呆れたように額に右手を当てて言うも、その言葉の中にある『小柄』と言う単語を聞いた瞬間、彼の顔の一部にうっすらとだが血管が浮かび上がる。
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