アルカディオス
「はい、我々が皆さんを悪から守り、救うためにもお話ししておいて下さい。
皆さんの「本体」にも、ね……」
無垢に自分達を信じている忍を見て、自分達が悪から全てを守るためにも自分達の存在と、主について話しておいて欲しいと言う。更に、今ここにいるのが彼女らの「本体」では無い事も見抜いているのか、本体にも伝えておいて欲しいと言う。
アルカディオス
「…………それはどう言う意味でしょうか?」
忍を後ろに隠したひなたを見て、本心の伺えない能面のような笑みをしたまま、『霊体も消せるほどの力』の言葉の裏を薄々感ずいたのか、それがどう言う意味であるのかと問い返す。
ふと、視界の奥では、自然そのものであるため死ぬ事が無い筈の妖精が、ストラスブールによって切り裂かれたまま、何時までも再生しない事から、彼らの底知れない力の片鱗が伺える……
たった9人しかいない謎の信者達。
しかし、彼らが幻想郷を滅ぼす気で暴れ回れば、かつて無い大戦争が起きるであろう、途方もない力を秘めている……
【一応、お助けキャラとして、プレイヤーキャラや、敵キャラの全てを超越した存在として「ヘカーティア」と「八雲紫」を追加しても宜しいでしょうか?】
忍「ほ,本体!!!?拙者は本物じゃないでござるか!?
それじゃあほんとの拙者は…………!
(相手の明らかに全てを見抜いているかのような発言に唖然とし,頭が悪い忍には意味が理解できなかったようでひなたの後ろで軽くパニックになり)」
ひなた「さっきの妖精………普通は死ぬ筈が無いだろう?
それでは何故復活しないか…その答えを答えてあげよう
キミ達は人間では無いほどの強い力を持っている
つまりヒトでは無くとも死を知らずとも,弱きボク等は瞬殺だ
(先程切り裂かれた妖精の方をじっと見ると,やはり復活はしておらずクスリと笑えばもう一度無表情になり,腕を組んで推理をするように上記を言い)」
ひなた「それじゃあ……この世に存在してはいけない存在となったボク…妖精や妖怪とは違う種族。だが一つだけ同じことがある
この体になってからは死を知らないってことさ
皆には言っていなかったがボクは全てを魔界の天使から聞いた
さぁ,面白いことはしたくないか?
(無表情から相手を挑発するような笑顔になると,自分の髪についていたヘアピンを投げ捨て相手を指差しまだ何かを隠しているような笑みを浮かべ)」
【はい!OKですよ!】
「づっ!!?―――おのれこの使い切りドレッシングめ、猪口才なっ!右の剣の方に意識を傾けすぎていたか、
反省した…っ!!切り落とされなかっただけマシと思うか…。てゆうかそれ、剣いらなくないか……?」
着地と同時に傷を負ったことに気づき、思わず痛みに声を上げそうになるも、痛覚の電気信号の動きを能力
で鈍化させることにより脳の知覚する痛みを和らげる。同時に、無事な左足に重心を移動させることでバランス
をとり、辛うじて手を地に付けることはなかった。
「かっこつけ優先するからですよ!!このバカ先輩!バーカ!!すぐ治癒の魔法をかけ―――」
亜留羽は慌てながらも舞綴に、本のページをめくり治癒をかけようとする。舞綴の足の傷周りに赤紫色の魔方陣が
浮かび上がり、構築された治癒の術式が指示通りの処理を開始するが……
「―――って、あれ……!?」
―――――だが、おかしい。傷の治りが進まない。いや違う。余りにも遅すぎる(・・・・・・・・)。
「なんで……!?」
亜留羽は舞綴の負った傷の周りを調べてみる。すると、傷周りに付着する"何か"が治癒の魔術に使われる魔力を散ら
して効力を阻害していることを理解する。これだ。この何かが傷の治癒の促進をジャマしている。
「これは、まさか……このっ……!!」
それを押さえ込むように、人一人の傷の治癒には過ぎるほどの追加魔力を注ぎ込んで無理矢理治癒を促進する。
何とか傷の再生が半ばまで進み始め出血は止めることができた。しかし、
「機動力(あし)が半ば削がれたか。無理に速く移動しようとすれば傷が開いてしまうな。チッ……下がっていろ亜留羽」
亜留羽の体を片手で押しのけて下がらせる。フィンガーグローブをはめた両腕をピーカブーの型で構える。自分はコレなの
にあれだけ派手に吹き飛んだ相手は元気なモノだ。
(なにかカラクリは在るはずだ……。まーさか、無敵とは言わんよなぁ。それはない。ま、とりあえず通用しそうな箇所を総当
たりで殴ってみてからだ…、さっきの差し合いを鑑みるに油断さえ無ければ技量速さではこちらが上。
さっきのようなのはそうそう通さん)
【>>666を見て、治癒の阻害はピエトロも持ってると考えての描写ですがこれで良かったでしょうか?】