( 相手の返答に対し感謝を述べることもなく、そうだろうなと一人で納得しては、写真と共に手を引っ込めようと。そこに華奢な手が伸びてきたものだから、驚きは表に出ないものの、目線は自身の手元から相手へ、先程までぼんやりとしか捉えていなかった少女の姿に焦点を合わせ。薄暗い路地にいる故のものだと思っていた服装は実際に黒く染まっているようで、その姿が記憶の端をつつく。派手な色合いの髪と、幼い容姿。いつだったか、知り合いに聞いた業者の特徴と、目の前の少女のそれは一致していた。ぼんやりとしか覚えていないのは、あまり関心を持たず聞いていたせいだろう。思考を遮るように響いたのは手伝いの申し出。写真の人物がなかなか見つからないのは事実だが、わざわざ手伝ってもらうほどのことでもない。小さく首を振れば、断るにもなにかしらの理由をつけようと宙を見つめ言葉を探して。結局無難な言葉に行き当たったが、彼女はこれで納得してくれるだろうかと返事を待ち。 )
いや、いい。危険だからな
>>9 一ノ瀬
え〜、何でー、!
( いちのせはお友達になりたいだけなのに、探すの手伝ったらこのおっきな人とまだたくさんいれると思ったのに、なんてまた甘ったるい考えが思考を埋める。別に危険なんてとっくのまに無くなってしまった感情だ。それにこの世界じゃそんなの当たり前だよなぁ、なんて思いだし。どうしたらこの人と一緒に行けるかな、うんうん考えるけど思い付かなくて。もう、いっそ普通に言ってしまえ、と恐る恐る口をひらき一ノ瀬なりの真面目で、)
一緒について行っちゃだめ、かな。危険なの、知ってる。だけど、まだあなたといたい。
>>10蛙サン
( / 大変遅くなりました(土下座)短くてすみません、!)